Hassyです。
昨日、オンラインでFD (Faculty Development)研修会を実施しました。
本学部・研究科では毎年2回、ほぼ全ての教職員が集まり、学部・研究科の教育活動・研究活動などの課題を議論・検証し、これら活動を組織的に高めていくことを狙いとして実施しております。
学部・研究科創設10周年を迎えた今年度のFDはとりわけ重要な意味を持ちました。これまでを振り返り、そして10年後・20年後の未来を見据えて学部・研究科のあり方・方向性について協議する必要がありました。
そのため、午前いっぱいの時間を費やし、学部・研究科のカリキュラムを見直し、改良していくために議論を重ねました。ブレイクアウトルーム機能を適宜利用し、幾つかのグループ、あるいは全体で、有意義なディスカッションができたと思います。
一方、今、一番重要なことですが、コロナ禍にあり、高等教育機関としての大学のあり方・課題を突きつけられております。これまで、大学、そして学部・研究科も、学生やその保護者の方々、また、校友の方々からも様々なご意見、想い、激励を受けております。厳しいコメントも多いですが、それらを真摯に受け止め、改善のための最大限の努力を重ねて行くほかございません。
午後は、GOTO先生を中心に、100ページ近い資料を丁寧に見ながら、春学期の授業で挙がった多くの課題について検証し、そして学生の満足度の高かった授業のあり方、コンセプトを共有し、秋学期からの授業等に活かすべく、協議致しました。私自身も、春学期は反省点が多く、この期間にしっかりと対処・準備し、秋学期に臨みたいと思います。
これまでの本学部・研究科の強みは、こうして教職員が一体となって議論し、それを実践していくことにあったと思います。今回のFD研修会も含め、今後も教職員そして学生の一体感を大切にし、こころ(マインド)の「密」をはかって、よりよい学部・研究科を共創できればと感じました。