2014.06.20
[ 2014年06月 ] の記事一覧
2014.06.19
高校生からの質問
高校訪問やオープンキャンパスなどにおいて、高校生や保護者の方々から「スポーツ健康科学部は理系学部ですか?」「スポーツ科学に興味はあるのですが、理系科目に不安があり学部での学びに対応できるか不安です」といった質問や意見を頂くことは少なくありません。確かにスポーツ健康科学部での学びの中には、「理系の要素」が多く含まれています。また、私は「スポーツ科学コース」に所属しており、その点では「理系」領域の教員です。ただし、スポーツ健康科学部の教員すべてが理系領域を得意にしているわけではありません。私自身、中~高を通して理系科目が苦手で苦労をしてきました。それでも「理系」領域の教員として大学で講義を行い、研究者としてもそれなりに頑張っています。このような自身の経験もふまえ、「スポーツ健康科学部での学びは文理融合であり、必ずしも理系科目の得意な学生のみが集まるわけではありません」という話をよくしています。それでも「やはり理系ですよね」と質問を受けた場合には(どうも理系学部という回答が欲しいようです。。)、「どちらとも言えませんね。強いて言うならば、体育系ですね」と半分冗談で応えています。
帰りの電車の中で、今回出会った生徒達のことを思い浮かべていました。「今回の模擬講義が進路選択に少しでもプラスになったのか?」「日々の勉強や部活動に積極的に取り組む上で良い刺激になったのか?」こればかりは本人達でないとわかりませんが、私にとってはとても有意義な時間でした。1年後あるいは2年後、私の愛する「スポーツ健康科学」の世界への進学を選択肢の一つに加えてもらえれば嬉しい限りです。
2014.06.18
日々の選択
おはようございます。
ma34です。
今日は、1回生の基礎演習の日。
基礎演習では、毎回ではないのですがクラス通信を(私の趣味で)発行しています。
平和ミュージアムの見学や朝食実習など、不規則なスケジュールもありますので
その確認のために書いていましたが、
最近は、私が感じていること、伝えたいことを表現する場になっています。
1回生に伝えたいことというよりは、
異なる文化圏で暮らし始め、夢を見失いかけていた、大学1回生の当時の私に向けた言葉なのかもしれません。
ロゴの一つ一つのAにまつわる英語やタイトルも、みんなのアンケートから選びました。
(Ambitious, Active, hAppy, Akazawa)
そこに、今日はこんな文章を載せました。
「 ヒトは、その気になって、自ら選んで自分を変える。朝、その気になって二本足で選んで立ち上がり、夜に眠りを選んで床につくまで、数限りなく選択を重ねる。その数々の意識的選択が、多かれ少なかれその人の持ち味(個性)を創り出し、その人の生涯の軌跡を描き出す。」
(大田堯『歩きながら考える 生命・人間・子育て』一ツ橋書房、2000年、40-41ページ)
そして、授業びらきの言葉として、以下のように話しました。
「これまでの自分を形作っているのは、誰と出会い、何を学び、何を経験してきたかということ。自分が選び取ってきたことの積み重ねが自分を作っています。では、これからの自分はどうなりたいのでしょうか?今の毎日の小さな「選択」が未来の自分をつくると考えたとき、今選べる選択を最大限活用して、生きていきたいものです。周りの友だち、先生、環境から積極的に、意識的に学び合ってくださいね。
(とくに、自分がちょっと「苦手」だったり、違和感を感じるような環境や人との出会いは大切です。自分がもっと一回り大きな自分になれるチャンスです。)」
実はクラスの様子を見ていて、一番伝えたいことは( )の中のことでした。人間関係、授業や大学での学び、部活において、それぞれが悩みを抱えている姿が見られます。悩むことは大切なこと。そんなことを伝えたいと思いました。
来週の基礎演習はディベート大会です。きょうの準備、学び合いを踏まえて、良い経験をしてほしいと思います。
ma34.
2014.06.17
OBの訪問
Hassyです。
いよいよワールドカップが始まり、早朝に起きて観るなど、生活リズムが変わった人も多いのではないでしょうか?
学生の皆さんはくれぐれも授業に支障の無いように、楽しんでください。
そんな日本の初戦は日曜の午前10時開始という絶好のタイミング。
私はジムで自転車こぎながら共に汗を流して頑張って観戦!と意気込んでいましたが、ジムは休館。。。
そこで、立命館大学SPOCHA+(スポ健を中心に立ち上げられたスポーツサークル)
https://ja-jp.facebook.com/RitsSpocha
が企画してくれたpublic viewingで観戦することに。
得点シーンではSana先生らとともに大興奮!!
現在SPOCHA+の中心となってくれているSu7gawa君とKagita9君、いいイベントでした。ありがとう!
そして、皆の夢を乗せた横断幕を2basa君がブラジルまで運んでくれるそうで、今頃丁度現地に着いたくらいでしょうか。
次戦では是非、勝ちに繋がって欲しいなと思います。
尚、今回の企画は各新聞にも掲載され、ある新聞では私の息子が選抜甲子園始球式で投げた際に取材してくれた記者が担当していました。
週末はHassyゼミの初代ゼミ長であったOBの榊原君が訪ねてくれました。
この春からダイハツ工業株式会社に就職し、現在近くの工場で研修をしているということで、古巣の陸上部に参加後、研究室にも訪ねてくれたのでした。
何か印象が違うな、と思ったら(彼にしては)色が白い!
今は、学生時代に培った体力と根性が生きて、仕事は順調のようです。
立ち仕事が多いせいか、陸上部現役のころの7%代の体脂肪率は何と5.8%になっていたというから驚きです。
研修でみっちり基礎を学んで、ゼミをまとめてくれたリーダーシップを発揮し、活躍していって欲しいと思います。
今後も社会で活躍するOB/OGが来訪するのを楽しみにしつつ、私たちの研究活動も彼ら彼女らの頑張りに負けないようにしていかないと!と思いました。2014.06.16
ライスボールセミナー
このセミナーは、理工系の教員が相互の研究理解を進めることをねらいに、2007年頃から始まりました。ネーミングは、私がさせてもらいました。意図は、おにぎりはどんな具材ともマッチでき、美味しいものです。そんなおにぎりのように、どんなテーマでも美味しく包み込むみ、プロジェクトへ発展することを願っての命名でした。写真のように、今は本物の「おにぎり」2個(無料)も頂きながら最先端の情報に触れることができます。
先週の火曜日に、私が代表をしておりますR-GIROスポーツ・健康拠点の取り組みについての概要説明と、専任研究員(PD)の本城さんから、「上半身活用歩行―運動指導への応用―」の発表がありました。本城さんの研究は、下半身と近い質量をもった上半身を上手く使うことで、効率よくあるけたり、わざど効率を落としてエネルギー消費を多く使う歩きができることを理論的証明と実証実験から明らかにしています。
「ウォーキング」は誰もが身近に取り入れている運動であり、運動していない人々も手軽に始められる運動です。是非、移動手段としての「歩き」だけけでなく、エクササイズとしての「ウォーキング」を日常の中に取り入れて、健康の増進につなげてもらいたいです。
R-GIROスポーツ・健康拠点に関わるライスボールセミナーは、今週、来週の火曜日のお昼休み(フォレスト102)にあります。是非、おにぎりを頬張りながら最先端研究に触れてください。詳しくは下記チラシをご覧ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/db/event/20140604-BKC-1.pdf
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
明治38(1905)年創業、日本最古の居酒屋といわれる「みますや」で、【伸】先生と【優】先生と会食しました。お料理もさることながら、新進気鋭の若手の先生からも『滋養供給』してもらいました。お二人には、前期中に来て、セミナーしてもらい、学生・院生へ「刺激と研究の深め方」を提供してもらう予定です。【A】先生のブログにあるように、「本気で取り組んでいる」研究者から多くを学べるでしょう。日程が決まりましたら連絡するのでお見逃しなく。
【忠】
2014.06.15
スポ健な人 (7)
皆様、いかがお過ごしですか。
今週も、スポーツ健康科学部で頑張っている
学生さんを紹介したいと思います。
今回、紹介する学生は、Naoki 君です。
先日、アメリカスポーツ医学会 (ACSM) で、
スポ健の教員・院生が多数研究発表を行ったのですが、
Naoki 君も、3回生で初めての国際発表を行いました。
そんな Naoki 君へのインタビューです。
Q: 「研究を始めたきっかけは何ですか?」
A: 「学部の先輩が国際学会で発表しているのを見て
自分もグローバルな視点を持ち、
新たなことに挑戦したいと思いました」
Q: 「海外で発表して感じた事、得たものは何ですか?」
A: 「これまで約8カ月行ってきた自分の研究は
海外の他の研究者たちにも負けていないと感じました。
その一方で、自分の研究分野の様々な人と交流し
知識をもっと高めるために英語力の向上が必要であると感じました」
Q: 「今後の夢や目標を教えて下さい」
A: 「今後は現在行っている研究を「論文」といった形で
しっかりと社会の人々に発表したいと考えています。
また、将来的には研究者となり「人々を健康にする」といったことを
テーマに研究を行いたいと思う。」
Q: 「高校生・後輩へのメッセージをお願いします」
A: 「スポ健では自分の意志があれば様々なことに
チャレンジできる環境、サポートしてくれる教員がいます。
大学生活の4年間で夢や目標を見つけ、
楽しみながら精一杯打ち込んでください!」
それでは、また。失礼致します。
良い休日をお過ごし下さい。
敦
追伸:
Time 誌 によると、 Washington D.C. が
全米で最も健康的な都市に選ばれたそうです。
日本では、どこの都市になるのでしょうか?
2014.06.14
“公務員”という仕事…
2014.06.13
「本気」を形にする
2014.06.12
模擬講義
大学生を対象にした講義には慣れていますが、高校生を対象にした場合には若干勝手が違います。高校生にとって初めて受講するであろうスポーツ健康科学の授業、これを機会にスポーツ健康科学への学びに興味を抱いてくれるかもしれません。そのように考えると責任重大です。
高校訪問やオープンキャンパスでの模擬講義を成功させる私なりの秘訣は、身近なテーマを選ぶことです。たとえば、「脂肪燃焼亢進に有効なトレーニングのポイント」などは喜ばれるテーマです。また、「低酸素トレーニング」のようなトレーニング科学分野における最新の研究内容も、多くの高校生は興味をもって話を聞いてくれます。明日の講義の対策は万全、音声ありの動画を見せるために「マイスピーカー」まで準備しています(笑)。学部代表として「スポーツ健康科学の学びの魅力と奥深さ」をしっかりとアピールしてきます。
2014.06.11
実践現場への還元
先日6月1日、日本児童英語教育学会の関西支部研究大会が近畿大学で開催されました。
私は、中高の英語科におけるパフォーマンス評価の成果をもとに、
翻って小学校外国語活動を考えるという内容を発表させていただきました。
(テーマ「小学校英語教育のカリキュラムと評価をめぐる一考察
ーパフォーマンス評価に基づいた中高英語科スタンダード案からー」
そこで、小学校外国語活動の文字学習に関して、
昨年度作成した教材パンフレットの配布も行いました。
パンフレットでは、小学校でのローマ字学習や、アルファベットの学習から
中学校でのスペリング学習という、そこの間のこれまでの「大きな飛躍」を
丁寧に扱い、教師の一方的な指導ではなく、子どもたちの「気づき・発見」をもとに
学習していってほしいという思いを込めて作成しました。
その発表以来、遠くは山口県の小学校、近場では彦根市など、
学校現場で活用したいというお声をいただき、児童にお届けしはじめています。
また、学会発表時には、文科省の小学校外国語活動担当の教科調査官も来られ、
発表に対して質問も頂きました。
小中学校の英語教育をつなぐ際、あるいは小学校教科化にむけて
文字学習をどのように行うのかが「要」として認識され始めています。
パンフレットで学ぶ子どもたちに学びながら、よりよい研究に結びつけていかねばなりません。
研究の成果を学校現場に還元していく喜びを感じながら、
その重大な責任を噛み締め、進んでいきたいと思います。
===今週のおまけ===
ゼミ生(3回生)の授業で、Warm Upのために「人間知恵の輪」をやりました。
さすが大学生、最初のルールでは簡単すぎて、自分たちで高度な技に挑戦。
こういう学びを大切にしたいと改めて思いました。