こんにちは。ma34です。
今日は少し違う視点から。
まとまりがあまりついていないですが、書きたいと思います。
先日、東京にあるJICA(国際協力機構)のビルで行われた教員対象の平和ワークショップに参加したついでに、同じビルにある児童・生徒向け体験型学習施設「地球のひろば」にも寄りました。
その日は、長男(小3)も連れてきておりましたので、
彼がどのような反応を見せるのかも見たいと思っていました。
少年兵が日々抱えているライフルを見て、「かっこいいなー」と発し、そのライフルを担いでみると「重い!!こんな重いものを毎日担ぐなんて、体力つけなあかんな!」と言っていました。
まだ彼には、その本当の「重み」は理解できないのかなあと思いながら、パネルに示された等身大の少年兵が、長男と背丈も変わらないまだ小さな少年であることに大きなショックを受けました。
生まれおちた場所が違うだけで、こんなにも違うのかと。
基礎演習では、今年は一回生の全員が、衣笠キャンパスにある平和ミュージアムに見学に行きます。
見学するだけでは、大した意味はないのかもしれません。
そうであっても、それぞれの学生が、今自分たちが「見えていない」、「忘れてしまいがちな」世界の動きや状況に思いを馳せ、何かできることを見つけてほしいと思っています。
1回生のなかには、スポーツと平和が全く関係の無いものだと感じる人もいるでしょう。そんなこと、考えてもみなかった、という人も。
けれども、これまで例えば体力づくりと戦争が結び付いてしまった過去のように、スポーツや健康科学の領域において、戦争や紛争を平和に変えていく糸口もきっとあるはず。
見学はこれからとなりますが、それを是非探し、考えていく良い契機になれば、と思います。
・・・「闘うためには体力つけなあかんな!」とさらっと言った息子に対して、私もこれからどう語りかけていけばよいのか。
ちなみに、ここで知った新たな知識。
【地雷】は、一つ大体いくらくらい(値段)で出来ると思いますか?息子は、1万円くらい、私は5000円くらい、と答えました。
みなさんはどう思いますか?
地球ひろばのお姉さんスタッフによれば、一つ、たった100円くらいなのだそうです。
たった100円で、人の命を簡単に奪うことができてしまうのです。一方でまた、それを撤去するのにどれだけの費用と時間がかかるのでしょうか。(そして極めて危険な作業です)。
こうしたいわゆる「科学技術」をはじめとして、スポーツ・健康の領域も、私の教育学という領域も、
人類の叡智がこのような間違った方向で活かされてはいけないのだ、と強く思いました。
ma34。