[ 2018年12月 ] の記事一覧

2018.12.11

健康診断と自分を知るということ

若いみなさんは、健康診断を受けていますか?
私を含め、そこそこの年代のみなさんは、人間ドックを受けていますか?

3月に定年退職された大切な知人がいます。
これから第二の人生を…という定年2か月後に進行した癌と診断されました。
いろいろお話しもし、いろいろ考えました。

私の年代。健康診断や人間ドックをパスする一番の理由は「忙しい」。
そうなんですよね。ちょっとした時間、たった半日なのに、なかなか時間が取れない。これも事実です。
ただ、「忙しい」の結果が、「見つかっていれば治療も可能だった」場合、本当に後悔しないのでしょうか。
「早く知っていれば時間の過ごし方を考えることができた」と思うことはないのでしょうか。

友人の一人に、一切病院にかからない人がいます。あらゆる検査や治療をしないという信念。
これはこれで、一つのあり方だと思います。

私は、ここまで決断できていませんし、治療して治るものなら治したい。
ただ、自分が無駄だと思う治療や苦しみを伴う治療は…でも、痛みだけは取りたい。
まだ、したいこともある。まだ、置いていけない人もいる。などなどの結果、
毎年、人間ドックを受けています。それで安心というわけではないことも承知の上。

学生のみなさんは、年に一度の健康診断を受けてほしいと思います。
スポーツ健康科学部のスタッフは?受けていますか?健康診断・人間ドック?

2018.12.10

未来競創

先週のブログで少し触れましたが、MITメディアラボの石井教授のセミナーを聴くことができました。

その時のテーマが

未来競創
パイオニアを目指すあなたへ ―グローバル時代を生き抜くための哲学―

でした。

冒頭の話しで、
テクノロジーの寿命は短く1年ぐらい
ニーズは10年ぐらい
ビジョンは100年持つ

つまり、テクノロジーや人のニーズに応えるだけでは未来は拓けない。
強いビジョンを持つことができれば、100年先まで生きる。

そのためには、アート・サイエンス・テクノロジー・デザイン の力、要素をうまく組み合わせていくことが大事であり、クリエイティブなものが生み出される。

そのときに、
「独創」・・・オリジナルを突き詰める
「協創」・・・チームで創り上げる
「競創」・・・世界中のライバルとともに競うとともにつくりあげる

ということが求められていく。

講演の中で、興味を引いたものに、
MITにスカウトされた折、先任の教授から、
「今までやってきた研究を単に積み上げるような研究はするな!」
「Rebootしなさい!」
ということを言われ、それまでの研究ではない、全く新しいチャレンジをすることで、自らの山を築くことができ、成功することが出来た、という話しがありました。

常に、安全地帯にいながらでは、伸びきれない。よくcomfortable zoneから抜けでて、多少のリスクは覚悟してチャレンジしなさい、ということに通じます。
大学という場所は、まさにそのようなチャレンジができる場であり、独創、協創、競創のできる場所です。未来競創に向かって学生、院生、教職員が、そのようなチャレンジが出来るように願っています。

       

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週、急激に冷え込みました。その分、空気の透明度が増し、鮮やかな空、景色です。
みんさん、くれぐれも、風邪、インフルエンザなどにかからないように体調にご留意下さい。
【忠】

2018.12.09

贅沢な時間

前回のブログで紹介した通り、今週に入りオーストラリア・マードック大学のGirard先生が学内に滞在され、様々な活動をしています。来日後1週間が経過しましたが、ブログで紹介したいことがあまりに多すぎて困っています(笑)。

今回の招聘期間中、研究室でのミーティング(Lab meeting)を6回予定しているのですが、第1回目ではGirard先生とスポ健のMitsuo先生(前日にバイオメカニス関係の施設案内をお願いしました)に講演をして頂きました。当日は、研究室以外の教員や大学院生も参加し、活発な議論となりました。特に、Girard先生が紹介されたフランスの女性ラグビー選手に対する低酸素環境での高強度トレーニングの動画は衝撃的で、最先端の研究結果がトレーニングの現場に活用されていることに感銘を受けました。

 (goto)20181209-1

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また、一昨日からは今回の招聘の目的の一つでもある大学院生の研究発表が始まっています。一人あたり30-40分程度の持ち時間で、英語でプレゼンテーションと質疑応答を行います。まず最初は博士課程3回生の大学院生が担当したのですが、博士論文の執筆などで忙しく準備期間が十分に取れない中でもしっかりとした発表+質疑応答でした。質疑応答において、Girard先生からの立て続けの質問に返答する様子は博士論文の口頭試問に近いものがありました。明日からはいよいよ博士課程前期課程の大学院生の発表に移行します。新たに、国内外から共同研究者も参加してくれますので、議論がより一層活発になることを期待しています。

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その他にも研究室で実施している実験に参加してもらい詳細を説明したり、予備実験を一緒に行いその方法論からデータまでディスカッションをしたり、研究者としてとても濃密な時間が流れています。大学院生との個別ミーティングはGirard先生、大学院生、私の3名で行うのですが、Girard先生と大学院生が対面で座り、私は側方から支援します。一人あたり1.5時間程度、これまでのデータや今後の研究内容を説明した上でディスカッションを行います。実験データの解釈に加え、本運動前に行うウォーミングアップにおけるプロトコールの根拠も説明も求められ、大学院生にとって最高の経験(トレーニング)になっています(そして同時に私の勉強になっています)。また嬉しいことに、教育的な配慮も随所に感じられ感謝をしています。明日以降もイベントを多数用意していますので、もうしばらくの間、この贅沢な時間を満喫できそうです。

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さて、金曜日にはライスボールセミナーが開催され、大学院博士課程3回生のChihiroさんが発表を行いました。ライスボールセミナーはスポ健以外の他研究科の教員や学部生、職員も参加が自由で、毎回1人が研究内容などを紹介しています。Chihiroさんは「運動と食欲」に関わる大学院で実施をしてきた研究の一部を紹介したのですが、上手なスライドの構成でした。たとえば、彼女の研究では主観的な空腹感や満腹感を視覚的評価スケール(VAS法)を用いて数値化します。この方法では紙に10cmの横線を引き、空腹感については左端が「お腹がまったく減っていない」右端が「お腹が減っている」と定義し、その時点でのお腹の減り具合に応じて縦線を引き、左端からの距離によって空腹感を数値化します。この分野では国際的に使用されるきわめて一般的な方法ですが、他分野の方にとっては「運動前後で主観的な空腹感を評価した」と言われてもよく理解できません。ChihiroさんはVAS法の手順を実際に使用する記録用紙を用いて説明した上で、データの一部を紹介してくれました。聞き手に応じて説明の方法を柔軟に変えるその姿をみて、「力をつけたなぁ」と感じました。

 (goto)20181209-6

明日からの1週間も楽しみです。

GOTO

2018.12.08

「みるスポーツ」から「するスポーツ」へ


東京国際フォーラムで開催された
ワールドマスターズゲームズ2021関西(WMG2021)の
シンポジウムに参加してきました。
WMG2021関西は、2019年から始まる
ゴールデンスポーツイヤーズの最終年に
関西開催される世界最大の生涯スポーツの国際競技大会です。

(ゆ)20181208-1

シンポジウムは、まず、WMG2021関西の
木下博夫事務総長のご挨拶に始まり、
鈴木大地スポーツ庁長官による
「生涯スポーツ社会の実現について」のご講演、
Jen V. Holm国際マスターズゲームズ協会事務局長による
ワールドマスターズゲーズの紹介と続きました。
パネルディスカッションは、
上智大学の師岡教授がコーディネーターを務められ、
パネリストには、
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から
伊藤学司財務局長、
元衆議院議員の杉村太蔵氏、
オリンピックメダリストの朝原宣治氏、
そして、百獣の王、武井壮氏が登壇されました。

(ゆ)20181208-2

我が国では、メガスポーツイベントの開催により、
スポーツ実施率の向上が期待が寄せられています。
しかしながら、シンポジウでは、
大規模な国際的スポーツ大会を開催するだけでは
スポーツ実施率は上がらない、ということが繰り返し強調されていました。
これは、メガスポーツ大会は
「機会を創出するだけである」(Preuss, 2015)
という学術的な視点と一致するものです。

東京2020など「スポーツをみる」ことで得る「感動」を「感動」で終わらせず、
「みるスポーツ」から「するスポーツ」にするための施策が必要で、
シンポジウムにご登壇された皆さんは、概ね30歳以上であれば
「だれでも選手として参加できる」というWMG2021の特徴を活かし、
選手として積極的にWMG2021に参加される意欲をお持ちのようでした。

ご登壇された日ごろテレビに出演されている方々は
「みるスポーツ」から「するスポーツ」へつなげること、
WMG2021関西の認知度を上げるために
ご自身の役割をしっかり果たしていこうと、
大変熱心に語られていました。

写真はシンポジウムの様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください


#周囲にWMG2021の参加希望者が増えてきました
#講演内容は日経新聞に掲載されます
#WMG2021


2018.12.07

卒論の時期

どうも、嶋村です。まあいつも通り遅めの更新ですみません。最近時々大学に遅くまでいるのですが、今日もまだ大学にいます。色々やることがあって今日この時間までパソコンとにらめっこしていました。。。疲れた。そして今日の仕事の締めでこのブログを書いています。。。


さて学生のみなさんも今卒論の時期で、4回生のみなさんも大変なようです。もう終わって余裕の人もいれば、まだまだ修正が必要で終わりが見えない人もいるようですね。僕が卒論を書いた時は割と余裕だった気がします(笑)。今でも覚えているのですが、確か締め切りは 12/21 だった気がします。けど、その前に完成していて、しかもその日は当時気になっていた人とデートの約束があったので、そっちの方が気になってしょうがなかったのを覚えています(笑)。文学部での大学生活は楽しいものでしたが、職業として研究者・大学教員を選び、博士になった今は毎日少しずつ疲弊していってます。。。すり減っていって無くなりそうです(笑)。


ちなみに今日は以前教えていた学生さんたちが研究室を訪ねて来てくれました。まあちょっと彼女たちに用事があったんですが、そのまま僕がいる研究室で少し卒論を書いて帰りました。写真はその様子です(顔出し NG だそうです 笑)。彼女たちに卒論に関して後輩に何かアドバイスがあるかと訪ねたところ、「書けばいいものではない」、「P やパフォの大切さがわかる(参考文献の調べ方、引用の仕方、エクセルの使い方など研究をする力を養うことにおいて)」、「計画的にやるべき」とおっしゃっていました。後輩の皆さん、わかりましたか。とても参考になりますね。


まあとにかく4回生のみなさんも卒論が無事終わるといいですね。陰ながら応援してます。


というわけで今日は疲れたのでこの辺で。。。

2018.12.06

今週末は寒いらしいです。


こんばんは、shinoです。

12月に入りました。今年ももう1ヶ月となりましたね。
12月というのに、今日まであまり寒くなかったですね。
週末はかなり寒くなるみたいです。
みなさん、体調に気をつけて下さい。

スポ健の学部4回生は、卒論の提出が始まりました。
ちょうど1週間後の来週木曜日が締め切りになっていますので、
4回生は最後の追い込みをしています。
もうちょっとなので、ラストスパートです。
最後まで気を抜かないようにして頑張って欲しいです。

先週も私はラグビーの試合に行ってきました。

日曜日に、またラグビートップリーグカップ戦の
マッチドクターとして出務しました。

今回は、神戸ノエビアスタジアムが会場でした。

順位決定戦だったので、観客も多く、
地元の人気チームが出場するので、
試合開始前から、かなり盛り上がっていました。

(shino)20181206-01

試合は、序盤からかなり激しく、
途中、骨折とか、脱臼とか、怪我人が少し出て、バタバタしましたが、
何とか無事に終えることが出来ました。

(shino)20181206-02
(shino)20181206-03

私が忙しく仕事をするということは、怪我人が出たということなので、
良くないのですが、今回は少し仕事をした感じです。

これからも選手が無事に試合を終えることができるように頑張っていきます。


最後にお知らせです。

関西アスレチックトレーナー連絡会からフォーラムとセミナーのお知らせをいただきました。

(shino)20181129-05

12月16日(日)に開催されますアスレチックトレーナーを目指している学生対象のセミナーで、
テニスがテーマになっています。

どちらも面白い内容になっています。

参加申し込みはまとめて行いますので
是非とも参加したい、興味がある方は、
私まで連絡して下さい。


こんばんは、shinoです。

12月に入りました。
12月というのに今日まであまり寒くなかったですね。
週末はかなり寒くなるみたいなので、
みなさん気をつけて下さい。

スポ健の学部4回生は、卒論の提出が始まりました。
ちょうど1週間後の来週木曜日が締め切りになっていますので、
4回生は最後の追い込みをしています。
もうちょっとなので、ラストスパート頑張って欲しいです。
最後まで気を抜かないようにして下さい。


先週も私はラグビーの試合に行ってきました。

日曜日に、またラグビートップリーグカップ戦の
マッチドクターとして出務してきました。

今回は、神戸ノエビアスタジアムが会場でした。

順位決定戦だったので、観客も多く、
地元の人気チームが出場するので、
試合開始前から、かなり盛り上がっていました。

試合は、序盤からかなり激しく、
途中、骨折とか、脱臼とか、怪我人が少し出て、バタバタしましたが、
何とか無事に終えることが出来ました。

私が忙しく仕事をするということは、怪我人が出たということなので、
良くないのですが、今回は少し仕事をした感じです。

これからも選手が無事に試合を終えることができるように頑張っていきます。



最後にお知らせです。

関西アスレチックトレーナー連絡会からフォーラムとセミナーのお知らせをいただきました。

12月16日(日)に開催されますアスレチックトレーナーを目指している学生対象のセミナーで、
テニスがテーマになっています。

どちらも面白い内容になっています。

参加申し込みはまとめて行いますので
是非とも参加したい、興味がある方は、
私まで連絡して下さい。こんばんは、shinoです。

12月に入りました。
12月というのに今日まであまり寒くなかったですね。
週末はかなり寒くなるみたいなので、
みなさん気をつけて下さい。

スポ健の学部4回生は、卒論の提出が始まりました。
ちょうど1週間後の来週木曜日が締め切りになっていますので、
4回生は最後の追い込みをしています。
もうちょっとなので、ラストスパート頑張って欲しいです。
最後まで気を抜かないようにして下さい。


先週も私はラグビーの試合に行ってきました。

日曜日に、またラグビートップリーグカップ戦の
マッチドクターとして出務してきました。

今回は、神戸ノエビアスタジアムが会場でした。

順位決定戦だったので、観客も多く、
地元の人気チームが出場するので、
試合開始前から、かなり盛り上がっていました。

試合は、序盤からかなり激しく、
途中、骨折とか、脱臼とか、怪我人が少し出て、バタバタしましたが、
何とか無事に終えることが出来ました。

私が忙しく仕事をするということは、怪我人が出たということなので、
良くないのですが、今回は少し仕事をした感じです。

これからも選手が無事に試合を終えることができるように頑張っていきます。



最後にお知らせです。

関西アスレチックトレーナー連絡会からフォーラムとセミナーのお知らせをいただきました。

12月16日(日)に開催されますアスレチックトレーナーを目指している学生対象のセミナーで、
テニスがテーマになっています。

どちらも面白い内容になっています。

参加申し込みはまとめて行いますので
是非とも参加したい、興味がある方は、
私まで連絡して下さい。こんばんは、shinoです。

12月に入りました。
12月というのに今日まであまり寒くなかったですね。
週末はかなり寒くなるみたいなので、
みなさん気をつけて下さい。

スポ健の学部4回生は、卒論の提出が始まりました。
ちょうど1週間後の来週木曜日が締め切りになっていますので、
4回生は最後の追い込みをしています。
もうちょっとなので、ラストスパート頑張って欲しいです。
最後まで気を抜かないようにして下さい。


先週も私はラグビーの試合に行ってきました。

日曜日に、またラグビートップリーグカップ戦の
マッチドクターとして出務してきました。

今回は、神戸ノエビアスタジアムが会場でした。

順位決定戦だったので、観客も多く、
地元の人気チームが出場するので、
試合開始前から、かなり盛り上がっていました。

試合は、序盤からかなり激しく、
途中、骨折とか、脱臼とか、怪我人が少し出て、バタバタしましたが、
何とか無事に終えることが出来ました。

私が忙しく仕事をするということは、怪我人が出たということなので、
良くないのですが、今回は少し仕事をした感じです。

これからも選手が無事に試合を終えることができるように頑張っていきます。



最後にお知らせです。

関西アスレチックトレーナー連絡会からフォーラムとセミナーのお知らせをいただきました。

12月16日(日)に開催されますアスレチックトレーナーを目指している学生対象のセミナーで、
テニスがテーマになっています。

どちらも面白い内容になっています。

参加申し込みはまとめて行いますので
是非とも参加したい、興味がある方は、
私まで連絡して下さい。

2018.12.05

ドッグショーはスポーツでしょうか─スポーツとは何か

こんにちは。

最近、e-sportsが注目を集めています。

NPBもオフシーズンの新しいファンとのタッチポイントとして、
このオフシーズンから「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ2018」を
始めました。

これ、ぼくも先月、開幕戦の
「北海道日本ハムファイターズ vs 福岡ソフトバンクホークス」
という好カードをPCで観戦しましたが、これが面白い!!

そんなe-sports人気を契機に、スポーツの世界も広がりを見せて
います。
同時に、スポーツは身体運動であるという定義に関わって、今も
「e-sportsはスポーツか」という議論は、「スポーツとは何か」と
いう重要なテーマを投げかけています。

と、前置きが長くなりましたが、今日のテーマは、
「ドッグショー」はスポーツか、という趣味的なテーマです。(笑)

私は、10年ほど前から、機会があって、愛犬とともにドッグショーに
出陳しています。

ドッグショーでは、愛犬は大切なパートナー。
犬だけが良くても選出されませんし、ハンドラーだけが上手くても
選出されることはありません。

 (Apollo)20181205-01

 (Apollo)20181205-02

それはまるで、馬術のようでもあり、モータースポーツも車の性能と
ドライバーの腕が上手くかみ合わなければなりません。

そう考えると、より良くするための課題はありつつも、ドッグショーも
やはり立派なスポーツであると考えられます。

それから、ドッグショーに出始めたことによって、新しい友人がたくさん
できました。
みんな、ブルドッグを愛するみなさんで、歳も職業も関係ありません。

その点で、ドッグショーは、人と人との繋がりが希薄になってきている
今日の社会で一緒にプレイしたり、応援することで、心の通う豊かな
人間関係を創り出す多くのスポーツと全く同じです。

そう考えると、やはりドッグショーは立派なスポーツですね。

 (Apollo)20181205-03

 (Apollo)20181205-04

実はすでにアメリカでは、ドッグショーはスポーツの一つのカテゴリーに
数えられています。

ドッグショーの観戦も楽しいですよ。
普段目にすることのない、珍しい世界の犬種も観ることができます。
犬の好きな方はぜひ一度、足をお運びください。

Apollo

2018.12.04

添削の難しさ

この時期は、どうしても卒業論文の話題が多くなってしまいます。
今日は、何十本の卒業論文を指導しても頭を抱えてしまう添削について。

毎日のように次々と送られてくる卒業論文。
中には、「Ver.10」と記されているものもあります。
10回目の提出ということですね。

提出初回は、論文全体の流れがおかしくないか、論理性があるかなどをみます。
ここでは、細かい文法はあまりチェックせず、「主語と述語があってないよ」
「『を』ではなくて『は』だよね」「以降、同様だから自分で修正してね」
などなど、大まかな、そしてできるだけ執筆者本人が気づいて修正するように
助言します。

次のステップでは、出てきた結果の解釈に論理性があるかをしっかりみます。
例えば、何かと何かに相関があった場合、その関係性を説明できる根拠があるか、
ただ単に、関係があったという事実を重要視していないかを話し合います。
多くの場合、関係があったという「事実」を重要視しており、その関係性が
なぜ生じるのかを考察できません。これでは、研究とは呼べなくなってしまいます。

この段階を経て、大詰めに入っていくわけですが、執筆者の学生も疲労と焦りが
蓄積されていく時期にもなります。文章の「て・に・を・は」が乱れに乱れ、
同じことばの乱用が始まります。きっと、疲れもピークで、文字が目に入って
いないのかもしれません。「考えられる」「考えられる」「考えれる」と、
何十回も「考えられる」が使われていたりします。
これをどんどん添削していくと、紙面はもうまっかっか(赤字ばかり)。

これでは、誰の論文かわからなくなってしまうので、「これではいかん」と
思いなおし、最初から添削のやり直し。また、初回のころの添削方法に戻り、
できるだけ自分でおかしさを見つけて修正するように助言します。

そんなこんなで、気づけば「Ver.10」。
そろそろ仕上がりそうな数名。
執筆者のためにも私のためにも「Ver.15」あたりでの提出を目指します。

2018.12.03

実証実験

先週の土曜日、BKCにて、遠隔操作による自動車の走行実験がありました。
この日は、補講日で、キャンパスには学生さんも大勢いましたので、注意喚起のコーンが並べられ、大勢のスタッフが安全管理のため配置されていました。

  [aikoa]20181203-1

運転席を覗いてみると誰も座っていません。助手席には、安全担保のため実験者が乗っていましたが、実際に車を運転しているのは、少し離れた建物の中にいる人。いわゆる画面を見ながら(周囲の状況を見ながら)、テレビゲームのような操作にて、遠隔操作で自動車を走らせています。

  [aikoa]20181203-2

もちろん、公道ではなく、キャンパス内の閉じたところでの実験ですが、将来的には、遠隔での自動車運転、完全自動運転の時代がやってくるのを目の当たりにしました。

テクノロジーは、サイエンスの裏付けが必要であるとともに、そのテクノロジーが社会に実装されたときに、社会全体、社会システムがどのような影響を受けるのかについてのデザイン思考が必要になっています。さらに加えれば、人の五感に迫るアートの発想も求められる時代であると感じます。

スマートフォンが誕生したのが、2003年頃。社会の仕組みが急激に変化したのを実感しています。車の自動運転、遠隔運転で、どのように変わっていくのか?興味とともに、その影響にも注意を払っていく必要があります。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先日、MITメディアラボの石井教授のセミナーを聴くことができました。
クリエイティブな力として、「独創」「協創」「競創」がある、というところが印象的でした。

【忠】

2018.12.02

海外からの研究者の訪問

この度、日本学術振興会からの支援を得て、オーストラリアのマードック大学(Murdoch University)から研究者が約3週間滞在されることになりました。本日の便で来日され、明日からインテグレーションコア内での活動を開始します。

スポーツ科学(トレーニング科学)の領域においては、研究成果を英語論文として発表し、学会の場で英語により研究発表をすることが求められます。特に英語によるディスカッションを行う力は国際的な場で研究活動を進める上で重要となりますが、年に1回、国際学会に参加するのみで十分な力を養うことは難しいというのが実情です。また、学会への参加だけでなく、海外の研究者と一緒に実験を行ったり、じっくりと時間をかけデータディスカッションをすることで国際標準での研究力を大きく伸ばすことが可能となります。確かに「海外留学」は良い手ですが、大学院生全員の海外の研究機関への留学を確約することもできません。いろいろと思案した結果、海外から本学に外国人研究者を招聘したいと考え、幸いにも今回の機会に恵まれました。

今回の招聘の最大の目的は、大学院生の研究内容に対してアドバイスやコメントを頂くということです。来日されるGirard先生とも、この点に関して意見が一致しています。私の研究室では毎週金曜日の午後に勉強会(Lab meeting)を行っているのですが、先生の滞在期間中にはこれを週2日に増やし大学院生全員に1人30分程度の研究計画の発表の機会(Progress report)を設けます。当然すべて英語で実施することになり容易ではありませんが、大学院生にとって素晴らしい機会になるだろうと期待をしています。また、共同での実験や大学院生との個別のミーティングなど、滞在期間中の日々のスケジュールが次々と埋まっていきます。私も大学院生の頃にこういった経験をしてみたかった!今の学生を羨ましく思います(笑)。

ここ最近は、受け入れに向けての細かな準備に奔走する日々でした。滞在期間中の住居、オフィスの確保、学内の諸手続きなど事前に準備すべきことが多く、限られた時間ではありましたが博士研究員や大学院生に助けてもらいながら何とか準備をすることができました。また、明日から一時的に使用する6Fのオフィスも綺麗に掃除をし、受け入れの準備が整いました。これから3週間の大学院生の奮闘ぶり(成長)は、別の機会に改めて紹介できればと思います。
 (goto)20181202-1
 (goto)20181202-2
 (goto)20181202-3

GOTO