双子の孫の9歳の誕生日に出かけた「癒し太閤○○の湯」で、「8月31日をもって閉店致します。」の案内掲示を見たのが8月13日。8月30日、最後の機会と思って孫たちを連れて行ってきた。平日にも拘わらず大賑わい。楽しみにしていた「湯上りの食事」も「満席」で諦めた。普段から、こうした賑わいであれば、営業的には問題ないのだろうが、突然の「閉店」とは。
すでに学校が始まっている孫たちなので、そうそう夜更かしも出来ないのだが、お楽しみの夕食は他の場所でして帰宅した。ところが、すっかり寛いでしまって、孫たちと一緒に寝入ってしまった。「桑原、桑原??」。そのまま、朝まで寝込んでしまったのでは、担当の「ブログ」に穴が開くところだった。
今は「世界陸上」真っ盛り。ついついTVの前に釘付けになってしまう。ハンマー投げの室伏選手の優勝は、間もなく37歳になるアスリートの計画的で継続したトレーニングの賜物だ。6投全てが今期自己ベスト。その内4投が80m超の安定した投擲だった。強靭な精神力と肉体の鍛錬そしてその維持は、アスリート自身の類まれな努力の結晶の上になり立つものではあるが、その個人を様々な形でサポートする総合的な「スポーツ力」が求められているのが今日の状況だ。世界の頂点に立つアスリートの「裾野」を支える大きな力。それを科学するのがスポーツ健康科学なのだろうという思いが、室伏選手の姿をTV画面で追いながらふと沸いてきた。
と同時に、「スポーツのあり方」の問題として、茶の間で寛ぎながら「TV観戦」出来るような時間帯に、世界の一流選手が競技に「鎬を削る」状態が本来の姿なのだろうかという僅かばかりの不満も過ぎったりする。とくに、「世界記録、世界記録」と連呼されるに及んでは。
記録が達成されるためには、さまざまな要因が満たされなければならない。例えば、今回の「世界陸上」から導入された「フライング一回で失格」のルールは、極めて安定した静止状態からの爆発的なスタートダッシュを、これまで以上に求めてくる。そうした中で、身体能力的には「休止モード」にあるだろう夜の時間帯の決勝で最大のパフォーマンスを発揮しなければならない。アスリートは過酷な状況に置かれていると言えるかもしれない。スポーツ健康科学の進展は、そうしたアスリートにどのように寄り添っていけるのか。 mm生