[ education ] の記事一覧

2016.04.14

JOINT LINER

2016年度の授業が開始されてから1週間がたちました。新入生も授業やクラブ、サークルなどで友達ができ、少しは大学生活になれてきた人も多いと思います。また、立命館大学は学生数が多く、しかも様々な地域から来ています。

大学の近くに下宿している学生は徒歩や自転車が多いと思いますが、最寄駅の南草津駅からバスで通学している学生も多くいます。

そういった意味でバスも学生生活を支えてくれる重要なもののひとつです。

私もJRで南草津駅まで行き、南草津駅からバスに乗ることが多いです。
(徒歩では、南草津駅から立命館大学まで40分ほどなので、ゆっくり歩くのもお勧めです。)

バスでの通学/通勤は快適なのですが、朝を中心に混雑することがあります。

そんなバスに乗ることが多い私が楽しみにしていたものにやっと出会えました。
それが下の写真です。



4月から近江鉄道バスさんが導入した連節バス「JOINT LINER」です。連節バスというのは複数台のバスがジョイントで連結されたものをいうようです。導入された「JOINT LINER」は2台のバスがつながった形をしています。通常のバスと比べて約50人も多く乗れるということで、一気にたくさんの人を運び、混雑緩和が期待されます。

ちなみに中はこんな感じです。



(長すぎで先頭まではうまく写りません、、、)

色々なタイプの席が用意されています。また乗り心地も良かったです。

「JOINT LINER」に早く乗ってみたかったのですが、タイミングが悪いのか、これまでなかなか出会うことができませんでした。

海外では比較的よく見るタイプのバスではあるのですが、日本ではまだあまり導入されていません。近畿では2例目ということで、まだまだレアなバスですので、「一見の価値あり」です。

主に通学/通勤時間帯に運行しているそうですので、南草津駅が立命館大学バス停を探してみてください。

naru

2016.04.13

のんびりな!? 一本の桜の樹

 今年の入学式は、桜の見ごろにぴったりのタイミングでした。種類によるそうですが、専門的なことを知らない者にとってみれば、とてものんきに花開く1本の桜の樹が学部棟のすぐそばにあります。

 葉桜になりつつある傍の桜の木を横目に、今から咲き揃おうとしているくらいののんびり屋さんです。
 でも、毎年、必ず咲いてくれます。桜散らしの雨風があっても、固く蕾んでいるのでびくともしません。

[before: 1週間前の学部棟とともに]
 そして自分に合った時期がくると、(何かを合図にしているのか…)少し濃い目のピンク色で咲き始めるのです。ちょうど今です!

[after: 昨日くらいか蕾が開いてきました!]

 人も同じなのだろうと思います。スポーツのことならどんなマニアックな技能・戦略でも一発でやってのける学生もいますし、研究の楽しさに目覚めて没頭していく学生もいます。コツコツと、でも確実にものにしていく学生などさまざまです。同じ“学生”と言っても、それぞれの能力と成長の姿を見せてくれています。
 花開かせようとしている学生、まだ自分の気持ちが整うときを感じ取ろうとしている学生たちを、積極的に見守る力を持ちたいものです。

2016.04.12

ゼミナール

スポーツ健康科学部では、今年度の専門演習が始まりました。
【ken】の担当する専門演習も、本日より開講いたしました。
専門演習は、「ゼミ」と呼ばれますが、これは、ドイツ語の “Seminar” の発音 [zeminá:r] (ゼミナール)が省略されたものです。その具体的な授業実施内容については、通常の講義形式ではなく、教員と学生が1つのテーマについてディスカッションをしたり、文献を輪読するといった授業形式になります。これにより、自主的で深い学びが展開されることになります。

今回は、第1回目ということで、オリエンテーションを行い、ゼミの進め方などを決めました。その後、予め課していた課題である「各自の春休みの出来事を5分程度にまとめて総括し、プレゼンテーションする」という内容を実施しました。これは、春休み中のさまざまな体験を互いに共有するとともに、短時間で印象に残るプレゼンテーションをどうするかを実践するという意味もありました。さすがに3回生となると、これまでのスポーツ健康科学部の学びのなかで培われた技能を十分に活用し、春休み中のさまざまな出来事(部活合宿、ボランティア活動、旅行、アルバイト等)をもとに、それらをどうこれからの大学生活に役立てていくかについて、時折ユーモアを交えながら報告してくれました。
これにより、まだ配属が決まって互いに知らないところがある受講生間のコミュニケーションの促進になるとともに、それぞれの個性がよくわかる発表になり、次回からのゼミのよいスタートになったと思います。



ところで、こうした「ゼミ」の語源について気になりましたので、少し調べてみました。ドイツ語の “Seminar” の語源は、ラテン語の “Seminarium” とされており、これは日本語では、「苗床(なえどこ)や温床」という意味だそうです(羅和辞典より)。苗床とは、ご存知のとおり、種子を発芽させ、安定した成長をさせるための苗にするまでの場所です。
つまり、これを、大学における学びに転用して考えると、ゼミとは、あらゆる領域を横断的に学んできた学生たちが、いよいよ将来結実させたい自分の種子(シーズ)を発芽させ、育てる場所ということになります。

この苗床を、しっかりと空気や養分がいっぱい含まれた土にしたうえで、これから1年あるいは2年という時間をかけて、それぞれのシーズを発芽させ、社会のニーズに貢献する苗として送り出したいと思います。


※先日、羅和辞典(LEXICON Latino-Japonicum)を買いました。翻訳をしている時どうしても意味がわからない言葉が出てくると、語源とくにラテン語を調べることが必要とされます。その際ラテン語辞典をみると、そもそもその語が持っていた意味が理解できたり、他言語の共通性から、語彙が増えたりといったことがあります。辞書を引いているとき、[lat.]という記載があれば、ぜひ羅和辞典を引いてみてください。意味ある「寄り道」ができるかもしれません。

【ken】

2016.04.11

春真っ盛り

各先生のブログにあるように、先週から授業が始まりました。
新入生にとっては、高校よりも1つの授業時間が長く(90分)、
かつ規模の大きい講義、小集団のアクティブラーニング、反転型の授業など、
高校で体験していなものも有るように思います。

学生の学びを深めることを念頭に、この間、
教学システムを練り上げてきた方法で授業実践していますので、
慣れる時間は必要かもしれませんが、しっかり学びの質を高めてもらえると確信しています。



春の良い時期となり、多くのスポーツもシーズンインとなっています。
本学の学生アスリートたちも各大会で活躍しています。
もちろん、本学でスポーツに携わる学生アスリートは、
学業との両立を果たしながら、

「立命館スポーツ宣言」

に掲げられたスポーツの文化的意義と価値を広める役割を担っています。
また、就職活動をおこなっている学年は、リクルートスーツでの活動が本格化しています。
自らのキャリアへ向けて、本格的な取組中です。
「働くこと」の意義も自らに問いながら、目指すべきところへと進んで欲しいと願っています。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週のブログで、学部・研究科のビジョンを書かせてもらいました。
そのビジョンに基づいて、『スポーツ健康科学プロフェッショナル』宣言を作成しました。
この文章の中身にも出てくる「プロフェッショナル」の行動指針は、次のように整理しました。

高い志・目標を持ち(integrity)
飽くなき挑戦(challenge)を
創意工夫(original)と
用意周到な準備・研究(research)

に基づいて
本気で、全力(effort)で取り組むこれらの単語の頭文字をつなげるとi-core(あいコア)となり、
我々の教育研究棟(integration core)のニックネームになります。
おかげで建物をくぐるたびに、このあいコア精神をリマインドすることができます。




2016.04.10

ハワイ大学マノア校でRegistration

ハワイでの生活にもかなりなじんできました。
先日、ハワイ大学マノア校へサバティカルプログラムの
RegistrationとOrientationに行ってまいりました。
家から歩いていくと1時間かかりました。



担当してくれたのはジャネットさんで非常に親切にしていただきました。
大学に登録するべき書類は、
・オリジナルのDS-2019s
・パスポートのコピー
・I-94のコピー
・J-1登録用紙
・健康保健登録用紙
です。
オリジナルのDS-2019は大阪の領事館からもらった書類で
J-1ビザを証明する非常に大切な用紙となります。
あと、I-94は米国に入国した証明となります。

オリエンテーションでは、ハワイ大学の説明、利用方法など
あるいはハワイでの過ごし方、出張の方法など全部で1時間程度行いました。
これで晴れてハワイ大に登録されました。



こちらに来る時の飛行機は全日空だったのですが、
座席がちょうどCAさんの前で、たまたまこれから半年留学する話をしたところ
帰り際に、とても丁寧なお手紙とプレゼントをいただきました。
さすが全日空!とっても暖かい気分になりました。
これから頑張って行けそうです。
ありがとうございました。


Nice day!

sana



2016.04.09

スポーツ健康科学研究科 ガイダンス

立命館大学スポーツ健康科学部と立命館大学スポーツ健康科学研究科
似た言葉だが、実は異なる。

立命館大学スポーツ健康科学部は、いわゆる大学生。学部生と言われたりする。
1学年220人定員で、4学年まであるので、880人定員。

立命館大学スポーツ健康科学研究科(以下、研究科)は、いわゆる大学院生。院生と言われたりする。
研究科は、2つの組織から構成されている。
第一に、博士課程前期課程。修士課程と言われたり、マスターと言われたりする。
正式には、立命館大学スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程、である。
修了すると、修士(スポーツ健康科学)と名乗ることができる。

第二に、博士課程後期課程。単に、博士課程と言われたり、ドクターと言われたりする。
正式には、立命館大学スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程、である。
修了すると、博士(スポーツ科学)と名乗ることができる。

大学院を卒業すると、高度専門職業人として社会に羽ばたく者や研究者になる者もいる。
人生の中で、極めて貴重な時間であったことに、後で気づく。その時に、「あれ以上はできなかった」と思える位に、
精一杯の時間を過ごして欲しい。

写真は、ドクターの学生さん達のガイダンスとマスター(スポーツ人文社会科学領域)の学生さん達のガイダンス。


2016.04.07

前期授業開始!

【It’s me】先生からこのブログの木曜日担当を引き継ぎましたnaruです。
1年間、よろしくお願い致します。

【It’s me】先生といえば、昨年度まで学部長を務めておられましたが
大学の規定があり任期満了で交代されました。
昨年度最後の教授会でご挨拶いただきましたが、
その中で超激務の学部長の仕事を「楽しかった」とおっしゃっていたのが印象的でした。
文字通りのスーパーマンです。かっこいい、、、
そのような将来のスーパーマンをこの学部からもたくさん輩出していければと思います。

少し話が逸れましたが、
タイトルの通り、本日より前期セメスターの授業が始まりました。
学部、大学院の1回生は4月1日から入学式やオリエンテーションがありましたが、講義は本日からです。
大学の講義を存分に楽しんでください。
また、2回生以上も本日から、新たな回生のスタートです。
心機一転、がんばってください!

「本日からキャンパスも一気に人が増え、活気に溢れています。」と書いて、サークルの勧誘など賑やかな写真を載せたかったのですが、あいにくの雨、、、にぎやかなキャンパスの風景は次の機会に、、、

最近は学部生のことに関する内容が多かったので
今日は、博士課程前期課程の合同ゼミ(身体運動科学演習Ⅰ 、Ⅲ)の様子を少しだけ。
この授業では、主に大学院生(修士)が文献や自身の研究についての発表とディスカッションを行います。
「合同」とある通り、研究室単位ではなく複数の研究室が集まって合同で行います。
教員はもちろんですが、大学院生になると、それぞれの専門性も強くなってきます。
専門が違えば、興味やものの見方も変わってきます。
発表に対して、色々な方向からの白熱した議論が飛び交います。
教員も院生もある意味学会より厳しい意見もでてきます。
準備は大変だと思いますが、大学院生の成長を一番感じる授業でもあります。
本日は第1回目ということで家光先生を中心に授業の説明の後、発表の内容、回数、順番などについて決めました。
このときから学生も意見を出して話し合い、学生が主体的に取り組んでいました。
これから楽しみです!




naru

2016.04.06

学生たち、始動しました!

 はじまりました!新年度のあいコアBlogで、【ab】先生からバトンを受けて水曜日を担当します。
1年間、よろしくお願いします。

 4月も、もう1週間が経とうとしています。新入生は、4月1日から(入学式を挟んで)ガイダンスの連続でしたが、今日でそれも終わってひと息つくことかと思います。この数日間、新入生は緊張・不安の中で、いきなり1コマ90分で話を聴き、いろいろな企画にも参加して過ごしてきました。

 最初は、【写真】だけでも伝わってくる緊張感、よそよそしい雰囲気いっぱいです(お互いに声をかけ合うこともほとんどなく、よほどおもしろいトピックスが載っているのか、一生懸命に活字を読んでいます)。この何とも言えない距離感は、この学部の場合、初日、しかも最初にしか見られない風景です。



 初日からオリター(学生支援団体の先輩たち)の企画が目白押しのおかげで、そして1回生も早く大学生活に慣れたいと思ってくれているおかげで、この距離感は早いうちに消えていきます。1回目のクラス懇談会が終わるころには、自然と集まって話を始めました。2回目、3回目の懇談会では、笑顔もどんどん出てきます【写真】。私たちクラスの担当教員がホッとする瞬間ですし、「人と繋がっていたいと思うのは、いくつになっても、みんな同じなんだなぁ~」と、ほのぼのと和む瞬間でもあります。



 これから先、この距離が物理的にも、心理的にもグッと縮まっていくだろうと思います。ちなみに、1年経つと、その学生たちは仲間と一緒に支援団体をつくり、新入生の生活面・学習面のサポートのために(春休みもその準備に費やして)本当によくがんばってくれるようになります。

 今度入学してきてくれた学生たちは、どんなところで、どんなふうに縮まってくれるのでしょうか?いつ自分の“色(らしさ)”を出して成長してくれるでしょうか?楽しみです。これから1年、学生やその周りの変化・成長(before-after)などなど、お届けできればと思います。
 また1週間後に!

ippo

2016.04.05

キックオフ

あいコアの星を読まれているみなさま、はじめまして【ken】と申します。
【moto】先生のあとを受けて、今年度火曜日を担当いたします。
スポーツ健康科学部・研究科の “今” を配信したいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

さて、スポーツ健康科学部・研究科では、この時期、新入生を迎えて全体の雰囲気が華やいでいます。大学の正門横のしだれ桜や、スタジアムの外周を取り囲む桜も満開となり、まさに春爛漫といったところです。





新入学生は、入学後さまざまなオリエンテーションを受けていますが、
この日は、スポーツ健康科学部新入学生を対象に、大学のチアリーディングや吹奏楽団を招聘しての学部交流企画が実施されました。
4年間の立命館大学での学生生活や、卒業後にも校友とともに歌われる機会の多い大学校歌応援歌を、チアリーディング・吹奏楽団そして、オリターらのリードのもと全員で歌いました。最初は、少し小さめの声でしたが、徐々に大きな声がでるようになっていたと思います。ぜひ、所属するチームや応援の際に大きな声で歌い、熱い思いで試合を盛り上げてください。



さて、今年度は、BKC正門近くに屋内・屋外プールや室内運動場などを併設した「スポーツ健康コモンズ(仮称)」(下図:完成予想図)が落成することになっており、スポーツ健康科学部・研究科にとって、さらに大きな飛躍の年となります。

活気あふれる学生さんの熱意と、それを支える充実した教員・施設が統合するスポーツ健康科学部・研究科は、いよいよ、新入生、在学生と、教職員のみなさまが手を取り合い、Beyond Borders を実現させる飛躍の年の「キックオフ」を迎えています。

【ken】

2016.04.04

スポーツ健康科学部のビジョン

4月1日から2016年度がスタートしました。桜も満開となって新入生を歓迎しています。

土曜日の【智】先生のブログにあったように、4月1日に、学部の新入生歓迎式があり、学部教職員を代表して挨拶をさせてもらいました。


そのときに、立命館大学スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科のビジョンを話しました。昨年から教職員と議論し、この組織としてどの方向へ進むのか、志、想いを含めてビジョンとしてまとめたのが、

    ヒト・ひと・人を科学し
    プロフェッショナルとして
    未 来 を 拓 く


です。スポーツ健康科学という学際的で総合的科学として人間を扱うときに、アプローチは人文・社会・自然科学の全てからおこない、その知を統合した科学として追求し、その成果を人財養成、研究成果、社会連携(コミュニティ)、国際化へ展開して、未来を拓き、社会に貢献しよう、という意味を込めています。

その実現にむけて、本学部・本研究科に関わる学生、院生、教職員が一致団結してこのビジョンへ向けて進んでいくことを確認するために、『スポーツ健康科学プロフェッショナル』宣言 を一人一人に行ってもらうことにしました。宣言文に各自が署名し、その裏には夢・目標がかけるようになっています。新入生だけでなく、教職員の皆さんにも宣言してもらいます。

宣言文に署名することで、再度、気持ちを新たにし、そして目指すべき目標を文字で書いて具体化することで、その実現可能性はかなり高まることでしょう。スポ健ファミリーのみなさんが、望んだ目標を達成できることを心から願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

写真は、テニス指導が上手い事務室のTsuじさんが設置してくれた、立命館の会見用のボードです。新入生が撮影スポットに使えるように配慮してくれました。ちなみに、撮影されているのは新任助教のMasa先生です。みなさんも良かったら活用ください。

4月1日に【It’s me】先生からバトンを受けました。【It’s me】先生、6年間、本当にお疲れ様でした。今後も、教職員一同で、素晴らしい人財を育て、先端的な研究成果が発信し、社会から喜ばれるための素敵な組織・チームになるようにつとめて参ります。引き続き、学内外の関係者の皆さんには、ご支援とご協力のほどお願い申し上げます。
【忠】