立命館では、いよいよ明日から、後期の授業が開始ですね。
今回も、私がメリーランド州立大学で
お世話になった先生を紹介したいと思います。
今回紹介させて頂く先生は、Colin です。
http://www.colinphillips.net/

Colin は、心理言語学 (psycholinguistics) および
神経言語学 (neurolinguistics) における、
世界的な権威の一人です。
彼の論文を読むと非常に緻密で、細かい人なのかなと思っていましたが、
個人的に接してみると、非常におおらかで、
聞けば何でも教えてくれる非常に親切な人です。
彼は、研究費をここ10年で、数十億円というレベルで獲得している
花形スターですので、大学院の授業を1コマしか担当しないのですが、
大学院生に対して、非常にフラットな立場で、同じ目線に立って、
熱心に意見を聞きながら授業を行っている姿には感銘を受けました。
私が学生時代と比べると随分少人数となりましたが、
やはり日本でも、さらに少人数のクラスにして、
お互いの顔の見える形にして、討論しながら
授業をしていくことが大切だなと改めて思いました。
(もちろんアメリカは、日本に比べて学費が高いので、
あのような手厚いケアが出来るので、
日本の大学でも、財政的なケアもしていく必要があると思います)それでは、また。失礼致します。
良い休日を
敦
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Colin の授業では、学生がどんどん発言するのですが、
中には聞いていて、トンチンカンな発言や事実誤認の発言もあるのですが、
とにかくどんな発言にせよ "Go on..." と言って、
発言を続けさせるところは、いつも聞いていて、凄いなと思いました。
"Go on" がテンポ良く発せられた時は、Colin が興味のある時、
"Go on" の on の後に、少し間が空いた時は、
学生の発言が、少しトンチンカンな時と分かりました (笑)
そして合間合間に "So far, so good?" と言って、
学生が理解しているかを確かめながら、
授業を進めていくのが印象的でした。