[ 2025年08月 ] の記事一覧

2011.03.26

がんばろうニッポン!:選手宣誓で語られた"命への感謝"...

球春が訪れました...

 

第83回選抜高校野球大会が、3月23日に高校球児の聖地である阪神甲子園球場で開幕しました。

今回は、東北太平洋沖大地震の直後ということもあり、選ばれた高校球児のみならず、大会関係者、また全国民が様々な想いで、今回の球春を迎えたことと思います。

 

中でも被災地から出場する高校球児たちは、震災後、野球のことを考える状況ではなかったことでしょう。テレビのニュースでは、東北地区代表の東北高校の部員たちが、甲子園に来る直前まで避難所で給水などの支援活動に精力的に取り組んでいる様子などが映し出されていました。

 

そして迎えた3月23日の開会式...

選手宣誓をした創志学園の野山主将...本当に立派で、感動的な選手宣誓でした...。

以下に選手宣誓の全文を記します...

 

 

宣誓。

私たちは16年前、阪神淡路大震災の年に生まれました。

­いま、東日本大震災で多くの貴い命が奪われ、私たちの心は悲しみで­いっぱいです。

被災地では全ての方々が一丸となり、仲間ととも­に頑張っておられます。

人は仲間に支えられることで、大きな困難­を乗り越えることができると信じています。

私たちにいまできること、それは、この大会を精一杯、元気を出して戦うことです。

がんば­ろうニッポン!

生かされている命に感謝し、全身全霊で、正々堂々とプ­レーすることを誓います。

 

 

 

私は、この選手宣誓を、夜のニュースで見たのですが、涙がいっぱい溢れ、誓われたこの言葉を聞き終わった後、テレビに向かって大きな拍手を送りました。

 

我々一人ひとりも、生かされている命に感謝し、いま我々にできることを精一杯やろうと...

みなさんも、そういう想いを強く抱かれたのではないでしょうか...

いま我々にできることを...

 

がんばろうニッポン!

 

 

 

 

 

 

2011.03.25

出会いと別れの季節

 今週から滋賀では花粉症がすごくて【Moto】は鼻水と頭痛がひどい毎日を過ごしています。。。

本日、4月からスポーツ健康科学部新2年生となる一期生が久しぶりに勢揃いしました。1年前の時と比べて、随分しっかりしてきたなぁ~と思うほど、みんな元気な顔を見せてくれました。来週には、新1年生、2期生が入学してきます。新たな出会いをスポ健教職員一同、楽しみにしています!!

 

image0325.jpg出会いもあれば、別れもありました。本日で職員の牧田さんがスポーツ健康科学部事務室から別の課に異動となりました。開学から1年間という非常に短い間でしたが、スポ健を支えてもらい、本当に感謝しています。みんな最高の笑顔で、牧田さんを見送りました(写真)。

 明日は、来年4月の3期生入学のための学部説明会:オープンキャンパスが開催されます。是非、興味のある方は来ていただき、スポ健を味わっていただきたいと思います。

 

また、明日の午後13:00-「トレーニングカンファレンス」で【Moto】が「運動能力と遺伝率」に関して講演します。興味のある方、スポ健の大学院を考えている方も是非お越しください。

by Moto

 

 

 

 

2011.03.24

つながってくれますように

卒業の季節です。この1年間、前任校に残してきたゼミ生指導と授業をするために、毎週静岡に通いましたが、その学生たちも、みんな無事に卒業することができました。同時に、私も往復移動の生活から卒業することになりました。卒業のときは、本当に独特の気持ちになります。

 

前任校の学生たちは、所属する研究室の空間がなくなった中で、力を合わせながら過ごしてくれましたし、その成果は、数名が優秀論文賞に選ばれたことにも表れたようでした。学生はすくすく育つたくましい力をもともと持っているようです。

 

そして、この学生たちのところへ毎週通う中では、スポーツ健康科学部の学生(「基礎演習」の担当学生で、今度新2回生になる学生)たちが応援してくれていた部分がありました。「気を付けて行ってらしゃい」と声をかけてくれたり、理解・協力してくれていました。そんな学生たちの何気ないことやひと言が、この1年間の往復を支えてくれていました。

そういう言葉をかけることができる学生が集まっているこの学部で過ごすことができて、とても恵まれていると思っています。この学生たちもすくすく育って巣立ってくれる日が楽しみです。

 

 ある日、今年の卒業生を囲んだささやかな会に、静岡で働くOBOGも(計画停電の影響があって、参加できなかったりもしたようですが...)駆けつけてくれました。すっかり社会人になってがんばっている、かつてのゼミ生たちが、「立命館大学・スポーツ健康科学部のゼミ生に会いに行きたい!」と言ってくれました。とてもとてもうれしいことばで、本当にそうやってつながってくれたら凄いよ...!と、新たな楽しみをプレゼントしてもらいました。

スポーツ健康科学部の学生たちが、どんな縁で、どれほど大きくつながっていってくれるか、これからまたおもしろくなりそうです。

ippo

 

 

 

2011.03.23

関東の体育関係の指導主事の情報交換会

例年3月初旬、関東近県の保健体育関係の指導主事、大学、体育研究会、教育センター等が集まって、情報交換会を行っている。午後からは、各県派遣の長期研修生(現職教員)が発表を行っている。毎年3月初旬に、筑波大学あるいはその近辺で開催されている。今年で、6年目になる。

  

CIMG2469.JPG 

今年の午前の部(各県の情報交換)は、国立教育政策研究所、茨城県教育委員会、埼玉県立スポーツ研修センター、神奈川県立スポーツ研修センター、群馬大学・群馬県教員委員会・群馬県小学校体育研究会から発表があった。

 

 

 

群馬県からの発表は、これまで5回、昨年を除いて毎年発表してきた。人が変わっても、流れが止まることなく、続けていくことは、本当に大変である。

 

教育を改善するためには、継続的な努力が求められる。

 

【 智 】(20110306 筑波大学にて)

 

 

 

2011.03.22

50のたより。

<RecOだより50>
 昨年4月、前任の先生方から受け継ぎ、始めたRecOだより、今回で50通目になりました。
 ということは、各曜日担当の先生方もそれぞれ50回、ということ。
 継続は力なり。
 今回の震災に対する支援も、これからは「継続する力」が必要になっていくと思います。

 先日見たテレビのニュースで、被災地のある中学校の卒業式の様子が流れていました。校長先生から卒業生への贈る言葉。
 「この状況が数ヶ月で元に戻ることはないと思います。5年、10年、あるいは20年かかるかもしれません。その時に、中心になって復興をしているのはあなたたちでしょう。だから、今、苦しんでいる人たちのことを絶対に忘れないで、がんばってほしいと思います」。
 この想いを継続する力を、日本中がしっかり蓄えなければ、と思いました。
 
 震災後、各地で同じ世代(中学生)の子供達に、会う機会が重なりました。

P1030931.JPG
 先々週末は、以前紹介した、草津リトルパンサーズのみなさん。第2回目は、RecOで「スポーツおやつ」の調理実習。みんな楽しそうに、しっかりおやつの大切さを体感し、多くの選手が「これなら自分でも作れそう」と自信をつけてくれました。
 
 
 
 
 
P1030994.JPG
 先週末には北海道の中学生野球部(新琴似シニア)の選手と保護者のみなさんにセミナーとディスカッションを行いました。こちらの想像以上に質問がたくさん出て来て、しっかりとしたディスカッションができたのには感心しました。


 
 
 
20年後を任せる、大切な日本の宝達は、しっかり成長しているようです。
 被災地だけでなく、全国の子供達に「継続する力」の大切さを少しでも伝えていければ、と思います。【abc.

 先週のブログで岩手の親戚の事等を書いてしまったため、たくさんの方から、ご心配いただきました。
 すみません。
 おかげさまで、全員無事が確認され、また、全てではありませんが、指導先の多くの先生方からも無事のお知らせをいただきました。
 中には電話で「安心してね、大丈夫だから。がんばるからね。そっちもがんばってね」と、逆に私が励まされてしまいました・・・。
 
 
 

2011.03.21

卒業式

今日は、BKCの卒業式です。

晴れ着に身をまとった卒業生、修了生がBKCジムで卒業式・学位授与式を迎えます。各学部での4年間の学び、あるいは大学院研究科で修養を積んだ教育研究の成果を、社会という大海の中で、「羅針盤」として働かせ、大いに活躍して欲しいと心から願っています。

 

20110321-1.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この間、経済・経営学部のサービスマネジメントインスティチュート、理工学部・大学院理工学研究科から直接指導した卒業生を送り出してきました。彼ら・彼女らから頂くメール、年賀状で、それぞれが成長し、職場で、家庭で足場を固めているのを感じます。3月初旬にきてくれた、大学院理工学研究科を修了した市K君は、『学会発表の機会、投稿論文をまとめる機会が与えられて良かったです。おかげで、会社でのプレゼン、プロジェクトまとめなどで力を出すことができ、より高い水準の課題を会社からもらえるようになっています!』と喜びを語ってくれました。

先週の土曜日に、2008年3月の卒業生たち(写真下)が研究室にやってきてくれました。それぞれの職場で、一所懸命に働いている様子を聞きました。中には、TOEICの点数が380だったのが、今では700まであがったとか、海外の会計業務を学んだり、セールスプロモーションを学んだり、それぞれが自らの力量を高めることに専心している様子を嬉しくなりました。

 

20110321-2.JPG

 
本学で学んだ卒業生は、我々学園の宝物です。その宝物が、家庭、職場、社会、地球の各所に光彩を放ち、キラキラと活躍し続けて欲しいと願っています。

来年の2012年3月には、大学院スポーツ健康科学研究科の修了生が、そして2014年3月には、スポーツ健康科学部の卒業生が、世に送り出されていきます。多くの教育、研究の成果、そして本学部ならではの経験、体験を通じて、人間力を高めて社会へ送り出せるように、と教職員一同願っています。

【忠】

 

 

 

2011.03.20

立命館大学による今回の大震災への対応策

大震災で被害に遭われた方に、心よりお見舞い申し上げます。

我々、スポーツ健康科学部には、
関東・東北地方出身の学生が在籍していますが、
何とか全員と連絡が取れ、無事が確認されました。
また、新一回生の方全員とも、連絡を取れるように、
学部として、鋭意取り組んでいます。

立命館大学では、今回の対応策を
「地震に対する立命館大学の対応について」
をまとめています。

また、立命館大学には、歴史都市防災研究センターがあり、
『東北地方太平洋沖地震「防災缶(避難生活支援キット)」
緊急支援合同プロジェクト』
が始まりました。

bousaikan.JPG








ぜひご覧頂き、皆様にもご協力頂ければ幸いです。
また、皆さんの周りの方にも、こういう事があると
伝えて頂きたいと考えています。

それでは、また。失礼致します。
                 敦

 

 

 

2011.03.19

心温まるエピソード...

知り合いの方から又聞きしたことなのですが...

心温まるエピソードだったので、お聞きしたお話をご紹介したいと思います。

 

被災地での出来事...。

スーパーに並ぶ行列の中に、お母さんと泣きべそをかいた小さなお子さんがいたそうです。

そのお子さんは、携帯ゲーム機を大事そうに持っていたようなのですが、今回の震災の被害で、ゲーム機の画面に亀裂が入り、もちろん、映像は映らず、ゲーム機のボタンを時々押しては、画面が反応しないことに落胆していたそうです。

 

その故障したゲーム機をそのお子さんが大事にしているのは、どうやらクリスマスのプレゼントとして、サンタさんからもらったものとのこと...。

 

そのお子さんがすごく悲しんでいるのは、壊れてゲームができないということよりも、せっかく、サンタさんからプレゼントしてもらったものなのに、それが壊れてしまったからサンタさんが怒っているのではないかと気をもんでいるということでした。

 

その悲しむ子どもさんに、お母さんのみならず、周りの人たちも言葉がかけられないでいたらしいのですが、そこに中学生ぐらいの男の子が近づいてきて、自分が持っていた携帯ゲーム機をそのお子さんに手渡したとのこと...。

しかもその男の子は、「サンタさんから頼まれた」といって、自分の携帯ゲーム機とお子さんが持っている壊れた携帯ゲーム機とを交換したらしいです。

 

もちろん、お子さんは、大喜び!

お母さんも涙ぐみながら、何度も頭を下げていたとのことでした。

 

 

事実の確認をしていない事柄を、多くの方々が目にするこのブログに掲載するのはいかがなものなのかと、お叱りを受けるのかもしれませんが、このエピソードを聞いて、私は勇気とパワーをもらい、とても心が温かくなりました。

 

がんばろう!ニッポン!

 

 

 

 

 

2011.03.18

絆-きずな-

 東北関東大地震と津波において震災に見舞われた全ての方に、心よりお見舞い申し上げます。また、その後、福島原発事故においても周辺の方々や対応している方々に際しても安否が心配されるところです。

 私が先週、ブログを書いた直後に地震を感じましたが、ここまで大きな震災になるとは夢にも思いませんでした。【Moto】の知人、友人も近くにいただけに心配でした。【Moto】も大学院時代、仙台に2年間住んでいたので、ニュースで報道される、地域など見たことのある景色があり、被害の状況をみて、唖然とするばかりです。

 この辛い現状をどう乗り越えていくか、 そのカギは人と人とのにあります。 この力で、この大きな震災から少しでも早い復興を心からお祈り申し上げます。

by Moto

 

 

 

2011.03.17

この震災の中で

東日本大震災で被災された皆さまに、心からお見舞い申し上げます。

 

震源からは距離が離れていたこの地域にいて、報道を見、知人たちと連絡をとるにつけ、何ができるのかを考えています。心理学的な知見を踏まえて役立つ情報サイトを広く提供しようという動きも出てきました。

そんなとき、今日は、基礎演習で担当した学生たち(新2回生)が動き始めているという、頼もしく嬉しい連絡をくれました。あいにく、出張で不在にしていたので、直接話を聴くことができませんでしたが、この学部のメンバーを巻き込んでいくようです。

 

被災された方々にとって、今、何が一番必要なのかを考えている学生が身近にいて、私も彼/彼女たちを見習わねばと思います。この学生たちは、具体的に実行しようとすると知らないことにも直面し、それを手分けして調べてくるように打ち合わせたようです。

 

今回の大震災は、失ったものも多く大きな被害を出していますが、その中でも私たちが失いかけていたもの、大切にしていたいと思っていたものにしっかり気づけていければ...と思います。

まだ連絡のとれていない知人がいたり、被害の甚大さに放心しかかっている友人がいて心配は募ります。何とかお一人でも多く無事でありますように...心からそう願うばかりです。

 

ippo