今日は東日本大震災から丸4年の日です。
犠牲となられた方々に謹んで哀悼の意を表します。また、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
その日を忘れずにいなければならないと強く思っております。
今日は今年最後のラン智タイムセミナーでした。
長年立命館でご研究・教育をされ、今年度で定年退職される佐藤善治先生、そして三浦正行先生、
に混ぜていただき、今年退職となる私、ma34がお時間を頂くこととなりました。
トップバッターの私は、本当に何をお話すべきか考えておりましたが、
学部の授業で学生に伝えてきたこと、伝えたかった私の信念を
改めてお話させていただきました。
一つに、自分自身の、体育でつまずいた経験、辛い想いをした過去をもとに
将来指導者になるだろう学生には、子ども(学習者)のつまずきを
マイナスに見るのではなく、そこにこそ指導のポイントがあるとして
「プラスに」捉え、尊重してほしいと思っています。
つまずくにはその理由が必ずあり、指導者はそこにこそ指導のポイントがあります。
それを授業ではずっと色々な教材や視点を介して、伝えてきたのだと思っています。
もう一つに、学生自身の成長を自分で感じて欲しい、と思ってきました。
自分の学びがどんどん深まっていること、あるいは出来ることが増えてきたこと、
それを可視化できるような機会づくりと声かけをしてきたと思います。
そんな話を、授業の一コマを紹介しながらさせて頂きました。
三浦先生のお話では、立命館大学の歴史のなかで、施設の充実をはじめとして、
スポーツ健康科学部の理念の先駆けとなるような学部構想があったことを知りました。
スポーツ健康科学部が出来たことにより、立命館がこの領域で世界を率いていくことを
今後も楽しみにされていると強いエールを贈っていただきました。
佐藤先生は、1964年東京オリンピックでの短距離のスタート場面の臨場感あふれる写真パネルを紹介されました。
代々、先輩の先生方から受け継がれているとのことです。
写真を撮った写真家も立命館出身の方であり、海外でも数々の賞を受賞されたそうです。
写真という文化を通して、スポーツの素晴らしさを伝えるという文化的な財産、
さらにスパイクの発達に見る技術的な財産、科学的な財産なども、スポーツを総合する視点からは大事にしていかねばならない、と展開されました。
この写真パネルは、事務室の段野さんが譲り受けるとのこと。
きっと素敵な場所に飾られるのだと思います。楽しみですね。
この写真パネルでも、白色人種、有色人種の分け隔てなく、誰もが同じスタートラインに立っています。
スポーツの持つ平和創造の力という意味でも、とても素敵な写真です。飾られた際にはぜひ見てくださいね。
最後に記念写真を撮りました。
こうやって真ん中に座らせていただくと、「卒業」が近いのだなあと少し実感が湧きます。
このように、5年間の立命館大学の生活も、あと少しとなりました。
ですが、その最後に、やりたかったことをもう一つだけ実施したいと考えています。
佐藤先生が今日見せてくださったパネルのような、写真展がイギリスで開かれました(2011年10月)。
今回その写真展に、有志の学生さんが日本語訳を付ける作業を手伝ってくれました!
インテグレーションコア1Fにて3月17日~3月26日まで展示する予定です。
ぜひ、ふらりと、お立ち寄りください。
スポーツの持つ、より良い世界を創造する可能性を感じるキッカケになれば幸いです。