[ research ] の記事一覧

2016.02.17

RecO、地元テレビ局に出演。

<RecOだより 150>

昨日、RecOにびわ湖放送の皆さんがご来訪。
RecOの活動を含むab研の研究内容の取材です。

食品サンプルを選択して栄養評価のできるおなじみSATシステムを紹介するM1のMさん。
なかなか余裕の笑顔です。



夕刻になると、Mさんの研究の対象者をお願いしている大津市のH高校ソフトボール部の皆さんがご来校。
選抜大会に向けての食事の取り方を中心としたセミナーです。
試合期の糖質、たんぱく質の効果的な補給法として、アスリートスイーツ「SOY DELI」の試食も。



セミナー後、SATシステムを使って、ビッフェスタイルの朝食を選ぶ実習を通じ、セミナー内容をどれだけ理解できているか、セミナーの評価測定をします。

選抜出場はとてもうれしい事ですが、ソフトボールのこの時期の試合は、アクシデントも多いため、しっかりとコンディションを整えて準備し臨まないと、彼女たちの本番である春、夏の大会にダメージを与える結果となりかねません。
食事もしっかり味方につけて、ベストコンディションで夏の大会のためにも貴重な経験を積んできてくださいね。

この様子は、今月末の 、BBC「滋賀経済NOW」
(2月27日(土)22時〜・再放送28日(日)8時〜)
にて、放送される予定です。

<今月の別腹>
撮影用に、以前にもご紹介した「志摩のあかもく」のプレッツェル。あかもくの磯の香りとごまとチーズがたっぷり味わえ、サクサクポリポリとした食感も楽しめる、栄養密度の高いスナックです。

今回は、このプレッェルの材料の小麦粉の代わりに、SOY DELIで使用している、京都の老舗、松尾商店さんの「丸ごと大豆粉」を使って更に栄養密度を高め「アスリートスナック」にする試みを、研究員Kさん、M2のSさんに伝え、試作してもらいました。



「2/3」「全」は大豆粉の割合。
(ちなみに後ろに控えるのは、冷凍あかもくの固まりです)

写真でみると色合いは、どちらもいまいちですが、それぞれ違った味わいでとても美味しくし上がりました。
個人的には、全部大豆の粉で作った、グルテンフリー「全」の、「あかもく感」がやみつきになりそう!
おいしくソイプロテインがしっかりとれる「アスリートスナック」の誕生です。
「地元の食材をスポーツの食卓に」。このワクワクする私の研究テーマも、やみつきになります(笑)。

ごちそうさまでした。
ab

2016.02.16

来年度の卒業研究に向けて

先週末まで、大学院の博士課程の前期や後期の学位審査や口頭試問、修士の1回生、博士の1回生や2回生の中間報告会など、1年間の研究の振り返りがあったばかりですが、今週から、すでに来年度の4回生の卒業研究が徐々に指導し始めました!

来年度のMotoのゼミ生は、サプリメントと運動の併用効果に関する基礎的な研究テーマが多く、あるサプリメントと筋力トレーニングが、筋力トレーニング単独よりも効果的に運動パフォーマンスや筋肥大が起きるのか?、他にも、糖尿病に対して、サプリメントと有酸素性運動により、脂肪燃焼や動脈硬化、骨格筋のエネルギー代謝に効果的な効果があるのか?、サプリメントとトレーニングにより、無酸素性運動パフォーマンスは向上するのか?、といったテーマで行っています!このような実験には、細かい作業が多いため、実験のテクニックが必要です。すぐに身に付くものでなく、練習が必要です。そのため、春休みにみんなで練習をして、実験の準備のための準備、をしています!何事も「準備をするための準備」というのは重要ですが、卒業研究でいい経験を積んでもらいたいと思います!!

また、大学院生も次の実験に向けて新しい実験テクニックを導入すべく、112時間以上かかる実験を行っています。最先端の技術を身に付け、新たな発見を社会に貢献できる研究成果を出したいと思います!!


Moto

2016.02.13

やわらかあたま

今日の写真は、先日食べた近江牛。
3人分の量ですが、けっこう食べがいがありました。
みんな、お肉でお腹いっぱい・・・

で、こんな写真を上げるのは、これ以外に写真がないから。
最近、BKC、KIC、朱雀をウロウロし、
休みはイオン、A-squareをウロウロし、
なんとなく、ウロウロしている範囲が狭くなっています・・・
・・・旅したい・・・


で、まだテーマを考えないまま書いているのですが、何がいいでしょうねぇ。
ふむ・・・なんでしょうねぇ・・・ここのところ作文しすぎていて、思い浮かばない・・・

そうそう、近江牛を食べた時、食品衛生の方と一緒でした。
で、安全と安心は違う、とか、いろんな話をしました。
って・・・これではつなぎにくいな・・・

そうそう、地域とつながる、という話もしていますが、これも話しにくいなぁ。
ネタが決まれば書けるのだけれど、ネタが決まらない。

そうそう、そろそろ定期試験の採点も終わりました。
今年はできがけっこう良くて、なんでしょう・・・・真面目すぎる、という感じの答案が多かったと思います。
はっちゃけた答案があまりなく・・・もっとはっちゃけても良いのですが。

きっと、期待に沿った真面目な回答以外は点数が出ない、と思っているのでしょうね。
論述形式の試験で、思考を中心としたものですので、
回答も多彩で、オリジナリティがもっとあって良いと思うのですが、
そういうものがなかなか出てきません。
想像力をもっと持って、ユニークな回答がほしいなぁ、と思っています。

発想力と言ってもいいかもしれません。
発想が拡がりがないと、新しいものも、新しいことも、何も出てこなくなります。
拡がりがイメージできれば、自分の考える事を実施していくときにも、
色んな拡がりをもった関連が出ていくと思います。

昔々、やわらかあたま、というCMがあったと思うのですが・・・
Web検索で、DSソフトしか出てきませんが・・・
柔らかいアタマがあれば、拡がりができていくかなぁ、と思います。

アタマを柔らかくするには、どうすればよいのかは・・・なかなか謎ですが、
色んな角度でモノを見る、という事も一つかなぁ、と思っています。

とりあえず、いつもよりとりとめがないですが、このあたりで。
ではでは。
みち
先週が長かったので、今週が短い・・・というわけではなく、体力が尽きてきました(笑)なんで尽きているのかわかりませんが・・・そうそう、写真の近江牛は美味しかったですが、量が多く飽きてしまいました。で、しばらく肉はいらない気分です・・・

2016.02.12

身体活動量計

この頃身体活動量計を使っています。オムロン社の研究用高精度活動量計 Active Style Pro HJA-750C です。

高精度、というのはセンサの精度の事です。一般的に活動量計の中には加速度センサが入っていて、そこでセンシングするデータに基づいて身体活動量の推定計算を行います。いわゆる「万歩計」は脚部が地面に接地した瞬間の信号から歩数を数えてくれます。それに対して活動量計では加速度信号に基づいてどんな動作を行っているかを推定計算し、単なる歩数ではない身体活動量を計算してくれます。このセンサの精度が従来型よりも大きく改善されているそうです。

HJA-750C では身体活動量の計算を10秒単位で行って、それぞれの時点で何 METs であるかを算出しています。これは中々便利そうだということで購入してみました。

「研究用」というのはどういう意味かな?と思っていたのですが、製品が届いてその意味が分かりました。まずこの活動量計は Windows のパソコンとセットで使う事が前提になっています。電池を入れると電源が ON になるのですが、その後初期設定をしなくてはなりません。その初期設定に Windows のパソコンと無線通信用の USB トレイが必須なのです。私は普段から Windows ユーザーなので全く問題ありませんでしたが、確かにこの点は一般ユーザー向け、とは言い難いかなと思いました。

ですが一旦セッティングを済ませると非常に便利に使えるのに感心しました。活動量計で計測・計算したデータは、USB トレイに載せればワンクリックでパソコンに取り込む事が出来ます。無線を使っているのでケーブルを抜き差しする必要も無く、非常に手軽です。取り込んだデータは幾つかの表の形にまとめられています。もちろん表計算ソフトを使って開くことができます。

・全体のサマリー
・10秒刻みの METs を24時間分並べたもの
・エネルギー消費量(1時間毎)
・運動強度(1時間毎)
・歩数(1時間毎)

推定計算も多用している筈ですので精度・信頼度は確認が必要ですが、非常に便利なツールだと思いました。もう暫く使ってから自分のデータも分析してみようと思っています。


2016.02.06

イノベーションと多様性

今日の写真は、北野天満宮の写真。
学問の神様と言われる菅原道真をまつる天神さんです。
梅がちらほら咲きつつあるようで、ちょっとずつ、春っぽくなっています。

今回は、ブログ内容とはまた関係なく、入試シーズンと言う季節感と併せてみました。


で、ふと思うと、今日を含めてあと8回の担当となりました。

土曜日は、落ちがどうなるのかわからないブログですが、
3月26日の最終担当(のはず)の日には、一年間の大団円を迎えられるはず、です。
たぶん・・・ですが・・・


で、内容を何にしよう・・・と思いつつ・・・ちょっと前に何かアイデアが生まれて、
ふっと過ぎ去ったなぁ、と・・・

そうか、昨日、経営の先生と話をしていて、
多様性の大切さ、について話をしていたから、この話しにしようっと。

タイトルに「イノベーションと多様性」と入れて・・・


さて、タイトルが決まったところで、本格的に書き始めます。

「イノベーション」とは、聞いた事がある人や、内容について詳しく知っている人も多いと思いますが、
説明から始めていきたいと思います。

イノベーションとは、技術革新と昔は教えられましたが、
近年は辞書も変わったようで、オンラインで見てみると、「革新・刷新」となっています。
つまり、何か新しいモノを生み出す事をイノベーションと呼びます。
検索すると、あちこちで引っ掛かりますが、
元々はシュンペーターというオーストリアの経済学者が、
『経済発展の理論』と訳された本の中で提唱したものです。

(・・・今回は、教員っぽい内容だぞ・・・自分で感心してどうする・・・)

私の理解では、経済成長が成し遂げられていく中で、
何がその成長の中心となるのか、と言う事から生み出された概念だと思っています。

その上で、良く言われるのは、
イノベーションとは、全く新しいモノを生み出す、と言う事を目標にするのではなく、
新しい組み合わせを生み出して、その結果として新しい価値を生み出す、
と言う事です。

この違いは、出発点の違いです。
何もない中で、全く新しいモノを生み出そうとしても、生み出すことはできません。
むしろ、今あるモノの新しい組み合わせを生み出す事によって、
結果的にイノベーションが生まれる、という事です。

私自身が良く例に出すのはコンビニですが、
コンビニは、社会を変えるようなインパクトを与えました。
営業時間にしても、中食にしても、ペットボトルにしても、
コンビニの影響で定着したと言っても過言ではありません。
結果的に、冷蔵庫をもたずに生活をする、という人も増えました。

この誕生には、諸説はありますが、社会的な制約が大きかったのだと思っています。
コンビニが誕生した1980年前後には、大規模小売店舗法という法律があって、
規模の大きな小売のチェーン店を出店しようとすると、地域の同意を得なければ出店できませんでした。
その過程として、地域の商店街が大型店の中に出店するようなスタイルも生まれています。

で、コンビニのサイズは、この大規模小売店舗法の対象とならないサイズで、
自由に出店できるものでした。
アメリカのサウスアイランド社が、セブンイレブンというブランドのチェーンを出していて、
それを導入したのですが、日本に合わないようなスタイルのソーダを売るような店で、
しかもチェーンとしては、いまいちな状況でした。

そこで、法律に引っ掛からずに自由にできるという事を利用して、
長時間営業・・・当時は10時~17時ぐらいの営業時間が小売店では普通でしたが・・・を始めました。
セブンイレブンも、元は7時~23時まで営業しています、というものです。
その中で、消費者のライフスタイルの変化・・・労働時間の変化や若者の生活時間の変化など、
に支えられて成長して来ました。
当然、出店して、色んなニーズに合わせていく中で、現在のような品ぞろえに落ち着いたのですが、
コンビニの根本は、
法律外+長時間営業+若者に特化
という単純なものです。
その後、POSレジの導入などをして、
仮説→検証というニーズを先にかなえようとするモデルを作っていきます。

つまり、イノベーションとは単純な事です。

他にもヤマト運輸もイノベーションで出されますが、
当時、どこも郵便局ぐらいしかしていなかった個人宅への小口荷物の配送、
に特化する事で急成長を成し遂げました。
運輸で言えば、大口の取引先の荷物でトラックを満載する、と言う方が、
金額としては大きな金額が一定入りますが、
そうではなく、単価の高い小さな荷物を集める事で、
売上を伸ばしていこう、としたのがヤマト運輸です。
元は、三越の配送を中心的に担っていたのですが、それだけでは下請けとして、
将来がない、と思ったのもあるとは思いますが・・・

しかし、イノベーションで長くなってきたな・・・まあ、あと8回だからいいか・・・


で、タイトルの「イノベーションと多様性」に話を戻すと、
コンビニにしても、ヤマト運輸にしても、新しい発想がなければ、生まれなかった、
というものです。

つまり、小売にしても、通常の発想では、

品ぞろえが豊富な方がお客さんが喜ぶ
そのためには、陳列するスペースが必要
地域に納得してもらって、ある程度の大きさの店舗を出さなければ、

となりますし、

文中で書きましたが、運送にしても、

トラックを満載しなければもったいない
満載して届けられるような荷物を取らなければ
大口の荷物を出してくれる先に営業して契約をしよう

という発想になります。

で、新しい発想を生み出すためには、あえて新しい刺激を受けるしかありません。
つまり、同一業界で同じ仕事をしている人同士で話をしていても、
なかなか新しい発想にたどり着かない、裏返せばやはり同じような発想をしてしまう、と言うことがあります。

これを変えるためにも、違った人から新しい刺激を受けて、違った発想をしていく、と言う事が重要です。
そのための多様性が必要だ、と言う事に尽きます。

ただ、新しい刺激を入れても、受け手が受け入れる素地がなければ、
結局、同質化した集団から刺激は排除されて、何も起きない、と言う事もよくあるのですが・・・


で、そうそう、最初に戻ると、元々経営の先生と会話していたのは、学生の話で、
やっぱり、
違った学びをしている、
違った考え方を持っている、
違ったものの見方をしている
こんな集団を作って刺激がないと、
新しいものは生まれないよね、
と言っていた事から、こんな話になったんだった・・・


さて、ここまで飽きず読んだ方は、ぜひ、自分自身に問うてみてください。

同じ考えに固執していないか、
同じ考え方の人とばかり話をしていないか、
違う考えの人と積極的な対話をして刺激を受ける機会を失っていないか、

です。
このあたりの刺激が良いと考えるのは、私自身の好みもあるのですが、
毎日が同じ日々で、10年間同じ考えで、同じ事を反復しているのでは面白くない。
むしろ、今日と明日と、少しでも自分自身を変えて、
ちょとでも成長しつつ、なんか新しい事をやって生きていきたい、と思っているからです。

平穏な日々を望む人がいるのは、充分わかりますが、ただ、20年経って振り返ってみた時に、
日々同じで、新しい事が周りで何も生まれていない、というのは、
ちょっとさみしいかなぁ、とも思います。

そんなこんなで、日々楽しく、忙しく、人生は遊び!と割り切って活動している私でした。

ではでは。
みち
今回は、長いぞ・・・これだけ長ければ、2週間分ぐらいあるんじゃないだろうか(笑)来週は、とても短縮バージョンになったりして・・・ただ、スケジュールを見ると、長く書けそうな気もする・・・会議中に(笑)

2016.02.05

地球ゴマ

ある方から「ボールを指の上で上手く回すにはどうすれば良いか?」という問い合わせを受けました。詳細はまた後日報告できれば、と思います。この問い合わせをきっかけに「コマ」の事を少し調べ直したので、今日はその事について。

回っているコマは何故倒れないのか、説明できるでしょうか?また回転速度が落ちてくるとコマは首を振る様な動きをしますが、それは何故でしょうか?説明には「角運動量」の概念を使います。物体には慣性モーメントがあり、それに回転速度を掛けたものが角運動量です。まず Newton の第1法則(慣性の法則)と同様に、回転しているものは回転し続ける=角運動量は保存される、という性質があります。これがまず一つ。

それから、角運動量を持っている物体の軸の向きを変えようとすると、それと直角な方向にトルクが発生します。コマが傾いている時、重力はさらにその軸を倒す方向に作用します。コマが回っていないときはこのまま倒れてしまうのですが、回っている(角運動量を持っている)時は軸の向きを首振りさせる様なトルクが発生するのです。そのためコマは倒れるのではなく、首振り運動をする様になります。

写真は地球ゴマと呼ばれる製品です。これはフレームの中にコマが入っているため、回っている状態で手に取る事が出来ます。上記の「角運動量を持っている物体の軸の向きを変えようとすると、それと直角な方向にトルクが発生します」という現象を文字通り手にとって体感することが出来ます。

この地球ゴマ、私が子供の頃はポピュラーな遊び道具でした。この度また購入したのですが、どうやら丁度製造終了になるタイミングらしく、サイズにより数千円~2万円という値段がついていました。フレームとコマの軸・軸受けの部分に精密な加工が必要で、他のメーカーでは類似品を作っていない模様です。懐かしいアイテムでもあり、もう少ししたら手に入らなくなるのかな?と思うと残念です。今回手に入れたこのコマはずっと大事にしようと思います。


2016.02.04

英国・ユニバーサル社とのミーティング

この時期の定例となったユニバーサル社とのミーティングにロンドンを訪問しました。

この会社は、いち早くTABATAトレーニングの商業化を目的に
It's meを含めて立命館大学との事業協定を結びtabataofficialとして、
トレーニングの普及の世界展開しています。

TABATAトレーニング特設サイト
http://goo.gl/GwAacv

ミーティングには、副社長のAngelaとアドバイザーのJohnny, さらに日本人弁護士のKen一さんが参加しました。
また、立命館大学ロンドンオフィスのuphill本さんが加わりました。やっと、認知されるようになってきたTABATAトレーニングの日本での展開について議論しました。
契約の3年間の延長と積極的な日本での展開の方向性が確認されました。

メールのやりとりでは、なかなか分からないニュアンスが実際に会って話すと、よくわかります。今後も、ロンドン訪問は続けたいと思っています。



もう1つの話題

 ロンドンには、大英博物館をはじめ多くの博物館があります。
その中で 昨日、地下鉄のサウスケンジントン近くのScience museum に行ってきました。
特別展示として “チャーチルの科学者“がありました。

偉大なイギリス首相であったチャーチルは、政治力の高さで有名ですが、
科学に非常に興味をもっていたことはあまり知られていないようです。
戦争時ということもあり、軍事技術への援助もしていますが、
神経や筋肉が動くときに発生するアクションポテンシャルの研究を行ったHodgkinやHuxlayらの基礎生理学者の研究に大いなる興味をもったようです。(薄紫色の写真(Nerve and Brain)

イギリス生理学協会の機関誌であるJournal of Physiology (London )は、
当時から、運動生理学を含む生理学の最高のメディアです。

視野の広い宰相に英国で育まれた基礎生理学が、今、立命館大学スポーツ健康科学部で
競技力向上のためのスポーツ生理学や、健康科学として発展しています。

2016.02.02

日本学術振興会特別研究員の採用決定!

 1月、日本学術振興会の平成28年度採用分特別研究員の選考結果で、スポ健の大学院生から、なんと、4名も採用が決定しました!この制度は国内のトップクラスの優れた若手研究者に対して、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与える制度で、大学院博士課程後期課程1年生から申請できます。採択率は1020%と非常に厳しいですが、研究者として登竜門ともいえるため、多くの大学院生が申請します。スポ健大学院生も何名も申請していましたが、その採用決定が来ました。今日はその選ばれし4名の有望な若手研究者を紹介したいと思います!


 写真は左から木戸君、長谷川君、藤江君です。もう1名阿藤君がいますが、あいにく、実験のため写真が取れませんでした(阿藤君、残念!)。それぞれ、スポーツや健康に関わる研究を行い、すでに、国内や海外の学会にて自身の研究を発表したり、英論文を作成し、国際的な学術雑誌に掲載されている3名です!

 木戸君は、「糖尿病改善のための効果的な運動方法の確立を目標に運動効果の分子メカニズムを解明」について研究しています。


長谷川君は、「肥満者における心血管疾患リスクの改善のために必要な運動とそのメカニズムを解明」について研究しています。


藤江君は、「高齢者における動脈硬化改善のために必要な運動とそのメカニズムを解明」について研究しています。


阿藤君は「骨格筋の肥大を引き起こす根本的なメカニズムの解明」について研究しています。

 いずれもヒトが健康に、そして、選手がより高いパフォーマンスを発揮できるために必要な最新の研究を行っています。機会があれば、この4人の研究の詳細を紹介したいと思います!!

是非、世界を代表する研究者になってもらいたいと期待しています!!

Moto

2016.01.30

未来を志向すること

今週の写真は、草津のとある場所。
ここが、今後面白く変わっていく予定です。
どう変わっていくかは、お楽しみにしていてください。

ところでふと思うこと。
・・・なんだかわからない写真を掲載して、次報を待て!でいいんだろうか・・・
いや、たまには、謎かけみたいな写真があってもいいじゃないか(笑

そんな開き直りの今日この頃。


さて、本題。
(・・・実は本題に入ろうとして、何を書くべきか考えています・・・)
お、思いついた!
と言う事で、ブログのタイトルが「未来を志向すること」に決まりました。
(・・・実はさっきまでの打ち合わせの方向性がこの内容だったり・・・)

そう、自分自身の経験で言えば、未来を志向して、
自分自身の行動を変える事を意識し始めたのは、
やっぱり子どもが出来てからでした。


理由は単純。

1.社会は連続して作られている
2.自分がすること、していく事によって未来が一部でも作られる
3.子どもが生きていくのは未来の世界
4.この未来の世界を作っていくのは、今の私の責任

という構図を、ふと強く認識したからです。

言い換えれば、親の背を見て子は育つ、と言うやつですね。
・・・ちょっと飛びましたが・・・

自分自身がきちんと責任を持って行動をし、
子どもの良き手本として、
また未来を作る事を意識して行動していく事で、
子どもから見た社会も変わっていくのではないか、
と思っています。

で、「未来を志向すること」に戻っていきますが、
結局のところ、ビジョンをどう持つのか、
また子どもが大きくなった時に、どんな社会であってほしいと思うのか、
そして、そのために何をするのか、
によって構成されると思います。

(・・・今日は飛び気味かもしれない・・・そういえば、シューマンの飛翔という曲、好きだなぁ・・・)

一時期有名になったバタフライ効果ではないですが、
ちょっとした事でも取り組んで行く事で、大きく変わっていくかもしれない、
いや、変えなければ、と思うのであれば、行動しなければならない、
と思いました。

自分自身が子どもが生まれて、今まででずいぶん変わったなぁ、
と思うのが、この行動の部分です。
結局、思ったとしても変化は起きず、
行動する事によって変化は生まれていきます。

なので、「未来志向」というのは、
未来を想う事ではなく、
未来に向かって行動する事なんだなぁ、と考えています。

「ない」と不満を言うのではなく、
「なければ作ろう!」と思わなきゃね、
という今日この頃でした。

・・・でも、作る事に関わり過ぎると、量が多すぎて回せなくなりがちなので、
そこは気を付けましょう・・・

今日はこの辺で。
ではでは。
みち
飲み会も数が増えると酔いやすくなるようで、最近酔っ払うのが早くなっています。ついでに酔っ払っていると、時間の経つのも早く、あっという間にモノゴトが過ぎ去っていくような気もしてます(笑

2016.01.29

階段を上ろう

この頃基本的に階段を使うようにしています。運動のため、と特に考えている訳ではないのですが、何となくエレベーターを使わない様にしてみました。一度習慣化するとそれが当たり前になって来ます。この習慣は引き続き続けてみようと思います。ちなみに1月エレベーターを使った回数は3回程でした。

階段を使うことでどの程度の運動になるのか?を計算してみました。

インテグレーションコア南東側の階段は、ワンフロアにつき22段あります。そして一段が約18センチメートルです。そのためワンフロアにつき 22×18=396 で、3.96m 上ることになります。1階から6階までだとこの5倍の 19.8m です。

体重が 80kg だと、身体に作用する重力は 80×9.8=784N です。この重力に抗して先程計算した高さを上るには、784×19.8=15523J の仕事が必要です。

この仕事量をカロリーの単位に換算します。1cal=4.19J の関係から、15523J=3705calと求まります。よく使われるキロカロリーで言うと約 3.7kcal ですね。炭水化物のエネルギー価を 4kcal/g と考えると、3.7kcal という量が炭水化物 1g 弱に相当することが解ります。脂質なら 0.5g 以下です。

もちろん身体運動のエネルギー効率(車で言うところの燃費)は 100% ではありませんので、実際のエネルギー消費は上記よりも大きくなるでしょう。それにしても絶対量としては、1階から6階まで上るだけではそれ程の運動量にはならない、と考えて良いと思います。

とはいえ一事が万事、生活の中で活動量を増やす工夫をしてみようと思っています。良いアイディアがあったら教えてください。

(写真はインテグレーションコア南東側の階段です。)