女子の準決勝を観戦してきました。
準決勝が2試合行われるため、第二試合の試合は何時に始まるかわかりません。
また、観戦した試合は真夜中まで決着がつかないという厳しい条件下にありました。
そんな中、参加した大学生達と同じ世代の19歳、ビアンカ・アンドレスクが勝利した試合は大変すばらしいものでした。
試合が終わった会場は両選手の健闘と新しいヒロインの誕生にあたたかい拍手が送られました。
ここ数年、実務、学術ともにスポンサーシップのアクティベーションの注目度が高まっています。
USオープンには、アメリカンエキスプレスな複数の企業がついています。
スポーンサーのアクティベーションの一つは、これらの企業がUSオープンの会場で観戦者に試合以外の楽しみやホスピタリティを提供し、企業の認知度や好感度を高めることにあります。
このような取り組みには、デジタル化が進む昨今、マーケティングで注目されている「Wow!」と言える経験を数多く演出しているという特徴もあるように思います。
アメリカンエキスプレスのカードホルダーには、USオープンの試合の解説が聞けるラジオの無料配布、
ラウンジの提供などがありました。カードをホルダーでなくても、
写真でご覧いただくような「テニス」を題材にした楽しめるアトラクションが用意されいました。
エンタテインメントやその場で得られる「体験」を豊かなものにするにはデジタルが中心となっています。
滞在中、他のエンタテイメントはどうなのかと有名な美術館も覗いてみましたが、やはりデジタル化が進んでおりメールアドレスを入力すると後から記念写真を送ってくるような、USオープンと似たような仕掛けもみられました。
これらの体験はほぼ個人情報との引き換えです。
USオープンの観戦者はプロ野球やアメリカンフットボールの観戦者よりも高学歴、高世帯収入層が観戦に訪れます。
高所得者層をターゲットにした企業がスポンサードしているという特徴も見られ、
スマートフォンを用いて、観戦者をうまく周回させる仕組みも取り入れられていました。
その一方で、予想に反してスマートフォンを用いてUSオープンの会場を楽しむ観戦者は少なかったように思います。
自ら現地に足を運ぶことで得られた収穫は大きいものでした。
ゆ
撮影:ゆ
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#やや遅めに腕が筋肉痛
#ニューヨークについてはこれで終わり
#NYスポーツビジネスプログラム2019