naoです
先週、第71回体力医学会大会への参加のため岩手県盛岡市に行ってきました。
まず新幹線ホームを降りて目についたのが、「2016希望郷いわて国体」の歓迎看板です。
東日本大震災復興の架け橋 第71回国民体育大会が行われています。
盛岡駅のいたるところに、「よくおでんした盛岡さ!」というのぼりが掲げられていました。
既に水泳競技は、終わっていますが、10月1日から11日まで国体が開催され、同時に障害者スポ-ツ大会が10月22日から24日まで開催されます。
多くの方は、陸上競技、サッカ-競技、バレ-競技・・・・という競技種目の開催と理解されていると思います(正式競技)。
実は、そればかりでなくデモンストレ-ションスポ-ツというのが行われます。
今回の岩手では29種目が開催されています。
インディアタ、エアロビクス、オリエンテ-リング、スポ-ツ吹矢、タ-ゲット・バ-ドグルフ、ペタンク、室内雪合戦といったニュ-スポ-ツなどが多くの市町で開催されています。
私は、今回興味を持ったのが、大船渡市で開催されますウォ-キングと8月に開催されましたマラソンです。
東日本震災により被災した地域がコ-スに組み込まれており、復興の歩みを進める街の様子を見学しながら歩き、また走りながらゴールを目指します。
まさしく今回の岩手国体は、県民が一丸となって東日本震災津波被害からの復興を「希望」を持って目指すという想いから「希望郷いわて」と愛称を決めたそうです。
県民は、自分たちの復興もありますが、全国から集まってくる方々のおもてなしを精一杯致しますという岩手県民の感謝への強い意志を感じます。
学会会場として用いられた いわて県民情報センタ-(アイ-ナ)では、「希望郷いわて復興写真館」が開催されていました。
その中で、スポ-ツが人に勇気を与えると言ったコンセプトで多くの選手(岩手出身)らのメッセ-ジも掲示されていました。
また多くの国から寄せられた復興への激励文も掲示されていました。
今回の国体は、全ての種目(冬季大会も含む)が岩手県で開催されます。
完全国体であり、被災地域で開催される初めての国体でもあります。
残念なことに岩泉町で開催される予定であった軟式野球の会場が、台風10号の豪雨の被害を受けたことから、葛巻町の総合運動公園野球場と軽米町のハートフル野球場に振り分けられることになりました。
岩手県では、人をおもてなしする象徴として「わんこそば」と言われているそうです。
そして豆腐、雑穀、おもち、うに という名産も岩手の漆器でおもてなし。
それがマスコットキャラクタ-の「こくっち」「とふっち」「そばっち」「おもっち」「うにっち」の[わんこきょうだい]なんです。