[ 2018年09月 ] の記事一覧

2018.09.20

もうすぐ休みが終わります。


こんにちはshinoです。

9月も半ばを過ぎました。
大学も来週からいよいよ秋学期が始まります。
授業の準備が大変になってきました。

そんな中、私は今年もラグビートップリーグのマッチドクターを先週末に行ってきました。
8月末から今年度のリーグが始まり、
来年のワールドカップ開催に向けて、今年はさらに盛り上げていかなければいけません。

選手には安全に心置きなくプレーしてもらえるように、
メディカルもしっかり準備していきます。

毎回、試合前には必ず担架搬送のトレーニングをします。
これにはかなり時間をかけて行うようにしています。
われわれマッチドクターが搬送を手伝ってくれる人たちに教え、
全員が出来るようになるまで何回も繰り返し練習します。



試合中は、
常にモニターで選手が倒れていないかをチェックする係と、
スタンドでグランド全体を見渡しながら、自分の目でチェックする係の、
2手に分かれ、いろいろな方向から怪我人が出てないかを観ています。




今回は、幸い、大きな怪我人が出ることなく、
無事に終了しました。良かったです。

今シーズンも始まったばかりです。
数ヶ月に渡ってリーグは行われ、かなりの試合数が組まれています。
来年のワールドカップにつながるよう、
今年も頑張って努めていきたいと思います。

2018.09.19

いざ仙台へ─ゼミ研修旅行

こんにちは。

先週、ゼミのみんなで一泊二日、仙台に行ってきました。
「学びのコミュニティー奨励奨学金」の支援を受けた研修旅行です。



一日めは、楽天生命パーク宮城で行われた楽天vsソフトバンクの
ナイトゲームを観戦。

観戦といってもただの観戦ではありません。
スポーツビジネスを学ぶ学生たちの観戦です。

楽天生命パーク宮城は、旧態依然の県営宮城球場の運営権を楽天が取得し、
さまざまに工夫を凝らした席種のスタンドを増設したり、観覧車や
メリーゴーランドなどの遊具を備えたり、ゲームデーには地元の名店が
たくさん屋台を並べたり、球団オリジナルのビールを販売したり、
観戦中の観客の姿を捉えて大きなディスプレイに映し出したり…
エンターテインメントの要素をふんだんに取り入れて、ゲームに勝っても
負けても観客が楽しめるハードウェア、ソフトウェアを展開しています。

広島のマツダスタジアムも素晴らしい球場ですが、楽天生命パーク宮城は
球場外にも広がりをもって展開されているという点で、よりアメリカの
ボールパークに近いと思います。
しかもそれが、かなり老朽化の進んだ県営宮城球場のリニューアルである
ことがまた驚きです。

そんなゲームデーを観客として肌身に感じ、翌日の午前中は、スポーツ
健康科学部一期生で現在、楽天球団で働くゼミの卒業生、谷口健人君の案内で、
スタジアムツアーです。



普段見ることのできないスタジアムの各所を存分に見せてもらいました。
そこには、スタジアムへの来場者にゲームデーを楽しんでもらえる工夫が
満載です。

前夜の観戦チケットも谷口君が段取りしてくれました。

タニケン、今年もありがとう。



そして、午後は、仙台市長町にあるゼビオアリーナ仙台の施設を見学。

ゼビオアリーナ仙台は、まだ日本では数少ない複合型総合アリーナです。

床はコンクリート。床下には製氷装置が組み込まれています。
アリーナを利用する種目に応じて、それに適したフロアを敷き詰めます。
製氷装置はスケートリンクを作るためのもの。
これまで、羽生結弦選手や浅田真央選手のアイスショーも行われました。
もちろん、アイスホッケーもできますよ。
アーティストのライブにも利用されています。

日本のこれまでの体育館は「する人」のためのもの。
このアリーナには「みる人」が楽しく、見やすく、快適に観戦できる様々な
工夫が凝らされています。

舞台裏に回ると、選手たちが、またアーティストが観客の前で最高の
パフォーマンスを発揮できるように、ストレスや不便を感じず過ごせる施設が
整えられています。

これからの日本ではこうしたアリーナがますます増えることでしょう。



この夏、アメリカのスポーツビジネスを視察してきたゼミ生は、日本のスポーツ
がここまで進化してきたことに驚き、いよいよこれからの日本のスポーツを
支え、発展させるのは私たちなんだなぁ、と感想を述べていました。

小池館長、
今年も受け入れていただき、ありがとうございました。

このように私のゼミでは学んだことと社会での実際を結び付けて理解することを
重視しています。
来年2月には、沖縄へプロ野球春季キャンプを視察に行きますよ。

2月には沖縄への研修旅行の様子をご紹介できると思います。

Apollo

2018.09.18

2週間経っても

9月4日の台風から今日で2週間。
周辺で被害のあったすべての家にまだブルーシートがかけられています。
吹き飛んだ瓦も外壁もガレージのドアも、そのままの状態。

近所の人と道で会っても、話題は台風のことに尽き、ため息ばかりです。
どの家も、業者さんが修繕に入るのは、数カ月先という状態です。
ひどいところは、来年の春と言われ、他の業者さんを探しておられます。

車のガラスを修理しようにも、ガラス工場が電話に出ないようで、修理屋さんも
対応に追われていました。私が持って行ったときには、すでに、修理待ちの車で
駐車場が溢れていました。

その間にも、雨が降り続け、二次被害も続出しています。
しみ込んだ雨により、我が家の隣家のベランダが倒壊し、また瓦礫の山です。
どこも大変だから…とわかっているものの、茫然としてしまいます。

ホームセンターには、トタンの波板が1枚も残っておらず、懐中電灯も完売。
手に入らなかったブルーシートは、少しずつ入荷し始めているようです。

確かに、かなりの風と雨に見舞われ、被害も小さくはなかったのでしょうが、
もっと大きな災害が起きている場所があり、どのように復旧していくのかと
考えてしまいます。

被害そのもののストレスはもちろん大きいのですが、なかなか修繕のめどが
立たず、被害の現状を維持したままの生活が人の気持ちを暗くするのだと、
実感しました。

そんな中、始まった岸和田のだんじり。
私の村でも10月にだんじり祭りがあります。
被害を受けた祭り小屋を青年団が片づけ、近辺の道路すべてに提灯が設置
され、落ち込む多くの人の気持ちを少しだけ明るく照らしたようです。

来週から秋学期が始まります。
気持ちを切り替えて、学生たちとの時間を楽しみたいと思います。

2018.09.17

ISBS2018@Auckland

先週、紹介しましたように、学会続きの最後の学会が、
Internal Society of Biomechanics in Sports (ISBS) でした。

ニュージーランドの北島にあるオークランドで、9/11-15の期間、開催されました。

    

この学会の特長は、「スポーツ」に特化したバイオメカニクスにあります。ですので、演題のほとんどが、スポーツに関わる研究内容でした。そのため、パフォーマンス向上に関わるものが多く見られました。

    

同時にバイオメカニクス研究に必要な機器開発、システムについても紹介、展示されていて、これからのアプローチを考える上でも多くの情報を得ることができました。

今回の参加者の中で、日本からの参加者がかなり多くありました。その中でも立命館大学の院生、先生方を含めた発表は、立命チームの存在感を大いに示すものでした。

    

学会発表、シンポ、キーノート以外にも、ミレニアムスポーツセンター(日本のJISSのような施設)の見学とそこでの研究内容のワークショップがあったり、マオリ文化を学ぶセッション(NZ代表が試合前に踊る“ハカ”や歌、伝統料理)もあり、盛りだくさんの内容でした。

この学会は、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアの3大陸を順繰りに、開催地を回っています。来年は、アメリカのオハイオ州での開催です。

*写真は、小生のFBにあげたものです。FBには他の写真もありますので良かったらみてください。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
少し秋めいて来たようですね。寝やすくなり、夏の疲れを癒す時期にもなります。体調にはくれぐれもご注意下さい。【忠】

2018.09.16

大学院生の世界大会への出場

前回のブログは学会期間中の更新となり、福井県で開催された学会大会(日本体力医学会)に関して紹介をしました。ちなみに、この学会では研究室の大学院生は1名(Yくん)を除き全員が発表を行いました。さて、Yくんは何をしていたか・・・と言いますと、学会期間中にポルトガルで開催されたカヌーマラソン世界選手権(2018 ICF canoe marathon world championships)に日本代表として出場していました。

Yくんは現在、大学院の博士課程前期課程の1回生です。学部在籍時から本学体育会カヌー部に所属し、大学院に進学後も競技を続けています。今回、国内大会での戦績が評価され、日本代表としての選出に至りました。

大学院生の生活はイメージすることが難しいかもしれませんが、授業や日々の研究活動があり実は(?)非常に忙しいのです。Yくんについても自身の研究(低酸素環境でのスプリントトレーニングの効果に関する研究)に加え、研究室内で行われる他の研究にも積極的に参加しています。授業のない期間であっても午前中は連日実験があり、午後はデータの解析、投稿論文の執筆や勉強会、学会での発表準備も行います。指導教員の立場からすると、「いつ練習をしているのだろう?」と不思議に感じることもあります。実際には早朝や午後の隙間時間を使って「川(瀬田川)に行ってきます!」と言い残し、短時間で集中して練習を行っています。1日24時間を上手にタイムマネジメントする能力に優れており、学部在籍時にも成績優秀者が対象となる「西園寺記念奨学金」を授与されています。

競技と研究活動との両立は容易ではありませんが、彼ならば実現できるのではないかと思いその奮闘ぶりを見守っています。そして今度は研究活動の方での「日本代表」クラスの活躍を楽しみにしています!

GOTO




2018.09.15

新任教員FDプログラム

今年度は自然災害が続いており、
9月に入ってからも、台風に地震と生活を脅かす災害が続いております。
被害にあわれた方々にお見舞いを申し上げるとともに、
一日も早い復旧と復興を心からお祈り申し上げます。

私は、2008年から北海道日本ハムファイターズの方々と
ご一緒にお仕事をさせていただく機会に恵まれました。
ライフラインが整わない中で、まだまだスポーツどころでなないという方々も少なくないかと思いますが、
今回の地震で球団で働く方々もまた困難な生活を強いられながら、
北海道日本ハムファイターズは、非常に早い段階で球団のスタッフ全員の無事を確認し、
道民やファンに対して力強いメッセージを発信し続けています。
プロ野球団として地域の人々の生活に寄り添うことを使命としている球団の姿から多くのことを学び、
その経験もまた、私の「今」に非常に強い影響を与えています。
私の「今」の大きな一つとして、今年度から教員活動を本格化させています。



今週は、朱雀キャンパスで2日間「新任教員FDプログラム」を受けてきました。
FDとは、Faculty Developmentの頭文字で、
ファカルティディベロップメントとは、
「教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組の総称」(文部科学省HPより)です。
これまで時間の許す限りFDに参加してきたのですが、
今回は日本語を母国語とされない先生や英語で講義をされている先生が複数参加されており、
一部日本語と英語で実施されました。
内容は、授業の設計や、模擬授業の実施や作成したシラバスの改善点の発見とディスカッション等盛りだくさんでした。



他学部の先生の模擬授業を拝聴でき、課題や対応策を共有できる良い機会にもなりました。
来年1月には、コース・ポートフォリオを通じ、自分自身の教育信念を問うという課題も待ってます。
実務を通じて経験できた数々のことをどのよう学びと成長の場に還元できるかの問いは深く長く続きそうです。


写真は朱雀キャンパス
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。

#来週は学部のFDです
#本ブログへの写真掲載の許可を得ましたが、
#FD中、撮影をする余裕などありませんでした

2018.09.14

留学先での先生との相性の話

また金曜日になりましたね。うむ。ネタがない。なので今日は留学中に困った話を一つしたいと思います。立命にも留学希望の学生さんがいるかもしれませんが、参考になればと思います。


留学すると新生活を迎える上で困ることは色々あるのですが、研究・勉強面で僕が最初に困ったのは指導教員のハンドライティングが読めないということでした。前に書いたブログでもお話ししましたが、僕はアメリカの大学院に行きました。University of Connecticut の Storrs 校というコネチカット州の州立大学の言語学科に入学したのですが、そこを選んだ理由は自分の専門の有名な先生がたくさんいたからでした。


そんな憧れの研究者に指導してもらえるということで、希望に胸をふくらませてアメリカに向かったのですが、いざ学期が始まると「読めない。。。」となったわけです。僕が最初に付いた先生はセルビア人の男性の方で、とにかくエネルギッシュでセルビア訛りの英語で高速で話すので話が半分くらいしか耳に入ってこないし、僕が書いた論文に手書きでコメントをつけてくれるのですが、殆ど読めない(下の写真参照)。


そもそも欧米では文字を綺麗に書くことに価値をおいていないので、綺麗に(少なくとも読める程度に丁寧に)文字を書く文化に慣れている我々にとって、これは大変です。もちろんわかりやすい文字を書く人もいますが、もし読めない文字を書く先生に指導を受けることになれば、コメントや質問にどう答えるかを考える以前に余計な仕事ができることになります。。。


僕は非常に短気だったので(今でもそうですが)、これは大きなイライラの原因になりました。コメントが読めないので無視することもあったのですが、「俺のコメントを無視するな」的なことを言われて怒られてしまいました。僕もまだまだ無知で傲慢だったので言い返したり意地になって自分の好きなようにやったり、まあ今考えば愚かでした。「PDF にコメントをつけてくれ」とも頼んだのですが、なぜがこのセルビア人の先生はハンドライティングにこだわるのです。まあ非常にいい先生でサポートをしてくれるんですが、ちょっとエネルギッシュ過ぎて僕にはサポートが過ぎるところもあって、結局最終的には指導教官の変更ということになったわけです。。。新しく付いた先生はカナダ人とオーストリア人で、夫婦の先生たちだったのですが、二人とも PDF でコメントを付けてくれたので良かったです(笑)さらに僕の短気な性格を理解していて上手くコントロールしくれました。僕のモチベーションを上げたり新しい研究の方向性を示してくれたりと、最終的には一緒に論文を書くほどに良好な師弟関係なりました。


というわけで、この二人の先生にはとても感謝しているのですが、こうやって振り返ってみるとハンドライティングがどうのこうのというよりは、そもそも最初の指導教員との相性が良くなかったわけです。教員も人間ですからいろんなキャラクターがあります。セルビア人の先生もとても有名で素晴らしい研究者なので、もうちょっとしっかりコミュニケーションをとっていれば良かったのかなとも思いますが、あの破局がなければ今の自分があるかどうかはわからないので、まあこれはこれで良かったんだと思います。


新しい二人の先生と上手くいった理由としては、まず興味の対象が似ていたことが大きかったと思います。そしてコミュニケーションをしっかりとってくれたこと。特にオーストリア人の先生は(スージーっていうんですが)、色々相談に乗ってくれてとても長い時間を僕と話すのに割いてくれました。最終的には論文雑誌の査読を任せてくれたりしたので信頼してくれていたんだと思います。信頼関係を構築することはどんな人間関係においても大事ですね。



(ちょっと前の写真ですが、先生と僕です。僕は結構酔っ払っています。。。)


というわけで、僕からのアドバイスですが、留学したら指導してくれる先生とはしっかり話してください。言葉の壁があるのでなかなか上手く伝わらないこともあるかも知れませんが、とにかく自分の考えや思っていることを伝える。意固地になってしまうと僕の留学初期のようになってしまいます。「しっかり話す」って当たり前にことかも知れませんが、これが結構むずかしい。


ちなみに同様のことが日本の大学でも言えるかも知れませんね。ちなみに噂によれば、僕はどうやら(控えめに言っても)「気難しい」と学生さんに思われているらしいですが、個人的に話をすると僕は優しいですよ(笑)後期に僕の授業を受ける皆さん、授業で困ったことがあれば相談に来てくださいね(笑)


では、また来週。

2018.09.13

かなり涼しくなりました。


こんにちはshinoです。

9月に入ってかなり涼しくなりましたが、
天気はあまり優れませんね。

先日のブログでも話をしましたが、
私はBKCキャンパス内でスポーツ傷害に対するカウンセリングを行っています。

トレーニングやリハビリテーションの指導を、
学生アスリートに対して行ったりしているのですが、
治療に関する相談も行っています。

今週、ある学生からメールがありました。

その学生は、昨年、足の捻挫を繰り返し受傷し、思うように走ることができませんでした。
そこでカウンセリングを希望し、私のところに来たのですが、
どういった治療を行うかに関して、足の状態を考えながら、いろいろアドバイスし、相談しました。

それから治療を開始したのですが、その間も定期的にカウンセリングに通ってもらいました。
状態をチェックしながら、リハビリやトレーニングのアドバイスや指導を行い、競技に復帰しました。

その学生からのメールだったのですが、

『怪我をして、リハビリを行っている時は、ちゃんと復帰できるのかかなり不安だったけど、
 無事に復帰でき、インカレで良い成績を残せました。カウンセリングを受けて良かったです。』

と書かれてありました。

メールをもらって非常に嬉しかったです。

このために始めたので、カウンセリングをして良かったと思いました。

怪我をした学生が、カウンセリングを受け、
無事に競技復帰したことを見たり、聞いたりすることが、一番嬉しい時です。

今後も継続し、もっといろいろな面でサポートできるように、
このカウンセリングを発展させていきたいと思います。

学生のみなさん、怪我で困っていることがあれば、是非、相談に来て下さい。



2018.09.12

ボート競技、第45回インカレ!!

こんにちは。


すっかり秋らしくなり、蜻蛉が空を気持ちよさそうに舞う姿を
見かけるようになりました。
しかし、秋学期が開講するまでにしなければならない仕事が
残っており、ちょっと焦りを感じています。


さて、先週、ボート競技の第45回全国大学選手権大会(インカレ)
が埼玉県の戸田オリンピックボートコースで行われました。


現在、ボート競技の全国規模の大会は、1964年の東京オリンピックで
使用された、このボートコースで行われます。


立命館大学ボート部からはこの大会に男女5クルーがエントリーし、
そのうち4クルーが最終日、9日の決勝に駒を進めました。


なかでも、女子の活躍は目覚ましく、女子ペアが準優勝、女子
舵手付きフォアが優勝を飾りました。





この女子舵手付きフォアは、16年ぶりにインカレに復活採用された
種目で、どの大学も力を入れてきた種目です。


女子ペアは先頭を走るクルーによく喰らいつき、女子舵手付きフォアは
序盤からのリードを最後まで守り抜きました。
本当によく頑張りました。





この準優勝、優勝メンバーに、スポーツ健康科学部の学生たちが
います。


女子ペアの福原ほのいさんは1回生。
大学生になって初めての成績発表の結果も順調で、積極的に今後、
深く学ぶ方向性を模索中です。


女子舵手付きフォアには、スポーツ健康科学部の学生が3人。
舵手の佐藤みずきさんは4回生、山浦ゼミで組織心理学を学んでいます。
舵手として、クルーをまとめ、勝利に導く重要な役割を果たすうえで
ゼミで学んだことが大きく生きています。


クルーの佐野ゆりなさんは海老ゼミでスポーツ栄養学を学ぶ4回生。
セミで学ぶ栄養の知識は、アスリートとしてのコンディション作りに
大いに役立っています。


そして、高野晃帆さんは3回生。
先のアジア大会の日本代表で、女子ペアで4位入賞を果たしました。
彼女は、学部でのスポーツ科学の学びを日々の活動に生かしています。
また、世界の舞台で学んださまざまなことを部に還元してみんなを
引っ張っています。


このように、スポーツ健康科学部での学びは、単なる机上の学び
ではなく、課外活動をはじめ、学生生活のさまざまなシーンで
生きています。


また、スポーツ健康科学部での学生生活は、大学を出た社会とも
つながりを持っています。


みなさんも、彼女たちのように、スポーツ健康科学部でのスケールの
大きな学びを通じた有意義な学生生活を送りませんか。


Apollo

2018.09.11

自然との共生

4日(火)午後2時すぎ、私の住む堺を台風21号が通過しました。
1時間半ほど、強い雨と風が続きました。しっかりと鍵を閉めた
雨戸はすぐに開き、木の葉や土、その他いろいろなものがガラス
に打ちつけられ、風圧で今にもガラスが割れそうな状態でした。
家全体が揺れ、どうなることかとひやひやした時間でした。

少し雨風が弱まり、ほっとするのも束の間。
外で人の声がしたので出てみると、家の周辺の世界が変わっていました。
どこから??としか言いようのない、鉄板、トタン、スチールなど
があちこちの玄関先に積り、道路は瓦や外壁が散乱していました。

弱まったとはいえ風は強かったのですが、外に出ていた数人が、そこら
ここらでなびいているガレージのアコーデオンドアを閉め直したり、
大きな鉄板類をわきに寄せたり、気づいていない近所に屋根や外壁が
飛んでいることを伝えたり。

それが終わると、みな呆然となり、明日を待つことになりました。
夕方からはまた強い雨と風が戻り、落ち着かない夜を過ごした翌朝、
被害の全貌が見え始めてきました。もう唖然とするしかない状態。
大量の瓦と外壁、鉄板、トタン、プランターなど、どこから手を
つけていいかわからないくらいの物が家の敷地や道路に。屋根の上
にはやはり巨大な鉄板がひっかかり、薄い紙のように揺れていました。

初日から停電のお宅(うちは2日目から)は、もう何日も不便な生活
をしています。追い打ちをかけるような大雨が、傷ついた家の隙間から
浸水し、ベランダが落ちる家も。

信号機はそっぽ向いて、ほとんど役に立っていません。停電の影響か、
交差のタイミングがおかしいようで、大渋滞。

高齢独居の方の多い村。声を掛け合い、手を出し合い、今日で4日目。
そろそろ疲れも出始め、疲れた顔をしているご近所さんが増えてきて
います。地域の集会所も会館も停電で稼働していない状態。
雨も止まず、それぞれが家に籠らざるを得ない。

自分たちでできることが少なくなってきています。
電気の復旧を待つ、業者さんが屋根にシートをかけにきてくれるのを待つ、
天候の回復を待つ。待つ・待つ・待つの状態です。

一日も早く、人のわいわい・がやがやする村に戻ることを願いつつ、
また今日も片づけの日です。

(9月8日記)