おはようございます。ma34です。
今日は、先日MBS「ちちんぷいぷい」の特集で
「小学校英語でフォニックスが導入される」ということをめぐって
ちらっと私が登場しましたので(コメントと写真だけですが・・・)その話題を。
橋下氏で注目される大阪市ですが、小学校英語教育についても
注目すべき動きが出てきました。
それは、小学校1年生から英語活動を導入し、
そのなかで「英語の文字と音声についてのルール」である「フォニックス(phonics)」を
教えよう、という動きです。
(2011年4月、新しい学習指導要領の施行に従って、
全国の5、6年生には週一回の「外国語活動」が導入されています)
そのニュースから、今回のちちんぷいぷいの特集となったのですが、
巷の英会話スクールにて、フォニックスのルールを教わる子どもたちの映像がありました。
フォニックスというのは、先も書きましたが、「文字と音声のルール」のことです。
ただ、その内容は、アルファベット一つ一つの音(例えばbには/b/ , cには/c/, /s/などの音がある)を知るレベルから、それらを組み合わせて単語を読んだり、母音("oo" は「ウ―」だったり「ウッ」だったり)のルールまで覚えたり・・・と色々なレベルがあります。
中1の教科書の入門期(4月はじめ)にも、「フォニックス」を意識した頁が増えました。
(New Horizon 1)
そして、教え方も、CDやドリルを繰り返して教えるというやり方もあれば、
子どもたちが親しむライムやチャンツを取り入れて教える方法、
あるいは教えずに「気付かせる」ことを狙うやり方・・・と
実は色々と立場もあります。
そのあたりについて、大阪市が具体的にどのようなフォニックス指導を進めていこうとしているのか、
まだよくわかっていないのですが、
このニュースを受けて、全国の小学校外国語活動をめぐる議論も進められるのかと思います。
私としては、フォニックスのルールを「教える」、「覚えなくてはならない」というように
先生や子供たちにとって新たな「負担」になってしまうことはやはり問題だと思いますし、
「ルール」を知っているだけで、意味はわからないけれど読める・・・というのではなく、
実際に英語の絵本や歌、コミュニケーションという文脈のなかで
うまく取り込んでいくことが必要であると思っています。
・・・・ということを含んで電話取材を受けたのですが、なかなかうまく伝えるのは難しいですね。
このブログで、こうやって書くのも、きっと伝わらないのだろうなあ・・・。
結論。
フォニックスの導入が、子どもたちの英語学習の「新たな壁」になるのではなく、
「新たな扉」になることを願います。
ma34.