標記の学会へ参加してきました。この学会の正式名称は、The International Congress on Sports Science
Research and Technology Support です。第1回目のため、運営面で少し今後工夫が必要なところはありましたが、工学系、生理系、心理系からマネジメント系まで、「スポーツ科学」に関する幅広い関係者が集いました。
この学会では、フルペーパー、ショートペーパー、エクステンデッドアブストラクト、アブストラクトのうち、いずれかを選んで演題を申し込みます。そして、審査委員の審査(レビュー)を受けます。伊坂研究室の院生Cかづみさんは、エクステンデッドアブストラクトで申し込みましたが、審査結果表をみてびっくり、6名も審査委員がコメントと採点をつけていました。
学会では、フルぺーバーで採択された演題は30分、ショートペーパーとエクステンデッドアブストラクトは、15分。アブストラクトのみはポスター、というようにスクリーニングの上、発表時間に差がつけてありました。また、フルペーパーとショートペーパーのみがプロシーディングス(講演論文集)に採録されます。さらには、フルペーパーの中からベストペーパーが表彰されます。
学会発表の質を担保するための一つのシステムと感心しました。日本からも大学院生2名が、30分の講演を行っていました。世界の舞台で、研究成果を30分発表させてもらえることは滅多にありません。そういう意味でも力をつけられる学会といえます。
来年は、10月16-18日の間、イタリアのローマで開催されます。英語で研究成果を発信し、力試しをしてみませんか?
<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
ポルトガルのヴィラモーラのビーチも素敵でした。会場(写真のホテル)まで宿泊先のホテルから歩いて30分(Cかづみさんの高速歩行に引きずられて)。その間、ずっと青空と青い海を眺めながら。広々とした海と青空をみると不思議と気持ちがゆったりします。そのせいか、色んなアイデアが湧いてきます。発想する意味でもときにはゆったりする時間が必要ですね。
【忠】