[ 2016年01月 ] の記事一覧

2016.01.21

オリンピックメダリスト訪問

先週 1960年開催のローマオリンピックの水泳競技女子背泳100mで銅メダルを獲得されたバンブー宇治様が、お孫さんと一緒にIt’s me研究室に訪問されました。そこで、ご両人の最大酸素摂取量(1分間にどれだけ酸素を摂取することができるかという指標(単位は酸素(リッター)/分あるいは体重当りのml/kg/分))を測定しました。バンブー宇治(年齢は梨歳)さんの最大酸素摂取量は2030歳台の値と同じ高い値でした。一般に最大酸素摂取量は、20歳をピークに1年間で1%位づつ低下することが知られています。バンブー宇治さんは、競技生活を終わられても、喘息児の水泳指導や、一般の方の水泳教室の指導をされていらっしゃり、定期的に水泳を行っていらっしゃいます。それが、このような持久性体力の維持に貢献したのではないかと推測されます。バンブー宇治さんは、マスター水泳で各年代の世界記録を持っていらっしゃいます。いろいろな意味でのスーパーメダリストです。

 

今回の訪問の目的は、タバタトレーニングを水泳界の積極的に取り入れるために自ら、視察に来ることだったそうです。今後、のタバタトレーニングにより持久力が向上し、さらに日本の水泳選手の競技力が向上することを期待します。

 

その他の話題

 先日の立命館大学常任理事会の総長報告で、昨年末に実施された2015富士山女子駅伝(全日本大学女子選抜駅伝競走)における女子陸上部の成績が総長より報告され、その後、恒例の写真撮影が行われました。スポーツ健康科学部3回生のpond本さん、2回生の和fieldさん、太fieldと、spring男先生と一緒に写りました。

 

もうひとつ!

今 スポーツ健康科学部It's meゼミの伊○さんが、モーグルのワールドカップに参戦していて今 カナダのヴァルセントカムの試合に臨もうとしています。23日(土)現地時間ですが、日本時間は日曜日です。JSportで放映予定です。是非、応援ください。

http://www.jsports.co.jp/ski/mogul/schedule/

 

2016.01.20

2015年度後期五者懇談会。

<RecOだより 146 >
  1月19日18時より後期の五者懇談会が開催されました。



 五者懇談会の五者とは、学生自治委員長、学部長、副学部長、学生主事、事務長を指します。前後期一度ずつ開催される懇談会ではこの五者が参集し、スポーツ健康科学部自治委員会が学生の意見を集約した議案書をもとに議論を行ないます。

 スポーツ健康科学部自治会は、新入生の学習支援を通年に渡り担当するAA(アカデミックアドバイザー)、スポーツ振興を担当するSPOCHA+を有し、他学部にはないスポ健ならではの活動を行っています。

 五者懇談会では、各部署の代表が参集します。



 今回の議案は、前期に引き続き、教学課題(ゼミ選択について、履修登録について)、施設・課外課題(学部ラウンジ設置について)を中心に、予定時間を超過する熱心な議論が行なわれました。

 内容については別に紹介があると思いますが、この熱心なスポ健自治会の活動が、まだ十分に学生全体に伝わっていない事も課題としてあげられました。
 自治会では来年入学する新入生を迎える準備も始まっています。
 今後もスポ健自治会の活動にご注目ください。


 さて、今日は一日かけて、M1(大学院前期課程1回生)の中間報告会。
 入学してから一年間の彼ら彼女らの成果を、じっくり味わいたいと思います。


<今週の別腹>

 奈良県明日香村産野菜のワンプレートランチ。



 メインの煮込みハンバーグ(右奥)がかすんでしまう程、たっぷり盛りつけられた野菜一つひとつの力強い滋味に、飛鳥大地のおおらかさを感じました。
 ごちそうさまでした。
 ab

2016.01.19

1年生の1年間の成長

先週、1年生の小集団授業で1年間通じてある基礎演習が終了しました。4月に入ってきた学生たちはこの1年間、学びや部活・サークル、バイトなどなど、今までの生活とは違う毎日を試行錯誤しながら、成長してきたように思います。11人に1年間を振り替えってもらい、一言話してもらうとほとんどが、「2年生はもっと勉強や多くのことにチャレンジしたい!」という気持ちに溢れていました。この前向きな気持ちを忘れず、自分の可能性を大きく広げられるようにしてもらいたいと思いました!また、この1年間、1年生の学びを先輩として多くのアドバイスをしてくれたAA(アカデミックアドバイザー)の2年生には感謝です!彼ら・彼女たちも後輩にアドバイスや指導することを学び大きく成長したと思います。

話は変わりますが、先週、オーストラリア・エディスコーワン大学(Edith Cowan University)の野坂 和則先生と國學院大學の林 貢一郎先生がご講演に来て頂きました。野坂先生は運動による筋損傷と筋損傷しない効果的な運動方法について科学的なデータを基に考案されている素晴らしいデータに感動しました!また、林先生には女性アスリートについてのお話をしてもらい指導者にとって必要な知識について分かり易く説明してもらいました!お二人の先生、ありがとうございます!


Moto

2016.01.18

芝居で示す未来のキャリア

大学の後期授業も最終盤を迎えています。

先週の木曜日は、大学院博士前期課程の必修科目「スポーツ健康科学キャリアプロジェクト」の最終授業でした。写真は受講生の集合写真です。


 何度か紹介しましたが、この授業は院生のキャリア形成を目的とした授業です。キャリアとは何?についての考えたり、ゲストスピーカーを招いて、「人のキャリアの参照の仕方」を学んだりします。その上で、各自が進めている研究を短い時間でプレゼンし、スポーツ健康科学分野を総合的に学び、相互の研究を理解することも行いました。

 後半は、GROWモデルを使って、自らの目標(Goal)を見据えて、目標に向かうための現状(Reality,Resource)を把握し、現状と目標をつなぐ選択肢(Option)を考え、目標へ向かっていく意志(Will)を確認します。各自に10年後の目標を設定してもらいGROWモデルを中心に3枚のスライドを使って3分で発表してもらいました。そのあと、全員から発表内容に対してコメントをもらい、GROWモデルのバージョンアップに活用してもらいます。これを各自2回行いました。そうすると、お互いに将来のキャリアについて理解が深まり、授業以外でも、キャリアに関する話題で意見交換ができるようになったようです。

最終発表は、「10年後の今」を芝居で演じてもらうことでした。トランプでランダムに選ばれた4名が1チームとなり、7分間で芝居をつくります。液晶プロジェクタの映像も活用しながら、シナリオをつくり、練習を重ねてきたようで、担当者の想像をはるかに上回る出来映えでした。非常に芝居内容も凝ったものでした。現在、映像を編集していますので、編集作業が終わりましたら紹介しますので、是非ご覧下さい。大学院を出るとこのようなキャリアが描ける、というのが理解できると思います。

 授業を終えた院生に、感想を聞いたところ、「キャリアを深く考え、向き合ったことがなかったので、キャリアについて十分に理解できた」「同級生とキャリアについて語り合えるきっかけになった」など良好な感想をもらいました。引き続き、院生が描いたキャリアが実現できるよう研究科としてもサポートしていきます。

 <<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

【It’s me】先生がブログで紹介されていますが、木曜日ゼミの卒論発表会が終わりました。私のゼミ生も無事に発表を終えました。今週火曜日が火曜日ゼミの発表会です。全員が4年間の総まとめを緊張しながらも発表しきることを願っています。


 HPで紹介されるますが、先週土曜日に、Sport Performance Enhancement Community(通称:SPEC)が、アカデミックラウンジで行われました。学内外から多くの参加が有り、非常に盛り上がりました。

【忠】

2016.01.17

スポ健な人 (25): Saaya さん

昨日から、センター試験ですね。
受験生の皆さん、手応えはどうですか?

今回、紹介したい学生は、Saaya さん (スポ健4回生) です。
私は、一回生の時に、英語のクラスを担当したのですが、
とても優秀な学生さんでした。



この春の卒業を控え、4年間を振り返ってもらいました。
Q: 「大学での四年間を振り返ってみてどうですか?」
A: 「今、振り返ってみると、自分自身が大きく変わったと感じています。
  高校時代は、どちらかと言うと、内気なタイプで、
  あまり自分の意見を表に出すタイプでなかったのですが、
  2回生でオリターを始めて、自分の意見を人前で発することや
  企画をすることの面白さに目覚めました。」

Q: 「色々と取り組んできたと思いますが、思い出に残っているのは?」
A: 「オリターもそうですが、3回生では、PL (就職活動リーダー) をしたり、
  LTE (スポ健生の運動会) に関わったことが大きな思い出です。
  また、現在は、スポ健でギネス記録に挑戦するというプロジェクトに携わっています。」

Q: 「スポ健で学んだ事が、就活で活かされましたか?」
A: 「スポ健の学生生活で、自分の意見を出しつつ、他人の意見を尊重しながら、
  組織をどう運営するかについて経験を積んできたので、就活でよく行われる
  グループディスカッションに対して、苦手意識がなくて助かりました。
  また、入社してからも「商品企画」を希望していて、
  周りとディスカッションしながら、新しい商品を作り上げていきたいと考えています。」

Q: 「後輩へのメッセージをお願いします。」
A: 「正課授業も大切ですが、やりたいと思ったら、
  それをやることも、大切だと思います。
  私は、海外インターンシップも参加しましたし、
  旅行もいろいろな所に行きました。
  忙しいからとか、たくさん理由はあると思いますが、
  自分のやりたいことを実現して貰えたらと思います。」

それでは、また。失礼致します。
受験生の皆さんが、ベストを尽くされることを願っています。


2016.01.16

後期の講義の振り返り

さて、今日の写真は、雪を撮りに行ってきた?ので、その写真です。
場所は、岐阜の高鷲スノーパーク。
奥伊吹のあたりが近くて良いのですが、
雪がないので、ちょっと遠くまで、です。

ついでに、携帯をアクションカメラ代わりにムービーを撮ろうとして、
うまく撮れませんでした。
アクションカメラ、欲しいなぁ・・・


それはさておき、本題に。
本題と言っても、何を書こうか、とはあまり考えていないのですが、
そろそろほぼ講義も終わったので、講義の振り返りでも。

今年は(も?)多く講義を持ちましたが、
後期になると、後期の印象しかありません・・・

で、その中で、色々考えるきっかけになった、
また、普段何気なく接していたものを考えるようになった、
という感想を聞きました。

良かった、と思います。


今後の社会で見れば、情報は、よほど限定されたものでない限り、
あまり意味をもたなくなります。
情報よりもむしろ、その情報をどう読み解いて、考えていくのか、
の方が重要です。

良く分からないことがあったらGoogleさんにキーワードを入れて尋ねてみれば、
何か答えが出てきます。
ただ、その答えも含めた情報をどのように他に活用するのか、
においては、思考力が必要となります。

今の学生を見ていると、こんな情報を集めて知ることは得意ですが、
その情報を活用して思考していく、そんな事が苦手なように感じます。

例えば食べログ。
食べログに掲載されている評価は、主観でしかないのですが、
その主観が、どんな人の主観か、それは自分に合うのか、
合わないとすればどうなのか、まで見ていないように感じます。

このように思考して、自分としての評価をする、
その上で選択をしていく、と言う事まで教育できればいいなぁ、
と思っています。

ん?なんとなく、タイトルからもずれていますが・・・まあいいか。

そうそう、そんなこんなで、様々な講義で学生の成長を見れた2015年度でした。
後は、評価が残っていますが、評価は評価で考えないと。

そうそう、評価と関わる試験にしても、
この試験が何点分なのか、
そのためには、どれぐらいの事を書かなければならないのか、
という期待を理解していない学生も一時期から増えたなぁ、と思ったり。

またずれた・・・

このまま行くと、またずれ続けるので、この辺で。

ではでは。
みち
最近、Amazonプレミアムの仕組みに、すっかりはまりました・・・Fireタブレットが5000円を切っていたので買って、それでアメリカのテレビドラマを見て・・・音楽をダウンロードして・・・です。小学5年生の娘が一番なじんでいます・・・

2016.01.15

近江富士

先日三上山(近江富士)に登山しました。草津市内からもかなりよく見える山ですし、琵琶湖線や新幹線からもよく見える山なのでピンと来る方は多いのではないでしょうか。山の麓は公園になっており、そちらにはこれまでに何度か行っていましたが登山したのは今回が初めてでした。

事前に調べたところ山の高さは432メートル。40分位で登れる、と紹介されています。冬にしては暖かい日だったこともあり、家族で気軽に出掛けました。

麓の近江富士花緑公園から登山道が延びているのでそのルートを行きました。最初は公園内なので道も整備されています。ですが途中、傾斜がきつくなり始めた途端にがらっと変わり、道と言うよりは木の根っこを上手く踏み分けて登っていく様な状態になりました。この辺から子供が転ばないように手助けするのに非常に苦労しました。進むと道は更に険しくなり、大人でもよじ登っていくような坂道、さらには岩場へと変わって行きます。家族連れで来るには少し(かなり)厳しい山だったなと思いつつ、距離・標高そのものはそれ程でもないので一歩一歩細心の注意を払って登っていきました。

最終的には1時間半程掛けて登頂。写真は頂上付近の展望台から撮ったものです。頂上には神社があり、缶コーヒーや日本酒が供えられているのを微笑ましく思いました。

子供の重さもあり大汗かいた登山で、ナカナカ良い運動になりました。皆さんも是非一度登ってみてください


2016.01.14

卒業論文 発表会

 本日、第3期生の卒業論文発表会がありました。自分の行った実験・研究に愛着を感じ、自分の物として堂々と発表していました。卒業論文の実験・執筆でスポーツ健康科学部生は大きく成長します。それは、論文の仕上りを見れば、わかります。

 

これまでの卒業生の卒論がなくならないように1年分まとめて下記のように冊子にしています。もちろん、本文をワードやPDFでも預かっていますが、やはり、次の卒論のテーマを探すときや、新しい実験結果を議論するときは、まとまった紙媒体は便利です。It’s meの研究室の最も目立つ書架に鎮座しています。退職するときには大切な宝として、持って行きたいと思います。

 

 うれしい話題

  先週 お伝えしましたワシントン大学のHolloszy先生ですが、透析をされ、徐々に腎機能が回復されているようです。骨盤の半回復手術を受けられ、腎機能が回復すればICUからリハビリ病棟に移るそうです。さすがHolloszy教授です。まだまだ、研究活動を続けたいという強い意志が彼を再び、研究生活に戻ることを可能にしたのでしょうか。もちろん、世界で活躍する弟子たちからの激励も、その強い意志の醸成の助けになったことは言うまでもありません。

2016.01.13

就職活動決起集会。

<RecOだより145>
1月12日(火)18時から、スポ健就職活動決起集会が開催されました。
参集した141名の学部3回生・修士一回生は、みんなスーツ姿。

第一部のゲストとして、カルビー株式会社人事総本部本部長 江木 忍さんにお越しいただきました。
江木さんがスポ健にいらっしゃるのは今回で2回目、昨年は、このブログでも紹介した、世界相撲大会の応援にも駆けつけて下さいました。


 江木さんご自身のキャリアの話、カルビー株式会社の企業理念、求める人材等について、「カルビーの成長は社員一人ひとりの手にある」「自主的な実行力」「成果主義。会社は学ぶ場ではない。学びから成果を出す場」「終わったら帰れ! 個人の成長なくして企業の成長はない」「カルビーはワークライフバランスではなくライフワークバランス」「人のやる気スイッチを入れる人事でありたい」等々、ここでは書ききれない珠玉の言葉があふれるお話でした。

 カルビーの「ダイバーシティ推進」は有名ですが、2015年現在で女性管理職の割合は19.8%(松本晃CEOはこの割合を、2020年までに30%にすると明言)。女性社員の出産後の復職率は約97%。
 わくわくしました。

 セミナー後、学生からも積極的なたくさんの質問が。

 本当に貴重な機会となりました。
 参加の皆さん、江木さんのお話にもありました、カルビーの「挑戦者を応援する人事制度」、再度チェックしてくださいね。
 江木さん、本当にありがとうございました!

 第2部では第3回の進路就職ガイダンスを開催。企業への就職が内定した4回生や先生方も参加してのディスカッションも行なわれました。


<今週の別腹>


ご存知、カルビーサッポロポテト。
「つぶつぶベジタブル」にしたのが、江木さん。
工場に出向き、サッポロポテトの原料に、たくさんの野菜とほくほくのじゃがいもが使われていることを目にして「こんなに野菜を使っている事なんて誰も知らない。もったいないと思った」と、おいしそうに語ってくださった江木さんの笑顔がとても印象的でした。
私の研究テーマ「美味しさを伝える」の意味をまた一つ教えていただきました。
ごちそうさまでした。
ab

2016.01.12

スポ健4年間の道程の大切さ

先週、2016年最初の授業として1年生対象の基礎演習の中で「キャリア企画」がありました。これは1年生のときから大学卒業後のキャリアについて考えていこう!という企画です。就職内定・進学が決まっている学部4年生6名がどのような大学生活を送り、どのようなプロセスで内定・進学を決めたのかを話してもらいました!


内定先は、飲料系、フィットネス系、製薬系、公務員、教員、大学院進学など様々ですが、みんな自分の4年間の道程をはっきりしゃべれることができていたので、「自分のことを相手に伝えることができるコミュニケーション能力の高さ」はすごく感じました。また、4年間、自分の目標に向かって必ず試行錯誤をしていたことも印象として残りました。今の1年生にも是非後悔しない大学生活を送ってもらいたいと思います。

その後、基礎演習のクラスに分かれて、自分のキャリアについて何が大切かについて考えてもらいました。1年生なりに「責任感」や「決断力」が大切だと感じているようです。


Motoは「スポ健に入って嬉しいと思うだけでなく、卒業して社会人になったときにスポ健に来てよかった」と思えるようにしてもらいたいと考えています。そのためにも今回の企画によって、大学1年生時から自分の将来を考え、そのためにどのように行動すればいいのかを考える良い機会になったのではないかと思っています!

Moto