10月10日(土),BKCのコラーニングハウスにて,「健康な生活を送るために」というタイトルで2時間の講座を持たせてもらった.参加者は湖南生涯カレッジという連続の土曜講座に参加されている非常に元気な諸先輩方ばかりでした.ほとんどの方がいわゆる定年を迎える年齢を過ぎた方ばかりでした.たまに,このようなタイトルでお話しさせてもらいますが,やはりこのような講座に興味を持っておられる方は「健康」への意識が高く積極的です.ですので,最近のデータを示しても非常によく理解されます.一方で,参加者の方から,日頃実践されている健康づくりの取り組みを私の方は吸収させてもらっています.
学生時代には高齢者のデータは頭だけでしか理解できなかったのが,高齢者になるまでにそう遠くではなくなってきましたので,実感をもってお話しを伺えるようになりました.健康づくりは,いうまでもなく日常の生活習慣(睡眠,運動,栄養)が大きく影響します.体力のある若いときには実感として理解できないことが,体力低下とともに身につまされます.
「習慣は第二の天性」ともいわれます.良い健康習慣を身につけるためには,しっかりとした理論,考え方とともに実践しつづけられる動機付けと継続,自己変容の喜びを用意する必要があるでしょう.スポーツ健康科学部では,自ら良い健康習慣を実践するだけでなく,実践できるように指導する力をつけてもらいます.高い指導力による健康づくりの輪がBKCから発信されることを願っています.