[ 2013年09月 ] の記事一覧

2013.09.20

大相撲九月場所

こんにちは。

台風18号の被害はありませんでしたか。
被災されたみなさまには心からお見舞い申し上げます。

ばくは15日から大相撲九月場所初日で東京に入っていましたが、翌日、京都への復路、少し苦労しましたが、無事に戻ってきました。

さて、その大相撲九月場所です。

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日本にプロスポーツビジネスは根付きにくいと長く言われてきましたが、日本の国技でありながら、大相撲は立派にビジネスです。
もともとは神様に奉納する「奉納相撲」から、江戸時代には興行になりました。「錦絵」というブロマイドも人気でした。
今日も、「部屋」というフランチャイズ、「谷町(タニマチ)」というスポンサーなど、日本独自の発展を遂げたアメリカ型プロスポーツに似た仕組みがたくさんあります。

この冷めても美味しい焼き鳥は、国技館地下の巨大な「焼き鳥工場」で作られています。販売元は「国技館サービス」。
懸賞金は一本6万円。3万円が協会に、3万円が取組みに勝った力士のものになります。
土俵溜りと最前列の桟敷の間には記者のためのスペースが設けられています。

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元九重親方や舞の海さんにもご紹介いただきました。

スポーツビジネスとしての大相撲について、勉強させていただきたいと思っています。

BULLCO










2013.09.19

ゼミ秋合宿に行ってきました

先日の大雨とは一転してすごしやすい毎日となりました。しかし、まだ京都では地下鉄東西線や京阪京津線は不通のままで、大きな爪痕を残しています。

先週の水曜日から、岐阜県の下呂温泉にゼミ合宿に行ってまいりました。社長が立命館大学出身というホテルパストールに宿泊しました。学部生と院生8名が参加し、本格的な会議室をお借りして2時間ほど現在の研究内容や今後の計画について話をしました。

その後、合掌村にて陶器の絵付け体験をし、それぞれが個性的なデザインで小さなお皿を完成させました。焼き上がりには1カ月ほどかかるようで、出来上がりが楽しみです。

2日目は、市内観光と温泉を堪能し、全員無事に南草津へと帰ってまいりました。できればこの時期に恒例にしたいと思います。ゼミ生・院生の皆さんお疲れさまでした。sana

 

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2013.09.18

学びの縦横

おはようございます。Ma34です。
先日の台風では甚大な被害がもたらされました。私のところは大丈夫でしたが、親戚や知人の住むすぐ近くの地域でも大きな被害がありました。被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。


 台風が接近中の先週の日曜日には、私の出身研究室の先輩&後輩、恩師でつくる研究会でした。1980年代から現代までの研究蓄積の薄い「現代」を、教育方法学としてどのように問題設定し、分析していくのかを議論しながら、最終的には専門的な本として出版したいという、そんな中身がぎっしり詰まった研究会です。

 中身の話をするととても書ききれないのですが、今回気付いたことを2つ書きたいと思います。

 一つは、前にも書いたかもしれませんが、研究室やゼミの「縦」のつながりの大切さです。恩師の教え子である人々の集まりなので、上は10歳上、下は現役院生くらい、その年齢幅は20年くらいとなりま す。諸先輩方はそれぞれ大学で教鞭をとっておられ、教科領域も異なるので互いの意見がとても刺激的です。意見だけでなく、生き方そのものをお手本にしたい 先輩方も多いのです。私が現役院生のときにもこのような機会をたくさん持てば良かった!と心底思います。

 もう一つは、今度は「横」のつながり。人ではなく、「学問領域」の話です。教育に限らずですが、社会を取り巻く問題や人々の 意識の変化を考える時、一つの固有の学問(私であれば学校や授業を考える「教育方法学」)だけではなく、教育哲学や教育社会学、行政学、そして教育心理学 はもちろんのこと、政治や国際的な関係など、様々な、より広い視野で見なければならないということを改めて思いました。とくに80年代から現代の教育を考える時、グローバル化の中で、あるいはポストモダン(いや、ポストポストモダンかも)の教育の在り方を 探り、意味づける時、私のこれまでの学びでは太刀打ちできない!と強く反省したのでした。しかも、学部の時に授業を受けていた領域ですら、今の私の「身」 になっていない。これを深く反省し、後悔するのでした。

 今日の二つの点は、老婆心ながら、学生さんに是非ともお話したいこと。授業でもきっと語るでしょう。

 もうすぐ後期が始まります。元気な姿でみんなに会えるのを楽しみにしています。

 Ma34.

2013.09.17

未来を拓く

 本学に入学したら配布されるテキスト「未来を拓く」がリニューアルされるということで、その執筆をいくつかさせて頂いています。その一つの章のほんの一部を作るにあたって、改めてスポーツ健康科学部の教育理念などを見直しました。いま、この学部ができたときに入学してきてくれた学生が4回生になり、この学部で楽しく過ごせたのか、どう育ってくれたのか、と思いを巡らせています。

 その学生たちが、各部活のチームで最上回生として引っ張る立場になって、この夏もがんばっています。そのチームの一つに、トレーニングで忙しい時間を頂き、今朝、調査のデータをフィードバックしてきました (調査にご協力いただいたチームには本当に感謝ですし、大切にしたいと思ってしまいます)。

 このチームは、私が、今シーズン楽しみにしているチームの一つです。何としてでも、選手たちが目指しているもの(勝つことだけでなくてよいと思っていますが)を掴んで、悔いなく終わってほしいと願い続けているところです。

 ただ、シーズンが始まると、あれよあれよと言う間に試合が進んでいきます。4回生をはじめとする選手の雄姿を観たいのですが、このチームで闘う姿の見納めの日も近づくかと思うと、複雑な気分でもありますが...。でもまずは、怪我なく、チームが本当にいい形で試合に臨んでほしいと思います。  【ippo】

 

2013.09.16

再び聖火が!

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先週少し書きましたように、20209月、東京でオリンピックが開催されることになりました。その決定を受けて、約50年ぶりの聖火が点灯されました。

 その点灯された日は、学生陸上の日本一を決める、全日本インカレの最終日でした。いまの国立競技場で開く、最後の全日本インカレでした。ちょうどお昼に、東京招致決定とその決定を記念した聖火点灯のアナウンスがあり、スタンドにいた観客から歓声がわき上がりました。

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 いつもに比べて報道陣が多いと思っていましたが、聖火の撮影が目的らしく、聖火台を撮影すると潮が引くように帰って行きました。これからオリンピックに出るかもしれない選手の熱戦も撮影して欲しかったのですが・・・。

 国立競技場はこれから改修工事が始まります。オリンピック、世界陸上、全日本インカレを始め、ラグビー、サッカーなど国際試合にも使われたスポーツの聖地でした。今では、8レーンしかない国立競技場は、陸上の世界大会は開催できません。新装の国立競技場はもちろん、9レーン(ちなみにクインススタジアムも9レーン)になります。その分、サッカー、ラグビーではスタンドとの距離ができるので、可動式のスタンドがせりだして、選手を間近でみられるようになるようです。

 新装の国立競技場で、再び夏季オリンピック・パラリンピックの聖火が灯るのを今から楽しみにしながら、「スポーツ健康科学」を教育・研究する者として、可能な限りの貢献をなしたいと心から念じています。

 1964年が日本のスポーツ科学の『幕開け』と認識されているように、2020年は、日本のスポーツ科学の『成熟期』と後世から表されるような成果がだせるように、この分野に携わるすべての関係者が結集するようなオリンピックにしたいとも願っています。 

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<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

妙高高原で行われていた男子陸上競技部・中長距離パートの合宿に行ってきました。選手たちは、秋の駅伝シーズンに向けてひたむきにトレーニングしていました。各練習の中でも各自が工夫して自分自身により負荷をかけて鍛えていました。まさに、スポーツの醍醐味である自主性、自立性、独自性の発揮を実践し、自らを高めていました。





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プチトマトのつるの支えに使われているのは何でしょうか?実はスキーのストックです。これもリサイクルですね。

【忠】

 










 

2013.09.15

「敬老の日」を前に、「あれこれ?!」と

65歳以上人口が総人口に対して23%を超える「超高齢社会」の日本。今後さらに高齢化は進んで行くと予想される。高齢者が多いと、兎角「沈滞した社会」が連想される。確かに、有病率や受療率も上がり、保健医療負担も増大する。体力や身体機能から言っても低下は免れない。一方で、日常生活能力の高い高齢者も多いし、地道なトレーニングで持久的能力や筋力まで維持・増大させている高齢者も多い。高齢者を取り巻く、種々の課題はあるが、何と言っても世界最高水準の「健康度」を持つ、世界の人々が羨む国だということは間違いない。   

確かに、TVニュースにあったように、「この一年間に、5歳未満で死亡した子どもの数が660万人と、1990年との比較では半減した。当面、5歳未満死亡の数値を8人に1人まで下げたい」といった世界レベルの話は、日本の水準とは全く懸け離れたものだ。こうした問題は、専ら「国際保健」領域で扱われるものではあるが、こうした部分でこそ日本の「国際貢献」が求められている。日本のような「健康づくり」の水準が、どのようにして達成されたのか? その成果を諸外国にどのように適用できるのか? 等々を考え実行に移すことで、「健康度」における発展途上国の健康づくりへの寄与は大変大きい。   

ところで、国連食料農業機関(FAO)911日に発表した報告書によると、世界で生産された食料の3分の1が食べられることなく廃棄されているという。廃棄分は年13億トン、金額にして約7500億ドル(75兆円)に上るという。注目されるのは、最悪の廃棄地域が日中韓を含む「産業化されたアジア」で、1人当たり年平均100㎏以上の野菜、コメを中心とする約80㎏の穀類が廃棄されているという。確かに、身近でも思い当たる節がある。近隣のコンビニエンス・ストアでアルバイトしている学生に尋ねても、「賞味期限」を厳格に順守して、勿体ないほどの弁当やその他の食べ物が廃棄されるという。学校給食でも、その残滓は膨大な量だといわれる。「生きる上での原点」であり「健康づくりの重要原則」である「食の保障」があれば、年間660万人の5歳未満で亡くなる子どものどれ程が救われることか。   

「敬老の日」を前に、こうした錯綜した思いが駆け巡ってしまった。  mm

 

 

2013.09.14

異分野での学会発表

  今週末はシンガポールで開かれている International Conference on Education and Social Sciences (ICEASS)に参加しています。シンガポールの訪問は2度目ですが、やはり文化や人種的にも「アジア」を感じる国です。

  来週からはF1シンガポールGPも開催されるそうです。モナコと同じように公道をレーストラックとして利用するらしく、来週からはかなり道路が閉鎖されて移動がし辛くなる、とタクシーの運転手の方が言ってました。

  肝心の発表は、体育科教育のO先生(同じsatoshi)に見守られながら、無事に終えましたが、教育がメイントピックのセッションだったので、少し生理学的な色を強く出し過ぎた、と後で反省会を行いました。
  でも教育を専門とする研究者の中で、生理学を専門とする自分が介護予防に関するトレーニングの重要性をアピールできたのは大きな成果だと思いますし、またO先生とも「学際的な教育・研究」についても色々なディスカッションができ、今後の研究課題が見えてきました。そういった意味でも、この学会に参加できて良かったです。
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satoshi


2013.09.13

オリンピックとコマーシャリズム

こんにちは。

 

2020 TOKYO、決まりましたね。

オリンピック開催を通じて様々な責任を、日本は世界に果たさなければなりませんね。

 

ところで、オリンピックというと、オリンピックと政治の問題と並んで、オリンピックとコマーシャリズム(商業主義)との関係が問題になります。

最近、そんな本も何冊か。

 

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これは、ぼくのテーマでもあります。

近々、この関連テーマで短い文章を書く予定です。

 

もちろん、今日、オリンピックはメガスポーツイベントビジネス。

民間企業の活動と無関係ではあり得ません。

民間企業のオリンピック成功への貢献は大きなものがあります。

では、オリンピックをビジネスの視点から見たとき、「商品」は何で、誰がその「商品」を生み出すのでしょう。

その「商品」は魅力的でなければなりませんし、それを生み出す生産者は特殊です。

生産者の最高のパフォーマンスが魅力的な「商品」を生み出すのでしょう。

 

そこで思い出されるのがピーター・F・ドラッカーの言葉。

事業の目的は「顧客の創造」である。

企業の目的は「利益の獲得」ではなく、「顧客の創造」、つまり、利益を獲得する、そのプロセスにこそ意味があると・・・

このあたりにオリンピックとコマーシャリズムとの関係を考えるヒントがありそうに思われます。

 

今、猛勉強中です。

 

BULLCO

2013.09.12

第5回CEPAジャパン開催

先週の日曜日に、心臓リハビリテーションの運動指導者が中心に運営されている臨床運動療法研究会CEPAジャパンが愛知健康プラザで開催されました。今回は、「地域での健康づくり」をテーマとしてシンポジウムが企画され、私は大学における健康運動指導士養成に関して報告しました。その際、健康運動指導士実習の事後振り返り授業の内容を紹介したところ、多くの実習先受け入れ施設から質問をいただき、学生の実習後の反応に関心を持っているということに気付きました。スポ健の実習先施設の担当者の方々にも共有する必要性を感じました。また、午前中は臨床現場での症例検討会が行われ、スポ健でも健康指導士実習でお世話になっている、関西医大の宮内先生、厚生会クリニックの今井先生、武田総合病院の黒瀬先生をはじめ多くの病院勤務の運動指導者らが参加し、特徴的な患者さんをピックアップして運動の可否や運動方法のアドバイス等について活発に議論されました。今後もますます需要が伸びると思われる慢性疾患のリハビリテーションの分野で、今の運動指導者の知識レベルが着実に上がってきていると実感しました。CEPAジャパンは来年度より学会としての活動が認められたようです。設立当初から中心となって活躍している大阪産業大学の佐藤先生、素晴らしい研究会の今後の発展に是非協力させていただきたいと思います。sana

 

 

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2013.09.11

TOKYO招致の感動的なスピーチ

おはようございます。ma34です。

TOKYO2020がついに決まりましたね!
スポ健生も2020にはきっと、
色々な形で東京オリンピックに実際にかかわるようになるのかなあ、と非常に楽しみになりました。

私が今回非常に印象的だったのは、トップバッターだった、パラリンピックの佐藤さんのプレゼンです。

ちょうど今日は3.11の大震災から2年と半年。
病気や震災を乗り越える大きな力を、スポーツが与えてくれ、支えてくれたというメッセージがとても心に響きました。

(彼女の英語のスピーチも素晴らしいものでしたね☆
 堂々と、表情豊かに、人々の心をつかむものでした。)

スポーツの持つ力で、日本の未来が、子どもたちのための将来が、
明るく希望あふれるものとなるように願います。
願うだけではなく、私も私なりに出来る形で頑張っていかなければ、と
私自身も勇気や力をもらった出来事となりました。

・・・ちなみに、このニュースを見た長男。
「ぼくもオリンピック、出てみようかな。」と。
 そんな素敵な夢も生まれるのですね。
 ぜひ頑張ってもらいたいものです。(何の種目かしら? 笑)

ma34.