[ education ] の記事一覧

2015.06.03

Hクラスの朝食懇談会。

<RecOだより113>

 今週はaknr先生のHクラス。
 比較的落ちついた雰囲気で配膳が始まりました。オリターさんの話でも「比較的おとなしい」クラスとのこと。
 いつものように「ごはんが左、汁ものは右!」という声がけに「そんなん、基本のき、やん!」という頼もしい声も聞こえました。

 さて、この1回生の朝食懇談会、今までご紹介した朝食後は、2班に分かれ、後片付けとSATシステムの実習に入ります。
 SATシステムは実物大のフードモデルを選んでセンサーボックスに乗せると、その食品を組み合わせた栄養価を計算し、モニター画面上で確認できすシステム(写真右上)。
 RecOの棚を開けると、フードモデルがぎっしり詰まっています(写真左上)。

 さっそくHクラス代表社の食事をチェック!
 栄養バランスを☆の数で表します。
 最初選んだのは、ごはん、味噌汁、野菜と肉じゃが(写真左下)。
 これだと、エネルギーとたんぱく質、カルシウムが不足、で☆1つ・・・。
 ここから、みんなで☆5つを目指します。
 それぞれの食事の必要量に合わせて評価します。

<今週の別腹>
 一発で☆5つを獲得した、硬式テニス部の選手の食事(写真右下)。
 ごはん、ハンバーグと付け合わせ、大根のサラダ、りんご、牛乳。
 お見事! ごちそうさまでした。
   ab


2015.06.01

つながり

先週の金曜日に、ニューメキシコ大学(University of New Mexico)から、Daisuke先生(Ph.D,ATC)が訪問してくれました。写真右の方です。ちなみに、名前はニューメキシコですが、アメリカにあります。アメリカのニューメキシコ州・アルバカーキです。

このニューメキシコ大学でATCを取得したHigashiさん(スポーツ強化センター、写真左2番目、帽子をかぶった方)のご紹介でお越しになりました。Daisuke先生は、順天堂大学をでられれてから、アメリカのいくつかの大学で学び、そして働いてきておられています。不思議なことに、本学の関係者との接点が非常に多いのに、本人もびっくりされていました。

大学院のマスターの時は、カリフォルニア州のフレゾノ大学で、Taka先生(当研究室で、VRを使ったバッティング練習装置を実験中)との知り合いでした。また、大学院のドクターのときは、アリゾナ州立大学で、本学部のAKNR先生の最初の指導教員のTAをしていたようです。

まさに、ワールドワイドなつながりです。知り合いの知り合いという風にたどれば、7人目までのところで大抵の人につながるとか。いずれにしても、ネットワークは大事です。

今回のDaisuke先生の訪問は、来年に学生を連れて、日本文化を学ばせるとともに、日本のいくつかの大学を訪問し、学生交流、研究交流を深めたいとのことです。実現すれば、来年の6月前後に、ニューメキシコ大学の学生が本学部を訪問してくれます。非常に楽しみです。そのときのニューメキシコ大学の学生とスポ健学生が「つながり」、未来のどこかでさらにつながることを楽しみにしています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
3回生ゼミで、ある姿勢解析ソフトを使った実習を行いました。姿勢評価が100点満点で評価されます。最初のゼミ生が51点。その後、高得点を出すものもいるけれども、52点、53点と低い評価も続き、最後に私の姿勢が評価されて出てきた点数が、なんと50点。最下位の得点にがっくりしましたが、ゼミ生には大うけでした。秋にリベンジしたいと考えています。
【忠】

2015.05.28

GAT Step-Upコース

  本学部の売りの一つであるGAT(Global Athletic Trainer)プログラム参加のための低回生向け支援プログラムGAT Step-UpコースのTOEFL特別セミナーを見学しました。1回生と2回生の有志が、土曜日のお昼にみっちり英語の勉強をしていました。

 GATプログラムは、ATCCertified Athletic Trainer:米国 公認アスレティックトレーナー)を目指す学生をターゲットとしたプログラムで、ESU(アメリカ合衆国ペンシルベニア州立大学であるEast Stroudsburg University of Pennsylvania)のセカンドディグリー(立命館大学スポーツ健康科学部とESUの2つの大学を卒業し学位を得る)を取得し、ATCの資格認定試験を受験することができるプログラムです。

 最大の特徴は、日本にいながら2つの大学の学位取得が可能であるという事です(スポーツ健康科学部の単位をESUの単位に読み替えたり、オンライン等でESUの科目を履修し単位を修得します)。

GATプログラムとは>

https://www.ritsumei.ac.jp/shs/education/strength/global.html/

  このプログラムに参加(入学)するにはTOEFL550点以上であることが条件となっています。その高いハードルをクリアする為にこの講座が実施されました(今回はTOEFL500点以上取得者対象の講座)。できるだけ多くのみなさんが、この条件をクリアして、GATプログラムに参加してほしいと思っています。

 

その他の話題

 相撲部(スポーツ健康科学部4回生)の“美食う”さんが学長表彰を受けました。彼女は、2015年4月19日(日)に行われた国際女子相撲選抜堺大会の個人軽量級  優勝、さらに510日開催の16回全国選抜女子相撲大会で軽量級と無差別級で優勝しました。美食うさんが立命館大学1回生から真摯に取り組んできた精進は、世界及び日本女子相撲界の頂点という結果をもたらしました。

2015.05.27

Fクラスの朝食懇談会。

<RecOだより113>

 今週の朝食実習はZen先生のFクラス(写真左上)。
 
 いつものように学部長 It's me先生のお話で始まりました(写真右上) 
 Fクラス、最初、ちょっとおとなしいかな? と思いましたが、単にその前のトレーニングで疲れていただけだったようで、朝ご飯でエネルギーチャージした後は、とっても元気でした。

 朝食懇談会は準備と後片付けも大切な実習。
 しっかり説明を受けて、効率よくきちんと後片付け(写真左下)。
 今回はチーム対抗タイムトライアル。約10分できれいに片付けられたでしょうか?
 
 SATシステムの実習も終えて、朝食懇談会終了。
 クラスのみなさんからは「朝食はみんなで食べるとおいしいです!」「脂質は簡単に取れるけど、カルシウムやたんぱく質をしっかりとることは難しい!」との感想をいただきました。
 ごちそうさまでした。
 これで、次の時間(サブゼミ)のドッチボール大会も優勝間違いなし! かな?


<今週の別腹>
 最後までずっと気になっていた「STAR WARS」のTシャツ。
 オリターさんの夏服とのこと。今年新作が上映される映画を意識した、ということではなく、担当者の個人的趣味と「みんなで輝く星になる!」という意味とのこと。
 この意味、あいコアの☆と共通する? 
  Fクラスの一回生に「かわいい!」と言われていたポーズで、一枚(写真右下)。

ab

2015.05.25

【最優秀賞】チームあいコアの星

1月前のブログで紹介しました、Edge+Rのスタートアップ ワークショップの1ヶ月後の各チームプレゼンテーションが、先週の土曜日に行われました。

前回紹介したように、学内の各学部・研究科から集まった3チーム+スポ健チーム1つが、1ヶ月間提案された課題(GEヘルスケアジャパンが開発した、AYUMIEYE「加速度センサを利用した歩行解析ツール」をつかって、高齢者の運動促進、ならびに新しい使い方の提案)について、ディスカッション、プレゼン資料づくり、練習を経て、本番を迎えました。

プレゼン時間は20分間。スポ健以外のチームは、1)ペット、2)地域連携、3)あかちゃんを対象にテーマ設定して、それぞれ魅力あるプランをプレゼンしました。スポ健チーム(あいコアの星)は、高齢者を迎える前の会社員をターゲットにして、日常の会社の中で計測しながら、さりげなくフィードバックして、エクササイズを取り入れ、会社員に多くみられる愁訴である、肩こり、腰痛を改善させる内容でプレゼンしました。プレゼンも、パワーポイントを使うだけでなく、芝居仕立てもあり、実装したときのイメージを彷彿とさせる内容で良く練り上げられたプレゼンで、理解・納得させるもので、みている私も感心しました。

表彰では、見事に「最優秀賞」を獲得! ただ、単一研究科のスペシャルチームで、設定内容も研究に近い部分が有利に働いた分はあります。それにしても、1ヶ月間、遅い時間に集まって議論し、内容を吟味しているのを側でみていましたので、「良かった!」と大きな拍手をおくりました。

学内ならびに学外には、このように実力を高めるチャンスが多くあります。勝利の女神をつかまえるには、その前にチャンスの女神に遭遇しなければなりません。できるだけ多くの女神に、スポ健のみなさんが出会うことを願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
久しぶりにNS研究会αを再開しました。栗先生の尽力のおかげです。1年半ぶりの再開でした。今回は、若手研究者でバリバリ論文発表している福谷先生に、『反動動作によるスポーツパフォーマンス向上の仕組み』のテーマで分かりやすく講演してもらいました。詳しくはHPをご覧ください。
【忠】

2015.05.22

分かりやすさとは?

スポーツ健康科学部・研究科では学生さんがプレゼンテーションをする機会を多く設けています。卒論・修論・博論はもちろんの事、学部1回生から4回生までの小集団の授業、英語の授業などでプレゼンテーションの経験を積む様にカリキュラム設計されています。そのため多くの学生さんがスキルを身につけ場数も踏んで、質の高いプレゼンテーションが出来る様になっていると思います。

そこで、だからこそ、「良いプレゼンテーション」或いは「分かりやすい表現」とは何なのか、改めて整理してみる事をお勧めします。経験的に身につけたスキルの数々を整理する事で、自分がどの様な場面でどんなスキルを使っていて、それがどんな効果を産んでいるのか?を理屈で理解する事ができるからです。理屈で理解する事で、更に高いレベルを目指すためには何をすれば良いのか考えられる様になります。スポーツで next level を目指すときと通じるものがあると思います。

本日は講談社ブルーバックスの『「分かりやすい表現」の技術』(藤沢晃治氏)を紹介します。「分かりやすさ」あるいは「分かりにくさ」とは何なのか、すっきり整理して説明してくれています。詳細は是非原本を読んでみて欲しいと思いますが、説明されている「分かりやすい表現のルール」を以下に挙げます。

1.  おもてなしの心を持て。
2.  「受け手」のプロフィールを設定せよ。
3.  「受け手」の熱意を見極めよ。
4.  大前提の説明を忘れるな。
5.  まず全体地図を与え、その後、適宜、現在地を確認させよ。
6.  複数解釈を許すな。
7.  情報のサイズ制限を守れ。
8.  欲張るな。場合によっては詳細を捨てよ。
9.  具体的な情報を示せ。
10. 情報に優先順位をつけよ。
11. 情報を共通項でくくれ。
12. 項目の相互関係を明示せよ。
13. 視覚特性を重視せよ。
14. 自然発想に逆らうな。
15. 情報の受信順序を明示せよ。
16. 翻訳はことばではなく意味を訳せ。

非常にためになる一冊です。強く推薦します。


2015.05.20

Gクラスの朝食懇談会。

<RecOだより112>
 先週からスタートした、1回生基礎演習での「学部長と朝食懇談会」。
 写真右上は、みんなが集合する前のRecO。
 It's me 先生と担当院生の朝は早く、準備は8時前から始まります。

 今週はJoe先生のGクラス。
 ごはんの「おかわり」に長蛇の列もできて、オリターさんの言う通り「とても元気な」クラスでした。

 まず、担当の学生が配膳準備をスタートしましたが、どうもいつもと入れ物が違う・・・。
 副菜の青菜の胡麻和えときんぴら、あれ? これで36人分、足りる?
 ということになり、計ってみたところ、きんぴらは若干、足りないものの、青菜はほぼ人数分、ジャストの量。
 ギュッと詰めてくれていたようです(写真左下)。
 見た目と実際の量が意外に違う事が多く、これは写真を用いた食事調査でも難しいところ。

 無事、配膳が終わった朝食(写真左上)。
 メニューは・・・
 ごはん
 野菜たっぷり味噌汁
 サバの塩焼き
 ほうれん草の胡麻和え
 きんぴらごぼう
 カットオレンジ
 ヨーグルト

 この朝食懇談会は、生協が毎朝提供しているの「100円朝食」のスポ健的選び方を考える実習でもあります。主菜を一品、副菜を二品(内、一品を青菜に)を選ぶと栄養素のバランスが取りやすいことを実感。
 今回は更に、これでは取りにくい、カルシウム、ビタミンCを補うために、ヨーグルトと果物をプラスし、
さらに味噌汁にたっぷり野菜を加えた、スポ健朝食にしました。

 配膳で「どうして米飯が左手前なのか?」などなど、並べ方の意味もしっかり学びながら、運動後の朝食、しっかりおいしくただきました。
 ごちそうさまでした!
 ab 

2015.05.18

学外での体験の振り返りと学部の学び(理論と実践)

スポーツ健康科学部にはキャリア形成科目がおかれています。1回生は、スポーツ健康科学セミナーⅠ(ippo先生コーディネイト)、2回生は、スポーツ健康科学セミナーⅡ(Jin先生コーディネイト)。今回、Jin先生がⅠでスポーツマネジメントコースの説明・ご自身の研究紹介のためよばれているので、私がⅡの方のコーディネイトを行いました。

今回の内容は、タイトルにあるとおり、「学外での体験の振り返りと学部の学び(理論と実践)」です。土曜のブログで【みち】先生がPBLについてかかれていましたが、まさに正課、課外、そして学外へでかけてPBLを体験してきた3回生、4回生の体験とそこから得たもの、そして「学部の学び」とのリンクについて、各自のプレゼンとパネルディスカッションで、体験内容を深めました。

発表してくれたのは、写真左から
Good原 君 3回生。 サービスラーニング、教職沖縄研修、Atlas、学校ボランティアの活動について話しをしてくれました。「すべてはつながっている」というメッセージと様々な活動で多様性に触れ、体感し、自分の言葉で表すこと、を伝えてくれました。

二人目は、W辺君 3回生。四国アイランドリーグの試合をプロデュースし、営業から当日の運営まで。協賛企業の獲得のため、商店街や地元企業への営業活動に従事。結果は赤字。「貴重な失敗体験」をさせてもらった。何よりも「まず行動から!」を学んだ。

三人目は、小castle君 4回生。海外のインターンシップをきっかけに、ネットワークをつくり、それが縁で、MLBのWinter meetingに参加し、そこでのJob fairに来ていた全てのマイナーリーグ(150チーム)に履歴書を送付。1つのチームから返事が来て、これからインターシップのため渡米する。人と人とのつながり、を体感し、やりたいことがあればまずやってみよう!を伝えてくれた。

最後は、早riverさん 4回生。トレーナー、AA、就活支援組織の立ち上げなど、多様な社会人や学生とつながり、学外で精力的に活動。これまでの体験から、“シャーペンになりましょう” その心は、芯を入れる(入力する、理論を学ぶ)→書き出す(出力する、実践する)。自分の本当の力を身につけるために、行動することが大切。

4人の話しに共通して、まず行動してみよう!一歩踏み出してみよう! 学生であるがゆえに社会からチャンスをもらい(失敗するチャンスももらい)、自らが主体的に学んでいることが分かります。学部教育は「理論と実践」を柱にしており、社会の中で得難い実践を経験し、新しい視点、アプローチを逞しく学んでいることが分かります。この4人が特別であるとは思いません。ただ、少し前踏み出すきっかけと踏ん切る力を持っていたのでしょう。是非、この4人の体験から学んで自らのPBLを回して欲しいと願っています。
 
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
今週のスポーツバイオメカニクス論では、事前課題をmanaba+Rにあげてレポートを授業前に出してもらいました。いわば予習を積んできてもらったおかげで、より集中して、授業への理解が深まった、というコメントを多くもらいました。事前課題をこれからも入れていきます。ただ、入れ忘れもあるので・・・・。

【忠】

2015.05.16

最近話題のPBL(1)

さて、今日の写真は、先週土曜日のJリーグと立命館で開講する講座の開講式。
1週間遅れですが、まぁ、それはそれ。

やべっちFCでも報道されたとかで、ちょっと学部内で話題になりました。
ちょっとですが(笑


それはさておき、PBLについて書いておこうかと、衝動的に思いましたので、
PBLの回にします。
ちょうど、学部のインターンシップ、サービスラーニングの一次募集が締め切られたところですし。


PBLはProject Based Learningの略称です。
つまり、課題や問題などを解決するために(それだけではありませんが)できることを、
実際の社会と接続した形で学習していきます。
なぜ、PBLが注目を集めるようになったかと言うと、
今までの学習形態を大きく変える時期に来た、と言う事と関わりがあります。

今まで、学ぶ、と言う事は、教わる、と言う事に近い形で、教室での学習が運営されてきました。
「教授」と言う言葉、つまり「教え授ける」でしかなかったわけです。
この講義形態は、600年ぐらいの歴史がある、と言う人もいます。

この学びの転換には、情報や知識へのアクセスのしやすさ、とも関係しています。
情報や知識が限定された人しか保持できなかった頃は、
その情報や知識を伝えていく、と言う事に大きな意味がありました。
それがグーテンベルクによって大衆化の先鞭がつけられ、
情報や知識が大衆化していく中で、ゆらいでいきました。

これを決定づけたのが、インターネットの普及です。
尖鋭的な天才の知識が良いのか、それとも多くの人の知識の集合が良いのか、
これは内容や状況によっても変わりますが、
一般的なものであれば、専門家一人の知識よりも、
数百人・数万人の知識の集合の方がより正確になります。
それは、複数の個人の知識や物事の見方を反映できるからで、
偏った見方が排除されていきます。

つまりインターネットが、手元にまで達する事によって、
従来型の情報や知識を教授する方法は限界に達しました。
知識を伝えるだけであれば、学ぶ意欲さえあれば、
自分で調べた方が早く正確な知識を得ることができます。

そこで出てきたのがPBLの考え方です。
知識の取得は個人で行い、知識の現実への適応を学ぶ、というスタイルになります。
「知識の取得を個人で行う」ということが、成熟した学びとして必要なのですが、
残念ながら、まだそこまでに日本の大学生は達していません。
(疑問を調べる、という癖がない学生が多い気もしています。)

PBLと同じことは、昔から行われてきました。
私も教員になってからあまり経っていない頃に、大学生協と組んで、
日常の利用で感じている課題をグループで解決していく課題解決型のプロジェクトをやった事もあります。
この時に思ったのは、日常の学びや視点に大きく影響を受ける、と言う事でした。
疑問を持つ事があり、それを意識していれば、大きな成果が得られますが、
なんとなく、ではほとんど学びの成果は上がりません。


長くなってきた・・・まだ序盤・・・やっぱり次に続くかな・・・
よし、上のタイトルに(1)をつけておこうっと。

・・・つけたぞ・・・

と言う事で・・・つづく・・・次がいつになるのかはわかりませんが・・・早く、という要望があれば、それは受けますが・・・

ではでは。

みち

知る人ぞ知るコーナー!無事、秘匿されたコーナーとなりました。先日、ある先生に小さい字コーナーが無くなったでしょ、と言われ、隠し字は入っている、と答え、今日、見つかった、と聞きました。それはさておき、小ネタですが、4ゼミのSくん、3回生の時に1回生と付き合い始めたらしい・・・先日飲み会で聞いた時に、すぐにロリターと名付けておきました(笑

2015.05.15

『黄金のバンタム』を破った男

この頃読んだ本を紹介します。
「『黄金のバンタム』を破った男」、百田尚樹さんの著作です。
「永遠の0」「海賊と呼ばれた男」等の非常に有名な著作のある百田氏ですが、大のボクシングファンとの事で、ボクシングに関する著作も幾つか出版されています。
今回紹介する一冊はファイティング原田の偉業を余すところなく述べる内容です。

嘗てプロボクシングの世界には8人の世界チャンピオンしかいませんでした。チャンピオンとランキングを認定する団体が一つしか無く、またその認定する階級が8つのみだったためです。(現在は主要団体だけでも4つが存在し、階級数も倍程に増えたため70名前後の世界チャンピオンがいます。)当然の事ながら世界チャンピオンになるのは非常に狭き門で、日本人で初めて世界チャンピオンになったのは白井義男、1952年の事です。そして二人目がファイティング原田、1962年の事でした。

ファイティング原田はフライ級でチャンピオンになった後、階級を一つ上のバンタム級に変更しそこでも歴史に名を残します。「黄金のバンタム」と謳われたエデル・ジョフレとの死闘もその一つ。この戦いを制したファイティング原田はバンタム級でも世界チャンピオンの座につきました。ジョフレとの間にはその後面白いエピソードが有り、この本の最後はその逸話で締めくくられています。

著作中、ヘヴィ級の名チャンピオンモハメド・アリの言葉が引用されています。今回英語の原文をインターネットで探してみました。
"Only a man who knows what it is like to be defeated can reach down to the bottom of his soul and come up with the extra ounce of power it takes to win when the match is even."
スポーツ・勉強・研究、分野を問わずあてはまる言葉だと思います。

(写真はこの頃パンチの衝撃力を測る実験に使用しているグローブです。ボクシング等の経験のある方は是非ご協力をお願い致します!)