2015.10.09
深夜特急 読了
4巻「シルクロード」:パキスタン、アフガニスタン、イラン
5巻「トルコ・ギリシャ・地中海」:トルコ、ギリシャ、地中海クルーズ
6巻「南ヨーロッパ・ロンドン」:イタリア、モナコ、フランス、スペイン、ポルトガル、イギリス
一部船も使っていますが、基本全て路線バスを使って旅しています。この様にしてイギリスまで行けるという事は、可能だと言われれば「そうだろうなあ・・・」とは思いますが、島国の日本に生まれ育った私としては今ひとつピンと来ないなというのが正直な所です。
旅の途中、国境を越えたところで急に物価が変わる、という描写が何回かありました。その国の経済状態によってホテルやレストランの値段が明らかに変わっていたようです。ヨーロッパに向かうにつれて徐々に物価が上がっていくとの事。この本が最初に発行されたのは 1986年ですのでかなり以前の情報にはなりますが、現在同じルートをたどるとどう感じるのでしょうか。そもそも同じルートはまだ通行できるのでしょうか?当時と現在の情勢を対比したら随分変わっているだろうな、と思いました。
これは所謂「紀行文」のジャンルの作品ですが、昨年も何冊か紀行文を読みました。さくら剛さんの作品で、書店で平積みになっていた本の表紙にインパクトを受けて衝動買いしたものです。読んでみたら思いの外面白く(「笑える」という意味でも面白く)あっと言う間に読んでしまいました。ネットで書籍を検索・購入するのが容易な今日この頃ですが、実店舗に行ってみると当初目的とは別に興味を惹かれるものを見つけたり、時間が無くて保留していた事を思い出したりします。幸い草津にも南草津にも品揃えの良い書店がありますね。普段あまり本を読まない、という方もたまに立ち寄ってみては如何でしょうか。