昨日、一昨日の2日間、ある企業の研修としての実習会を開催しました。この企業は、スポーツトレーナー業務を企業、大学などから受託している(株)PTTです。スポーツ健康科学研究科の院生【F原】君が勤務している会社です。彼から、「毎年各方面で社内研修会を行っているのだけれど、今年は『研究を現場に活かす』ということをテーマにしたいので、協力して欲しい」と依頼され、何度かディスカッションを繰り返し行い2日間のプログラムを作り上げました。
初日の実習は、当方の研究室が担当しました。「現場に活かすバイオメカニクス」を中心に据えて、午前中は歩行動作を行いました。この歩行動作をトレーナーの眼で判断し、その上で介入プログラムを処方し、その場で行わせ、再度、歩行動作を計測します。歩行動作は、動作解析していますので、トレーナーの判断、指導がどのようにうごきに改善させたかを客観的データで分析しました。午後は、筋力トレーニングとして、代表的に使われるスクワット動作中の筋電活動と床反力を同時計測して、スクワット動作のしかたを少し変えた時に、筋活動、床反力が変化するかを実感してもらいながら、客観的データとつきあわせてもらいました。
日頃のトレーナー活動で積み重ねている経験知と客観的データとの突き合わせによって、より合理的な指導ができるようになると感想を寄せてもらい、良い研修となったと安堵しました。
もし、このような体験実習を希望される方がおられましたら、現在、『スポーツ健康科学サマースクール』の参加者募集中です。関心のある方は是非HPをご覧ください。昨年の映像も見られますので。
https://www.ritsumei.ac.jp/~isaka/
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
学園広報UNITAS WebにRITSUMEIのWAという記事があります。教職員のWA(輪)をつなげるということで、紹介されたら、次の人を紹介するページです。大西克樹さんに紹介されて記事を書きました。ついでのときにこちらもご覧ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/staff-all/unitasweb/?
【忠】