[ education ] の記事一覧

2016.01.20

2015年度後期五者懇談会。

<RecOだより 146 >
  1月19日18時より後期の五者懇談会が開催されました。



 五者懇談会の五者とは、学生自治委員長、学部長、副学部長、学生主事、事務長を指します。前後期一度ずつ開催される懇談会ではこの五者が参集し、スポーツ健康科学部自治委員会が学生の意見を集約した議案書をもとに議論を行ないます。

 スポーツ健康科学部自治会は、新入生の学習支援を通年に渡り担当するAA(アカデミックアドバイザー)、スポーツ振興を担当するSPOCHA+を有し、他学部にはないスポ健ならではの活動を行っています。

 五者懇談会では、各部署の代表が参集します。



 今回の議案は、前期に引き続き、教学課題(ゼミ選択について、履修登録について)、施設・課外課題(学部ラウンジ設置について)を中心に、予定時間を超過する熱心な議論が行なわれました。

 内容については別に紹介があると思いますが、この熱心なスポ健自治会の活動が、まだ十分に学生全体に伝わっていない事も課題としてあげられました。
 自治会では来年入学する新入生を迎える準備も始まっています。
 今後もスポ健自治会の活動にご注目ください。


 さて、今日は一日かけて、M1(大学院前期課程1回生)の中間報告会。
 入学してから一年間の彼ら彼女らの成果を、じっくり味わいたいと思います。


<今週の別腹>

 奈良県明日香村産野菜のワンプレートランチ。



 メインの煮込みハンバーグ(右奥)がかすんでしまう程、たっぷり盛りつけられた野菜一つひとつの力強い滋味に、飛鳥大地のおおらかさを感じました。
 ごちそうさまでした。
 ab

2016.01.19

1年生の1年間の成長

先週、1年生の小集団授業で1年間通じてある基礎演習が終了しました。4月に入ってきた学生たちはこの1年間、学びや部活・サークル、バイトなどなど、今までの生活とは違う毎日を試行錯誤しながら、成長してきたように思います。11人に1年間を振り替えってもらい、一言話してもらうとほとんどが、「2年生はもっと勉強や多くのことにチャレンジしたい!」という気持ちに溢れていました。この前向きな気持ちを忘れず、自分の可能性を大きく広げられるようにしてもらいたいと思いました!また、この1年間、1年生の学びを先輩として多くのアドバイスをしてくれたAA(アカデミックアドバイザー)の2年生には感謝です!彼ら・彼女たちも後輩にアドバイスや指導することを学び大きく成長したと思います。

話は変わりますが、先週、オーストラリア・エディスコーワン大学(Edith Cowan University)の野坂 和則先生と國學院大學の林 貢一郎先生がご講演に来て頂きました。野坂先生は運動による筋損傷と筋損傷しない効果的な運動方法について科学的なデータを基に考案されている素晴らしいデータに感動しました!また、林先生には女性アスリートについてのお話をしてもらい指導者にとって必要な知識について分かり易く説明してもらいました!お二人の先生、ありがとうございます!


Moto

2016.01.18

芝居で示す未来のキャリア

大学の後期授業も最終盤を迎えています。

先週の木曜日は、大学院博士前期課程の必修科目「スポーツ健康科学キャリアプロジェクト」の最終授業でした。写真は受講生の集合写真です。


 何度か紹介しましたが、この授業は院生のキャリア形成を目的とした授業です。キャリアとは何?についての考えたり、ゲストスピーカーを招いて、「人のキャリアの参照の仕方」を学んだりします。その上で、各自が進めている研究を短い時間でプレゼンし、スポーツ健康科学分野を総合的に学び、相互の研究を理解することも行いました。

 後半は、GROWモデルを使って、自らの目標(Goal)を見据えて、目標に向かうための現状(Reality,Resource)を把握し、現状と目標をつなぐ選択肢(Option)を考え、目標へ向かっていく意志(Will)を確認します。各自に10年後の目標を設定してもらいGROWモデルを中心に3枚のスライドを使って3分で発表してもらいました。そのあと、全員から発表内容に対してコメントをもらい、GROWモデルのバージョンアップに活用してもらいます。これを各自2回行いました。そうすると、お互いに将来のキャリアについて理解が深まり、授業以外でも、キャリアに関する話題で意見交換ができるようになったようです。

最終発表は、「10年後の今」を芝居で演じてもらうことでした。トランプでランダムに選ばれた4名が1チームとなり、7分間で芝居をつくります。液晶プロジェクタの映像も活用しながら、シナリオをつくり、練習を重ねてきたようで、担当者の想像をはるかに上回る出来映えでした。非常に芝居内容も凝ったものでした。現在、映像を編集していますので、編集作業が終わりましたら紹介しますので、是非ご覧下さい。大学院を出るとこのようなキャリアが描ける、というのが理解できると思います。

 授業を終えた院生に、感想を聞いたところ、「キャリアを深く考え、向き合ったことがなかったので、キャリアについて十分に理解できた」「同級生とキャリアについて語り合えるきっかけになった」など良好な感想をもらいました。引き続き、院生が描いたキャリアが実現できるよう研究科としてもサポートしていきます。

 <<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

【It’s me】先生がブログで紹介されていますが、木曜日ゼミの卒論発表会が終わりました。私のゼミ生も無事に発表を終えました。今週火曜日が火曜日ゼミの発表会です。全員が4年間の総まとめを緊張しながらも発表しきることを願っています。


 HPで紹介されるますが、先週土曜日に、Sport Performance Enhancement Community(通称:SPEC)が、アカデミックラウンジで行われました。学内外から多くの参加が有り、非常に盛り上がりました。

【忠】

2016.01.16

後期の講義の振り返り

さて、今日の写真は、雪を撮りに行ってきた?ので、その写真です。
場所は、岐阜の高鷲スノーパーク。
奥伊吹のあたりが近くて良いのですが、
雪がないので、ちょっと遠くまで、です。

ついでに、携帯をアクションカメラ代わりにムービーを撮ろうとして、
うまく撮れませんでした。
アクションカメラ、欲しいなぁ・・・


それはさておき、本題に。
本題と言っても、何を書こうか、とはあまり考えていないのですが、
そろそろほぼ講義も終わったので、講義の振り返りでも。

今年は(も?)多く講義を持ちましたが、
後期になると、後期の印象しかありません・・・

で、その中で、色々考えるきっかけになった、
また、普段何気なく接していたものを考えるようになった、
という感想を聞きました。

良かった、と思います。


今後の社会で見れば、情報は、よほど限定されたものでない限り、
あまり意味をもたなくなります。
情報よりもむしろ、その情報をどう読み解いて、考えていくのか、
の方が重要です。

良く分からないことがあったらGoogleさんにキーワードを入れて尋ねてみれば、
何か答えが出てきます。
ただ、その答えも含めた情報をどのように他に活用するのか、
においては、思考力が必要となります。

今の学生を見ていると、こんな情報を集めて知ることは得意ですが、
その情報を活用して思考していく、そんな事が苦手なように感じます。

例えば食べログ。
食べログに掲載されている評価は、主観でしかないのですが、
その主観が、どんな人の主観か、それは自分に合うのか、
合わないとすればどうなのか、まで見ていないように感じます。

このように思考して、自分としての評価をする、
その上で選択をしていく、と言う事まで教育できればいいなぁ、
と思っています。

ん?なんとなく、タイトルからもずれていますが・・・まあいいか。

そうそう、そんなこんなで、様々な講義で学生の成長を見れた2015年度でした。
後は、評価が残っていますが、評価は評価で考えないと。

そうそう、評価と関わる試験にしても、
この試験が何点分なのか、
そのためには、どれぐらいの事を書かなければならないのか、
という期待を理解していない学生も一時期から増えたなぁ、と思ったり。

またずれた・・・

このまま行くと、またずれ続けるので、この辺で。

ではでは。
みち
最近、Amazonプレミアムの仕組みに、すっかりはまりました・・・Fireタブレットが5000円を切っていたので買って、それでアメリカのテレビドラマを見て・・・音楽をダウンロードして・・・です。小学5年生の娘が一番なじんでいます・・・

2016.01.13

就職活動決起集会。

<RecOだより145>
1月12日(火)18時から、スポ健就職活動決起集会が開催されました。
参集した141名の学部3回生・修士一回生は、みんなスーツ姿。

第一部のゲストとして、カルビー株式会社人事総本部本部長 江木 忍さんにお越しいただきました。
江木さんがスポ健にいらっしゃるのは今回で2回目、昨年は、このブログでも紹介した、世界相撲大会の応援にも駆けつけて下さいました。


 江木さんご自身のキャリアの話、カルビー株式会社の企業理念、求める人材等について、「カルビーの成長は社員一人ひとりの手にある」「自主的な実行力」「成果主義。会社は学ぶ場ではない。学びから成果を出す場」「終わったら帰れ! 個人の成長なくして企業の成長はない」「カルビーはワークライフバランスではなくライフワークバランス」「人のやる気スイッチを入れる人事でありたい」等々、ここでは書ききれない珠玉の言葉があふれるお話でした。

 カルビーの「ダイバーシティ推進」は有名ですが、2015年現在で女性管理職の割合は19.8%(松本晃CEOはこの割合を、2020年までに30%にすると明言)。女性社員の出産後の復職率は約97%。
 わくわくしました。

 セミナー後、学生からも積極的なたくさんの質問が。

 本当に貴重な機会となりました。
 参加の皆さん、江木さんのお話にもありました、カルビーの「挑戦者を応援する人事制度」、再度チェックしてくださいね。
 江木さん、本当にありがとうございました!

 第2部では第3回の進路就職ガイダンスを開催。企業への就職が内定した4回生や先生方も参加してのディスカッションも行なわれました。


<今週の別腹>


ご存知、カルビーサッポロポテト。
「つぶつぶベジタブル」にしたのが、江木さん。
工場に出向き、サッポロポテトの原料に、たくさんの野菜とほくほくのじゃがいもが使われていることを目にして「こんなに野菜を使っている事なんて誰も知らない。もったいないと思った」と、おいしそうに語ってくださった江木さんの笑顔がとても印象的でした。
私の研究テーマ「美味しさを伝える」の意味をまた一つ教えていただきました。
ごちそうさまでした。
ab

2016.01.12

スポ健4年間の道程の大切さ

先週、2016年最初の授業として1年生対象の基礎演習の中で「キャリア企画」がありました。これは1年生のときから大学卒業後のキャリアについて考えていこう!という企画です。就職内定・進学が決まっている学部4年生6名がどのような大学生活を送り、どのようなプロセスで内定・進学を決めたのかを話してもらいました!


内定先は、飲料系、フィットネス系、製薬系、公務員、教員、大学院進学など様々ですが、みんな自分の4年間の道程をはっきりしゃべれることができていたので、「自分のことを相手に伝えることができるコミュニケーション能力の高さ」はすごく感じました。また、4年間、自分の目標に向かって必ず試行錯誤をしていたことも印象として残りました。今の1年生にも是非後悔しない大学生活を送ってもらいたいと思います。

その後、基礎演習のクラスに分かれて、自分のキャリアについて何が大切かについて考えてもらいました。1年生なりに「責任感」や「決断力」が大切だと感じているようです。


Motoは「スポ健に入って嬉しいと思うだけでなく、卒業して社会人になったときにスポ健に来てよかった」と思えるようにしてもらいたいと考えています。そのためにも今回の企画によって、大学1年生時から自分の将来を考え、そのためにどのように行動すればいいのかを考える良い機会になったのではないかと思っています!

Moto

2016.01.11

スポーツ健康コモンズ(仮称)の建設順調です

今日は成人の日です。各地で、新成人を祝うイベントが盛大に行われます。大人の仲間入りをされることになります。いよいよ、社会の人になって、世の中をより良くするために活躍することが期待されます。

昔の成人式は、武家の元服の儀式だったようです。平均寿命が40-50歳の頃に、12-14歳で、大人入りして、武家では切腹の作法を習ったとか。当時の人生1/3の年齢で大人入り。今は、平均年齢80歳ですから、人生1/4で大人いりです。ただ、参政権は18歳に下がることから、より人生の早い段階で、大人入りすることになります。家庭・学校・社会教育がより重要になります。


タイトルから話しがそれていますが、今年の8月ごろに、BKC正門横に、スポーツ健康コモンズ(仮称)が完成し、後期から利用できるようになります。屋内プール、アリーナ、トレーニングルーム、アクティブスペース、リラックススペース、屋外には50mの練習プール、アクティブスペース、さらに周囲には健康遊具などを配置する予定です。

「コモンズ(共有地)」という名前にあるように、誰もがスポーツ、身体活動に親しむ場所という思いが込められています。この誰もが、という範疇には、大学関係者だけでなく地域の方も含んでいます。ふらっと立ち寄って、元気に活動している若者を見に来る、ちょっと動いてみる、仲間を連れて動いてみる、というように老若男女がこのコモンズに集い、相互に刺激し合い、スポーツ、身体活動に親しみ、健康を発信する場となることを願っています。

時折、建設現場に立ち寄り、工事関係者の方とお話しさせてもらっています。工事は順調に進んでいるとのことです。【みち】先生がブログで「暖冬」を話題にされていますが、建設工事に関してはプラスの効果が現れているようです。竣工まで、事故がないことを願っています。工事関係のみなさん、引きつづきお願いします。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
1/16土 12:30- アカデミックラウンジ 
スペック研究会 (トレーナー、アスレティックトレーニングに興味のある方)
豪華講師陣によるセミナー
 参加自由(無料)
http://ritsuspec.jimdo.com/


天気が良く、キャンパス近くの牟礼山から、琵琶湖がきれいにみえました。
【忠】

2016.01.08

日本語について

施光恒さんの著書「英語化は愚民化」を読みました。サブタイトルにもあるとおり、教育や産業の分野において英語化を無理に進める事が日本の国力の低下を招く、という立場から警鐘を鳴らす一冊です。

私としては施さんとは若干異なる意見だな、と思う箇所も多々ありましたが、全体的に重要な考え方を明快に主張されている本だと思いました。それは

・日本人にとって日本語は非常に大切である。抽象的思考、論理的思考の礎になるのは母国語である。またこれまで日本語により膨大な文学的・文化的蓄積がなされてきている。
・日本では従来も様々な工夫を通して外来の知識を日本語に翻訳し、文化の中に取り入れてきた。明治維新の際にも外来の知識を日本語化し日本の文化の中に取り込む事に力が注がれた。
・それにより国民の中での「知識格差」の発生を防ぐことができた。(そうでなければ外国語に堪能な一部の層に高度な知識が独占される状態が起きたと考えられる)。

といった考え方です。他にも数々の主張が為されており、基本的に筋の通ったものであると思いました。

私はこれまで5年程米国・英国で生活して来ました。当然周囲は英語のネイティブスピーカーばかりで、「英語が上手い」という意味ではほぼ満点の人ばかりでした。そうすると、考えてみれば当たり前のことですが、英語がものすごく上手いか程々に上手いかといった相違はどうでも良くなります。大切なのは言っていることの内容であったり、話している人の人柄であったり、なのです。

勿論コミュニケーションを成立させるための英語力は必要です。特に研究者にとっては海外への情報発信、海外からの情報収集は非常に重要なアクティビティで、この分野で高い能力を持つことは大きな武器になります。武器としての英語の重要性は幾ら強調してもし過ぎることはないでしょう。

コミュニケーションができるという前提を満たしたうえで、お互い刺激に満ちた会話が出来る様、普段からアンテナを張って知識と教養を高めましょう。私の経験では日本の映画とか文学、文化について質問されることも結構ありました。黒澤明さんとか村上春樹さんの名前を知っている方は海外にもかなり多いと思っておいた方が良いでしょう。和食とか、着物とか、武道とかの質問もよくされると思います。グローバル化の進む現代だからこそ、日本語を大切にし、自分の母国の事をよく知っておく必要があるな、と改めて思いました。


2016.01.04

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます


今年は申年
「さる」は、知恵ものとしても知られています。随分前ですが、京都の嵐山に猿山があり、そこの猿たちは、なかなかのもので、小銭が落ちているのを拾って、自動販売機からジュースを買って飲んでいるのをみたことがあります。

また、手足を機敏に操り器用に動き回るのも良く眼にします。木々を颯爽と飛び移る様は、なかなか圧巻です。こちらは気をつけないと、飛び越したつもりの水たまりに引っかかることもありますが・・・。

さらには、ボスざるの統率のもと、集団で過ごしながら行動するのも特徴です。群れを維持(チームワーク)するため知恵がそこに働いているからでしょう。

ということで、今年は「知恵」「機敏」「チームワーク」をキーワードにしながら、スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科に関係するみなさんと一緒に、良い年にしたいと願っています。

そのための土台は、毎日、動き回れる身体(健康)です。エクササイズを日常にして、今年1年もしっかり全身全霊で動いて参ります。今年も引きつづき、「あいコアの星」に注目いただき、立命館大学スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科をご支援ください。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
1/6から授業が再開です。1/12火18:00- R102 スポ健就活決起集会
1/14木、1/19火 卒論口頭試問。1/21M1中間報告会。
1/16土 12:30- アカデミックラウンジ スペック研究会 参加自由(無料)
http://ritsuspec.jimdo.com/
【忠】

2016.01.01

謹賀新年

新年明けましておめでとう御座います。

立命館に来て2年目、私にとっては昨年は非常に沢山の大切な出来事のあった年でした。4月には初の大学院生が入学して来ました。前期の学期中にはスコットランドで国際学会があり、研究室の学生さんが口頭発表を行いました。後期にはBKCで学会(シンポジウム:スポーツ工学・ヒューマンダイナミクス)を開催し、また鹿屋体育大学にもお邪魔させて頂きました。そして12月には研究室の一期生諸君が卒業論文をまとめて提出しました。

これらの出来事を通して私自身も非常に良い勉強をさせて頂き、素晴らしい経験となったと思います。立命館で仕事をさせて頂ける幸運に感謝し、最大限の良い仕事を続けていけるように今年も励んでいく所存です。

学生の皆さんも1月早々から卒論・修論・博論の審査会や中間報告会が始まると思います。のんびりするときは存分にリラックスし、仕事に取り掛かる時は気持ちをすっきり切り替えて良い成果を挙げてください。

今年が皆さんにとっても幸多い素晴らしい年となることを祈ります。