ミズノ株式会社 eマーケティング室 立石明子氏に、表題のテーマで講義をしてもらいました。その概要をまとめます。
高校は、奈良女子大学付属中高(理系、SSH)。腰椎間板ヘルニアにより選手は断念、「行きづまる経験」をした。立命館大学経済学部サービスマネジメントインスティチュートで学び、マーケティングについて詳しく研究。同時に、課外活動として、いまスポーツ健康科学部の学生も関わっているRAM(ritsumeikan athletic medicine)で学生トレーナーとして活躍(1-2年ラグビー部、3-4年 男子長距離、男子バスケット)。また、製薬会社でのインターンシップ(マーケティング戦略を考える)、ならびに日本トレーニング科学会で発表(長距離選手の怪我予防の内容)も経験。卒業後、2009日本ユニシス株式会社に入社してSEを行っていた。日本ユニシスを選んだ理由として、「ITスキルを身につけるステップアッププラン」として位置づけ、かつ教育プログラムがしっかりしていること。2013.1ミズノに入社。転職のきっかけは、ロンドンオリンピックを観戦していて「オリンピックに行きたい!」、同世代の勇姿に背中を押される。変わりたい。自分が最も高いパフォーマンスを発揮できる環境は?、と「働く」意味を問い直したことによる。会社選びでは、『社名を背負うという覚悟』とともに、その社名を背負いたくなる会社を選んだ。
最後につぎのようにまとめてもらいました。
『役に立たなければ意味がない』。どこでどのように誰の役に立ちたいか。
行動指針:楽なほうより「楽しい」ほう
キャリアイメージ:柔軟性を持って仕事に取り組みたい
多くの人に影響力のある仕事がしたい
備えておくべき能力・力量:先手挨拶、健康第一、変化をおそれないこと、
順応力
身につけるべき専門性:気づいたときにすぐに着手すればいい
具体的な行動計画:忘れないように書く(月次目標とタスク管理)
目標を立てて着実に「完遂」することを繰り返す
「自信」はこの積み重ねによってできる。
立石さんは、自分自身の歩む中心軸をしっかりと備えて行動してきていることが非常に良く分かり、これからの活躍、発展が間違いないと確信できました。素晴らしい卒業生に成長しているのを実感させてもらい、教員として非常に誇らしく、大変嬉しい講義でした。
また『仕事をする』とは?という質問に対して、「今までお世話になった方々への恩返し」と明確に回答いただき、改めて感じ入りました。立石さん、ありがとうございました。
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先日、3回生ゼミで自分の読んできた本を紹介する「ビブリオバトル」を行いました。言葉だけで本の内容を紹介し、聞いている人に「読みたい!」という気持ちにさせることが評価のポイントです。バトルですので順位を決めました。そのときに1位となったのが、グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」 松田悠介著 でした。私も思わず購入して、今読んでいます。【忠】