[ research ] の記事一覧

2018.07.26

研究構想発表会


こんにちはshinoです。

暑い日が続いています。
熱中症の話題が毎日のようにテレビやネットで流れています。
対策はちゃんとしていますか?

今、大学はテスト期間中です。
学生たちは、毎日行われるテストのために睡眠時間を削って勉強していると思います。
しっかり勉強するのは良いことなのですが、体調管理が一番大切です。
くれぐれも、まず、体調をしっかり整えてからテストに臨むようにして下さい。


スポ健では、大学院生も、半期ごとに研究成果を披露する機会があります。

本日、大学院前期課程1回生の研究構想発表会がありました。

事前に学生は、自身がこれから行う研究に関しての計画をポスターで発表してくれていますが、
本日は、その研究計画をプレゼンテーションしてくれました。




かなり興味深い内容の研究を考えていました。
非常に面白い発想だなと、感心させられてました。

それをどのようして実現するか、研究計画を主に話してくれましたが、下調べもしっかりしています。

研究というのは、なんといっても下調べが非常に大切です。

その下調べをしっかりしないと、
良い計画を立案することもできませんし、うまく遂行することも難しいです。

全員のプレゼンが終了した後は、個別にディスカッションをする時間がありました。




他分野の人からいろいろな意見を聞き、交換することで、研究計画はさらにブラッシュアップされ、
より良いものになっていきます。

なので、この研究構想発表会は、これから本格的に研究を始める院生にとっては、
非常に有意義な機会です。

これから研究をしっかり頑張って欲しいと思います。

2018.07.25

日本スポーツ産業学会 第27回大会

みなさん、こんにちは。
酷暑の日々が続いていますが、みなさん、お変わりありませんか。


また、大雨災害の被害に遭われたみなさんに心からお見舞い
申し上げます。
ボランティアとして奮闘されているみなさんに敬意を表します。
一日も早く日常の生活が戻ることをお祈りします。


さて、先週の土曜日、日曜日は、東京の明治大学で、
「日本スポーツ産業学会 第27回大会」が開催されました。


今回のテーマは「2020後の日本のスポーツシステム」。


日本スポーツ産業学会はアカデミアと実業界が結びついて
運営されていることが特徴の一つですが、学問の世界では、すでに、
東京オリンピック・パラリンピックの後の日本のスポーツ界のことが
議論されています。


セミナーのテーマは、「産業としてのeスポーツの課題」


シンポジウムのテーマは、
「プロサッカークラブの市民オーナーシップシステム:ドイツと
イングランドの非営利法人から考える」


もう一つのシンポジウムのテーマは、
「大学スポーツのオルタナティブを考える」


どうですか?
なんとなく内容の想像がつきますか?
なんだかワクワクするテーマだと思いませんか?


スポーツの社会科学的な研究はおもしろいです!!


一般研究発表では、私の指導する大学院生、胡青さんが発表しました。


テーマは、
「中国における野球のプロ化を展望した現状と発展の可能性」。



他大学の先生方からもご質問やアドバイスをいただき、参考にもなり、
励みにもなり・・・


きっといい修士論文が仕上がると信じています。


そんな、スポーツの社会科学からの勉強、研究を、あなたも
立命館大学スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科で
私たちと一緒にしませんか?


ところで、1枚目の写真、
会場には発表者と、撮影者と、聴衆一人でしょうか、というご質問を
いただきましたが、ご安心ください!!
もう少し後ろに何人もの聴衆がいらっしゃいます。(笑)


Apollo

2018.07.21

フィギュアスケートの観戦者行動を考える

先週、東伏見での研究の打ち合わせの後に、
プリンスアイスワールド2018の観戦に行きました。
今年で40周年を迎える歴史の長いアイスショーです。


スポーツ観戦者行動の研究は、スポーツマーケティング領域で
もっとも関心が高い分野の一つです。
ただ、その中心は、欧米のプロスポーツリーグ・チーム、
カレッジスポーツ、日本ではJリーグとなっており、
フィギュアスケートのような芸術的表現を伴う
「アーティスティックスポーツ」を対象にした観戦行動の研究は、
ネット型、ゴール型スポーツに比べると少ないです。

平昌オリンピックで、メディアが挙って
フィギュアスケートのファンを取り上げたことを皆さん覚えていらっしゃるでしょうか?

具体的な例として、以下のような記事です。
「羽生結弦の追っかけ費用は400万円以上、1日16時間見守る“スケオタマダム”」
 (2018/2/19 07:00 週刊朝日  https://dot.asahi.com/wa/2018021800027.html


今回観戦したプリンスアイスワールドのチケット価格は、
エキサイティングシート(オリジナルグッズ付き)
1列目¥22,000 /2・3列目¥20,000
SS席¥13,000 /S席 ¥10,000
A席 自由席¥7,000でした。
 
観客席に目を向けてみると、客層は日時の影響を受けるとはいえ、
ある一定の年齢層の女性が大半を占め、
値段の高い席は満席で、もっとも値段の安い自由席に空席が目立ちました。

日本では、フィギュアスケートはテレビでゴールデンタイムで放映され、
関心も高いように見えるのですが、実は一部の熱心なファンに支えらえ
ファンの属性(性別や年齢など)は偏っている可能性もあります。
個人的にはフィギアスケートのファン層は
宝塚歌劇団のファン層と似ているのでは?、とは思っていますが
あくまでも推測にすぎません。

なぜ、数百万円もかけて、これほど熱心に選手を見守りつづけるのでしょうか?

観戦者スポーツとしてのフィギュアスケートの発展を考える場合、
これらのファンの特性を把握する必要があるでしょう。
先に挙げた羽生選手の追っかけに関するメディアの記事は、
春学期に担当した2回生が受講する「調査方法論」で紹介し、
「多数ではないが、注目すべき個々人の理解」を目的とした
「定性的な調査(個人に対するインタビュー調査)が必要な事例」
として取り上げました。

フィギュアスケートの観戦者からデータを収集している研究は、
井上ら(2016)が質問紙(アンケート用紙)を用いて定量的
(数字による統計的な)分析をしている研究他、極めて数が限られています。
観戦者からデータが収集しにくいことが障壁になっているのかもしれません。
また、研究者自身に競技経験がない、
周りに愛好者も含め、競技者がいないことから、
フィギュアスケートが身近なものではないのかもしれません。
その背景には、減りゆくスケートリンク、
という問題も絡んでいるようにも思います。

写真はダイドードリンコアイスアリーナ
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。


#ショーの撮影は禁止
#「ダイドードリンコ」は施設命名権
#AAさんのHちゃんはフィギュアスケート部
#練習には岡山まで

2018.07.20

祇園祭と言語学の話その一

みなさん、こんばんは、ちょっと遅くなりましたが嶋村です。暑い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?


先週末から祇園祭が始まり、今週の火曜に山鉾巡行が行われました。残念ながら授業があったために山鉾巡行には行けませんでしたが、宵(々)山だった日曜にちょっと行って来ました。露店がたくさん出ていてうちの娘も楽しんでいたようです。最近は後祭があるらしく、来週も山鉾巡行があるようです。露店は出ないようですが。


さて、奥さんから僕のブログが京都の紹介みたいになっているという指摘があったので今日は僕の研究の話をしてみたいと思います。まあいろいろ細かい話をすると大変ですので、少しずつ専門外の人にもわかるようにお話したいなあと思っています。なので数週間に渡って話そうかなぁ(笑)いや、決してネタがないからってわけではないですよ。多分。。。まあスポ健のブログなのに誰がこの話を読んで喜ぶんだって話ですが。。。


とりあえず1回目の今日は、僕が研究している言語学の基礎的な話を少しします。この前一年生の授業で話した内容と若干被りますが、そこはご勘弁。


今皆さんが読んでいらっしゃる文は僕が初めて生み出した文です。このように日本語を操って文を生み出す力は我々が持っている文法知識に依ります。皆さんはどのように日本語の文法を獲得されたか覚えていますか?僕は覚えていません。おそらく「親から教わった」とか「大人が話しているのを真似して覚えた」という意見が世間一般で受け入れられているいわゆる「常識」なんだと思います。そして、そこで文法として受け入れられている決まりごとは、例えば、『「食べれる」じゃない「食べられる」だ!』とか、『この段落の1行目の「読んでいらっしゃる」を「読んでいらっしゃられる」にするとおかしいぞ!』とか、まあ枚挙に遑がないですが、こういう「なぜか」はあまり気にしないけれど「規範的にダメだからダメなんだ!」というものが多いのではないかと思います。ちなみにもしこの話を誰かにして、最初の例は「いや、ら抜き言葉は間違いだぞ!」とか「二重敬語なんてけしからん!」という輩がいれば、そういった連中は自分の議論が循環していることに気がついていない奴らです(笑)つまり:


「食べれる」は、間違いである。なぜならそれは「ら抜き言葉」だからだ。なぜ「ら抜き言葉」は間違いか。なぜなら「ら抜き言葉(その一事例である「食べれる」も含めて)」は間違いだからだ(あるいは、世間一般で間違いとされているからだ)。


という具合です。ちなみに世間にはこういう(くだらない)決まりごとがたくさんあります。こういうのを「慣例」や「しきたり」と呼ぶらしいです。。。ちなみに言語学ではこういう文法規則を「規範文法」と言います。まあ、くだらないですが社会的な意義において規範文法が全く意味がないとは言いませんので悪しからず。


さて我々言語学者は言語に対して規範文法的な見方はしません。我々は実際に言語がどのように使われているかに注目して研究しています。そしてそのような知識は実は潜在的な知識です。例えば、「ら抜き言葉」に目くじらを立てる人もそうでない人も、「太郎くんが何を買いましたか?」と「太郎くんが買ったのは、何をですか?」は両方とも日本語として OK だと感じると思いますが、「太郎くんが何を買った人に会いましたか?」は日本語として OK だが、「太郎くんが買った人に会ったのは、何をですか?」はかなりおかしく聞こえるのではないでしょうか?このような事実は日本語を母語として話す人にとって画一的に当てはまる文法性の判断ではないかと思います。この意味において今見た文法性の判断は実際に我々が日本語をどのように使うかを記述したものです。僕が研究する言語学ではこのような記述的事実がなぜあるのかを理解しようしています。規範に目を向けず実際どう使うかに焦点を当てた文法を記述文法と言います。そして記述文法は我々にとって知っているけれど(つまり文法的かどうか判断できるが)なぜそうなっているのか説明できないものです。このような知識を我々は言語獲得の際に親から学んだのでしょうか?ちょっと考えてみてください。


というわけで、また次回。


2018.07.19

今週で授業は終了です。


こんにちはshinoです。

先週からずっと暑い日が続いていますね。

テレビやネットのニュースで連日報道されていますが、
各地で多数の方が熱中症になっています。
内科救急担当の先生と話をしたところ、
最近の救急受診される患者さんは、ほとんどが熱中症にかかられている方だそうです。

皆さんも人事だと思わないで、水分補給など、しっかり予防に努めるようにして下さい。
体調が悪くなり、なかなか回復しない場合は、早めに病院を受診して下さい。
思っているよりも重症であることも多いです。
早く対処することが大事なんです。


今週で春セメスターの授業は終了です。
昨日の基礎演習のクラスでは、授業の振り返りと秋セメスターに向けての準備を行いました。
さらに、大学院生の研究構想が書かれたポスター発表の見学を行いました。




みんなポスターを熱心に見て、質問をしている学生もいました。

学部1回生では、スポ健とはどんな学部なのか、まだ理解できていなかったかもしれませんが、
このように院生の研究内容を見たり聞いたりすることで、少し実感できたと思います。
スポ健で何をすることができるのかを知り、理解することができた非常に良い機会でした。

学部生からでも学びたいことがあればできます。
少しでも興味がわいた分野の先生のところに行って、一度、話をしてみて下さい。
さらに興味がわいて、もっと勉強したくなると思います。
スポ健は、スポーツと健康に関する様々な分野の先生が居ます。
夏休みも良い機会だと思うので、是非ともいろいろな事にチャレンジして欲しいと思います。


最後に、
1回生のサポートしてくれていたオリター達は、春セメスターで一旦終了となります。

オリター、AAは、大学に早く馴染めるよう入学当初から、様々な面でサポートしてくれていました。
彼らのおかげで、1回生達は上手く大学生活をスタートできたと思います。



授業で毎週会うことはないので寂しくなりますが、
今後もHクラスのみんなを助けてあげて下さい。

ありがとうございました。お疲れ様でした。



2018.07.16

8th World Congress of Biomechanics

アイルランドのダブリンにて、第8回 世界バイオメカニクス学会が開催され、参加してきました。

日本、あるいはスポーツ健康科学部では、「バイオメカニクス」といえば、スポーツバイオメカニクス、あるいは人間工学的なアプローチとして、ピンと来る人が多いと思います。実は、バイオメカニクスの世界は、非常に広い分野で、細胞レベルでの生体の動きを扱う研究者から、心臓、血管を対象する研究者、ヒトを対象にする研究者、ロボットならびにロボットとの協調関係を扱う研究者まで、本当に幅広く、バラエティに富んでいます。

2日目の招待講演の1つは、バクテリアの動きをバイオメカニクス(まさに生体力学)として解いた研究でした。単体での動きの解析から、2つのバクテリアでのさまざまな組み合わせの動きを解き、シミュレーションをかけて、最後には集団として、「赤潮」を起こすメカニズムにまでアプローチしていました。

いずれにしても、最新の研究知見をしり、大いに刺激をうけた学会でした。

立命館大学スポーツ健康科学部・同研究科からも多くの参加者がありました(写真はその一部)。

       

それぞれに、この間の成果を報告して、海外の研究者とやり取りしていました。

そんな中で、本研究室の上野くんと泉本さんが、アメリカ機械学会の若手研究者の賞にノミネートされました。審査委員が何名か、ポスター発表のところに直接質問をしにきて審査されたようです。

泉本さんが、見事、受賞することになりました!
おめでとうございました
(詳しくは学部・研究科のHPにて紹介されると思います)

            

この学会は、4年に1度の開催で、次回は、2022年7月 台北・台湾で開催となっています。
次回は、より近い場所での開催でもあり、スポ健から多くの成果を持ち込み発表したいと願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
学会の隙間時間に、【aknr】先生と【MASA】先生と連れだって、ダブリン大学トリニティ・カレッジの図書館を訪問してきました。いうまでもなく「書籍」は知の蓄積であり、図書館はまさに知の宝庫です。この図書館の長い部屋の雰囲気と歴史、ぎっしり詰まったと年代物の書籍の配架は、まさに息をのむほどの荘厳さを感じさせてくれました。
       
       

【忠】

2018.07.15

研究から得られる力

連日の猛暑で、今日も地域によっては気温が40℃近くまで上昇する可能性があるということです。こまめな水分補給を忘れず、熱中症などに気をつけてお過ごし下さい。

さて、前期の授業も残り僅かです。今年度、3年生のゼミでは全員が協力をして一つの大きなテーマに関して実験を行っています。ゼミ生12名での共同作業となりますので、このチャレンジを開始した当初は、「中心となって活動するメンバー」と「一歩引いた形で十分に活躍ができないメンバー」に分かれてしまわないかと心配したのですが杞憂に過ぎませんでした。現時点では、12名が密に連携しながら自分の役割(仕事)を見つけ、効率よくかつ丁寧に実験を進めています。毎回、私や大学院生が立ち会っているのですが、サポートが必要となる場面が非常に少なく、自分達で考えながら課題を解決していこうとする姿に驚いています。前期の最終授業ではすべてのデータ収集が終了しますので、どのような結果が得られるか楽しみにしています。



学部生に負けず大学院生も研究を頑張っています。特に、博士課程前期課程の1年生は、7/26(木)の5時間目の授業(身体運動科学演習)時に研究計画の構想発表会を行います(そのためのポスターがインテグレーションコア1Fの廊下に掲示されています)。身体運動科学演習は「合同ゼミ」と呼ばれ、複数の研究室の教員や大学院生が合同で実施しています。毎回の授業において担当の大学院生は関連する先行研究を紹介したり、自身の研究計画を発表します。その都度、授業担当の専門の異なる複数の教員からの厳しい(?)質問に回答することが求められます。私も自分が大学院生だった頃に、バイオメカニクスを専門する研究室と合同での勉強会を行っていたですが、専門の異なる先生方や他研究室の先輩の前での発表は普段以上に緊張していたことを鮮明に覚えています。ただ、専門性の異なる方に対してプレゼンテーションを行うことで自らの研究に対する理解も深まり、確かな力をつけることが可能となります。

大学院はもちろんのこと、学部生においても研究に触れる機会の多い点がスポ健の特徴です。これらの取り組みを通して「研究を行う能力」が高められるだけでなく、「グループでプロジェクトを計画的に進行させる能力」「得られたデータを解析し、異なる専門性を有する他者に伝える能力」が自然と養われます。これらは教室で行う大人数の講義のみで高めることは難しく、まさに小集団の授業ならではの魅力です。数年後、社会に出た際に分野を問わずに活用できる「高度な社会人基礎力」を授業を通して身につけることができるように、教職員は様々な「仕掛け」を考えています。



GOTO




2018.07.11

オリックスバファローズのビジネスを学ぶ。

こんにちは。

この間の日曜に、いつも私がスポーツを通じた社会貢献活動に一緒に取り組んでいる、
伊丹アスリートクラブ主催のスポーツビジネス視察ツアー2018で京セラドーム大阪に
行ってきました。


このツアーでは、普段観ることのできない京セラドーム大阪のゲームデーの
舞台裏を観て、オリックスバファローズのチケッティングとファンクラブグループを
統括する山本さんに、そのビジネスについて伺い、教えていただき、その後、
バファローズ vs ホークスのゲームを観戦するイベントです。

プロ野球チームのビジネスについて実際に観て、学んだ後でゲームを観戦すると、
それまでは気にならなかったことが気になったり、気づかなかったことに気づいたり。



立命館大学スポーツ健康科学部からも1回生を中心に積極的な学生諸君が参加。
山本さんにサッと手を挙げてなかなかいい質問をしていました。

そして、一行を統括するのは、ぼくの学部、大学院を通じての教え子、佐藤慎一君です。

積極的な学生たち、そして社会人として活躍しながら、社会貢献にも取り組む卒業生。
なんだかいろいろ嬉しくなってきました。

私に限らず、立命館大学スポーツ健康科学部の先生方は、いろんな分野にネットワークを
持っています。
そんなネットワークを積極的に活用して学びを深めるのもスポーツ健康科学部での
学び方の一つです。


Apollo


2018.07.08

ヨーロッパスポーツ科学学会(ECSS)

7/4〜7/7の日程でアイルランドにおいて、ヨーロッパスポーツ科学会(ECSS)が開催されました。ECSSはスポーツ科学分野において最大規模の国際学会であり、スポ健からも多数の教員や大学院生が参加しています(私は残念ながら参加できず。。)。
http://ecss-congress.eu/2018/18/index.php


GOTO研究室からも博士課程前期課程2年のItoくん、Maruくんが参加し、口頭発表にチャレンジしてくれました。また、他研究室からも口頭発表に積極的にチャレンジしています(写真はItoくんおよび忠先生の研究室の博士課程前期課程2年Uenoくんの発表の様子です)。大学院生、特に、博士課程前期課程の大学院生が口頭発表に臨むことは他大学では一般的でないかもしれませんが、スポ健では珍しいことではありません。私も以前は、「博士課程前期課程の大学院生に国際学会での口頭発表は荷が重い」と考えていました。一方、最近数年間でこの考えは完全に変わり、現在では、国際学会での口頭発表は「事前に準備すれば十分に対応できる」「チャレンジすべき最高の舞台」と感じています。




大学院生が国際学会でチャレンジする様子は、学部生にも頻繁に紹介しています。その効果(?)でしょうか、「国際学会で発表をしたい」「先輩のように、自分の研究成果をスポ健から世界に発信したい」という目標を掲げる学部生も増えています。「最先端の施設・整備」「優れた教育・研究環境と高度な研究活動」「グローバルな視点」などスポ健の強みを活かし、学生が自ら一歩足を踏み出し海外での発表に挑戦をする姿は教員からみても頼もしい限りです。今後も彼ら・彼女らの挑戦を全力で支援したいと思います。

学会期間中、他大学の先生方からも「立命館頑張ってるよ!!」と写真を送っていただきました。その中の何枚かをアップします。




GOTO

2018.07.02

藍星賞

 いよいよ蒸し暑い夏がやってきました。
 みなさん、体調管理にはくれぐれもご注意下さい。

 スポーツ健康科学部・大学院同研究科には、「スポーツ健康科学会」という組織があります。
   https://sites.google.com/view/spoken-gakkai/
 スポーツ健康科学に関連する学術の研究と普及を目的として、2010年から発足し、立命館大学スポーツ健康科学部の教員、学部生、院生から構成されています。

 この学会にて、『藍星賞』という表彰制度を設けました。先日の学会総会で表彰式を行いました。
研究部門、教育部門、国際部門、社会連携部門において、顕著な成果を収めた若手を対象としています。

     

2017年度の受賞者は次の通りです。
1.研究部門   大塚 光雄(立命館大学スポーツ健康科学部 助教)
2.教育部門   岡松 秀房(立命館大学スポーツ健康科学部 特任助教)
3.国際部門   西条 正樹(立命館大学OIC総合研究機構プロジェクト研究員 )
4.社会連携部門   藤本 雅大(立命館大学スポーツ健康科学部 助教)

表彰内容は、次の通りです。
https://sites.google.com/view/spoken-gakkai/藍星賞

4名の素晴らしい若手研究者をモデルにして、学部生、大学院生が活躍してくれることを願っています。

本年度も募集(自薦、他薦)しますので、「我こそは、彼こそは、彼女こそは!」という若手研究者のご推薦、自薦をお待ちしています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
食マネジメント学部の開設記念行事にて、『美味礼賛』の言葉が紹介されました。
「どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人か言い当ててみせよう」
「食」というのが栄養学的な観点にとどまらず、歴史・文化・社会的な観点から反映されていることを示していています。「食」も奥深いものです。
【忠】