いよいよ新学期の足音が聞こえてきました
皆様いかがお過ごしですか。
私は、卒業パーティ (3/22) のあと、発熱し、
インフルエンザのため、自宅待機の日が続いています (^ ^;;)
今回は、「卒業」ということでスポ健の卒業生を紹介したいと思います。
Saki さんは、スポ健1期生で、現在は、デイリースポーツ社で活躍しています。
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Q: 「現在、どんな仕事内容をされていますか?」
A: 「2014年4月の入社以来、記者として勤務しています。
弊社で記者職というと、紙面の核となる「阪神タイガース」を主に担当するグループと、
それ以外の競技(サッカーや陸上など)を担当するグループに分かれますが、
私は後者の担当です。
これまでには、ガンバ大阪やセレッソ大阪、澤穂希選手が所属していた
女子サッカーチームであるINAC神戸レオネッサなどの取材を行ってきました。
経験した仕事で印象に残ったものは、私が取材した澤穂希選手の引退試合の記事が、
一面を飾ったことです。担当した仕事が形になった瞬間、最高でした。
しかし、うれしかった気持ちと同時に、
次はもっと良い記事を書きたいと強く思うようになりました」
Q: 「なぜこの仕事を選ばれたのでしょうか?そのきっかけは?」
A: 「この仕事を選んだ一番の理由は、
2020年の東京オリンピックの取材に取り組みたいというものです。
私は2014年の3月に大学を卒業したのですが、
2020年の本番までは約8年しかありません。
同じ新聞社でも、スポーツ新聞ではない一般紙に入社した場合、
地方で警察関連の担当を数年→その後どこかへ異動
というキャリアパスが一般的です。
そうなると東京オリンピックまでの時間が少なくなってしまいますよね。
ですので、直接スポーツに関わることが一番の近道だと思い、
弊社を選択しました。
マスコミという仕事を選んだのは、
立命館大学内で発行している学生主体のスポーツ新聞社の
「立命スポーツ」に所属し学生記者として活動した経験が大きいです。
自らの書いた記事が選手やファンに残る素晴らしい仕事だと感じました。」
Q: 「大学での学びが、現在の仕事に活かされていますか?」
A: 「スポーツ健康科学部は、実習のみならず「座学」にも力を入れている学部です。
例えば、運動の基本となる身体の構造と機能に関する講義を行う、
「基礎機能解剖論」という講義において、骨・関節・腱・靱帯などの知識を
付けたことが、取材対象の選手の怪我の状況を聞いた際の理解にも役立ちました。
その他、関係者からトレーニング法や理論的な話について取材した際には、
専門的な内容についてある程度理解していくことができ、
学部時代の知識が今の私自身の力の根底にあると感じています。」
Q: 「大学生活を振り返って、後輩へのアドバイスを御願いします」
A: 「スポーツ健康科学部は1学年で約230名の比較的小さな学部です。
その分、お互いの顔が分かり、学生や教員との距離が非常に近いです。
同級生には、その競技で日本を代表する選手がいたり、研究者を目指して
国際学会で発表をしたり、学外団体に所属して何かイベントを実施したり、
何事にも積極的に取組む方がたくさんいました。
その人たちを知り合えたことで、自分自身の課題がやるべきことを理解することが
できたので、大切な宝物です。
4年間という限られた時間ですが、大学生になったら何をやりたいのか
という点について考えて欲しいと思います。」
Q: 「スポ健の魅力について、来年度受験する人へのメッセージを御願いします」
A: 「私は愛知県出身なのですが、進路選択の際には地元の教育大学と悩みました。
ただ、結果としてスポーツ健康科学部を選んだことは、
総合大学であることが様々な考え方を持った学生が集まっていることにつながり、
過ごす毎日が刺激的で非常に楽しかったです。
高校生のときからは想像がつかないぐらい自らの世界を広げることができるのが、
立命館スポーツ健康科学部の魅力だと思います。
受験勉強は大変だと思いますが、諦めずに挑戦してください!」
Saki さんは、一回生の時から、何事にも積極的に取り組む姿勢が
素晴らしい学生でした。ぜひ2020年東京オリンピックについて
素晴らしい記事を書いてもらいたいと思います。
また後輩の学生も、彼女に続いてもらったらと思います。
さて今回で私の担当も終了です。
次週からは、樹義先生が担当して下さります。
2年間に渡って、お読み頂いた方に心より感謝申し上げます。
このブログでは、スポーツ健康科学部の学生の様々な活躍を
「スポ健な人」でお伝えしようと努めました。
毎週のように学生にインタビューしてきて、
改めて学生達の持つポテンシャルの高さ、
また個性の豊かさを再認識しました。
この「幅の広さ」こそが、立命スポ健の強みです。またこの2年間は、メリーランド大学でのサバティカルについて
「アメリカ便り」を50回書かせて頂き、最近自分で読み返してみて、
あんなこともあったな、こんなこともあったなと
記憶を思い返していました。
本当に充実した時間を過ごすことが出来ました。
今後も別の形でスポーツ健康科学部の事を
発信できればと思います。
また皆様にこの稿でお会いできるのを楽しみにしております。
それでは、また。失礼致します。
くれぐれもお体ご自愛下さい。
重ねて、お礼まで
敦