[ research ] の記事一覧

2017.04.08

嬉しいことが、たくさん、ありました!

4月1日(土)のブログを書いてから、1週間が経ちました。
この間、とても嬉しいことが、沢山ありました。
それらをご紹介したいと思います。

①新入学生を迎えることができました!
入学式では、【 智 】ゼミの数名の学生が、
本当に素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました!

写真01 入学式の1コマ



②新大学院生を迎えることができました!
社会人も沢山いて、とても和やかでした。

写真02 スピーチの1コマ



③キャリアを考えて、スタートしている新入生が沢山いました!
教職課程ガイダンスの1コマです。教員を考えている人が、100名を超えています。

写真03 スポーツ健康科学部 教職課程ガイダンスの1コマ



④学部ゼミと大学院ゼミが始動しました!
学部ゼミでは、やりたいことを沢山持っている、そんな学生が沢山いました。
大学院ゼミでは、研究をするぞ~、という意欲満々の皆さんが、沢山いました。

写真04 【 智 】学部ゼミの1コマ



⑤学部授業が始まりました!
大学に活気溢れる授業が展開され出しました。

写真05 大学院ゼミの1コマ



⑤学部授業が始まりました!
大学に活気溢れる授業が展開され出しました。

写真05 スポーツ教育学特殊講義の1コマ



⑦伊坂先生へのお誕生日のプレゼントが、インテグレーションコアのエレベーターの前に、貼られていました。

写真07 伊坂先生へのお誕生日のプレゼント



伊坂先生は、学部教員の誕生日に、
一言添えて、写真07のようなプレゼントを、
いつも貼られています。
誰と言うことはなく、写真07の伊坂先生へのプレゼントが、
貼られていました。
誰がこのプレゼントを贈ったのか、分かりません。
けれども、スポーツ健康科学部の教職員は、
そんな心温まることを配慮できる集団であることを、
改めて嬉しく、そして、誇りに感じました。

さて、今回で、私のブログは終了です。
1年間、お付き合いくださり、大変ありがとうございました。

次週から、〇〇先生によるブログが始まります。
みなさん、楽しみにしてくださいね。

2017年度が、皆様におかれましても、スポーツ健康科学部・同研究科においても、
本当に、素晴らしい1年でありますように。。。

それでは、良い週末を!

【 智 】

2017.04.01

ようこそスポ健へ! 2017年度新入生オリエンテーション


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                                                   2017年4月1日。

立命館大学スポーツ健康科学部新入生の皆さんへ。

私たちは、皆さんが、
我が立命館大学スポーツ健康科学部の一員となられたことを、
心から歓迎します。

保護者の皆様、関係者の皆様におかれましては、
皆様が大切に育てて来られましたご子息・ご息女を、
我が立命館大学スポーツ健康科学部にお預けくださいましたこと、
心からお礼申し上げます。

4年間の学びで、ご子息・ご息女が、今現在から、極めて大きく成長されるように、
教員35人、職員12人、計47人の教職員全員で、
全力でサポートしますので、どうか、ご安心ください。
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本日、教員は、8時40分にインテグレーションコア2階会議室に全員集合し、
これまで準備してきたこの日のためのオリエンテーションに全力で臨むべく、
最終確認しました。

写真01 オリエンテーション前の教員の様子 はい、こっち向いてください~! 0839



そして、オリエンテーション会場に向かう前に、コース毎に写真です。
いつ見ても、雰囲気が良いですね~。

写真02 スポーツ科学コースの先生方 0846



写真03 健康運動科学コースの先生方 0852



写真04 スポーツ教育学コースの先生方 0854



写真05 スポーツマネジメントコースの先生方 0861



写真06 助教の先生方 0869



写真07 英語担当・特任助教の先生方 0872 



さて、9時から新入生オリエンテーションの開始です。

オリエンテーションでは、伊坂学部長の歓迎の言葉に始まり、
各コースの先生方によるコース紹介がありました。

今年から、その紹介は教員に任されました。
歌やダンスも飛び出す紹介、〇〇レンジャーのような紹介、
語呂合わせの紹介、トレーニングしながらの紹介、英語での紹介など、
各コースとも、とても楽しい一時でした。

写真08 健康運動科学コースによる教員紹介 969



そして、その後、インテグレーションコア前のピロティで、
新入生全員と先生方で、ハイ、ポーズ!

写真09 2017年度新入生全員と先生方の集合写真 1046



新入生の皆さん

ようこそ、スポ健へ!

今、あなたが予想している自分の姿を、

遙かに超える四年後の自分を目指し、

用意周到に、全力を尽くして、
我々教職員と共に、
一歩一歩、前進して行きましょう!


それでは、良い新年度を!

【 智 】

2017.03.29

リーダーシップ研究のミーティング

リーダーシップ研究をしている先輩・仲間の先生方と1冊の本を編んだことをきっかけに、定期的な研究会を行うことになりました(今回、ippoは、残念ながら直前で欠席することになり・・・次は行けますように!)。
心理学も各地でいろいろな研究会が開かれていますが、リーダーシップと明確に打ち出して、それに特化したものはなかったのではないかと思います。これからの展開、研究の広がりが楽しみです。

そして、少し前のことになりますが、かなりタイトなスケジュールになりつつも、オランダで研究ミーティングをもってもらいました。研究で参考にした先生のところに分析結果を持って行き、それを見てもらいながらの議論でした。
そのフロアにある研究室、ミーティングルームはすべて「全面」ガラス張り!でした。案外やっていると、丸見えの状態も気にはなりませんでしたが・・・。

(キャンパス内には、学生たちが集う創造的なスペースがたくさん。迷子にならないかときょろきょろしながら、ひろ~いキャンパスを案内してもらいました。)

定期的にいろんな空気を吸いながら研究・議論することは、活力になりますし、次の課題も見えてきますし、学生たちとの対話も広がります。学生たちにも、いろんな繋がりのなかで、創発の芽をどんどん伸ばしてほしいものです。



こんなに雨に降られた出張は初めてでした。朝なのにすでに夕方のよう。寒かった… でも綺麗でした。この近くに、アンネ・フランクの家もありました。ippoが影響され、心理学に興味をもつことになった女性の一人です。

晴れると、思わず空の写真を撮りたくなりました 【表紙の写真】。

ippo

2017.03.26

卒業式・修了式(その5)

今年度のスポ健学部・大学院前期課程の卒業式・修了式が
3月22日の無事終了しました。
今回はその5ということで書くことも少なくなってきましたが
連載を続けさせていただきます。

改めましてご卒業・修了おめでとうございます。
sanaゼミでは今年度12名の学部生と2名の大学院生が
全員就職先を決定させ卒業・修了しました。
今年度の学部生は個性的な人が多かった!?ですが
それぞれのやりたい道を自分自身で見つけて卒業しました。



大学HPのトップを飾る「+Rな人」に2名も選ばれ
昨年度に引き続き公務員合格者も出し
卒業論文ではsanaゼミ初の英語論文が誕生しました
(これは栗原先生、Ippo先生のおかげです!)。
本人のこれからの夢は「嫁に行きたい!」だそうです。
チア、サッカー、ラクロス、カヌーなどの体育会で
昨年末の最後まで活躍しながらの人もいました。
3年の時の健康運動指導士実習先の病院と共同で
卒業論文を書き上げました。
健康運動指導士と教員免許の両方を取得した人もいます。
筋トレマニアが2名銀行に就職しました
(銀行で使える筋肉だとよいのですが!?)。
みなさんそれぞれの環境で大波小波があるでしょうが
くじけないで、恐れないで、恥ずかしがらないで
チャレンジし続けてほしいと思います。



大学院は2名が終了しました。
M君は近畿大学のTanimoto先生の学部をでて入学しました。
京都の病院で介入試験をゼロから行い
とても苦労が多かったと思いますが
最後までやり遂げて修士論文を作成しました。
現在、肥満研究に投稿しています。
F君は学部のゼミ生でもあったので4年間となりましたが
学部のころからするととても積極的になり
自身が顔に現れるようになってきました。
大学院後期課程にも進学していただきたかったですが
東京の企業へと就職していきました。
いつでも歓迎しますので、考えが変わったら後期の受験待っています。



卒業パーティーも例年のように大盛り上がりでした。
今年は映像に工夫されていて、非常に楽しく過ごすことができました。
幹事の3回生の方々、ご苦労様でした。

最後になりましたが、卒業・修了生の皆さん
いつでも研究室で待ってますので
社会人となった元気で成長した姿を是非見せてください!
いつまでも応援しています。

Good day!

sana

2017.03.25

もう一つの卒業式

3月22日(水)に、スポーツ健康科学部の卒業式、そして、
スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程の修了式が滞りなく終わりました。

今週は、ちょっとしたお祭りムードです。

3月20日(月)忠先生 <<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
3月21日(火)KEN先生 卒業式間近
3月22日(水)ippo先生 卒業式・修了式(その1)
3月23日(木)naru先生 卒業式・修了式(その2)
3月24日(金)nao先生 卒業式・修了式(その3)

と、ブログも卒業式に関する内容が多彩に展開されてきました。

本日、3月25日(土)の今日のブログは、「もう一つの卒業式」
を取り上げたいと思います。


以下の写真をご覧ください。

写真01 2016年度立命館大学大学院博士学位授与式




写真02 スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程 梅垣明美さんへの博士学位授与





3月17日(金) 10時から立命館大学朱雀キャンパス中川会館大講義室(ホール)
で開催された「2016年度立命館大学大学院博士学位授与式」の様子です。

研究の構想と練り直し、膨大な先行研究の分析、緻密な仮説の設定、
膨大なデータの収集・分析、結果の整理・再整理、
オリジナリティの確保、研究の妥当性、データの信頼性、論文の推敲等、
莫大な時間をかけ、手間暇惜しまずに、一つ一つの課題に、数年かけて丁寧に対応していく、
そのような過程を経て、砂をかむような思いで
やっとの思いで獲得することができた。。。

それが「博士号」という学位かと思います。

本研究科から、本年度、以下の3名の方が、博士号を取得されました。
3名の方は、博士(スポーツ健康科学)です。

笹塲育子(ささば  いくこ)さん 2016年度 前期
梅垣明美(うめがき あけみ)さん 2016年度 後期
塚本敏人(つかもと はやと)さん 2016年度 後期

写真03 博士号取得 梅垣明美さん・塚本敏人さん とお祝いに駆けつけた教員



博士学位授与者ですが、2016年度後期は、大学全体で、29名です。
全ての授与者の研究テーマが報告されました。

写真04 博士号取得論文名




授与式の後、学長を含め、関係者での記念パーティーです。
和やかに、開催されました。


写真05 学長との懇談 塚本敏人さんとご両親とH先生




ここに来るまで、簡単な道程ではなかったことを、間近で見てきました。

価値ある、そして、栄えある博士号取得、誠に、おめでとうございます。

心からお慶び申し上げます



それでは、良い年度末を!

【 智 】

2017.03.18

ラン智タイムセミナー 2016年度・ファイナル!

先日の火曜日(3/14)、立命館大学BKCキャンパスインテグレーションコア1階のアカデミックで、ラン智タイムセミナーが開かれました。

2016年度の最終回です。

当日は、藤田先生の学外研究についてのお話しでした。

写真01 ラン智タイムセミナーの様子 39



普段から、どんなことに関心を持っておられるのかな、と思っていましたが、

やはり、"超"専門家の話は、本当に分かりやすかったです。
さすがだな、と思いました。

質問は、多岐に及び、専門的な質問から、一般人の質問等、丁寧にお話し頂きました。
人格者ですね。

特に、以下を行いたいとのことでした。
・コペンハーゲン大学と本学部との研究協定の締結
・論文投稿とアクセプト
・一般書の執筆

一般書に興味を持ちましたので、お聞きすると、
「運動を継続することができるような本を書きたい」
と話しておられました。
つまり、社会に貢献するということが極めて大切である、というご認識であったかと思います。
大変嬉しいことです。

そして、最後に、皆さんで写真に収まって頂きました。

写真02 はい、ポーズ



そして、この日の「ラン智」ですが、
ab先生プレゼンツ、
「みなさま100円朝食でもおなじみの、
守山の行列のできる野菜ビッフェレストラン「おうみんち」さんの
「地産地消9マス弁当」(お茶・税込み1000円)をご用意できることになりました!」
ということで、とても美味しい「ラン智」を頂きました。
ごちそうさまでした。
ab先生、また、sea崎さんありがとうございました。

写真03 「おうみんち」さんの「地産地消9マス弁当」



とても楽しい一時を、教職員で過ごしました。

大変豊かな気分です。

藤田先生、お元気で、行ってらっしゃい!

(ご無事に、帰国を~!)

それでは、良い週末を!

【 智 】

2017.03.16

河内川ダム建設現場でスマートウェア検証実験

先日、福井県三方上中郡若狭町の河内川ダム建設現場でスポーツ健康科学部で開発しているスマートウェア検証実験を行いました。



いつもは実験室という一定の実験用に整備された環境で実験を行うことが多いのですが、実用化を考えた場合、実験用に統制された環境だけではなく、実際の環境や生活場面で検証することも重要です。

実験室でも厳しい環境や状況を再現して実験を行っていますが、人工的な環境であったり、被験者の方にもあらかじめ指定の動作のみを行ってもらったりと、起こることがある程度予想できます。この方法では、データの解析や課題点の抽出がしやすい利点があります。開発当初は、この方法の方が効率的です。

一方で実際の環境では、被験者の方もどんな動作を行うのかも分かりませんし、天気、気温も統制できませんので、実験室の実験と比べて厳しい試験になることもあります。ただ、その結果は、これまでの見落としの発見や本当の意味で社会で役に立つか否かを判断する材料にもなります。

建設現場にも色々な方が働かれています。

現場で働かれている方、



オフィスワークが多い方


下着なので見た目には分かりませんが、様々な方に着ていただきました。


今回は、スマートウェアで計測された心電図などのバイタルデータをインターネットを介して、データを約50km離れた滋賀県草津市リアルタイムにサーバーに送ることで、いつでもどこでもユーザーの状態を確認できるシステムの開発も行い、スマートウェアや被験者の方の状態をダム建設から少し離れた建設事務所と立命館大学の両方で同時に遠隔で確認しました。

私も立命館大学から自分のスマホやオフィスのPCで確認していました。まだ、詳細の分析を行う必要がありますが、安定してスマートウェアも遠隔管理システムも安定した動作が確認できました。

まずは一安心。

このシステムがどのように役に立つのか。どんな応用が考えられるのか。

今後の展開にご期待ください。

naru

2017.03.12

心リハ・ワークショップ in Hawaii

再びハワイに帰ってきました。
天候は、あいかわらずさわやかで
とても気持ちの良い日々が過ごせました。

今回は、ハワイ大学の留学先のMasaki先生との打ち合わせもありましたが
主には健康運動指導士のスキル向上に重要な
心リハ分野のワークショップに参加してきました。
スケジュールは、Straub Hospitalでの合同カンファレンスや
ハワイ大学の語学教員の斎藤先生による医療英語特別講義、
現地の病院視察などを行いました。
大阪産業大学の佐藤先生が主宰されているワークショップで
今年で11回目となります。



Straub Hospitalでの合同カンファレンスでは
Chieko先生のコーディネートで現地の施設見学と運動負荷試験の説明
等が行われました。
斎藤先生の授業では、なかなか聞けない英会話力向上の秘訣や
自己アピール法、学会での質疑応答の仕方などを聞くことができました。
発音の仕方やハワイならではの言い回しなど基本的なことですが、
非常にためになる話ばかりでした。



また、今回は留学時にお世話になったサルサダンスのメンバーや
ミュージッシャン方々とも再開しました。
今回は半年ぶりの再会でしたが、一度、ハワイで信頼関係を築けた友人は、
久しぶりでも当時のままに接してくれます。
心温まるハワイは第二の故郷となりました。



Good day!

sana

2017.03.11

北九州市の挑戦!

先日、北九州市にお邪魔しました。そこで、お話しをして来ました。

写真01 講演会場の様子



写真02 講演の様子



北九州市は、およそ人口100万人の政令指定都市です。
コンパクトながら、やはり大変大きな都市です。

小学校はおよそ130校、児童数はおよそ5万人、教員数はおよそ3,000人弱です。

2013年から、本研究室のUme垣先生と共に、北九州市のある小学校に関わり出しました。
その後、Ume垣先生に紹介を頂き、2015年の冬から、北九州市全体と関わり出しました。

本ブログでも【ken】先生が時々紹介してくださっていますが、
体力向上で今年の春から市内の小学校全体で取り組みが開始されました。
その結果、一昨年度までは、全国最下位に近かった順位が、全国平均を超えるまでになりました。
市長、教育長も大変肯定的に捉えておられ、一層取り組みが進むようになっています。

その勢いを受けて、来年度、2017年は、本丸の体育授業の改善に進みます。

体育授業の改善は、なかなか手強いものです。
先生方が、体育授業の理論を踏まえた実践を、行わなければならないからです。
先生方、といっても、130校、3,000人です。

さて、どうしたものか。北九州市教育委員会ばかりでなく、北九州市小学校校長会と十分な打合せと綿密な計画が必要です。

まずは、小学校の校長先生方はもちろんのこと、教頭先生、研究主任、あるいは、体育主任の先生方が、どのように体育授業の改善を図るのかが、具体的に分かる必要があります。

写真03 校長先生等、先生方による具体的な取り組みの様子



そのような趣旨の話をするために、先日、北九州市に、Summer Princess先生とともに、お邪魔してきました。
上手くいくかどうか、なかなか、手強いのですが、全力で取り組み、子供たちが楽しいと感じる体育を実現できるように、強力なサポートをしたいと考えています。


それでは、良い週末を!

【 智 】

今日は、3月11日です。
「2011年(平成23年)3月11日午後2時46分に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴って発生した津波、およびその後の余震により引き起こされた大規模地震災害」(ウィキペディア)を、私たちはいつまでも忘れてはならない、と思います。

2017.03.06

「健康維持は死ぬまで自転車操業-タンパク質は壊されないと生きられない-」

この講演タイトルは、非常にインパクトがあります。オートファジーと健康に関する内容でした。

R-GIRO研究拠点成果報告シンポジウム の基調講演者として、木南先生(順天堂大学)が招かれ、そのときの講演タイトルです。


大学院生(特に博士)の研究指導で、研究タイトル(申請書タイトル)などを長年指導してき手いる観点からもインパクトを与えてもらったタイトルです。

講演の中身も非常に興味深く、人間の生体維持システムの精妙さに感激もしました。

人間の身体を構成しているタンパク質は常に入れ代わっています。1ヶ月で全身が入れ代わるともいわれています。ときに不良品のタンパク質ができたりします。不良品がでると壊すシステムが働く。ただし、エネルギーを使うことになりますが、そのままにしておくと病気に成ることにつながるので、選択的にいらないタンパクをみつけて壊し、細胞の正常状態を維持する。

このあたりのシステムが、『オートファジー』といわれているところです。

ただし、単に壊すだけでなく、部品として再利用もされています。ですので、講演のタイトルにあるように、造っては、壊しの自転車操業で、人間の身体は維持されています。

人間と自動車の違い も説明されていました。
人も車も、食物(ガソリン)を食べ、活動(仕事)をし、排泄物(排気ガス)をだし、やがて老化する。車は、部品の交換を必要なときに行っている。けれども、人間では部品の交換を常時行いながら、身体を維持している。まさに、自転車操業です。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
基調講演の後、拠点の分科会に分かれて、この4年間の研究成果を各グループリーダー、若手研究者から行ってもらいました。その分科会後の記念写真です。


 【忠】