年末年始は運動不足に加えて食事量も多くなり、誰もが年末年始太りを体験するのではないでしょうか。国立健康栄養研究所の調べでは、クリスマスから正月にかけて平均で0.7kg増加するそうです。そこで今回、身体活動量が年末年始でどれくらい違うのかを私自身のデータで調査してみました。
まずは12月2日から23日までの期間を調べると、普段の私の身体活動量は平均して1日当たり674kcalでした。これは、一般の人よりはかなり高い活動量です。そのわけは、通勤歩行を継続しているからです。家からBKCキャンパスまで、鉄道を除くと約4kmありますがこれを毎日往復していますので、1日8km、およそ100分歩いているからです。この速歩だけで約500kcalになります。しかし、年末年始は通勤もなく、特にスポーツも行わなかったため身体活動量は激減しました。12月24日から1月6日までの期間で、1日当たり411kcal、その差は何と263kcal(おにぎり2個分)にもなりました。これは、運動不足だけで年末年始に0.5kgの体脂肪が蓄積された計算になります。これで、食事の増加量が加わると...
このような身体活動量調査も、スポーツ健康科学部では実習することになります。今回は、腰に装着するタイプの活動量計で測定しましたが、新学部にはカロリーチャンバーが設置されます。このシステムは日本でも数台しか設置されておらず、1日の基礎代謝が正確に評価できます。今はまだ工事中ですが、24時間生活できるほどの空間があり、部屋の空気ごと分析してエネルギー代謝量を計測します。自身のウエイトコントロールにとても参考になりますので、新入生の皆さんはぜひ自分の基礎代謝を測ってみてください。真