スポーツ健康科学部、健康運動科学領域の教員であります橋本健志です。
このブログでは、Hassyとして、今季もいくつかの出来事をご紹介させていただいております。
さて、先日は小集団科目として3回生以降の専門演習についてご紹介させていただきました。
今回は、2回生対象の「研究入門」についてご紹介させていただきます。
紹介した専門演習(ゼミ)への導入の観点から、この科目では、学生それぞれの興味・関心に沿って、
その学術的背景や研究体系を学び、学生の学びに対する主体的な態度を形成することを目的としています。
今学期は、学生たちの意見を踏まえながら、webを中心に授業を実施しております。
写真は、健康運動科学領域に関心のある学生のクラスの様子です。
各自、興味ある学術論文(国際誌を含む)を読み、概要を文書にまとめ、
さらに論文内容をスライドにまとめたものを発表して、皆で質疑応答をするというライブ授業です。
やはり十人十色、選ばれる論文も様々で、皆の発表を共有することで多様な研究に触れることができます。
また、今月に入ってからは、今後遂行していきたい研究を計画するプロジェクトを進めています。
これは小集団のクラス単位で実施しており、各自の興味もスポーツ教育学であったり、スポーツマネジメントであったり、
まさに学際的な本学部の特長が反映されています。
この小集団クラスは、私たち教員に加え、リサーチサポーターとして、大学院生も加わって、学部生にアドバイスしてくれます。
ライブ授業ですが、関心領域ごとにグループに分け、そこで大学院生から個別にアドバイスを貰える時間を設定しています。
大学院生も、こうしたサポートを通じて、自身の研究活動について考える機会にもなり、交流から新しいアイデアが生まれることも期待されます。
年明けに、いよいよ研究計画書の発表課題がありますので、それに向けて準備を頑張ってほしいと思います。
そうして立案した研究計画の精緻化は専門演習で実施しますが、ここでは受講生それぞれ、様々な視点でスポーツ健康科学を見ていて、そこにある疑問・課題に多様なアプローチで臨んでいくことを、お互いが認知し、多様なワクワク感が発生することを願っています。
まだまだ様々な制約があり、学生たち、そして保護者の方々も苦慮が絶えないことと存じますが
学生の学びをサポートできるよう全力を尽くしたいと思います。