[ 2025年07月 ] の記事一覧

2018.02.05

修士論文口頭試問

先週は、修士論文口頭試問がありました。
 大学院スポーツ健康科学研究科博士前期課程を修了するための最終関門です。
 事前に、主査、副査2名が、修士論文を熟読してきます。その審査委員の前で
 20分のプレゼン、さらには、その後に口頭試問を25分程度受けます。
 論文の内容を含め、口頭試問でのやりとりも含め、修士号を授与するに相応しいか審査されます。

 私の研究室からは、今年4名のM2が口頭試問に臨みました。

 この2年間の研究科での学びで、4名とも力をつけてくれました。
修士論文をまとめる過程において、研究背景を十分に整理し、研究課題を抽出し、具体的な実験検証、解析、論文執筆と進みます。そして、最後の関門が口頭試問での質疑応答です。

審査結果はまだですが、口頭試問では、この間培った能力を発揮したと感じています。
(写真は終了後の晴れやかな顔です。手のサインは、右手座標系です)

   

この後は、2月11日朝9時から夕方までの公聴会(インテグレーションコア1F アカデミックラウンジ)での発表となります。公聴会ですので、どなたでも聴講可能です。

博士前期課程は2年間です。その間に、中間発表が3回、ならびに毎週の合同ゼミでの複数の教員による研究指導があり、かつ国内外での学会発表も含め、この2年間で、ぎゅーっ、と成長する印象があります。

ただ、修士論文を出して終わりにしないように、残りの期間で、投稿論文にまとめ、広く社会に発表して、この分野のアカデミアに貢献するよう指導を続けています。おそらく、4名全員がその課題をクリアして、修了式を迎えてくれるでしょう。

 <<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 先週、理事・評議委員会の懇親会がありました。そこで、文化・芸術・スポーツで活躍している学生の紹介がありました。
   
 理事長、総長、APU学長とならんで、本学部の学生たちが写真に収まってくれました。彼ら、彼女らは、学園理事・評議員のまえで、堂々とスピーチを披露してくれました。各分野で、ある水準まで極めた学生は、その分の成長を示してくれます。嬉しいですね。
 もうひとつの写真は出張中の富士山です。春間近のすっきり、くっきりの写真です。
   
【忠】

2018.02.04

ヤーセケの牡蠣

マーストリヒト大学ではクリスマスの後から新年2日までが冬休みとなり大学が閉鎖されました。その間に学内の様々なメンテナンスが行われるため、基本的に学生・教員は大学に立ち入ることが禁止されることになります。もちろん病院は別ですか。

この休みを利用してオランダの北にあるオランダのゼーラント州のヤーセケまで日帰りの旅に行ってきました。ヤーセケは牡蠣やムール貝を養殖することで有名な街で、1870年代から続く老舗の牡蠣の養殖所も存在します。近年のオランダは遠洋漁業よりも沿岸漁業が漁業の中心となっているようです。

数ある養殖所の中でも評判の良かった養殖所を訪問しました。ここは養殖所が保有するレストランの外に牡蠣の養殖所が目の前に広がっており、その風景と海を見ながら食事をすることができます。



通常生牡蠣というとまさにそれをそのまま食べるようなイメージですが、ここでは生牡蠣も複数種類あり。さらにそれぞれの柿をいろいろな形で料理したメニューが用意されています。
オランダ全土だけでなくベルギーにも牡蠣が輸出されていることもうなずける美味しさでした。

ここでは牡蠣の養殖に関する展示があったりツアーなど様々なイベントも準備されているようです。残念ながらツアーはオランダ語のみで、内容が理解できないため断念しました。。

世界中から観光客が来るような大都市アムステルダムとは少し違った雰囲気のヤーセケですが、オランダ人、特に地元の方が好んで来る場所のようです。
牡蠣はとても美味しかったので、できれば帰国前にもう一度行きたいな。

satoshi


2018.02.03

時々の初心

  大学院の口頭試問に備え、少し早めに床についたせいか4時に目が覚め、いつものようにラジオのスイッチを入れたら、いきなり時々の初心忘るべからずと生き方についてのインタビューが紹介されていました。初心忘るべからずは良く耳にしますが、時々の初心忘るべからずははじめて耳にしました。世阿弥の「花鏡」で述べられているとか(恥不勉強)。

  妙に気になったので、調べてみましたら(「教育名言辞典」寺崎昌男,東京図書)、年齢を重ね、上手になった後で慣れが出てくるのを戒めて初舞台の賢明さを忘れるなという言葉で有り、さらに、老後の初心忘るべからずでは、60歳を過ぎて名人と言われる域に達したとしても、絶えず初心に立ち返って精進がなければならないことを戒めたものである、とのこと。初心の大切さや懸命さを大切にして努力することの意義を説いたものではありますが、初心は常に不変である必要はなく、年齢や境遇の変化に応じて、自分自身を向上させるに応じて変化していくものであり、慣れで無自覚に過ごすことの問題点を戒めたものと勝手に解釈しました。その意味では、初心はいつでも無限の可能性を持つのではないかと思い、今からの初心もあり得るのではないかと思っています。

 3回生の後期試験の最終日であり、大学院の口頭試問が終わったので、この日の晩、ゼミ生としてのこの1年の振り返り、特にスポーツ心理を選択し何を自ら学んだかと、これからの覚悟(卒論&就活)=時々の初心について語りながら一時を過ごしました。(老ブロガー・ハル)

 以下は、学部生のゼミに積極的に加わり、この間ゼミ生としての勉強の仕方、過ごし方を示してくれた院生の少し感傷っぽい一文を紹介します。



   130日、修士論文の口頭試問を終えることができました。2年間の「学び」の成果を出し切ることができ、今は「やりきった」という気持ちでいっぱいです。今回の研究をベースに、投稿論文を今後書いていきたいと思っています。この日の夜には、3回生のゼミ生が飲み会を開催するとのことで、先生と参加しました。1年間、毎回ゼミに参加し、この日が最後・・・と考えると、感慨深いものがありました。ゼミでは見ることができないような個々人の表情を見たり、それぞれの話を聞き、非常に楽しい時間を過ごすことができました。ゼミ以外のこのような塲の大切さを改めて感じた時間でした。卒業するまで見届けられないのが悲しいですが、今年の4回生のような「頑張り」を見せて、無事に卒業してくれることを少し遠くから見守りたいと思います。

2018.02.02

「未来レシピ」を作ってみた

お疲れ様です。Hitomiです。1週間があっという間に過ぎてしまいました。
大学では定期試験が終了し、水曜日から春期休暇に入っています。まだまだ外は寒いのに、「春」と書くのは不思議な感じですね。

「教員も休むのは大事だよね!」と机上にうず高く積まれた未採点のレポートの山を見て見ぬふりしつつ、早く帰って家でゆっくりしてみたら意外とやることがない…。ついでにブログの記事になりそうなネタはないかと一生懸命考えた結果、最終的に「そうだ、未来レシピを作ってみよう!」という結論に行きつきました。

未来レシピというのは、我らがab先生ご出演中の琵琶湖放送の番組です。「未来のアスリートを育てる(秘)レシピをご紹介」とありますが、美味しくて栄養たっぷりの料理を紹介してくださるので未来のアスリートの可能性が極めて低い私もとても楽しく視聴しています。

が、いつか作ろうと思いつつ、そういえば一度も作ったことがない…、ということで今回気合いを入れてチャレンジしてみたいと思います。

ちなみに私の料理レベルは中の下です。凝った料理は一切作らないので、S村先生にスパイスカレーの作り方を聞かされた時には『あれ?S村先生、今英語喋ってる?』という感じでした。ただし、一応、自炊暦は長いので健康が維持できるレベルの料理スキルはあると自認しています。要するに、私でもうまく作れたら「こんなレベルでも作れるほど簡単なんだなぁ」と思っていただければ有難いということです。

未来レシピのHPにはたくさんのレシピが載っています。どれ作ろうかな~ということで選んだのは「簡単!きのこのうまみたっぷり茶碗蒸し」です。
なぜこれにしたのかというと、「茶碗蒸し」は私の中で「凝った料理」にカテゴライズされるからです。これを作れたらレベルアップ感を感じられそうだ…そんな期待を胸に、まずはスーパーに向かいます。



正直、三つ葉なんてほぼ買わないので、1袋に入っている量の多さにかなり怯みました。「飾るだけなら、なくてもいいんじゃない…?」と戻しかけましたが、結果的にこれがあるのとないのとでは彩りが全く違ったので買って良かったです。
それからもう一つ困ったのは、焼き鳥缶…タレなのか、塩なのか…(料理下手はこういうアドリブに弱い)
決め手がなかったので「ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な」でタレを選びました。

食材が揃ったところで、調理スタート!(アーチェリーのポーズ)
…開始5秒で問題発生。茶碗蒸しなんて普段作らないので何の容器に入れたらいいのか分からない!

しかたがないので動画に習って大きめのマグカップを用意しました。
我が家で一番大きい、アメリカンサイズのスタバマグカップです(シアトルに行った時に1号店で買った自慢のお土産です)。まさかスタバも茶碗蒸しに使われるとは思っていなかっただろう…。

さぁ、卵とめんつゆと水を混ぜて、しめじとまいたけをレンチンして…
しめじ…まいたけ…各15g…?(野菜やきのこを正確に測って使うことがない)



よし…勘で! 
ちょっと多い?と思いましたが、チンしたらだいぶ嵩が減ったのでマグカップ半分くらいでちょうどいいみたいです。まいたけには、豊富な栄養素がたくさん含まれているそうですよー!

これに焼き鳥を加えて卵液を注ぎ、アルミホイルでふたをしたら準備完了です。



この時点でようやく気づきました。先にお湯を沸かしとけばよかった…。皆さんはお忘れなく!
鍋3分の2くらいのお湯の中にマグカップを入れて、蓋をして20分…



出来た!!ものすごく簡単です!!



写真撮影をしたり手際の悪さが目立ったのでおそらく通常より時間がかかっていますが、30分あれば余裕で完成します。
しかもそのうち20分はほっとけばいいので、その間に他の料理を作ることも可能です。素晴らしい。


(インスタ映えするような写真を撮りたかったのに、そこはかとなく漂う給食感はなぜ…)

さて、肝心のお味は…、美味しい!自画自賛ですが、ダシがすごく美味しい!
身体が温まるので、今の季節にぴったりです。

ひとつ反省点は、焼き鳥はたぶん塩のほうがよかったです。タレはちょっと主張が強いかな。
そこを差し引いても、十分すぎるほど美味でした。

「茶碗蒸しは非常に懐が深い by ab先生」とのことですので、今度は口頭で紹介していたコンソメ味の洋風バージョンも作ってみたいと思います。

みなさんもぜひチャレンジしてみてください。

Hitomi

2018.02.01

今日から2月です

こんにちは、shinoです。

2月に入りました。今週も引き続き寒いですね。
今朝は自宅の周りに雪がうっすら積もっていました。
皆さん、風邪など引かれてないでしょうか?
今年度ももう少しなので、体調を崩さないように気を付けて下さい。


先日、大阪で開催された研究会に参加してきました。
スポーツ傷害フォーラムという会で、
医師だけでなく、トレーナーや理学療法士など、
アスリートのスポーツ傷害に携わる様々な職種の人が集まって、
いろいろなスポーツ傷害について話し合う研究会です。

この研究会は毎年参加しているのですが、私の専門ではない部位の話や、
いろいろな職種の方からの発表や講演があるので、
非常に興味深く、楽しみにしています。
いつもかなり勉強になっています。

その会場では、スポーツ傷害に関する様々な企業が、
いろいろな新しい製品を展示し、宣伝しています。

そういったブースを覗いて、新しい製品を見るのも、学会や研究会の一つの目的でもあります。
今回もわずかですが企業展示ブースがありました。

ブースの前を通ると、日本シグマックスという主にサポーターなどの予防具を取り扱っている企業の方に声をかけられて呼び止められました。
前回の超音波ワークショップでもお世話になったので、
御礼も含めて話をし、いろいろなサポーターに関する意見を交わしていると、
その中の1人がスポ健OBということが分かりました。

伊坂ゼミ2期生の吉田章吾さんで、日本シグマックスの医療企画開発部におられるようです。
彼は、現在、フィッテイングが良く、かさ張らない、かつ固定性に優れている足関節捻挫用の新しいサポーターを開発しているところだということでした。
そこで、開発中のサポーターに関して、スポーツドクターからの意見が欲しいと言われました。
サポーターの特長を説明してもらい、私からは実際使用する立場、アスリートから言われる意見などをいろいろ話して、ディスカッションしました。勉強になりました。

開発段階で、まだ完成はしていないということですが、
試す段階になれば、いつでも協力しますよと伝えました。

スポ健のOBがしっかり頑張っていることが分かって、大変嬉しい気持ちになりました。

医療業界にも立命館の卒業生が多数います。
最近、病院や学会で、立命館のOB、OGの方に声をかけてもらうことが増えました。

卒業生が頑張っていることが分かると、我々も大きな励みになります。
皆さんも立命館で一緒に学ばれたこのつながりをずっと大事にして、社会に出て活躍して欲しいと思います。

2018.01.31

幸福の使者

先々週のブログ(クリスマス・パレードの話)で、サッカーに少し触れました。気づけば、地元チームの試合が終わるまで携帯に速報が流れ続けていたり。そんなこんなを生活の中で触れていると、やっぱりここはサッカー大国だと思います。
さて今日は、「サッカーでみるスペイン(その1):バレンシアで幸福を呼ぶ動物とは?」です。

実は、試合を観るのは好きなのですが、サッカーチーム等のことはほとんど知りません(もし間違いに気づいた方がいたら知らせてください…)。

地元クラブチーム、Valencia CFのロゴマークの上には「コウモリ」が描かれています。日本ではそうお目にかからない動物です。さてはて、これが私の1つ目の謎。
◆なぜ、コウモリなのか?

バレンシアでは、コウモリは幸運の象徴として扱われていて、神聖な存在だそうです。
昔々、レコンキスタの戦い(複数のキリスト教国家で起きた、イスラム教途からの国土回復・再征服の運動)がバレンシアでも行われたらしく、その当時の王の肩にコウモリがとまり、戦いが勝利して終わったという言い伝えにちなんでいるらしいのです。例えば、バレンシアの市庁舎に行くときがあったら、(美しい)コウモリがどこにいるか見つけてみて下さい。

(この子たちの肩にも幸福のコウモリがとまりますように☆)

◆なぜ、ロゴマークの上にいるのか?

コウモリが、王冠と同じくらいの権威をもつから…という話も。
(市庁舎の上~のほうにコウモリがいます!)

いろんなところに、スポーツや地域の情報が詰まっていますね。

ippo

2018.01.30

新年情報交換&附属体育授業1

 寒い日が続きます。先日の寒波の際、側溝の水が凍結し、つららが各所でみられました。
 そのような中、インフルエンザが全国的に大流行しているようですね。先週、「滋賀県で警報が・・・」とブログに書かせて頂きましたが、その時点では西日本で大流行していました。関東地方も寒波と乾燥の影響でしょうか。
 現在はインフルエンザA型が流行していますが、2~3月B型も流行するかもという話もあります。高熱が出た際は病院で診察治療を受けましょう。

 定期テストもほぼ終わり、学生さんの顔にも安堵感が表れています。人生の中で、自由に動ける時期は限られているので、この間に目標を決めて自分のやりたい事を行ったり、見識を深めるために旅行をすることをお勧めします。因みに私は、大学生の時に「四国八十八か所」巡りに出かけました。(35年前ですね)

 先日、教授会第一委員会の先生方で情報交換会を行いました。【種D】先生のご紹介で京都上七軒の雅な食事を頂き、京の文化に触れる事の出来た有意義な時間でした。話はというと専ら現在第一委員会で検討している内容でしっかりと情報交換ができました。第一委員会の先生方有難うございました。


 今日は、立命館宇治中高等学校の体育授業参観に出向いていました。
 昨年10月に立命館附属学校の保健体育科の先生方を対象に【智】先生と一緒に研修会を開催しました。
 その後、各学校から代表の先生が集まり、各学校の実践を互いに参観し情報を深めようということになり、まず最初の学校として立命館宇治中学校の先生が授業をすることになりました。今日は、授業の様子を見せて頂き、2月6日の公開授業に向けてのアドバイスをさせて頂きました。

 生徒の皆さんは、先生や仲間との人間関係が良く、課題に対して一生懸命に取り組む事の出来る素晴らしい集団でした。バスケットボール(ゴール型)で戦術学習を通じてオフェンス(攻撃)の動きを学習する内容です。当日、多くの先生方が参観され、附属学校の体育授業が活性化する事を期待しています。

 
【司】

2018.01.29

草津リトルパンサーズ20周年

 みなさん、フラッグフットボールというスポーツはご存じでしょうか?
 タッチフットボールのように、腰にタグ、あるいは手ぬぐいをつけて、それを取られたらタックルされた、として攻撃が止まる、という安全な形でのフットボールです。今では、小学校の教材としても使われています。

 対人プレーの中での身のこなし、俊敏性、バランス、巧緻性なども高めながら、チームで作戦を考えたチームプレーなども学べる素晴らしいスポーツです。安全性にも配慮されているので、先ほど書いたように小学校でも導入されています。

 そのような素晴らしい、フラッグフットボールというスポーツを、草津市の小学校の先生がいち早く取り入れ、クラブチームとしてできたのが、「草津リトルパンサーズ」です。そのクラブチームが、20周年の“成人式”を迎えた記念のパーティに参加してきました。(写真は、代表の南さん。右に写っているのは立ち上げに協力した平井・元アメフト監督、左は米倉・現監督)

   

 今回は、息子、娘がお世話になった保護者の立場で参加させてもらいました。足かけ15年間お世話になり、こどもの身体と心の成長にとっても、非常に好影響を頂きました。指導いただいた関係者のみなさんの、「こどもの成長を1番に」という基本姿勢のおかげです。

 そのような暖かい、クラブチームで育った子どもたちは、まさにすくすく育ち、色んな大学、社会でしっかりと活躍していることを、記念パーティて確認できました。
三つ子の魂百まで、ではありませんが、こどもの時にどんな出会い、学びを受けるのは本当に大事です。

 <<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 上記の記念パーティで、1期生の「まゆ」さんに会うことができました。

   

 彼女も草津リトルパンサーズ出身で、付属校から本学部にきてくれ、アメフトのマネージャーとして活躍し、当方のゼミ1期生としても優秀な卒論をまとめてくれました。真ん中の可愛い赤ちゃん「あっくん」にも会えました!可愛いですね。彼が二十歳になると、草津リトルパンサーズは、40周年、私は○○歳。元気で会えるように鍛えておきます。
【忠】


2018.01.28

Gaia Zoo

今日はマーストリヒトの隣街ヒールレンにある動物園に行ってきました。

オランダのマーストリヒトはコペンハーゲンと比較すると市内にある公園の数が限られています。充実した遊具を揃えた広い公園もあるのですが、それらは皆有料になっています。さらに秋から来た我々にとって運が悪かったのは、これらの屋外施設は冬になると凍結して滑ったりのケガの危険性などから、春まで閉鎖されてしまうことです。
その結果、子供が遊べる場所が冬の間は極端に少なくなってしまいます。

今回行ってきたGaia動物園は比較的近距離にあるのですが、これまで行くチャンスがありませんでした。

ホームページを見るとオランダ語、フランス語、ドイツ語、英語の4カ国語で情報を見ることができます。しかし事前にオンラインでチケットの購入方法を探すとそのリンクがあるのはドイツ語とオランダ語のみでした。オランダではオンラインで支払いをする場合、電車の切符の購入も含め多くの場合オランダの銀行で発行されるデビットカードを使用することが求められます。クレジットカードが使えない場合が多いので、現地の銀行口座持っていないととても不便です。

またデンマークでもそうでしたが、海外のクレジットカードがたとえ利用できたとしても、別途に手数料を請求されることが多く、後で請求額を見てびっくり、ということも旅行者には多々あるようです。

さて、動物園までは電車とバスを使ってマーストリヒト駅から1時間ちょっとで到着です。バス停の直ぐ目の前が動物園なので、徒歩での移動も全く苦になりません。

動物園内ではWi-Fiが無料でアクセスでき、動物園のアプリをスマホにダウンロードすることでGPSを使って自分の現在地や近くで見れる動物や動物の説明、そして子ども連れにとって何気にありがたいのが、レストランやトイレなどを自分の位置から直ぐに特定できることです。


特に敷地が広いこの動物園内ではこういったアプリで施設を回りやすくする環境はとても有効だと思いました。また子供が遊べる遊具もいたるところに設置されていて、動物を見飽きた子供も長い時間園内で遊ぶことが出来るような工夫もされています。

さて、肝心の動物ですが、、動物の種類は多いのですが、冬場だからなのか敷地が広い割にそれぞれの種類の動物は平均して少し少なめな感じがしました。

satoshi

2018.01.27

厳しい寒さの中で

1年のうちで最も寒さの厳しい頃とされる大寒、その名に違わず今季一番の寒さどころか、数年に一度の大雪とか。郷里の新潟市内では、例年なら10数センチ程度の積雪が、今年は80センチもあり、雪下ろしをしないといけない程の積雪で「大変だわね」との連絡がありました。此方では、帰宅時の冷え切った夜、見上げると澄み切った夜空にオリオン座の輝がすぐに目に入り、白い息を吐きながら頬をほてらせ、つい星座に見とれてしまったりしています。

早いもので冬至を過ぎて一月ほどですが、日が次第に長くなっていることを実感でき、確実に春が日に日に近づいて来ていると感じさせられ、立春が待ち遠しくなってきます。

先週金曜日で今年度の講義が終わり、今は後期試験のまっただ中。琵琶湖線の車内、シャトルバスの中はもちろんのこと、キャンパス内はいつもの賑わいとは異なり、試験教室や図書館等に皆黙々と向かって歩いている感じがします。セントラルアーク内でも、普段なら談笑の場となって賑やかなのに、この期間はテキストやノートパソコンを広げ、食い入るように見つめながら何かメモをとったりしており、その真剣さが、コーヒーとクレープを味わいつつ休んでいる此方にも伝わってくるような感じがします。学年末試験=今年度の最後のふんばり、がんばれ!

勉強でもスポーツでも真剣に打ち込んでいる姿には、人を魅了するものがあります。将来の限りない可能性への挑戦であり、自らの成長への努力でありますが、それはまた、社会の一員として我が国の将来に明るい希望をもたらしてくれるものと確信しています。期待せずにはおれません。(老ブロガー・ハル)