2018.07.31
[ 2018年07月 ] の記事一覧
2018.07.30
総長報告 相撲部 野崎さん
2018.07.29
卒業生からの嬉しいメッセージ
2018.07.28
スポーツ指導者研修会
先日、公益財団法人日本スポーツ協会公認スポーツ指導者資格を更新するため
公益財団法人京都府体育協会主催の義務研修会に受講者として参加してきました。
日本スポーツ協会の指導者資格を保有者を対象にしていますので
参加者の大半は、日ごろから何らかの競技に携わる指導者になります。
私は「ジュニアスポーツ指導員」の資格保有者なのですが
これまで競技の指導経験は皆無で、
それどころか、そもそも身体能力には全く自信がありません。
では、なぜ資格を取ったのか。
それはある競技に起きた重傷事故に携わったことがきっかけです。
その事故は、スポーツに関わっている私に、
様々な問いかけをもたらしました。
無力だなとも思いました。
当時は大学院で学ぶことも全く発想になく、
スポーツ健康科学部のような学部も少なかったと思います。
しかしながら、スポーツに関わるものとして、
何か学ぶことを始めてみようと思い、行き着いたところが
ジュニアスポーツ指導員の資格でした。
ジュニアスポーツ指導員の資格取得は、
ハードルが高いものではありません。
しかしながら、それまでスポーツ科学の知識が皆無であった私にとって
大学院への進学後、資格取得で得た知識は、少なからず役に立ちました。
また、重傷事故に携わっていなかったなら、
文理融合への拘りもそれほど強くなかったかもしれません。
今では、ジュニアスポーツ指導員のテキストを参考に授業を構成したり、
マネジメントの視点から資格取得に必要な授業を担当する機会にも恵まれています。
そのような立場で参加する研修会はこれまでと違う気づきもありました。
今回京都で受講した研究会は、「アンガーマネジメント」と
「PEP TALK(本番前に使う激励のショートスピーチ)」をご専門にされた先生方の講義でした。
スポーツの指導者以外の立場でも大変役に立つ興味深いお話で、
各2時間の講義があっという間に過ぎました。
2007年に資格を取得してから、はや10年。
この間、スポーツに関わってきていましたが、
その関わり方は毎年毎年新しいことと変化の連続です。
資格の有効期限は今日の更新後、4年間で、次の資格更新のためには
資格有効期限の6か月前までに新たに研修を受ける必要があります。
今年入学した1回生は社会人になっています。
その頃、私はどのようにスポーツに関わっているのでしょうか。
日本スポーツ協会の指導者資格はジュニアスポーツ指導員のほか、
様々なカテゴリー、レベルがあります。
詳しくは日本スポーツ協会のホームページにてご確認ください。
http://www.japan-sports.or.jp/coach/tabid202.html
ゆ
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。
#PEP Talkの好事例は立命館大学のパンサーズ
#特別協賛は大塚製薬株式会社
#冷えたポカリスエットをいただきました
#初めて京都で受講
#帰り道で迷子になり、京都タワーの写真を撮る
2018.07.27
テスト監督と言語学の話その二
皆さん、こんにちは。金曜の嶋村です。本当はもう少し早くブログを更新できたらいいのですが、ネタがないやら忙しいやらギリギリにならないとできないやらでいつも遅めの更新になってしまいます。。。
さて大学は今テスト期間ですが、僕も昨日と今日でテスト監督のお手伝いをしてきました。立命では教員がテスト監督を分担して担当することになっております。今日は3回生の人が多い授業のテストだったので去年 P の担当をしていた学生さんがたくさんいました。テスト前にもかかわらず監督の先生方や学生さんに写真撮影で協力してもらいました。ありがとうございます。なんだかテスト前とは思えないくらい和やかな雰囲気ですね。テスト、みんな通ることを祈っております。
さて前回に引き続き言語学ネタで今週も書きたいと思います。前回では我々が持っている言語知識は潜在的であるということを言いました。つまり明示的に現れることがないような知識であり、それを我々は知っているんだけれど、なぜそうなっているかは説明できないものです。今日はもう少しその話をします。先週は疑問文の文法性の話をしましたが、例えば他にも以下の使役構文の格助詞(に・を)に関して同じことが言えます。
(1) 太郎は花子に走らせた。
(2) 太郎は花子を走らせた。
(1) と (2) の文では「太郎」が「させる人」であり「花子」が「させられる人」です。前者を Causer と呼び、後者を Causee と呼ぶことにしますね。さてこれらの2文から分かるように Causee は直接目的語を表示する「を」または間接目的語を表示する「に」を伴って現れることができます。ところが、使役化される動詞が (1)/(2) のように自動詞(「走る」など)ならいいのですが、目的語をとる他動詞(「ケーキを食べる」など)にすると「に」しか使うことが出来なくなります。* は非文法的な文を表します。
(3) 太郎は花子にケーキを食べさせた。
(4) *太郎は花子をケーキを食べさせた。
なぜこのようなことが起こるのでしょう。ちなみにこれと似たような現象がフランス語にもあります。フランス語で「に」に相当するものには、前置詞 à を使います(代名詞でない場合)。そして、「を」に相当するものは、代名詞でない限り顕在的に現れません。なので英語と同じですね(「彼を」は him ですが、「ジョンを」は John です)。フランス語の使役構文は英語の make に相当する faire を使って作られます。faire + 自動詞 partir 「出発する、去る」は、Causee を直接目的語として表示し、Causee は間接目的語として現れません。これは少し日本語と違いますね。日本語はどちらでもいいので。。。
(5) J’ai fait partir Jean.(私は Jean を出発させた。)
(6) *J’ai fait partir à Jean.(私は Jean に出発させた。)
似ているのは他動詞の場合です。すなわち、Causee を直接目的語として表示できないのです。
(7) *J’ai fait manger le gâteau Jean.(*私は Jean をケーキを食べさせた。)
(8) J’ai fait manger le gâteau à Jean.(私は Jean にケーキを食べさせた。)
まあ他にも色々日本語とフランス語の使役構文の違いがあるのですが、ここから言えることはどうやら他動詞をベースに使役構文を作ると Causee を「に」で表示できないということのようです。このような決まりが我々の言語知識には働いていますが、問題はなぜか?ということなんです。もちろん単純に『一つの文の中で「を」を2つ(以上)使ったらダメなんだよ』と言っちゃえば済む話ですが、これは、
(9) 太郎があの車を持っている人を知っている。
みたいな文があるので、早速この説明はダメになります(「文」という語の定義も大事になってきます)。もちろんいろんな説明方法が考えられ、できれば日本語とフランス語の使役構文にも通用するような説明を考えたいと思うのが我々言語学者です。そして、その説明理論は何かしら検証可能な予測や帰結をもたらしてくれるようなものでなければいけません。さらにこのような知識は子供が習得可能であるものでなければいけません。みなさんはこれまでお母さんやお父さんに『使役構文は他動詞の場合、させられる人や物に「を」をつけてはいけないんだ~!』って教わりましたか?たぶんそんな人は日本中探してもいないんじゃないでしょうか?けれど初見でこれまで見てきたような文の文法性判断ができますよね?やはり不思議ですね。一体私たちの言語知識はどうなっているのでしょうか?
前回から2回に渡って話したことですが、私たちの言語知識は知っているけどどうなっているかは説明できない暗黙的な知識です。そして言語学の研究からわかっていることなんですが、子供はだいたい3歳から5歳までには第1言語の文法に関する知識をある程度完成させます。これってすごいことですよね。
今日はダラダラ書いてしまった感じがしますが、来週はもう少し話を抽象的にして、我々の言語知識がどのようなものであると考えられるかを僕の専門の立場からお話ししたいと思います。
って、決してネタがないから伸ばしているわけではありません(笑)
2018.07.26
研究構想発表会
2018.07.25
日本スポーツ産業学会 第27回大会
酷暑の日々が続いていますが、みなさん、お変わりありませんか。
また、大雨災害の被害に遭われたみなさんに心からお見舞い
申し上げます。
ボランティアとして奮闘されているみなさんに敬意を表します。
一日も早く日常の生活が戻ることをお祈りします。
さて、先週の土曜日、日曜日は、東京の明治大学で、
「日本スポーツ産業学会 第27回大会」が開催されました。
今回のテーマは「2020後の日本のスポーツシステム」。
日本スポーツ産業学会はアカデミアと実業界が結びついて
運営されていることが特徴の一つですが、学問の世界では、すでに、
東京オリンピック・パラリンピックの後の日本のスポーツ界のことが
議論されています。
セミナーのテーマは、「産業としてのeスポーツの課題」
シンポジウムのテーマは、
「プロサッカークラブの市民オーナーシップシステム:ドイツと
イングランドの非営利法人から考える」
もう一つのシンポジウムのテーマは、
「大学スポーツのオルタナティブを考える」
どうですか?
なんとなく内容の想像がつきますか?
なんだかワクワクするテーマだと思いませんか?
スポーツの社会科学的な研究はおもしろいです!!
一般研究発表では、私の指導する大学院生、胡青さんが発表しました。
テーマは、
「中国における野球のプロ化を展望した現状と発展の可能性」。
他大学の先生方からもご質問やアドバイスをいただき、参考にもなり、
励みにもなり・・・
きっといい修士論文が仕上がると信じています。
そんな、スポーツの社会科学からの勉強、研究を、あなたも
立命館大学スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科で
私たちと一緒にしませんか?
ところで、1枚目の写真、
会場には発表者と、撮影者と、聴衆一人でしょうか、というご質問を
いただきましたが、ご安心ください!!
もう少し後ろに何人もの聴衆がいらっしゃいます。(笑)
2018.07.24
最後の水泳授業
2018.07.23
わが同志 Ryutokuさんの結婚!
2018.07.22