2019.02.10
2019.02.09
Bリーグアルビレックス新潟BB観戦 in 長岡市
新潟県長岡市でBリーグの試合を観戦してきました。
Jリーグ(サッカー)の「アルビレックス新潟」の
ホームタウンは新潟県新潟市ですが
Bリーグ(バスケットボール)の「アルビレックス新潟BB」の
ホームタウンは新潟県長岡市になります。
Bリーグの観戦はまだ2回目で、初観戦は
2016年9月22日に国立代々木第一体育館でTip offとなった
記念すべき開幕戦でした。
2016年の開幕戦、あるいは今回もBリーグの観戦者には
いかにも「バスケットボールをやっています(きました)!」という感じの方が
他のスポーツと比較して少ないのではないかと感じました。
公益財団法人日本バスケットボール協会の公式発表によれば、
2017年のバスケットボールの競技者登録数は63万人程度です。
同年のサッカーの競技者登録数は
91万人(公益財団法人日本サッカー協会公式発表)、
ラグビーは10万人(公益財団法人日本ラグビーフットボール協会発表)です。
「みる」スポーツから「する」スポーツへ導くことの難しさをお伝えしましたが
数字だけを追うと、「する」スポーツから「みる」スポーツも同様なのかもしれません。
しかしながら、そもそも会場となるアリーナの収容人数が
NPBのプロ野球やJリーグの試合会場よりも少なく
アルビレックス新潟BB戦が開催された
アオーレ長岡の収容人数は5,000人であることを考えると、
バスケットボールの競技経験者ではない、
多様な人が楽しみを求めてアリーナに集っているとも言えます。
スポーツマネジメント領域において、Bリーグおよび
リーグに所属するチームの挑戦から学ぶことは数多くあります。
既に我が国のスポーツ組織の常識となってきた
健全経営の追求と地域に根差したスポーツクラブ作りは
一つの試合からも垣間見ることができます。
当日は様々なイベントが開催され、地元の酒造とのコラボ商品も販売されていました。
Bリーグは使命として、
・世界に通用する選手やチームの輩出
・エンターテイメント性の追求
・「体育館」ではなく「アリーナ」作りの3つを掲げています。
今日の試合は良かった、あのプレイは最高だった、ではなく
「今日は楽しかった!」が重要なのです。
競技そのものに理解がある、スポーツする人たちだけが「試合」を楽しむのではなく
これまで縁のなかった人たちがその時間や空間を楽しめる
エンタテインメントの一つとして人々や地域の幸せを創造することを追求しています。
雪深い長岡市にて大歓声のアリーナにいながら、
私も「あぁ、楽しかった」というひと時を過ごせました。
ゆ
写真はアルビレックス新潟BBの試合会場
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。
#対戦相手は、琉球キングス
#試合以外の演出が豊富になると
#観戦者調査は難しいのです
2019.02.08
Obligatory Contour Principle
どうも、こんばんは、嶋村です。今週は付属校の説明会に少し参加してきました。P の話をしてちょっと厳しい事を言いすぎたかも知れませんが、まあしっかり大学生になる準備をしてきて欲しいものですね。
さて、僕は成績もつけ終わって、完全に自分の時間を自分の研究に使っています(家のことをやる以外は)。いま新しいトピックをいろいろ研究しているのですが、そのことで頭がいっぱいで、ブログのトピックとして適当なことを何も思いつくことができません。ちなみに何をやっているかと言うと、一つお話しすると、文法的(統語的)に Obligatory Contour Principle (OCP) が働いているんのではないかということなんですが、う〜ん、なんか難しそうですね(笑)。
OCP というのは元は言語の音に関する研究で生まれた概念で、うまい日本語訳に出会ったことがありません(笑)。用は隣接する(あるいはとっても近い)音同士は同じ特性を持っていたらダメだよっていう原理です。なんじゃそりゃ(笑)。
例えば、日本語には有声(濁音)と無声(清音、半濁音)の区別がありますよね。「ぐ」と「く」や「ぶ」と「ぷ」の区別がそれに当たります。気づかないかも知れませんが、このペアを発音するとき、口の形や舌の位置は同じです。喉(声門)が震えてるかどうかのみ違うはずです。ちょっと手を喉に当てて発音してみてください。「ぐ」や「ぶ」を発音すると喉の震えを感じると思います。で、複合語を作るとき、例えば「試験」と「勉強」を合わせると「試験勉強」という語ができますよね。この読み方は「しけん」と「べんきょう」の複合語なので当然「しけんべんきょう」ですね。ところが「株式(かぶしき)」と「会社(かいしゃ)」を合わせると「株式会社(かぶしきがいしゃ)」となり「かいしゃ」が「がいしゃ」になることに気づくと思います。これを言語学では、時に音を研究する音韻論では連濁(れんだく)と呼んでいます。ところが後続する語にすでに濁音(有声音)があると連濁をしなくなる場合があります(例外はあります)。例えば、「書き言葉」は「かき」と「ことば」から出来ていますが、「ことば」にすでに「ば」という濁音(有声音)があるので、「かきごとば」にはなりません。同様に「そよ風」は「そよ」と「かぜ」から出来ていますが、すでに「かぜ」に「ぜ」という濁音(有声音)があるので「そよがぜ」にはなりません。このように連濁できそうな環境でも近くに連濁した結果生まれる濁音(有声音)が別に近くにある場合は連濁しないことがあります。こういう法則を見つけた人の名前にちなんでライマンの法則と言いますが、実は江戸時代すでに本居宣長が独自に見つけていたそうです。なんだか歴史を感じますね。ちなみに先行する語に濁音があっても連濁しにくいようです。例えば、「福崎さん」は「ふくさき」でも「ふくざき」でも良さそうですが、「藤崎さん」は「ふじさき」はいいけど「ふじざき」は結構無理に感じませんか?OCP は本来連濁を説明するために考案された原理ではないのですが、語を合わせた時に濁音が並ぶと気持ち悪いのは一種の OCP と言うことができるかも知れません。
さて、僕が考えているのは日本語を含め様々な言語で音だけでなく文法レベルで似たものが近くにあると文法的に問題があるかどうかを調べています。今のとこ日本語と英語とアイスランド語を見てみて、まあ自分の分析でいけるかなって思ってたら、いろいろな世界の言語を見るとそうでもないことがわかりました。今週、特に今日は一日中悩んでます。なんで、ブログどころではありません。。。なのに夕飯担当をしました。。。
はい、なので今日はこの辺で。。。(今日の写真は、また何もないので、朱雀キャンパスの中。。。)
2019.02.07
国際学会に来ています。
2019.02.06
スポ健3回生、高野君、頑張ってます!!
先週の金曜日、先のアジア大会で舵手なしペア4位入賞のボート部員、
スポーツ健康科学部3回生の高野晃帆君が、立命館大学の
「東京オリンピック・パラリンピック活動助成金」の受給者として、
京都、滋賀の主要地方紙、京都新聞の取材に応えました。
取材では、立命館大学の学生として、またボート競技のトップアスリートの
一人として、その両者を相立たせるために全力で努める高野君の姿が
語られました。
朝5時から練習して、大学に出て授業を受けて、帰って練習する・・・
開講期のボート協会の合宿には、授業と重なってなかなか参加できず、
その分、部員たちと直向きに練習して、合宿メンバーに置いていかれない
ように頑張る・・・
そして、いつも元気に明るい笑顔!!
「東京オリパラ活動助成金」は、そんな高野君への力強い支援です。
しかし・・・
高野君に限らず、ウチのボート部員たちはみんな立派や!!
みんな、いろいろな葛藤の中で一生懸命考えながら笑顔で頑張ってる。
そんな彼ら、彼女らに励まされて、私もますます頑張ります。
Apollo
2019.02.05
難解な日本語人称
2019.02.04
ライスボールセミナー in 立命館高校@長岡京キャンパス
2019.02.03
濃密な2年間
2019.02.02
サービスラーニング 草津市教育委員会様への報告会
今週の水曜日、今年度サービスラーニングを受講していたNさんが
草津市教育委員様でサービスラーニングの実施報告会をさせていただきました。
サービスラーニングとは、地域社会のニーズと学生の大学での学びを
奉仕活動(実践活動)というサービスを通して融合させてることを目的とした学習法です。
また、この学習方では、「振り返り」も重要視しています。
報告会むけて何度も教員のアドバイスを受けながらスライドを作り直すことで、
「振り返り」ながら実践を通じた学びと経験を深めることができた捉えています。
草津市教育委員会様との取り組みは、今年で8年目になります。
教員を目指す学生が大学の学びを活かして、学校体育の授業や体育行事に関わりながら
教育現場でイベントの運営や児童への指導を実践するのが主たる内容になります。
受け入れてくださる学校側の先生方からも体育の授業が充実すると
評価をしていただいているようです。
サービスラーニングを受講する学生にとっては、限られた期間に指導内容を考えたり、
初めての場所に足を運んだりしながら、規定された時間をこなさなくてはなりません。
今年度サービスラーニングの担当となり、最初は不安な顔をしている学生をみながら
やや心配もしていました。
しかしながら、Nさんからの報告を受けるうちに、
教育委員会さまや教育現場の先生方の陰ながらのサポートをいただきがあり、
学生たちに対して学びの場をご提供いただく一方で、
期待をしていただいているようにも感じていました。
特に今年度は、自然災害が重なり、イベントの中止や延期がある中
各小学校の先生方や教育委員会の方々からのご尽力やご配慮をいただきながら
なんとか全プログラムの終了することができ、年が明けてからの報告会となりました。
当初Nさんは、様々な事案を抱えながらサービスラーニングの
スケジュールをこなすのが精一杯という様子でしたが
徐々に手ごたえを感じてきたようで、報告会に向けて振り返りを重ねることで、
具体的の将来を描くことができる達成感を得たようです。
また今回の報告会では、Kenji先生のゼミ4回生のHさんも卒業論文の発表をさせていただきました。
こちらも実際に小学校に訪れ、児童に対してプログラムを介入した興味深い研究で、
報告会に参加されていた教育委員の方々から多くのご質問をいただくことができました。
多くの方々に支えられたサービスラーニングを充実した報告会で終えることができました。
関係者の皆様、本当にありがとうございました。
そして、今後ともよろしくお願いいたします。
ゆ
写真は草津教育委員会さまでの報告会の様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。
#学内では、
#Kenji先生の陰ながらのフォローもあり、
#事務室の方々の手厚いサポートもあり、
#こちらも御礼申し上げます
2019.02.01
P の振り返りと成績会議
こんにちは、嶋村です。テスト期間も終わり学生さんは春休みですね。僕は昨日まで後期の成績を付けていました。今日は成績会議で大学におります(今日は写真が何もないので研究室がある階の廊下の写真 笑)。無事全てのクラスの成績を付け終わることができたので、今日は後期の授業の振り返りをしたいと思います。まあと言っても、こういう話をするときはだいたいどのような人が単位を落とすかなので、今日はその辺について書いておきます。
さて、英語 P の シラバスには、P1 から P4 までだいたいその概要として「自分の関心ごとにリサーチを行いその成果を英語で発表する(ペーパーを書く)」と書いてあります。多少の差異はあるかもしれませんが概ね言っていることは同じです。これが達成できないと落ちるわけです。今回はこの「自分の関心ごとにリサーチを行いその成果を英語で発表する(ペーパーを書く)」を少し分解して、各部分でどのようにミスる(笑)と落単するかを教えたいと思います。まあ多少先生によっては意見が違うかもしれませんが、おそらく大まかなところは意見が一致するのではないでしょうか。
1.「自分の関心ごとに 」
「お、なんでいきなりここなんだよ?」 と思った人もいるでしょう。「興味を持ったらなんでもいいんだろ?」という文句が聞こえてきそうですが、何でも好きなことをやればいいというものではありません。これはこの次の文言である「リサーチを行い」に関係するのですが、P の授業の主要な課題はリサーチをするということにあります。リサーチとは研究でして、特に大学では、小学校の夏休みの自由研究ではなく、それは少なくとも科学的研究手法に則ったものでなければなりません。そして、まず真っ当なリサーチクエスチョン(RQ)を設定する必要があります。それは客観的な事実に基づき、先行研究で議論されていることも踏まえて設定しなければなりません。ここで、必要な能力は以下の3つ関係することだと僕は思います:(1)適切な情報源(論文など)を探せるかどうか、(2)論文を読んで理解し批評できるかどうか、そして大学での研究に初めて足を踏み入れた学生さんにとって何よりも大事なのが、(3)単に自分の興味があることでもそれを客観的に見て一般的な話題・課題に昇華できるかどうか。3つはそれぞれ絡み合っています。例えば、(これは授業でも使った例ですが)ある人が東京オリピックのボランティア活動に関して興味をもったとします。世間では大学の日程を変えて学生がボランティアに参加できるようにするという動きがあり、実際そういう大学も結構あるそうですが、まあ大学の先生の中にはあまりよく思っていない人もいるそうです。まあそれはいいとして、仮に RQ を「大学の日程を変えてでも学生ボランティアの確保をすべきかどうか」と漠然と立てたとします。これを提示するときに「オリンピックは大事なイベントだ!」とか「日本中が注目している!」などと主観的な意見を並び立てても意味がありません。例えば、人によっては「興味ないし注目していない」と一蹴することができます。また「日本国民の ~% が興味を持っているんだ!」と何かしらのデータを提示しても当該 RQ にはなんの関係もないでしょう。ここで、この RQ にとって有意味なのは「大学の理念・目標・運営とオリピックにおける学生ボランティアに参加することから考えられる学生への様々な影響の間に整合性(または齟齬)があるかどうか」に関する問いのみです。よってこれを研究する人は、まず大学という組織の基本方針を調べて(教育基本法、各大学の学則など)、さらに東京オリンピックのボランティアの詳細を調べる必要があります。そうすると先ほどの RQ がもう少し具体的になるかも知れません。とにかくまず情報収集、事実の把握が大事です。こうするよって、「自分は興味があるからこれをするんだ!」という状態から「なるほど、オリンピックのボランティアはこのようになっていてこういう問題があるのか」というような客観的な事実の把握になりそれを一般の人に説明することができるようになります。この最初の段階をすっ飛ばして、自分の興味だけで RQ を立てる人がいますが、気をつけなければなりません。これができなければ、早々に単位を落とすことになります。
2.「リサーチを行い」
はい、次ですね。現代の科学研究はどのように行われているのでしょうか。僕の知る限り最もよく言及される方法は、仮説演繹法のように思います。これは帰納法と演繹法を合わせたもので、まず、データを収集し観察して帰納的に何かしらの一般化を行い、さらに検証すべき仮説を立てたりします。そしてその仮説が正しければ導き出すことができる予測を演繹的に立てます。その予測が実験などを通して実際に観察されうる限り、その仮説は妥当であるとうことができます(もちろん反証されるかも知れないのですが)。まあなんかややこしいですが、要は論理的に議論が展開されているかをチェックする必要があるということですね。何かしら勝手に仮説を立てたり主張したりする人がいますが、「なぜその仮説に至ったのか」を客観的事実に基づき説明し、「その主張が正しいならどういうことが言えるか、またその証拠はあるのか」に関して効果的にデータを示すことができなければなりません。もちろん P の授業はこういうことの練習ですので、高度なことを要求することはありませんが、「言いっ放し」にならないように気をつけてほしいものですね。
3.「その成果を英語で発表する(ペーパーを書く)」
最後ですが、やっとここで英語が絡んできます(まあ海外の論文を読むのにも英語を使いますが)。ここは偏に「これまでどれだけきちんと英語を勉強してきたか」だと思いますが、僕は P の授業で「この部分は学生が質問に来たら手伝ってあげてもいいかな」って思いっています。だって英語ができない人が半年や一年で英語ができるようになる訳でもないし、大学で勉強(研究)をする上でまず上述の2つをしっかり身につけて欲しいですから。なので言われたことをしっかり直して、毎回修正して課題を出していれば、つまり自分の書いた文章にきっちり責任を持っていれば、英語で大きく点数を落とすことはないのではないかと思います。大学に入って英語をやり直したい人は自分でしっかり時間をかけて勉強し直せばいいのだと思います。またこれに関してですが、いつまでたっても翻訳機ばかり使って自分の書いた文が把握できてない人もいますが、そういう人もだいたい失敗しているような気がします。
というわけで、どうだったでしょうか。上の3つの項目は全て大事なんですが、3ばかり気にしている人が多いのかなと思います。しかし僕は1や2の理由で低い点数をつけることの方が3より多い気がします。まあ3にも厳しいんですが(笑)
では、みなさん、また来週