[ education ] の記事一覧

2015.12.30

栄養教育論成果発表会(後半)。

<RecO だより143>

 先週お伝えした栄養教育論の発表会後半。
 セミナーの資料として、ということで実際のセミナーシーンを再現しながら発表した班。


 さわやかな表紙を開くと


 飛び出す絵本のような仕掛けを作った班(写真、ピンぼけごめんなさい)など、今週もなかなかの出来映え。


 その中で、中間発表会から、いい意味で異彩を放っていた班がこちら。


 ケガをした中学生アスリートを食から元気づける「すごろくを提案」。

 まず、裏面で、ケガをしている時点での消費エネルギーを概算してからゲームスタート。


 ぐるっとびわ湖を一周する内に、進んだ駒の色によって、食材を取得し、ゴールまでに献立を考える、というしかけ。

 
 途中「夜更かしをした」とか「告白された」など、中学生らしい項目もちらほら。
 また、余白にはケガの原因、予防、対処に関する様々な情報が。
 面と向かって大人と対峙しにくい思春期真っ盛りの中学生の食育にはぴったりの教材かもしれません。
 
 みなさんのアイディアと感性、ごちそうさまでした。 
 さらにブラッシュアップしたものを、別の機会に発表してもらおうと考えています。

<今週の別腹>
 クリスマスイヴは、嬬恋村から届いた少し酸味が感じられるじゃがいもに、先日、香川でいただいた小豆島のオリーブの浅漬けと滋賀県産のあいこ(トマトの品種です)をのせて。クリスマスカラーのチーズ焼きに。



 今年も一年、たくさんの地域の宝物、ごちそうさまでした。
 みなさま、よいお年をお迎えください。
   ab

2015.12.29

1年生のゼミナール大会

 スポ健1回生の授業で中の「基礎演習」という小集団授業(1クラス25名程度×9クラス)が1年間通じてあり、その中のメインイベントとして「ゼミナール大会」があります。ゼミナール大会とは、各クラスで3~5名の小グループに分かれて、スポーツ科学分野、健康科学分野、スポーツ教育学分野、スポーツマネジメント分野について、チームごとにテーマを決めて、そのテーマについて、調査や実験などの研究を行い、論文を書き、その論文に基づいてプレゼンテーションを行い、最も優れた研究発表を行ったチームを決めるイベントです。前期後半からグループワークを始め、12月に約50以上のチームの予選大会があり、その後、日本語部門で8チーム、英語部門3チームでファイナル大会が行われ、日本語部門・英語部門の最優秀チームを1チームずつが決まります。先週、23日にファイナル大会が行われました(下の写真)。それぞれ、自分たちでテーマを決め、調査や研究を進め、結果に対して、議論し、1つの結論をプレゼンテーションすることは社会に出ても必ず必要な能力です。このような経験はきっと今後に役に立つと思います。


  さて、そのゼミナール大会、Motoが担当しているBクラスからは2チームがファイナルに進出し、堂々とした発表をしていました(下の写真)。


その結果、Motoのチームが見事最優秀賞を受賞!!!スポ健ができて6年目、基礎演習をずっと担当してきましたが、Motoのクラスのチームが最優秀賞を受賞したのは初めてです!!さらに、もう1チームも優秀賞を受賞し、ダブル受賞しました!今年は、最高のクリスマスプレゼントを頂きました!

Moto     

2015.12.28

春日先生 ありがとうございました!

今年、最後のブログです。
写真の方は、柔道部監督の春日先生です。15年間、本学の柔道部の強化に邁進いただき、この間、目覚ましい活躍を遂げていただきました。15年前にお越しの時は、関西でそこそこのチームを全日本レベルで戦えるチームにまで引き上げていただいたのは、春日先生の指導力であったと高く評価されています。


春日先生との出会いは、20年前のアトランタでのプレオリンピックの時に、友人の紹介でお話しさせていただいたのが最初です。その頃は、他大学の教員としてお勤めでした。その後、しばらくして本学のスポーツ強化の観点で、柔道、特に女子の柔道を強化するということが話題となり、そのときに適任者として私の脳裏に浮かんだのが春日先生でした。その頃は、アメリカで体育の先生をしておられました。当時、インターネットも今ほど普及しておらず、FAXで先生へお手紙をやり取りさせていただきました。かなりの頻度でやり取りさせてもらいました。直接お会いしたのは、20年前のそのときの一度きりでしたが、誠実かつ練られた人柄に接して、非常に感激した記憶があり、全日本代表コーチとしての指導力を兼ね備えられていて、これ以上の方はおられないと直感しました。もちろん、直感だけではなく、柔道関係者の多くにもお話ししたおりに、私と同様な評価をされている方がほとんどでした。

着任後の活躍は先ほど書いたとおりです。学校スポーツにおいては、指導者の影響力は極めて大きいといえます。それは、中高生のみならず大学生においても同様です。大事なことは、スポーツでの活動を通じた人格形成を援助できる指導者でなければ、立命館大学では受け入れられません。その意味で、春日先生が指導し、送り出した卒業生は、国際的にも活躍し、各所できらりと光る卒業生となっていることをお伺いし、本学園にとって大きな財産を残して頂きました。

大学ができる最も大きな社会貢献は、人財の送り出し、です。その意味では、学問を身に付けさせ、課外での活動を支え、学生の成長を後押しできる大学人が必要です。「尊敬される人に出会うと元気になる」といわれます。社会からも学生からも尊敬させる大学人として、教職員も自己研鑽していくことを、再度確認させていただきました。

春日先生は、指導力、国際力が高く評価され、全日本柔道連盟の競技部長としての重責に着かれます。山下副会長をはじめ多くの方からの熱烈な要請であったと伺っています。大きな舞台でさらに活躍されることを心より祈念します。春日先生、ありがとうございました!

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
ゼミナール大会のファイナルが12/23に開催されました。予選を勝ち抜いた英語部門3件、スポーツ健康科学部門8件の発表を聴かせてもらいました。1回生基礎演習の集大成として毎年開催されています。堂々とした発表に感心しました。
【忠】

2015.12.23

栄養教育論成果発表会。

<RecOだより 142>
栄養教育論の授業では、グループワークとして、対象に合わせた栄養教育媒体を作成します。
条件は、A3裏表のスペースに、対象に必要な栄養・食生活に関する情報を内容を具現化したレシピと共に形にすること。紙の使い方は自由です。

今年の対象は「ジュニアアスリート」。
各班、選択したアスリートに対し最も有益な情報を、対象者が最も興味を示す形の栄養教育媒体に仕上げます。
その成果発表会が先週から始まっています。
先日の中間発表会では、例年に比べ少し仕上がりが遅かったので心配しましたが、杞憂でした。

わくわくする成果の一例を、ご紹介します。

クリスマスを前に、イチゴのショートケーキを模した折り紙。


開くと、体型管理に気を使うために栄養バランスを崩しがちな、ジュニアフィギアスケート選手へ向けての栄養、食事に関するメッセージが、クリスマスデザインで、わかりやすく整理されて、ぎっしり詰まっていました。


裏面は、フィギアスケート選手のための、クリスマスケーキのレシピと、その工夫したポイントや素材の力を、写真やイラストと共に、丁寧にまとめてあります。



一方、こちらは、世界で活躍する女子相撲選手がメンバーにいる班の成果物。



かわいい女子相撲選手の紙相撲と土俵。その裏は・・・



力士のちゃんこの意味や必要な栄養情報と、女子相撲選手に向けて考え尽くした、ちゃんこ鍋のレシピを写真とともに掲載。

どちらも中身がぎっしり。
こんなクリスマスプレゼント、選手がもらったら、うれしいですよね。

他にも紹介したい想像以上の力作がいっぱい。
ごちそうさまでした。

明日、クリスマスイヴ、残り半分の班の発表も楽しみです。
3限(13時〜)ラルカディア102、興味のある方、ぜひ覗いて見てください。
ab


<今週の別腹>
先週ご紹介した、SOYDELI〜京の豆戦士〜。
生協の立命館グッズとして登場です。プレーン、チョコに加え、更においしくなった抹茶も間に合いました。
クリスマスプレゼントとしても、いかがでしょう?


2015.12.21

東京オリンピックポスター3部作

スポーツ健康科学部の授業、セミナー、研究会でよく使われている、インテグレーションコア1Fのアカデミックラウンジの白い壁に、1964年の「東京オリンピックポスター3部作」が掲示されました! 事務室の【Mana】さんのアイデアです。

最初から、この場所に掲示されるためにスペースがとってあったかのように、まさにピッタリの空間です。いつも大学院生の授業で使っておりますが、アカデミックラウンジに入った瞬間に、いつもと違う「空気感」を感じました。ポスターが放つ文化の力というものでしょうか。普通のセミナー室から、一気に上質な空間へ切り替わった印象を持ちました。ポスター、絵などの文化の持つ力のすごさです。

是非、インテグレーションコアまで来られた方は、この東京オリンピックポスター3部作をご覧になってください。素晴らしい作品であるとともに、部屋の空気感を感じてもらえると嬉しいです。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
COIの研究拠点のビデオが、YOUTUBE のRitsumeikan Channel に載っています。是非ご覧ください。
COI Active for All PV
https://youtu.be/QwFznXKPQ18
【忠】

2015.12.20

プレエントランス立命館デー

気づくとあと10日あまりで2015年も終わりとなりましたが
皆様いかがお過ごしですか。

先週の13日に、私は、樹義先生とともに、
AO入試やスポーツ推薦などの特別入試で
来春の入学が決まった高校生達に対する
「プレエントランス立命館デー」に参加しました。

当日は、私が、スポーツ健康科学部で行われている
プロジェクト発信型英語プログラムと
スポーツ健康科学部での英語の学びの重要性について話をしました。
その後、「プレエントランス・プログラム」を担当して下さる講師の方による
デモレッスンを60分ほど行いました。



グループワーク後は、ランチタイム懇談会として、
GOTO 先生も参加して下さって、5グループに分かれて、
自己紹介や高校での学び、大学生活への意気込み、
不安などについて、ディスカッションをしました。
午後からは、樹義先生が、スポ健について紹介して、プログラムは終了しました。



特別入試で入学した学生は、この時期、一般入試を受験する高校生と比べて
学習時間が短いという調査結果
が報告されています。
http://www.benesse.co.jp/newsrelease/20121126_001.html

入学が決まってホッとして気が抜けるというのは
仕方が無いことなのかもしれませんが、
高校での学習をさぼって、いざ4月の入学となると、
一般入試で合格した学生と学力差が非常に大きく、
入学後の学びについていけない学生がこれまでも見られてきました。
その結果、留年率が高くなり、本人にとっても、我々にとっても
不本意な結果に繋がってしまいます。

そのため「プレエントランス・プログラム」を受講し、
しっかりと入学前に勉強してもらいたいというのが、
私の願いです。ぜひ「○○君は、凄く頑張っていました」、
「○○さんは、本当によく取り組んでくれました」という話を
聞けるように、頑張って下さい。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を







2015.12.19

学習の転換

今日の写真は・・・

島根県大田市にある仁摩サンドミュージアムから。
そのサンドミュージアムにある世界最大の砂時計です。
この砂時計、1年を計る砂時計で、
年末に綱をかけて多くの人で引っ張って、ひっくり返します。

さりげなく、年末つながり(笑
ちなみに、ネットから引っ張ってきた写真ではなく、
自分で撮った写真。
念のため・・・


さて、今週の皆さんのブログは卒業論文ネタばかりでした。
なので、気分転換で、違うネタを・・・と言いながら、あまり考えていませんが・・・
まだ、年末振り返りは年度内の最終担当の来週ネタにしたいので、まだ早いし・・・


ここのところ、時間があまりなく、条件反射のように書いていたので、
じっくり書こうとすると、逆にネタに困る・・・独り言ですが・・・


そうそう、独り言で思い出しました。
色んな問題意識が自分の中にごちゃまぜにあるのですが、
「反転授業」と言われるものをネタにしようっと。


今の大学での学びのスタイル・授業は、大学ができた時から変わっていないとも言われます。
または、それ以前から・・・ですね。
元々、色々な学習は、世界中で宗教と結びついても行われていたのですが、
(日本でも学僧という言葉がありますが、経典を理解するために学びます)
テキストを精読し、先人の知恵を理解していく、というスタイルは変わっていません。
そしてまた、それを教えるのは先達であり、書写と解釈が続いてきました。
これは自然科学系でも変わらず、書写が数式と実験に置き換わっただけかと思います。

そんな中で、今言われているのが、知識を社会での行動や実質的な理解につなげるために、
考える・動く、と言う事を中心とした学習・授業です。
学ぶことそのものは、自宅で行い、教室と言う場では、解決するための理解を中心とする、というスタイルです。

特に取り上げられるようになったのは、学習のサポートとして、
ネットを利用した仕組みが使いやすくなり、またアクセスがしやすくなったことともつながっています。
つまり、いつでも知識は身につけられるのだから、学校で知識を教授しても仕方がない、という事です。

これは、私自身は、良く分かります。
必要なキーワードさえわかれば、ネットで検索さえかければ、
専門家の意見や解釈をいつでも見る事ができますし、理解できなければ質問する事もできます。
つまり、単なる知識の教授は、ネットで充分、と言う事です。
(異論はあるかと思いますが、将来的には確実に、コンピューターの深層学習(ディープラーニング)の結果が検索に反映され、周辺情報まで含めて一気に得る事ができるようになると思います)

昔からの知識の偏在は、知らないことを知っている事、につきました。
つまり、情報から隔離してしまえば、知らないので疑問を持ちようがない、と言う事です。
そのため、専制的な政治を行うところの多くでは、情報のコントロールが政権維持のキーでした。
(このあたりも異論があると思いますが、私はそう考えています)

ところが、先にも出したネットの存在により、一般的な知識の偏在・情報からの隔離は、ほとんどなくなりました。
(組織内の機密情報などはありますが・・・)
それは、幼稚園児でも小学生でも同じで、
興味を持てば、どこまででも調べて、場合によっては専門家並の知識を手に入れる事も可能です。

こうなると、自律的学習と、学習そのものの応用が学びの中心となっていきます。
そのための反転授業、です。

ついでに言えば、今、メディアも転換期にあたっています。
メディアとは、テレビなどのいわゆるメディアだけでなく、
マクルーハンが言うようなコミュニケーションの基盤となるありとあらゆるメディア(媒体)です。

一方通行のメディアの魅力が薄れ、双方向性が求められるようになり、
またメディアで表出した事は、忘れ去られずに、どこかに記憶・記録され続けます。
こうして記憶・記録されたことは、何らかの時に表出していきます。

ネットが出てきた頃には、ネットの情報は、くず(garbage)ばかり・・・と言われてきましたが、
現在も多くの情報は、興味のない他の人にとってはどうでも良いくずばかりです。
ただ、誰かに価値があること、が重要ともなっていて、
どんなくず(garbage)でも、消えることなく、用いられる価値を持っています。
つまり、先にも出したように、メディアに記録さえされれば、消えることなく残り続ける・・・
という時代となりました。

で、話を戻すと、こういった社会での学びや子どもたちにとってのメディアと学習は、
少しずつ変わりながら、30年もたてば大きく変わっているでしょうね、
と言う事です。

そして、教育機関である大学も変わっていかなければなりません。
なんとか、変えていきたいし、自分も変わっていきたい、と思いますが、
けっこう時間がかかるかと思っています。

それは、最初のキーワードに戻って・・・
今の学生に尋ねても、誰も返事をせず、基本的には教員が教卓で独り言を話し続けないと、
90分間の時間が持たないからです・・・

さて、ここで最初に戻ってきました。
教員の独り言の時間を減らすことそのものが、反転授業のキーになる、という・・・
最初は沈黙の時間かもしれませんが、それを変える事が・・・できないかなぁ。


今回は、だいぶ長くなりましたので、このあたりで。

みち
長くなったのは・・・最近短い、とつい先日怒られたからです・・・意地でも長く書いてやる・・・ではなくて、書き始めると普通に長くなっていく・・・ブログとしては読みにくいのでは・・・と思いますが、たまには、いいでしょうね。という土曜日担当なのに木曜日に書いている独り言でした(笑。ちなみに合計2288字だそうです(笑

2015.12.18

翻訳サイト

私はこれまで翻訳サイトを使ったことがありませんでした。英語の文章を読むのがそもそも好きでしたし、私が学生の頃には翻訳ソフトとかサイトが存在していなかったので身近に感じる機会もありませんでした。学生さんにも、最初は苦労しても自力で読み・書きをして実力を付けて欲しいので翻訳サイトの使用は勧めません。この種のサイトを使っている間は次のレベルに上れないと思うので、スポ健の学生さんには一切使って欲しくないと思います。

ですがそれはそれとして、どの程度のクオリティの結果が得られるのか?興味があったので実験してみました。

方法としては英文の記事(私の博士論文から改編・抜粋しました)を某翻訳サイトを使って「翻訳」してみました。以下がその入力と出力です。

【原文】
One of the most distinctive characteristics of human locomotion is bipedality. This is the only case in which full-time bipedal locomotion is observed in existing mammals. There is little doubt that human ancestors started walking on two legs rather than four between 5 and 3 million years ago, as this statement is supported by the evidence in fossils and footprints.
【翻訳】
人間の運動の最も特徴的な特徴の一つはbipedalityです。これは、フルタイムで二足歩行は、既存の哺乳動物で観察されている場合のみです。この文は、化石や足跡で証拠によってサポートされているように、ヒトの祖先は、400万5~3年前の2足歩行ではなく、開始ことは間違いありません。

【原文】
Research on prehistoric remains indicates the sudden appearance of a very unusual higher primate, one that walked on two legs rather than four, in the Pliocene epoch. These new higher primates, the australopithecines, first appeared in East Africa around 5 million years ago and in South Africa around 3.5 million years ago.
【翻訳】
先史時代の遺跡の研究は、鮮新世に、二本足ではなく4に歩いた非常に珍しい高い霊長類、1の突然の出現を示しています。これらの新しい高等霊長類、australopithecinesは、最初の約5万年前に東アフリカでと約3.5万年前に南アフリカで登場しました。

【原文】
Among all, the skeleton of Australopithecus afarensis A.L. 288-1 (better known as “Lucy”), recovered in 1974 from the Hadar area of Ethiopia, is by far the most complete record of locomotor morphology of early hominids currently available.
【翻訳】
中でも、エチオピアのハダル領域から1974年に回収された(より良い「ルーシー」として知られている)アウストラロピテクスafarensis AL288から1の骨格は、現在利用可能な初期の原人の運動形態のこれまでで最も完全なレコードです。


さすがにそれっぽい単語が並んではいますが、文章としては非常に読みづらく、全くダメダメな出力と言えるでしょう。そもそも「翻訳」というのは非常に知的な仕事だと思います。原文の意味を完全に理解したうえで、内容を翻訳先の言語の構造にあてはめなくてはなりません。また読者の前提知識や意欲、目的意識等を想定しなければ適切な翻訳はできません。現時点では翻訳サイト等のサービスはそのレベルに達していないと考えて良いでしょう。

語学を習得する一番の楽しみはコミュニケーションの幅が広がる事だと思います。読む・書く・聞く・話す能力を高めることでコミュニケーションできる相手の数も増え、意思の疎通も深まります。矢張りそのコミュニケーションは翻訳サイトやアプリに頼らず、自力でリアルタイムに出来る様になって欲しいと思います。ということで、皆さん、語学の力をつけましょう!

(写真は私が愛用しているシソーラス(類義語辞典)です。文章を書いていると、使っている単語がイマイチしっくり来ない、という事が良くあります。その際に類義語を調べてより良い表現を考えなおします。)


2015.12.15

卒論提出!

 先週、Motoゼミ4年生11名全員が無事に卒業論文を作成し、提出しました!卒業論文の実験を1年くらいから始め、試行錯誤しながらの実験、データを解析し、その結果の下、どんな結論が得られるのかを考えた日々を乗り越えての提出なので、みんなも喜びも大きかったと思います!


 スポ健は卒論が必修ですが、1つのテーマ(疑問や仮説)を自分で設定し、それを解明するために実験をデザインして、実際に実験した結果から自分なりの考察を考え、それを文章化して他の人に伝える、という作業は社会に出ても必ず必要になってきます。今回の経験を卒業後の社会人となった時に思い出してもらえればと思っています。

 ところで、Motoゼミのゼミ長はスポ健の卒論をだれよりも早く、一番に出す!というのを目標にしています。スポ健ができた1期生から今年で3期生となりましたが、今年もゼミ長が一番に提出!3年連続で一番に提出しました。その他のゼミ生も一斉に出しので、家光ゼミは提出受付開始初日に全員提出できました。みんな、よく頑張りました!


Moto

2015.12.13

スポ健な人 (22): サービスラーニング報告会

なんだか不思議な暖かさが続く毎日ですが
皆様いかがお過ごしですか。

以前、この稿 (10/25) で、「サービスラーニング」の一環として学生が参加した
草津市の小学生を対象とした運動会 (ジュニア・スポーツ・フェスティバル) について
紹介させて頂きました ( https://www.ritsumei.ac.jp/page.jsp?id=120821&date=2015-10-25 )

今回は、その報告会が行われたと言うことで、報告会に参加した
Hikaru さん (写真左から3人目) に話を聞くことが出来ました。



Q: 「今回の報告会の目的は何ですか?」
A: 「今回は、サービスラーニングでお世話になった草津市教育委員会に対して、
  サービスラーニング活動、その振り返り、
  今後の発展方法、を発表させて頂く目的で訪問しました」

Q: 「実際に発表してみてどうでしたか?」
A: 「発表自体は20分ほどだったのですが、とても緊張しました。
  発表の後の質疑応答では、教育委員会の方々が、
  非常に熱心に質問をしてくださったので、予定時間をかなりオーバーしました。」

Q: 「今後の発展方法については、どのような提案をしたのですか?」
A: 「現時点では、小学生のみを対象としているのですが、
  中学校や高等学校も対象にボランティア活動に行くなどして
  活動を拡げてもよいのではと提案しました」

Q: 「今回の活動を通じて学んだことは何ですか?」
A: 「人との関わり、指導法の工夫、教師に求められるもの、
  大きく3つのことについて学びました。」

Q: 「後輩へのメッセージを御願いします」
A: 「楽しさだけではなく、教師というものを
  様々な角度から見ることが出来るので
  教師を志望する人はぜひサービスラーニングはお勧めですので、
  ぜひ参加してください」

それでは、また。失礼致します。
良い休日を