2015.02.28
[ 2015年02月 ] の記事一覧
2015.02.27
教師の育成
教師に求められることは何か。そのために大学で学ぶべきことは何か。もちろん、教壇に立って効果的な授業を展開し、学級経営できる、即戦力としてすぐに働ける教師の育成が大学のカリキュラムの中だけでできるものではなく、実践を通じ身に付けていくことの方が多いと思います。そうした時の大学の役割は、やはり思考する力、思考しようとする姿勢の育成ではないかと感じています。スポーツ健康科学部において、教師を目指そうとする学生に対するカリキュラムと教員養成大学や教育学部のカリキュラムは異なります。また、これらの大学では2年生の頃から教員採用試験に向けた自主勉強会や現場教師である卒業生が催す勉強会が開かれます。このような学生と採用試験で机を並べることになります。なかなか手ごわい。教員養成大学や教育学部にはない本学ならではの強みは何か。立命館大学の卒業生が現場で高い評価を得られるために何に重点を置かなければならないのか。そんなことを改めて考えました。本学の担当教員と非常勤の先生方からのご助言やご協力をいただきながら、内容を見直してきたスポーツ指導実習が4月から始まります。友人たちから指摘されたことも心に留めながら、現場のニーズを把握しながら、大学ですべきことを考え続けたいと思います。
2015.02.26
FD研修
2015.02.25
学び舎と恩師
昨日は、教授会の時間まで、研究の相談も兼ねて
古巣である京大の指導教官を訪ねておりました。
ただ、研究の話だけでなく、
学部生のときも、大学院生のときも、
私の悩んでいるところをさりげない一言で指摘してくださる先生で、
例に漏れず、昨日も一番今考えているところ、悩んでいる話題へと
自然に会話が流れて行きました。
いつまでも恩師は偉大な存在で、こちらの心をよく見通してくださっています。
大変ありがたいことです。
そして、キャンパスを歩いていて見えてくる懐かしい風景は
昔の色々な学びや思い、悩みを一気に思い出させますね。
ちょうど国公立は明日が入学試験であることもあって
キャンパスには受験生と親御さんがたくさん歩いていました。
私にもこういう日があったなあと遠い日々に思いを馳せつつ、
その日からの今までの一歩一歩を確認する、よい時間となりました。
また、少しの時間だけ、後輩の学位論文口頭試問の見学もさせていただきました。
その後輩が卒業論文を書いていた頃から知っておりますので、
その成長ぶりに圧倒されていました。
わたしも頑張らないと!とパワーをもらえました。
指導教員の存在、そしてそのメッセージ、また色々な経験とともに記憶に残る学び舎。
どちらも自分にとって大切なものです。
4回生はもうすぐ卒業ですね。
立命館大学、そしてスポーツ健康科学部での学び、BKCの風景。
みなさんの土台としてきっとこれからも位置づいていくと確信しています。
昨日はそんなことに思いを馳せた一日でした。
2015.02.24
問題の作成
受験生の皆さん、体調を万全にして実力を遺憾なく発揮して欲しいと思います。
私も今回心から応援している受験生がいます。
頑張って欲しいと思います。
さて、試験には当然問題が出題されますが、皆さんのなかで、これまで何か問題を作成した人はどれだけおられるでしょうか?
我々教員も、定期テストなどで問題を作成しますが、これがやはり難しいのです。
知識の詰め込みだけでは解けない(思考力が試される)問題や本質を理解していないと解けない問題など、いわゆる良問は作成者の腕の見せ所ですが、裏を返せば作成者は論理的に思考し、対象の本質を理解していないと問題は作成できません。
とあるKY大の教授で、(物理学だったか?)テスト問題に、学生自身に「良問」と「あまりよろしくない問題」を作成させ、それぞれの解答のみならず、どこがどう良くて、どこが悪いのかを指摘させる問題を出されたことを伺いました。
これは問題としての難易度は相当高いですが、問題自体はまさしく良問です。
学生の皆さんは、今後、何かの試験対策をするときに、友達と問題を出し合うのも良いかもしれません。
また、教える過程も同様の効果がありますね。
例えば実験でも、先輩が後輩に指導する過程で、自身の認識不足に気付いたり、疑問が沸き起こって調べて学んだりすることはよくあることだと思います。
私も授業の準備の度に勉強することがあるものです。
さて、スポ健とはあまり関係ないですが(笑)、小学生のドリルとかで出てくる1語を埋めて二字熟語を完成させる問題で、息子に出題するところをヒートアップして夫婦で問題を出し合っていました。。。
まず妻から。。。
いかがでしたか?同じ漢字があると難しくなるのでは?という趣旨です。
それでは私から。。。
③番は、妻は回答できず、答えを聞いて、「今までの人生で殆ど体験していないから出てこない。。。」と。。。(苦笑)
⑤番には③番か④番が入るものとして、そのどちらにも熟語が成立するものを⑥番と⑦番には入れてみて下さい。
さあ、受験生の「合格」を祈願して、最後の出題です。
2015.02.23
福HR君の結婚式
昨日、大学院博士後期課程に在学中で、トレーナーとして活動している福HR君の結婚式と披露宴が、京都の北山でありました。親族、職場関係者、友人に囲まれた和やかで、ふんわりとした雰囲気に包まれた素敵な結婚披露宴でした。
福HR君は、研究者ならびに現場のトレーニングサポートの二足のわらじを履いています。会社の上司より、社内での研究論文を読み込む勉強会でのリーダー的役割と、社内研修における現場へのスポーツ科学導入を一手に引き受けているようです。これからのスポーツ現場の指導者には、科学的エビデンスの活用、科学成果の応用が求められてきます。もちろん、現場での指導力が合わさることが条件です。そのような、サイエンスベースの力をもった、スポーツ指導者、アスレティックトレーナー、ストレングスコーチの輩出に我々も貢献しなければなりません。
福HR君がその代表的な存在になってくれることを期待しています。これからは、家族と力を合わせながら、仕事、研究の両立をさらに進めてくれるでしょう。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
2/25(水)13時から、アカデミックラウンジで、熊本県立大学の青木朋子先生による、手指の運動制御に関する研究セミナーがあります。非常に優秀な先生で、研究成果も興味深いものです。春休みですが、どなたでも受講可能ですので興味のある方はぜひお越しください。
【忠】
2015.02.22
アメリカ便り (19): GALANA
皆様いかがお過ごしですか。
今週は、またもや寒波がアメリカ東部を襲い、
火曜日にはメリーランド州立大学カレッジパーク校は
雪で休校となりました。
最低気温がマイナス18℃でも十分寒いですが、
風が強いために、体感気温マイナス25℃という数字を見ると
本当に気が遠くなりますね (笑)
そんな寒い中、Generative Approaches to Language
Acquisition North America (GALANA) #6 が、
2/19-2/21 に開催されました。
Generative というのは、「生成文法」と呼ばれる言語理論です。
今回の学会は、生成文法の観点から、第一言語習得・第二言語習得を
捉えることを目的としています。
言語学の世界で著名な先生も発表されましたので、
かなり盛況でした。アメリカの学会は、
日本からだと、授業などもあって、
なかなか参加しにくいですが、こちらにいると
気軽に参加しようという気になるので、
積極的に色々な研究者と交流しています。
それでは、また。失礼いたします。
良い休日を。
敦
<<街でよく見かける英語表現#19>>
学会だと、"Plenary Talk"と呼ばれる発表があります。
学会では色々なセッションが同時並行していますので
なかなか全員が揃うことが難しいのですが、
全員が参加できるように、その時間帯に
そのトークしか行われない発表を
"Plenary Talk" と呼びます。
著名な先生が務められることが多いです。
2015.02.21
企業が持つ魅力と価値
2015.02.20
フィールドの大切さ
2015.02.19