[ 2016年03月 ] の記事一覧

2016.03.21

スポーツメティスンフォーラム

2016年3月13日(日)9:00-16:00 グランキューブ大阪(大阪国際会議場)で行われた、第7回スポーツメティスンフォーラム 「ランニングの医科学-下肢障害予防とパフォーマンスアップのために-」 にて、発表してきました。


写真の右は、今回の担当世話人として大活躍された熊井先生(奈良県立医大・教授)です。本学部の非常勤講師としてもお越し頂いていました。今回は、通常の参加者の倍以上の500名を超える参加者があり、大盛況でした。プログラム構成、内容ともに素晴らしかったため、専門家以外の一般の方の来場も多くありました。

さて、当方が発表したセクションは、「パフォーマンスアップに役立つ知識」のところで、長距離選手に関わる研究室のデータを報告しました。今回は、長距離選手のパフォーマンス(5000mのベスト記録)ならびにランニングエコノミーとアキレス腱の長さ、あるいはアキレス腱と下腿の筋を含んだ弾性特性との関係について話をしました。

いずれも関係性が認められましたが、筋と腱の形態だけで、パフォーマンス、ランニングエコノミーは決定されません。有酸素性能力、ランニングフォームなど複合した要素の総合的なものがパフォーマンスとして現れます。ですので、パフォーマンス向上にむけては、それぞれが興味のある特性にだけ注目するのではなく、全体像を総合的に俯瞰しながら、それぞれの特性がどのような影響を持つのかを見ていく必要があります。剣道でよくいわれる「遠山の目付(えんざんのめつけ)」のように、近距離であるところを焦点にしつつも全体をみておく、ということです。

大局観をもって物事を見ておくことは大事ですね。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
いよいよ、明日はBKCでの卒業式、修了式です。卒業生、修了生の一つの課程を修了した喜びと感激を学部教職員一同でお祝いします。
【忠】

2016.03.20

スポ健な人 (30) Dai さん

世間では、三連休ですね
皆様いかがお過ごしですか。

今回のスポ健な人は、Dai くん (4回生) です。
彼は、この春休みに、1ヶ月間フィジーに留学してきた所をインタビューしました。



Q: 「なぜフィジーに留学しようと思ったのですか?」
A: 「大学生活で色々やってきたのですが、やり残した事が留学だったので
  今回の休みを利用して、留学してきました。」

Q: 「今回の学校を選んだ理由は何ですか?」
A: 「今回の目的は、英語を学ぶ + 海外で生活する、ということだったので、
  それに合う学校をインターネットで検索しました。
  そこで、ホームステイも出来る今回の学校を選びました。」

Q: 「向こうでの生活はどうでしたか?」
A: 「私が勉強した語学学校は、120名の学生がいたのですが、
  95% ほどが、日本人でした。そのため 7:30-16:30 までは
  EOP (English Only Policy) で、日本語禁止の時間帯が設けられていました。」

Q: 「英語力は、伸びましたか?」
A: 「授業だけでなく、授業の前後に、講師に話しかけるようにして、
  意識的に人と話す場面を作ろうと心がけました。
  またホームステイ先の人とも、積極的に英語で話しました」

Q: 「他にも心がけていたことはありますか?」
A: 「『一億人の英文法』という文法の参考書をフィジーに行く前に一回、
  滞在中にもう一回学習しました。すると向こうでの生活に慣れてきた
  二週目ぐらいから、急に話された英語の構造が理解できて、
  話せるようになりました。
  また英字新聞も買って読んだり、街中の携帯会社の広告などを手にとって
  読んでみたりと、積極的に英語のインプット・アウトプットを増やすように
  心がけました。」

Q: 「留学してみて、変わったことはありますか?」
A: 「英語は、やればやるほど伸びるなという実感を得ました。
  日本で、英語の映画を見たり、歌を聴いたりするのも、
  現地での生活に活かせるのが実感できたので、
  英語学習が具体的になって、やる気が出ました」

Q: 「最後に、スポーツ健康科学部の後輩へのメッセージをお願いします。」
A: 「自分自身を振り返って、大学生活を目一杯満喫してきました。
  オリターもし、SPOCHA もし、インターンシップも参加し、
  色々な人に会うことが出来ました。
  ぜひ皆さんもこれでもかというぐらい充実した大学生活を送れるよう
  楽しんで下さい。」

Dai くんは、この春から、大手広告代理店で働くことが決まっています。
その持ち前のバイタリティを発揮して、
ぜひ素晴らしい出会いをしてもらえたらと思います。

それでは、また。失礼致します。


2016.03.19

何を書こうか悩みは大きい

さて、残すところ、後2回。
今回の写真は、先日滑り収めにスキーに行った時のもの。
あいにくの雨で、身体の芯まで冷え切りましたが、思う存分滑ってきました。
たぶん半日で20kmぐらいは滑ったはず。

で、雲が出ていて、雲の海の中に山が見える、という、
ちょっと良い雰囲気だったので撮った写真ですが、いまいちですね・・・


今日のテーマは、何にしよう・・・色んなことをしていて、
で、何も成果が最後まで達していないような気がして・・・
はてさて・・・という今日この頃です。

・・・まだ1年を振り返る、と言うネタは1週残っているしな・・・
・・・そうか、次年度の予告をすればいい!(笑)

と言う事で、次年度に決まっている仕事ネタ(笑

教員は、授業をする、と言う事、そして研究をする、と言う事はありますが、
それ以外にも、多くの仕事があります。
私は、それ以外の仕事が多いパターン。

すでに決まっている事。
(以下、順不同)

(1)大津市の保健所と、リスクコミュニケーションの講座をすること
昨年、保健所と共同提案して通ったのですが、
食品の安全について、リスクをどのように一般の方に知って頂くか、
という講座を2016年度には、募集をして、はじめていきます。
けっこう食の安全、ってデマも多くて、統計的な安全性以上に過敏であったり、
無関心であったりします。
例えば食中毒は、どんなものでもリスクはありますが、
温度管理も含めて一般家庭ではリスクについてそこまで考えられていないですが、
一方で、添加物や農薬等の事については過敏すぎたりします。
いつも気になるのは、農薬がいやだ、と言いながら、
見映えの良い野菜しか選ばない人、とか・・・
だって、農薬を使う量を抑えれば抑えるほど、虫がつきやすく、
見映えは悪いモノが増えるんだけど・・・
手間暇を考えて、値段が高くなると、もっと安くするのが農家の努力、
と農家に押し付けて、正当な対価を払う事を嫌がる人も多いですが。

それはさておき、食品の安全に関するリスクコミュニケーション事業をします。

(2)住みやすさについて研究をしていくこと
草津市と色々と関わっていますが、その研究所で、私が担当するのが住みやすさ。
2015年に市民へのアンケートを取って、利便性が草津市に住んでいる理由、
というところまでは、数字で把握しました。
ただ、利便性だけだと、もっと利便性が高いところに、居住地を変えていきます。
そこで、利便性よりも、草津市に住んで良かった、と思えるようなポイントはどこか、
を探っていきます。

(3)プロ野球の独立リーグに加盟申請をしている滋賀のチームをサポートすること
なんとなく、巻き込まれたのですが、滋賀のチームのサポートをします。
すでに始まっていて、NHKなどで報道もされたのですが、
やっぱりプロチームが大学のある滋賀にあって、
大学と関わりながら強くなっていく、と言う事ができたら面白いでしょ、
というようなところから、サポートして行きます。
楽しそうでしょ!
加わりたい人がいたら、ぜひ!

(4)淡水真珠の市場調査をすること
前にも書いたと思いますが、びわ湖で養殖されていた淡水真珠を、
もう一度復活させよう、という動きがあります。
その関係で、市場調査をしていきます。
今年度は、深堀か、事業者での取り扱いか、どちらかですね。

(5)地域に住んでいる方と組んで地域の元気を生み出していくこと
これは、まだ方向性も含めて、別途考えている人がいますが、
やっぱり、BKCの近辺を、学生が住んで良かった街にしていく、
と言う事が必要だと思っています。
そして、当然学生だけでなく、住んでいる方も、
そして勤務している人も含めて、ここに来て良かった、という実感を持てるようなこと、
が必要になります。
そこで、地域の元気を生み出していくこと、に色んな面から関わります。
第一段が、街づくり団体である青年会議所のワークショップのコーディネーターかな・・・

(6)地域の農と関わりブランドを作っていくこと
ブランドがあるかどうか、で農作物の価値は変わります。
魅力的な食べ物の生産のためには、安定した収入が必要で、
その収入を支えるのは、買ってもらえる価格です。
その価格づくりのためのブランドづくり。
これは一年では終わりませんので、気楽にやっていきます。

(7)近江牛を使った学食メニューを出すこと
これは、話が詰まりつつありますが、BKCの生協の学食で、
近江牛を使ったメニューを出します。
さて、何になるかは、今後の話し合い次第ですが、
学食で近江牛、しかも学食価格で、ってなんかわくわくしません?

(8)より良い立命生協を作っていくこと
前の近江牛とも関わりますが、立命生協の副理事長として、
(今度の総代会でクビになったら、関われませんが・・・)
よりよい生協を作っていく事をします。
なんとなく、わくわくする、何か新しいものがある、
そんな生協を目指したいなぁ、と思っています。

(9)留学生向けのお寿司の教室をすること
これは、ほとんど人任せですが、留学生のために、
お寿司屋さんに来てもらって、巻きずしを作ってみるとか、
そんな事をしていきます。
とりあえず、もうちょっと詰めなきゃ・・・

他にもまだまだあるような気がしますが、とりあえず大きなこと、
決まりつつあること、はこんなものかな・・・

なんか、急に気が重くなってきましたが、とりあえず、楽しい事をやる!を目標に、
楽しく過ごそうっと。
そういえば、ここに書かなかった副のつく役職の仕事・・・やらなきゃ・・・


ではでは
(なんとなく気が重くなりつつ・・・)

みち
次回は総決算として、1年間の飲み会回数と、そこで使った金額がいくらなのか、ざっくり計算してみようっと。絶対に計算しない方が自分の心と財布を考える時に良いのですが。しかし、飲みで領収書をもらうけど、使い道がない・・・

2016.03.18

養生訓

貝原益軒著「養生訓」を読みました。もともとは1713年に書かれたものだそうで、帯には「健康に長生きするための指南書」と謳われています。原文は所謂古文なのですが、現代語訳が多くの出版社から出されています。今回私は蓮村誠氏の訳書を読みました。

表紙には「日本人が伝えてきた予防健康法」とあります。健康状態を保つためにどんな事をすれば良いか、というのがその内容です。読んでみて面白いなと思ったのは、全体的な心構えに関する事項から、非常に詳細な事項まで丁寧に記述されていることです。まず心構えとしては「人のからだは貴い」という見方からはじまります。また「人のからだは弱い」という事も述べ、だから養生をするべきである、養生をしないのは自分自身に刃を突き立てる様なものだ、と続きます。

こういった心構えに引き続き、朝起きたら何をするべきであるとか、この野菜はどのくらいの大きさに切って調理するべきであるとか、寝る時はどちらを向いて寝るのが良いとか、生活全般の詳細な指南が述べられています。それぞれに根拠があり、それは現代でいう科学的なものとは限らないのですが、読んでいてなるほどなあと考えさせられました。

「養生訓」、私が中・高生のころは日本史の教科書でも取り扱われていました。現在はどうなのでしょうか?スポーツ健康科学に携わる者として非常に面白く読みました。皆さんも是非手にとってみてください。


2016.03.17

草津市山田校区ウオーカー BKC訪問

 

 草津市山田校区の方々60名が立命館大学びわこ・くさつキャンパスを訪問されました。これは 当ブログ(20151022日)で紹介した草津市の山田校区ウオーキングに参加した際、次は是非、入ったことのない立命館大学のキャンパスを歩きたいという皆様の声により実現しました。

 山田街づくり協議会をバス3台で午前10時に出発された参加者は、まず立命館大学のスポーツ健康科学部の施設をICナビ(スポーツ健康科学部の入っているインテグレーションコアの説明を行なう学生集団)の皆さんに案内してもらいました。

 

次にストレッチング後に、学内を歩きました。いつもは行けない国際寮への通路を登りました。

その後、これもなかなか行けないアクロスウイングの屋上に上り、草津市、琵琶湖を望む素晴らしい景色を堪能しました。

 

 その後、あこがれの立命館大学のユニオンスクエアの食堂に行き、それぞれお食事をとってもらいました。おしかった小皿料理が豊富、というような声を聞きました。

 

次はこれもIt's meも初めてでしたが、クインススタジアムの地下にある古代の製鉄炉である木瓜原遺跡(https://www.ritsumei.ac.jp/rs/category/tokushu/150219/)を見学しました。7世紀末から8世紀初頭に大規模製鉄を行なう古代のコンビナート遺跡です。今から1400年も前に、この地で当時の律令国家の建設大きな貢献をしたということです。そのような場所で教えている・学んでいることを知り、うれしくなりました。

 

 皆さんは 午後2時に、お帰りになりました。知らず知らずのうちに6000歩、歩かれました。地域の方に立命館大学を知ってもらうことは大変大切です。このような活動を続けていき、健康な草津市を実現できればと思っています。

 

もう一つの話題

 先週、世界遺産のお城で有名なprincess路市を訪問しました。そこで、本学政策科学部教授から市長に転身されたstone見様(写真向かって左)と面会させていただきました。本学とprincess路市は平成25年に連携協力に関する協定(http://www.city.himeji.lg.jp/koho/press/_28474/_29241/_29436.html)を結んでいます。それを基礎とした今後の立命館大学と同市との協力の可能性についてお話をさせていただきました。

 

2016.03.16

春の味わい。

<RecOだより 154>

先日、京都でいただいた、春爛漫のお椀。
鮮やかな緑は、うすいえんどう、です。



関西ではこれからの季節の中心的青豆、うすいえんどう。
関東にいた時は、あまり名前を聞く事も、見かけることもありませんでした。

同じえんどう豆でも、グリンピースに比べ、食感も味もやわらかく感じます。
嫌いな人が少なくないグリンピース。
缶詰や冷凍のグリンピースの前に、うすいえんどうを食べていたら、嫌いにならなかったかも、と思ってしまいます。

未熟豆(青豆)類は、レグメス野菜とも呼ばれ、緑黄色野菜と豆、両方の栄養素を含みます。
成長期の豆の「まだ青い!」には、成熟豆にはない栄養価値がある訳です(人にも言えること、かもしれませんね)。
「枝豆は何の未熟豆?」というクイズを出すと真面目な顔で「そら豆!」と元気に答えてくれる学生(小学生だったらかわいいけど・・・)が時々いますが(!)、枝豆は大豆の未熟豆。大きくなってもそら豆にはなりません(笑)。

<今週の別腹>
昨日、送歓迎会となるあいコア会が開催されました。
お別れと新しい出会い。これも春の味わいですね。
Moto先生の先輩であり、国立スポーツ科学センターでは私の先輩でもあり(注;この場合、年齢は伴いません)、お世話になったH先生も、笑顔いっぱいのご栄転!



おめでとうございます。
どうぞ新天地でも、しっかり食べて、がんばって下さい!
ab

2016.03.15

科学的エビデンスの基づく運動

 昨日、福岡県の福岡大学の大学病院で医師や看護師など医療系の方々約120名に「糖尿病を改善するための科学的エビデンスに基づく運動療法」というタイトルで講演してきました!会場は福岡大学の医学部のホールで写真のように非常に新しい施設でした!

 糖尿病とはすご~く簡単に言えば、筋肉での糖の利用が上手く使うことができないことや膵臓から分泌されるインスリンというホルモン分泌が不足したり、働きが悪くなることで血液中に糖が大量にある状態が続くことで生じる病気です。それが、心疾患や脳血管疾患、腎臓疾患など様々な疾患を誘発するので、その予防は重要です。その予防・改善に運動療法は効果があります!が、どんな運動がいいのか?どのくらい運動すればいいのか?ということを現在の研究結果から効果のある運動について話しました。運動を始めるのはその効果について話して、納得した上でやる方の目的がハッキリしているため、運動に対するモチベーションが上がると思います。運動を始めたい!というみなさん、是非運動効果とは、どんな効果があるのか、少しでも学んで実践してみてはいかがでしょうか?!

 ところで、講演の前に少し時間があったので、福岡大学を見学しましたが、スポーツ科学部があるます。Motoがお世話になっている先生方にご挨拶し、キレイな施設を見せてもらいました!ありがとうございます!


Moto


2016.03.14

年度末

年度末のため、会議などがより一層多くなっている感じがします。授業はないのですが、その分、打ち合わせ、会議が多くなっています。


事務局の皆さんも同様で、入試業務などが一段落したと思えば、これから卒業式、修了式にむけての準備、そして4月1日に新入生を迎える準備にと、まさに年度末を感じる働きぶりです。

でも、卒業式、修了式でみせる学生、院生の喜びと達成感、そして来るべき次のステージへの夢と希望と同時に少しの不安。思いっきり羽ばたいて欲しい、と切に願います。また、4月1日に希望に燃えて入学してくる新入生。まさにフレッシュな風をおこしてくれます。彼ら彼女らの成長を後押しすることを喜び、そして鍛え上げる責任があります。このようなことを考えながら年度末の準備を過ごしています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
まだまだ寒い日が続きます。くれぐれも風邪を引かないように注意ください。特に、卒業生・修了生は、大きな節目を万全の体調で臨んでください。
【忠】

2016.03.13

スポ健な人 (29) Mana さん

春の訪れも感じられる今日この頃ですが、
皆様いかがお過ごしですか。

今回、紹介したい「スポ健な人」は、Mana さん (2回生) です。
Mana さんは、今学期、ACP (Advanced Coaching Program) の
学生として、活躍してくれました。



今回、そんな Mana さんに話を聞かせてもらいました。

Q:「ACP (アドバンスド・コーチング・プログラム) について教えて下さい」
A:「教育実習の前段階として、担当教員と相談しながら、
  自分で作った指導案で大学の授業 (スポーツ方法実習)を指導するプログラムの事です。」

Q:「なぜ ACP に応募しようと思われたのですか?」
A:「将来は教師を目指しているのですが、教えるのがあまり得意ではなくて・・・
  いきなり教育実習の現場に立っても、うまく指導できないと考えて、
  現場での応用力を身につけたいと思って、ACP に応募しました。」

Q:「授業を振り返ってみて、どうでしたか?」
A:「iPad を用いた授業が非常に面白かったです。
  あらかじめ動画を撮影しておいて、その動画と
  学生自身が撮影した自分のフォームを比較して
  改善してもらうようにしたのですが、
  学生も積極的に参加してくれて、効果が出ました。」

Q: 「Mana さんは、二回生も終了し、学生生活も後半に突入しますが、
  立命館スポーツ健康科学部に入っての印象は?」
A:「国公立大学と違って、学生の数が多いので、色々な人がいて
  とても刺激的です。人がたくさんいることは、学びの
  幅にもつながるという思いを持っています。」

Q:「受験生や後輩へのメッセージをお願いします。」
A:「とりあえずやってみることが重要だと思います。
  失敗しても良いので、何事にも挑戦してみて下さい。」

Mana さんが一回生の時、英語の授業で担当しました。
いつも積極的に課題に取り組み、素晴らしい学生だと感じていました。
その姿勢を失わず、将来、素晴らしい教師になってもらえればと思います。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を


2016.03.12

カウントダウンあと3回

さて、あと3回。

今日の写真は、ホンモロコの炭火焼き。
先日、ホンモロコを食べる会に行ってきて、写真を撮ってきました。
ホンモロコは琵琶湖の固有種で、かつてより数が少なくなっていますが、
養殖もされています。

ちなみに美味しい!!


そうそう、昨日は東日本大震災から5年目となりました。
色んな人が色んな想いがあるかと思います。
そして、阪神淡路大震災からは、21年あまりが過ぎました。
40年ちょっと生きてきた中で、他にも新潟県中越沖地震など、
様々な大地震がありました。

記憶に残っているもの、残っていないもの、
そして世代によって異なる記憶・・・生きていく中で、色々な違いが出ていきます。

ふと思えば、今学生となっている年代の若者は、
阪神淡路大震災は知らず、東日本大震災も中学生ごろの記憶です。
語り継ぐべきこと、語り継ぐことができなくて消えていくこと、
色んなことが生じているなぁ、と。

そして、震災の記憶を最も長く残すシンボルは、フクシマの原発です。
震災直後から様々な手を尽くして安定させてきていますが、
廃炉まで、そして完全に解体されていくまで、まだまだ時間がかかります。
その間、震災の記憶は、消える事はないでしょうね。


そういえば、原子力発電所が良いかどうかは色んな話があります。
ただ、将来どうするのかを抜きに、原発はやめるべきだ、
という議論は、NIMBYに近い意識でしょうね。
NIMBYは、Not In My Back Yardの略で、
必要かもしれないが、近いところはヤダという事です。

原発自体は、都市部の電気を支えるために運用されてきました。
東電にしても関電にしても、電気の利用の多いのは都市部で、
その都市の利便性を支えてきたのが多様な発電施設です。

これからの社会の中で、スマートグリッドと言われるような方法が、
たぶん中心になっていきます。
インターネットは、分散されて処理されて、ネットワークのスピードを上げています。
これと同じように、電気も小規模発電を組み合わせて地域の電力を支える、
という方法が中心になっていくかと思います。

そうなったときに、消費と生産のバランスが取れないのが都市部です。
今後を考えていくときには、こんな都市の在り方を考えていく、という必要があるでしょうね。


という事で、そろそろ真面目に考えながら書いていたら疲れてきましたので、このへんで・・・
ではでは。
今後の社会の中で、何が必要になるかはわかりませんが、日本では、都市を維持する負担を、地域が負担し続ける事ができるのかなぁ、という疑問を持ちつつ、今週は3日続けて飲み会・・・多いなぁ・・・