[ education ] の記事一覧

2015.12.12

サービスラーニングという学び

今日の写真は、GoogleのCardboard。
面白そうなので、買って組み立てて、何度か遊んでみました。

携帯電話に専用ソフトを入れて、これをかけると、
けっこうリアルな3Dが楽しめます。
ストリートビューも対応しているものがあるので、リアルな景色が・・・

ちなみに1000円ぐらいで売っています。

写真ネタが少ないので、最近のおもちゃネタを始めてみました・・・


で、本題は、地域を知る学びについて書こうと思います。
立命館大学では、サービスラーニングセンターで、
地域を学び、地域で活動するという学びを展開しています。

こんなネタを突然始めるのは、近くにいる人にネタを聞いたら、
ふと思い出したから、ただそれだけです。。。

この地域に関わる学習は、PBLという形をとります。

そういえば、今年は、このサービスラーニングで、
草津の農家で学ぶプログラムを作りました。
文字通り、コーディネートして作ったのですが、
日本の地方では、農村の課題が大きくなっています。

いわく、後継者がいない、魅力がない、利益が出ない、など、
何も良い事がないように言われます。
こんな事が本当なの?
都市近郊農業ではどうなの?
将来の農はどうなるの?
という事を考えて欲しくて、始めました。

今年は、農のプログラムで参加者が4人!も出ました。
しかも女性ばかりで、びっくりしました。
農に魅力があるのか、地域の課題を何か持っているのか、
そのあたりはわかりませんでしたが、
夏休みに、農家に泊まり込んで農作業の実習をしていました。

JA草津市さんには、当日のコーディネートも含めてお世話になりましたが、
明日、最終報告会で終わる、との事です。

私自身は、プログラムを組んで、サービスラーニングセンターのボランティアスタッフとして、
色々と話などをしましたが、あまり積極的には、時間的な問題もあり、関われませんでした。

こんな事でも、良い学びができていれば、いいなぁ、と思います。

とりあえず、今年度報告みたいになりましたが、これぐらいで。

ではでは。
みち
人遣いの荒い大学で、ボランティア作業がどんどん増えていきます・・・そういえば役職手当は合算されるのではなく、高い方の手当てのみ支給される、と言う事に今年初めて気付きました・・・なんと○○な・・・

2015.12.11

卒業論文

卒業論文の提出〆切りが来週に迫ってきました。今まさに追い込みに入っている4回生も多いのではないでしょうか。あと数日しんどい思いをする学生さんも多いと思いますが、頑張って良い論文を書き上げてください。

卒業後に「研究」とは異なる進路に進む学生さんが大多数な訳ですが、そもそも何のために卒業論文を書くのか?改めて考えてみましょう。学部のカリキュラム上はその意義を下記の様に定めており、シラバスにも記載しています。
===
卒業論文は、4年間の学びの集大成として、研究成果を論文として作成する必須科目である。特に専門演習を通じて深めた問題意識を発展させ、新たな知見を得ることを目的とする。卒業論文を作成するためには、現在の研究の到達の状況を知るために参考文献にあたり、実験や実習を行うことで証拠を集め、これらの内容を考察した上で、文章として作成する必要がある。このような論文作成の過程で論理的思考力や客観的に物事を見る力、また継続・靭性力を高めていく。
===
これを読むと、大学院に進学する学生さんは勿論、社会に出て行く学生さんにとっても重要な能力を培うトレーニングを目指している事が解ると思います。社会人として仕事をするにあたっても、

・課題を明確化する
・課題の解法を考える
・既存の知識を取得する
・証拠・根拠となる情報を収集する
・得られた情報に基づいて考察する
・上記プロセスを文章等で表現する

といった仕事を日常的に行う事になります。それをトレーニングする事を目指しているのが「卒業論文」です。

この意義と到達目標を念頭にあと数日全力で頑張ってください。
スポーツのトレーニングと同じで、しんどい時間の後には超回復が起こります。超回復を繰り返して強くなりましょう。

(写真は私が指導してきた学生さんの学位論文の一部です。)

2015.12.07

卒業生来訪

先週のブログでは、22年ぶりの卒業との再会について書かせてもらいました。

今回は、卒業後11年目のゼミ生たちの来訪についてです。
それぞれにキャリアを積んで11年も経つと、いわば会社でも中核を占める位置になります。
会社の方針、方向性も理解し、自らのスキル、能力も磨かれてきて、まさに「働き盛り」です。
会社を通じて、社会への貢献も見えてきているのではと話していて感じました。



写真にあるように、かわいらしい子どもも連れてきてくれました。
彼らが15年ほどすれば受験生となります。そのときの志望校に本学がなるようにという思いと、
そのときの大学、日本はどのようになっているのか、という思いも想像してみました。
少子高齢化の中で、社会のありようは、教育のありようは、どのようになっているのでしょうか?
少なくとも、彼らのような可能性一杯のこどもたちにとって、
未来が夢一杯にひろがるような希望と機会に恵まれた世の中であるように、努めていく責務があります。その責務を果たす一員としてのスタンスをもち、これからも卒業生を送り出すという
素敵な職業に携わる大学人として働く、ということを思い起こさせてもらいました。

教員にとって、教え子の幸せな顔をみるのが一番の喜びです。
卒業生たちの幸せが、周りの幸せにつながり、社会全体の幸せを導くことを願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週の火曜日に大阪グランフロントで開催したCOIシンポジウムは、多数の来場者を迎えて盛況でした。
かつプログラム構成、成果発表についても、一定水準の評価を頂いたように感じております。
基調講演で、ワールドカップ日本代表のメンタルコーチ・荒木さん(兵庫県立大)から
「挑戦に上手く取り組む力、困難を乗り切る力(レジリエンス)」について、
分かりやすく解説してもらいました。
『チームスポ健』が、今後も果敢にチャレンジできるための基本も整理できました。
これからもチーム一丸となって、チャレンジして参ります。
【忠】

2015.12.06

TOEIC-IP テスト

あっという間に師走ですね。
寒さも本格的になってきましたが、皆様いかがお過ごしですか。

先週の12/2 (水) - 4(金) に、スポーツ健康科学部の1回生と2回生は
TOEIC-IP テストを受験しました。
私も、試験監督補助で、教室を巡回していたのですが、
学生達は、授業終了後の受験ですので、大変だったと思います。
本当にお疲れ様でした。



「グローバル化」という言葉が喧伝される今の日本では、
TOEIC のスコアが、就活や昇進に影響するという場面が
増えてきているようです。
ひょっとするとこのブログを読んで下さっている保護者や
関係者の方の中にも、TOEIC をご自身が受けられているという方も
いらっしゃるかもしれません。
今回のスコアは、クリスマス前後に届く予定ですので、
ご家族で、お互いのスコアについて、
話合われるのも一興かもしれませんね (笑)

また TOEIC は、大学や会社で行われている団体受験 (TOEIC-IP) と
公開テストの二種類があるのですが、2016年度5月29日実施の
公開テストから、出題形式が変更されます。
リスニングで、三人の会話問題や3パッセージの読解問題など
これまでに無かったタイプの問題が新しく出題されたりするようです。
http://www.toeic.or.jp/info/2015/i025/i025_01.html

難易度は変わらないと HP には書かれていますが、
以前の改訂では、問題形式が変わった際、スコアがかなり変動しました。
おそらく団体受験でも、2017年度からは、
新形式に移行すると思われますので、
TOEIC スコアが、就活に必要な学生は
早めに対策を取るようにして下さい。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を

2015.12.05

最近のスポ健の学生の取り組んでいること

さて、今日の写真は、貝の写真。
これは、何の貝かわかるでしょうか??

琵琶湖で淡水真珠を作るのに使われるイケチョウガイです。
先日、イケチョウガイに核を入れる作業をしているところに見学に行って、
池に戻す貝の写真を撮ってきました。

これから3年ぐらい育てて、貝を開けて、その時に真珠ができていれば・・・です。


そうそう、最近話題が少なくて困っています。
一週間の経つのが早いこと・・・
今週何をしたのか、の記憶があまりないのですが、
きっと年をとったからもありつつ、それだけではないはず。

で、ふと思った今日のネタは、原点に帰る、ということで、最近の学生話題。


学生も、この時期はいっぱいいっぱいの学生がウロウロしています。

まず修士の2回生は、1月末の修士論文の締切に向けて、最後に近い追い込み中。
あと、2カ月・・・もない状況です。

で、学部の4回生は、卒業論文の締切間際。
これは、締切が2週間ぐらい後にやってきます。

で、学部の1回生・2回生は、もう少しで、英語のPで、ファイナルプレゼンテーション。
そろそろ原稿作りをしているはずです。

で、学部の1回生は、ゼミナール大会に向けて、プレゼンの資料づくり。
今週の水曜日が締切でした。
初めての論文づくりも含めて、いっぱいいっぱいになっています。

というような状況で、なんとなく、「師走」という感じがします。

そういえば、私自身は、忘年会が、週2回、3週連続で入っている・・・と言う事に今気付きました。
スケジュールは、長期にわたって見るものではないかもしれません。
とりあえず、目の前の事を片付けなければ・・・

と言う事で、師走に入ったばかりの土曜日、でした。

ではでは。
みち
今月の飲み会、7回の予定です。現状ですが・・・これ以上増えたら、だいぶきついかもしれません。ん?違う・・・数え直して見ると8回。1回1万円使ったとして、8万円・・・ふむ・・・飲み過ぎか・・・

2015.12.04

ファインマン物理学

大学に入学して以来最も良く読んで来たテキストを紹介します。「ファインマン物理学」です。ファインマン博士は言わずと知れた物理学の大家で、1965年にシュインガー博士・朝永博士と共にノーベル物理学賞を受賞しました。このテキストはそもそもカリフォルニア工科大学の授業用に編まれたものですが、世界中で膨大な数の研究者や学生さんに読まれています。

物理学のテキストは世の中に数え切れない程ありますが、この「ファインマン物理学」は類書とは一線を画する素晴らしい著作だと思います。大学での科目やカリキュラムとしての物理学ではなく、自然を理解するための物の見方、或いは自然を説明するための言語としての物理学をテキストにしている様に思えます。そのため章立てからして一般的な教科書のそれとは異なります。例えば第一巻「力学」については、
1章 踊るアトム
2章 物理学の原理
3章 物理学と他の学問との関係
4章 エネルギーの保存
5章 時間と距離
(以下 25章 線形の系とまとめ まで計25章)
という章立てとなっています。

またテキスト中の記述は普通の言語でされている部分が多く、意外と数式が出てきません。恐らくは物理現象の意味を理解する事に非常に重きが置かれており、数式はそのためのツール・表現方法の一つという姿勢が徹底されているのだと思われます。じっくりじっくり読み進めることで、説明されている現象のイメージが形成されていくのを感じます。それが最終的に少数の数式で系統立てて説明されたときに学問としての「美しさ」を感じるわけです。

そもそも古典力学においては、殆ど全ての法則が Newton の力学の法則から導かれます。例えば運動量保存の法則についても、エネルギー保存の法則についてもこれはあてはまります。そのため単純に多くの法則を個別に理解するのみならず、どの法則に立脚して他の法則が導けるのかを系統的に理解する事が非常に重要です。この観点から、ものの考え方や考える道筋を示す著作として「ファインマン物理学」は素晴らしいテキストだと思います。

バイオメカニクスをより深く勉強したい学生さんは是非一度手にとってみてください。読み込むには時間も体力も必要です。読破したときには明瞭なレベルアップを感じられる事でしょう。



2015.11.30

教え子と22年ぶりの再会

先週の水曜日に立命館大阪梅田キャンパス(梅田の富国生命ビルの中にあります)で開催されています、公開講座「スポーツと健康づくり (3回シリーズ)」のトップバッターとして、お話しさせてもらいました。

この公開講座全体のキャッチコピーが素晴らしいです
「学び」というあそび@梅田
説明には、「知的好奇心は豊かな精神生活を支える源です。みなさまの興味関心に応えて、本年度もさまざまな分野の研究者・専門家が解りやすい講義を行います。」とあります。

今回は、下記のタイトルで講義させてもらいました。
     スポーツ健康科学の最新研究からみた人のからだ・スポーツ・健康 その1
      ~アスリートの競技力へ貢献の視点から~ 

中高年の方が中心でしたが、「学びたい」という高いモチベーションで、まさに、知的好奇心をもとめた聴講生が自らの人生を豊かにするために、学ばれています。80名近くの聴講生が本当に熱心に聴いていただき話しにもついつい熱が入りました。


講座を終えたときに、一人の女性が待っていてくれて、「質問かな?」と思っていたら、「私、先生の授業を22年前に受けた経済学部の卒業生です」とのこと。わざわざ、私の名前を見つけて講座を受講してくれました。卒業生はありがたいです。今後も多くのところで卒業生と会えるのを楽しみにしています。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先に書いた22年前の学生からのメールです。少し照れくさいですが嬉しいので紹介します。

 昨日の大阪キャンパスでの講座、とっても楽しかったです。そして何よりも、22年前に衣笠キャンパスで、「スポ研」の授業でバレーボールを教えていただいた先生に再会できたことが、本当に嬉しかったです!! まさか大学で、体育の授業があるなんて、それも当時はへ~と思っていたのですが、バレーボールを選択し、そんな期待もせんと、体操服に着替えるのがめんどくさいなーとしか思ってませんでした。それが、先生のスポ研の授業が、めっちゃ楽しくて楽しくて、先生の指導の仕方がチームをうまくまとめて、みんなで試合をするのも毎回、とにかく楽しく、笑いの絶えない授業でした。(中略) 授業が楽しみで仕方なかったです。あの時先生のクラスの経済学部のチームのみんなは、楽しくバレーボールするために取り組んでくださっていた先生の姿を、きっと忘れてないと思います。(中略) 今回「りつめい」で、先生の講座を知り、受けることができ、勇気を出して先生にお話ししに行けて、とっても良かったです。 先生、22年前に、あんなに思い出に残る楽しい授業をしてくださり、本当にありがとうございました!!!

 これからも記憶に残る授業を心がけます
【忠】

2015.11.29

「京都キッズ」が開催されました

もう11月も終わりですね。
今年は、京都もきれいな紅葉がなかなか見られず残念でした。

立命館スポーツ健康科学部では、スポーツ健康科学の最先端の研究を行うと共に、
それらを活かした様々な地域貢献プログラムを実施しています。
今回は、先日実施された地域貢献のプラグラムについて紹介させて頂きます。

11/7 (土) に「京都きっず: 京の子どもダイヤモンドプロジェクト」が、
立命館大学スポーツ健康科学部のインテグレーションコアで開催されました。

「京都きっず」は、「優れた資質のあるジュニア選手の発掘・育成を行い、
将来わが国を代表するアスリートとして国際大会でのメダル獲得を目指すとともに、
その経験を生かし、確固たる考えと行動力を持ち、豊かで明るい社会の発展に
貢献できる若人の人材育成を目指して取り組む」プロジェクトです
 (公式 HP http://www.kyoto-be.ne.jp/hotai/kyotokids/page.html より引用)。

このプログラムは、毎年、150名以上の応募者の中からセレクションに
合格した子どもたちを対象に実施するものです。
現在、バドミントン、フェンシング、カヌーの3競技に特化し、
行政、競技団体、大学、そして家庭がスクラムを組みながら、
各種目に小学4年生から中学1年生までの約8名ずつの子どもたちの成長を支援しています。

子どもたちの可能性を開花させるための複数の育成プログラムの内、
本学部の長積仁教授・山浦一保准教授が「インテレクチュアル・プログラム」をコーディネートし、
子どもたちの発育発達に応じたプログラムを実施しています。

今回は、本学部4回生で、スキーモーグルのオリンピック強化指定選手でもある
伊藤さつきさんがゲストスピーカーとして参加し、
「私とスポーツとのかかわり:モーグル競技を通して」というタイトルで講演を行いました。



私も、当日たまたま大学に来ていて、子ども達が楽しそうに
インテグレーションコアの前を走り回っているのを目にしました。
この中から将来のオリンピック選手や社会の発展に貢献できる人が
育っていってもらいたいと切に願っています。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を


2015.11.27

スポーツパフォーマンス研究棟@鹿屋体育大学

先日のトレーニング科学会大会の折に、鹿屋体育大学に作られた「スポーツパフォーマンス研究棟」を見学させて頂きました。様々なメディアを通して概要を見る機会はこれまでにもありましたが、実物を見学させて頂いて大きな感銘を受けました。今回のトレーニング科学会の参加者でも、スポーツパフォーマンス研究棟を見学するために来た、とおっしゃっている方が複数名いらした程です。

研究棟は遠目にも解る大きな建造物です。中には野球の内野、サッカーコート半面(フットサルコート一面)、テニスコート一面、50メートルの走路、等が配置されています。これらが全て研究用とのこと。

野球のエリアにはモーションキャプチャーシステムが配置されていました。またピッチャーマウンドの下にはフォースプレートが埋設され床反力を測れる様になっています。サッカーコートにはワイヤレスな位置測定システムがあり、複数の選手の動きをリアルタイムにトラッキングできます。当日は現地にはありませんでしたが、テニスボールの位置や回転を常時計測するシステムも使っている、との事でした。

50メートルの走路にはフォースプレートが並べて配置してあり、走行中の床反力を50メートル分全て計測出来るという物凄いシステムになっていました。例えばスプリント走の加速期に足で地面を蹴る力等を、このシステムを使えば常時正確に計測出来ます。ここならではの新しい成果がこれから出てくるのだろうなと感心しました。

その一方で我々の強みを活かして何が出来るか?というアイディアも湧いてきました。帰ってからアイディアを練って予備実験を行い、近々本実験に入る予定です。こちらの成果もまとまり次第報告させて頂きます。

2015.11.22

スポ健な人 (21) Daichi 君

穏やかな気候が続いていますが、
皆様いかがお過ごしですか。

忠先生が、スポ健で快挙がありましたとこの稿で書かれておられましたが、
その快挙 を成し遂げたスポ健生を紹介したいと思います。
今回紹介したい学生は、Daichi 君です。


(写真中央が、Daichi 君です。左は、スポ健開設以来
大学院担当で頑張ってくれ、今期から衣笠へ異動となった
 Tamaki さんです)

彼は、Kiyoshi 先生のゼミ所属の三回生ですが、
この度、難関で知られる 公認会計士試験 (合格率約10%)に合格 しました!
今年、立命館の三回生で、公認会計士試験に合格したのは彼だけとのことです。

今回、そんな Daichi 君にインタビューしました。
Q: 「まずは公認会計士試験合格おめでとうございます。」
A: 「ありがとうございます」

Q: 「公認会計士とは、どんな仕事ですか?」
A: 「公認会計士は、経済の番人とも呼ばれていて、
  大手企業の財務諸表や内部統制をチェックする仕事です。」

Q: 「そもそもスポーツ健康科学部に入学して、
  公認会計士を目指そうと思ったきっかけは何ですか?」
A: 「中学の時はテニス、高校ではサッカーと、スポーツが好きだったので、
  立命スポ健に入学しました。もともとは一回生の時に、
  スポ健の授業である「簿記入門」を取ったのがきっかけです。
  授業を受けて簿記三級に合格したのですが、三級では履歴書に書けないと言われて、
  エクステンションセンターで行われていた簿記講座を受講しました。
  その時の講師の先生に、『スポ健初の公認会計士となって、
  スポ健の星になってみないか
』と言われ、公認会計士を目指そうと思いました」

Q: 「どうやって試験勉強したのですか?」
A: 「BKCキャンパスで開設されていた公認会計士講座
   ( https://www.ritsumei.ac.jp/extension/accountant/ ) を受講していました。
  学期中は、月〜金の18:00-21:00まで講座で学んで、
  休み中は、ほぼ毎日10:00-13:00まで講座を受講して、
  それからは自習勉強をこなしていました。」

Q: 「一般的に公認会計士試験は3000時間以上勉強が必要だと言われていますが、
  一日どのくらい勉強したのですか?」
A: 「講座を受講したのは1回生の12月からですが、2回生の初めに
  過去問を集中的に解く講座があってその成績が振るわなかったことから、
  8月くらいから本気で気合いを入れました。
  合計では、3000時間弱集中的に勉強したと思います」

Q: 「将来は、どんな公認会計士を目指しますか?」
A: 「周りに起業したいという学生がいるので、
  『夢のサポート』をしたいと考えています。
  大手のクライアントの監査で経験を積んで、
  将来的にはベンチャー企業の支援をしたいです」

Q: 「受験生、後輩へのメッセージをお願いします」
A: 「人との関係、周りとの関係、講師との関係が重要だと思います。
  私も、周りからの支援があって、試験勉強が厳しい時も支えてもらっていました。
  人との関係が一番重要なので、大切にして下さい。
  またスポーツ健康科学部だから「簿記」は直接関係ないから取らないのではなく、
  企業に就職するにせよ簿記を取っておいて損はないので、
  ぜひ可能性を広げるという意味で簿記に興味を持って下さい」

日本のスポーツ健康科学系の学部で「簿記」を開設しているのは、
立命スポ健
ぐらいだと思います。

普通、「スポーツ健康科学部で簿記?」と不思議に思う人が多いと思うのですが、
マネージメントの学びに簿記の知識が重要であるとの信念から、
学部設置以来、「簿記入門」を開講しています。

スポーツ健康科学は、「ヒトを中心として、遺伝子から社会まで」を扱う
文理融合の学際的な研究分野です。
今回、Daichi 君が、スポーツ健康科学から「社会」への
新たなアプローチを生み出してくれました。
ぜひ受験生の皆さんやスポ健の後輩学生も、
続いていってもらいたいと思います。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を