[ 2016年09月 ] の記事一覧

2016.09.20

高大連携プログラム〜大学院生による授業協力

立命館大学スポーツ健康科学部は、キャンパスが位置する滋賀県とさまざまな連携をしておりますが、高等学校とも連携をしております。なかでも滋賀県で唯一の体育科を有する草津東高等学校様とは、以前にも紹介しましたが教員、院生、学生間でもさまざまな交流が行われています。

この日は、高等学校の保健体育科の授業「体つくり運動」の授業単元に、スポーツ健康科学研究科所属の大学院生が補助として入る「授業協力」が行なわれ、その担当は、佐久間先生の研究室所属の大学院1年日比さんと、海老先生の研究室所属の大学院2年村上さんの2人でした。このうち、この日の指導を中心に行った日比さんは、昨年度スポーツ健康科学部を卒業され、スポーツ心理学を学びながら、将来保健体育科の教員を目指されています。すでに近隣の他の高等学校でも非常勤講師として活躍されており、授業の導入から落ち着いて指導をされていました。


この日の対象者は、草津東高等学校体育科に所属する1年生および2年生総勢80名で、2学年合同で行いました。
授業では、ペアストレッチングからはじまり、様々な体ほぐしの運動が実施されたあと、グループに分かれて、目隠しをした状態でロープを引っ張り、互いに声をかけあったり、ロープの引きの強さ等を感じながら、正方形などを作るというエクササイズが行われました。
これにより、普段あまり話をしない異学年や異性間で、積極的に声を掛け合って、運動を行う様子がみられ、運動がもつ「心と体の調整」の効果について、楽しく体を動かしながら学習が進められていました。
授業の最後には、今回の実施内容でねらいとした「運動とこころの関係」について、しっかりと説明をすることで、高校生の生徒のみなさんも運動の大切さについてさらに理解ができたようで、大きく頷いている人も複数みられるいい授業でした。




この「授業協力」は、このあともスポーツ健康科学研究科に所属する大学院生らの専門とする研究領域に応じた多様な授業内容(実技・講義)が準備され、実施される予定となっております。
また、このほかにも地域のなかで、スポーツ健康科学部・研究科が育成する人財がリーダーシップを発揮している様子も積極的に紹介したいと思います。



【ken】

2016.09.19

無事終了 第24回日本バイオメカニクス学会大会

先週の月曜日から水曜日まで、びわこくさつキャンパスにて開催しました
第24回日本バイオメカニクス学会大会が、無事に終了いたしました!

写真ならびに開会式、閉会式で流したムービー(大学院生、ポスドク制作)は下記のところからご覧ください。

http://www.ic.fc.ritsumei.ac.jp/JSB2016/TOP.html
https://www.facebook.com/jsbiomech/?fref=ts




ちなみに、上のイラストは、開会式のムービーに使われていますが、ポスドクの正Dさん作です。第1回大会から今回の24回大会までの歴史、時代背景もまとめられ、オープニングを飾るのに相応しいものになりました。会期中には、各会場にポスターサイズにて掲示しておりましたところ、どうしても欲しい!という参加者が何枚か持って帰ってくれました。また、写真を撮っている多くの参加者も見かけました。

 大会HPに記載の通り
          第24回日本バイオメカニクス学会大会は,山崎直子先生とW.Herzog先生による2件の特別講演,
        優秀な研究者・学生の皆様による118件の研究発表をもちまして無事閉会いたしました.
           多数のご参加をいただき誠にありがとうございました.


 全国から約400名の参加者があり
            「実行委員,現地スタッフの対応の満足度:96.1%」という評価も頂けました。

本学部の【AKNR】先生が実行委員長、【栗field】先生が事務局長をはじめ、学内外の実力揃いの実行委員の先生方、院生、学部生、ならびに関係者のみなさんのおかげです。改めてお礼申し上げます。

学会終了の翌日にアンケートをまとめてくれた、英語が素晴らしいと評判の助教【masaF】 先生より、次のコメントをもらいました。

      「事前準備が良くされていた」 「スタッフに連帯感があり良かった」等のお声を頂いておりますように
      この様な大会の成功も,実行委員の皆様のご尽力とチームワークの成果であると感じております。
 

 今回の大会組織として最後のしめくくりは、今回の成功を次の学会大会へ繋ぐことです。
【AKNR】先生の指揮のもと、すでに各担当のところで引き継ぎを意識した最終整理がなされ、
【栗field】先生が最終報告をまとめて、次回大会関係者を交えた最終報告会にて全てが完了となります。
実行委員の先生方はもう少しお付き合いください。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
学会大会にて、宇宙飛行士/本学客員教授の山崎直子先生に「宇宙から考える未来のバイオメカニクス」にてお話しを頂きました。何度か講演を聴いていますがいつもながら素晴らしい内容です。詳細はHPをご覧ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/shs/news/article.html/?id=251
【忠】

2016.09.18

マハロ!ハワイ

とうとう来週の22日に帰国することになりました。
あっという間の半年間でした。
お世話になった皆さま、誠にありがとうございました。
この場をお借りして、御礼申し上げます。
I appreciate evryone that I met in Hawaii.

本日は、クワキニ病院の研究室で隣の席のミスティを
紹介させていただきます。
ミスティは、カリフォルニアのペパーダイン大学出身で
教育老年学(Education Gerontrogy)を学ばれました。
日本ではなかなか耳にしない言葉ですが
高齢化の問題は世界中でかなり深刻で、
教育老年学は高齢者の生涯教育をサポートするために
エイジングと学びとの関連を探求する
新しい人文社会学系の学問領域です。
彼女は大学卒業後、UCLAの医学部のEducation Specialist
として働かれて、今はハワイ大学医学部の学生やレジデントに
生涯教育の研究サポートをされています。
おばあさんが沖縄県出身だそうです。



クワキニ病院では、100歳以上の高齢者の方がたくさん来られます。
ハワイでも高齢者の病院として知られています。
病院では様々な高齢者へのイベントが開催されていて
本日も1Fホールで、フラダンスのショーが行われていました。
高齢者の皆さんは、ベッドのままホールに来ることができます。
ホノルルハートプログラムは、1965年から始まって50年が経過しています。
ハワイの日系人を中心に、独自の生涯教育プログラムが
半世紀以上にわたって脈々と受け継がれています。



下の写真はハワイのモアナルア・ガーデンパークにある
この木なんの木で有名な「日立の樹」です。
この時期たくさんの花を咲かせていました。



Good day!

sana

2016.09.17

スポ健な…人々(5) 多彩なお姉様達


スポ健な…人々(5) 多彩なお姉様達

「スポ健な…人々」シリーズ、第5弾です~。

昨日、夕方6時過ぎにスポ健インテグレーションコア2階に下りていくと、写真を見てください。誰もいません。学生さん達がいないと、本当に寂しいですね。


写真 誰もいないインテグレーションコア2階の様子





そこで、事務室に行くと、いましたぁ、お姉様達~とお兄さん(注Ten河さん)。


写真 いましたぁ、お姉様達~とお兄さん(注Ten河さん)。





そこで、これまで、私の取材を受けておられなかった段pineさんに、「私の取材を受けてもらえますか?」とお聞きしました。
間髪入れずに、ニッコリと微笑んでくれました(ついでに「Vサイン!」)。もちろん、「OK!」の意味と理解し、早速、シャーペンとメモ用紙を持って行き、横に座りました。Ten河さんは、今回は、スルーしました(ごめんなさい。またの機会ね~。。。)。


写真 ニッコリと「Vサイン!」・Ten河さんは、今回はごめんなさい~。






それで、少し時間を頂いて、お話を伺いました。

【 智 】 近況はどうですか?
【 段pineさん 】
 履修相談とか面談を最近しています。来週にある前期の卒業式で、知っている学生さんを送り出すことは、嬉しいことですが、ゆっぱり、寂しいですね~。

こんな感じで、インタビューはスタートしました。


写真 【 段pineさん 】へのインタビューの様子①




 

国際企画課という部署から言語教育企画課を経て、我がスポ健へ、いらっしゃいました。
海外の大学と立命館大学との協定を結んだり、国際会議のアレンジをしたり、海外の教員の招聘や学生の滞在について対応したり、等々、なんだか、国際的な方だなあ、と思いました。

それで、写真タイムです。
なかなか、写真写りがいいですねぇ~。


写真 写真写りのいい【 段pineさん 】!



 

よくよく聞いてみると、びっくりしました。
【 段pineさん 】、英国のサウスヨークシャー州にあるシェフィールド大学・グローバライジング・エデュケーションという大学院に1年間留学し、修士号を取得されたとのことです!(The University of Sheffield, MA Globalising Education: Policy and Practice)

どんな研究科かというと、国や研究機関に関して、それらはどのように国際化していくのか、国際化を図る時に他の地域間との関係はどのように変化するのか、国際化する時に生じる問題は何か、その解決方法は、等、まさに、国際化と教育の関係について、研究している所のようですね。

留学の費用はどうしたんですか、と聞きましたが、立命館大学の事務の方は、研修を受けて、最終論文を書くそうです。そして、その中で、なんと、最優秀賞を獲得されたそうです。
その結果、留学の費用を出してもらえることになった、とのことでした。

そんな話を聞いていて、凄いなぁ、よく勉強しているんだなぁとしみじみ思いました。
段pineさん、いつも、ニコニコして、とっても、丁寧にお仕事をされています。
段pineさんの作成された資料等を見ると、とっても、綺麗、分かりやすい、温か、速い、の4拍子揃っています。
また、昨日もあったのですが、私たちが見落としていることを、さっと、教えてくださいます。私たちも、恥をかかずに済んでいます。

そして、必要なことは、やっぱり、きっちりと話してくれます。

そんな段pineさんに、教員一同、感謝、感謝、です!

等と思っていたら、後ろから、「段pineさん、才女なのよね~!」「そうですね~!」とお声がかかりました。

そこで、後ろを振り返ると、「いましたぁ、お姉様達~!」
それで、記念写真です。パチリ。



写真 いましたぁ、お姉様達~!





お姉様達と、会話開始!

あ~、今日は成績ガイダンスで疲れ気味~、あ~、後期がもうすぐ始まる~、あ~〇〇、あ~〇〇等、心の声も聞きながら、インタビューとお姉様達との会話が、無事終わりました。

お姉様達、インタビュー、写真撮影のご協力、大変ありがとうございました~。

それでは、良い週末を!

【 智 】

2016.09.16

第71回国民体育大会 滋賀県選手団 結団壮行式


nao です

9月15日木曜日、ピアザ淡海ピアザホ-ルで第71回国民体育大会『希望郷いわて国体』滋賀県選手団 結団壮行式が行われました。
選手総勢285名の高校生、大学生、社会人らの選手団です。
選手らは、ド-ピング防止研修会を受けた後、結団壮行式に参加しました。
団旗が三日月大造滋賀県知事から河本英典滋賀県体育協会会長に手渡され、そして峯村沙紀旗手(東レアロ-ズ)にしっかりと引き継がれました。
会場に集まった選手たちの顔が一瞬にして引き締まりました。



その後、滋賀学園チアリ-ディングチ-ム レイカ-ズの激励演技で元気を貰いました。
既に水泳競技は9月4日から11日までの期間に行われました。
10月1日に開会式、11日に閉会式が行われます。



立命館から以下に示す16名の選手たちが滋賀県代表に選出されています。

[敬称省略]
<陸上競技>
  山中日菜美(2回生)
  壹岐いちこ(1)
<ボ-ト>
(写真の5人です。会場で声をかけてくれました。ありがとう。)
  藤井香菜(3)
  高野晃帆(1)
  伊関法子(1)
  佐野ゆりな(2)
  奥井悠子(4)



<ホッケ->
  畑野修平(2)
  杉山惇士(1)
<バスケットボ-ル>
  竹村蓮(3)
<レスリング>
  桝田智広(2)
<セーリング>
  板庇雄馬
<ソフトテニス>
  澤井明子(4)
<卓球>
  中村圭介(4)
<ゴルフ>
  柴田将弥(3)
  億田真琴(3)

種目によって選手らの選出方法が異なります。
滋賀県の代表選手として近畿ブロック大会で勝利しないと国体に参加できない種目も沢山ありますので、上記以外に多くの学生らが滋賀代表で頑張っています。
また京都・大阪・兵庫の代表選手や、出身都道府県から出場する選手(ふるさと枠)も大勢おられます。
立命館大学の選手の方々の活躍をお祈りしております。

2016.09.15

「挑戦したいを応援する」運動フェスティバル

このブログでも度々紹介している立命館大学びわこ・くさつキャンパスの新複合スポーツ施設 スポーツ健康コモンズも完成し、9月26日から始まる後期の授業でも使われます。私も今まで学内でできなかったプールでの実験ができるようになるのを心待ちにしています。
このスポーツ健康コモンズは我々も参加している立命館大学COI拠点で開発している超音波スピーカーが設置されているほか、研究や社会実装活動への活用など、COI拠点にとっても重要な施設になります。

そのスポーツ健康コモンズの開設記念イベントの1つとしてとして、立命館大学COI拠点が中心となり、
2016年10月22日(土)に
「挑戦したいを応援する」運動フェスティバル
を開催します。



子供(小学生以上)からお年寄りまで、楽しめる内容になっています。
お友達同士で、家族で、夫婦で、もちろんお一人でも、気軽に参加できます。
このイベントがCOI拠点が目指す「運動」を媒介に、全てを人々をアクティブな状態にする”アクティブ・フォー・オール”の一端が体験できます。

詳細は、こちらをご覧ください。
※申し込み不要で参加できますが、様々な企画があり、企画毎に定員がありますので、注意してください。

naru

以下、「挑戦したいを応援する」運動フェスティバルの案内文です。

運動って健康になるためには必要なことなのに、なかなか続かないですよね!

それって仲間がいて、楽しい時間が待っていればもしかしたら続けられるかも。
そんなあなたの「挑戦したい」を応援するフェスティバルがここにある!
日ごろ運動不足のお父さん・お母さん!お子さんと一緒に楽しい運動教室に参加してみませんか!!インストラクターが親切丁寧に指導してくれます!
当日は、ウォーキング指導やダンス、いろんな運動教室を開放。
さらに草津地域密着の農協様などの協力で有機野菜販売や試食会など運動と食のイベントとして開催します!




2016.09.14

夏休みと卒論

9月も中旬になり、すっかり秋の雰囲気になってきました。いかがお過ごしですか?

学生たちもいい色に焼け、4回生は学生最後の夏休みとあって、充実した時間を過ごしているようです。ゼミの学生たちも、一緒にラフティングに行ってきたようです。台風が来そうな日に出かけるようでしたので心配でしたが、そんなことよりも、楽しさいっぱいの土産話でした。

そんな楽しみの中でも気になっては消え、消えては気になるのが「卒業論文」のようで、最近、ときどき研究室にやって来ます。いくつか理由があって、ゼミ生には「卒論のことは、何人かで一緒に来る」ように伝えてあるので、毎回、ゼミの中で一緒に行く仲間探しから始まります。

夏の旅行の話、部活の試合や合宿の話、そしてお土産のお菓子を囲みながらスタートです。


(お土産を囲んで、その土地のことも学びつつ、話も弾みつつ。日本も、世界も、広いですね)

おもしろいもので、おおよそ自分たちの話が終わると、学生たち自身でいつの間にか研究の話を始めます。一緒にやっていく中で、「お!なるほど(そういう好みの学生なのかぁ)」「お!なるほど(そういう視点できたかぁ)」と、学生のことも、研究の内容についても私自身が気づかされることも多くあります。

卒業論文を卒業するために作成する、というだけでなく、ものごとの「考え方」「観る姿勢」、自分の気持ちに「正直であること」を身につけてほしいなと思っていますし、心理/リーダーシップの研究室ということもあって、「ひとって、やっぱりいいよね」「ひとって、変われるんだね」と、研究を通じて実感してくれるといいな、と思っています。

ippo

2016.09.13

教育委員会との共同研究

これまでのエントリーにおいても、児童の体力あるいは運動能力の向上についての取り組みを紹介してまいりましたが、立命館大学スポーツ健康科学部の【智】先生を中心としたスポーツ教育学研究室では、BKCの地元草津市以外にも多くの教育委員会様と共同で児童の体力・運動能力の向上にむけたプロジェクトに取り組んでいます。

今回紹介するのでは、福岡県北九州市における共同研究の事例です。
北九州市は、人口95万人を抱える政令指定都市で、18歳未満の子ども人口は15万人を超えます(北九州市のHPより)。こうした北九州市の子どもたちの体力の現状については、全国平均を下回っているとのことで、これをなんとか向上させようというところから北九州市教育委員会様より、【智】先生にお声かけがあり、これにスポーツ教育学研究室のメンバーとともに取り組んでいます。

依頼を受けて我々はまず、文科省により全国悉皆で調査・集計されている「体力・運動能力、運動習慣等調査結果」を分析することより始め、向上に向けた強化の柱を決め、それらを推進していくための具体的な手続きについてアイディアを出し合い教育委員会様へ提案いたしました。
教育委員会様ではこれらの提案をさらにブラッシュアップした上で、今年度の開始早々にこれらの施策を徐々にスタートされております。まずは、全市の小・中学校の体育科および保健体育科の担当の先生がたへの連絡とその具体的方法の伝達、また先生方ご自身にもプロジェクトに携わってもらうことで、全市的な取り組みの気運を高めていくことから始められております。先般も小・中の先生方が各グループに分かれて、体力を向上させられることのできる運動プログラムの開発に非常に積極的に取り組まれていらっしゃったとのご報告もいただいております。


このほかにも、体力向上に資する効果的な多様な取り組みが、教育現場の先生方の実感をもとにした意見と、研究者による協力が有機的に連携しながら、進められています。先日、こうしたものを網羅的にまとめた「体力向上プログラム(第2版)」(下図)を作成されたとの連絡をいただきました。
このプログラムにより、今後北九州市の児童の体力がどのように変容していくのかについて大いに気になるところですが、それとともに、1つの大きな市の教育的施策をどう隅々まで行き渡らせ、その効果を確実なものにするのかについての教育委員会の方々の進め方についても、大いに勉強させていただいているところです。

また、これらの研究成果についても、ある程度まとまりましたら、学会誌等へ随時発表していきたいと思います。


(北九州市教育委員会様より表紙掲載の許可を得ています)



※追記
先般、スポーツ健康科学部では、FD(Faculty Development: 大学教員の資質改善・開発)研修会が行なわれました。カリキュラムに関する議論、入試等の教育制度に関する議論、さらには、学部の広報活動に関する議論等、多様な視点から、グループワーク、ブレインストーミング、ディスカッションにより、日々の教学についての点検と改革可能性についての議論が非常に積極的に行なわれました。このような教学についての熱い議論もまた、スポーツ健康科学部を強くする、いわば【Fの力】になるのだと改めて感じました。



【ken】

2016.09.12

JSB2016はいよいよ本日から

いよいよ第24回日本バイオメカニクス学会大会が、本日から始まります。
http://www.ic.fc.ritsumei.ac.jp/JSB2016/TOP.html



全国学会を受けて準備をするには、運営、実行する先生方のエネルギーと多くの協力なくしてはできません。

大学院生(M)の時に、この学会大会(8回大会)の運営に携わらせていただきました。恩師が大会長を務め、助手の先生、先輩院生の指示を受けながら手伝ったことを記憶しています。それから30年後に、組織委員長を引き受けることになるとは予想もしておりませんでした。

本学部の【AKNR】先生が実行委員長、【栗field】先生が事務局長に座っており、学内外の実力揃いの若手研究者の先生方が実行委員として勢揃いしていますので、有意義かつ素晴らしい学会になることを確信しています。今日から3日間(実は昨日からプレコングレスで一部スタート、写真下)、インテグレーションコア、エポック立命21を会場に開催します。興味のある方は当日参加も受け付けておりますので。


ただ、天候が少し不安です。こちらはお天道様しだいですが、小生の影響が出ないことを願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
写真は前日準備の様子です。ここにもMの力が発揮されています。【智】先生のブログにあるように、準備の段階から学外の先生より、本学のチーム力、まとまりを評価いただいています。そのような中で、大学院生は、Mの力、Dの力をつけてきています。


【忠】

2016.09.11

ハワイでの研究活動など

今回、ハワイ大学に来るきっかけとなったのは
私の友人で大阪産業大学のS先生から紹介していただいた
ウイルコックス先生にメールを送ったことです。
自身の研究歴とホノルルハートプログラム(HHP)でできそうな
研究計画を添えてコンタクトを取りました。
双子の先生のお兄さんで、弟さんは沖縄国際大学の教授をされています。
奥さんは日本人ということで、大変親切にしていただきました。
早速、ハワイ大学老年学科長のマサキ先生をご紹介いただき現在に至ります。



この半年でホノルルハートプログラム(HHP)のデータをもとに
1本の論文を完成させることができました。
タイトルは「サルコペニア肥満と総死亡リスクの関係(仮)」です。
被験者は、HHPの1991年~1993年に参加された2,309名の日系人の方々で、
当時の平均年齢は77.6歳でした。
それから2015年までの24年間の追跡調査となります。
まだ生存されている方がもいらっしゃいますが95.7%がすでに亡くなっています。
今回は、やせ、肥満、かくれ肥満の人の寿命の違いについて調査しました。
結果は、痩せの人が最も短命で、かくれ肥満ではなく
太っているだけの人が最も長生きという結果です。
これはオベシティ・パラドックスといわれていて
疫学研究ではよく見られることですが、これまでのところ
かくれ肥満との関係を観察した研究はほとんどありません。



データの解析は、ランディー先生が担当しました。
彼は中国人で、HPPでのデータ解析のテクニシャンです。
今回の研究でもっとも時間をかけて話し合った先生です。



8月からクワキニ病院にサバティカルで来られた小原先生にも大変お世話になりました。
こちらに来て、話ができる初めての日本人の先生で
プライベートでもお付き合いさせていただきました。
小原先生は九州大学医学部精神病態医学の講師で現在39歳です。
クワキニ病院では認知症をアウトカムとした研究をされる予定です。
大学では、日本でも有名な久山町スタディの研究室に所属されています。
長く疫学研究に携わっている先生ですので、この分野の知識が非常に豊富で
わからなかった疑問にもすぐに答えていただき、ありがとうございました。
また今後ともよろしくお願いします!

Good day!

sana