[ research ] の記事一覧

2016.01.22

卒論口頭試問

我々のゼミでは今週火曜日に卒業論文の口頭試問を行いました。副査をしてくださった hsmt 先生、質問をしてくれた hsmt ゼミの学生さん達、ご参加くださった皆さん、有難う御座いました。

口頭試問の最後にも話しましたが、私は口頭試問はある意味卒業式よりも重要なイベントだと考えています。卒業式は卒業式で4年間の締めくくりの大切な行事ですが、基本的には学生さんは参加者(というか主役)の立場であって、準備や手配は教職員が主体となって行います。ですので過去を振り返り、将来への期待に胸を膨らませ、記念すべき日を十分に楽しんでくれたら良いと思います。

それに対して口頭試問は自力で乗り越えなくてはいけません。卒業論文を仕上げ、プレゼンの準備をし、練習をし、当日までに出来る限りの準備をする必要があります。ですので4年間の最後に自力で乗り越える高い山として、ある意味最も重要なイベントだと考える訳です。

今回当ゼミの学生さん達は、研究を始めた時期や仕事の密度はそれぞれですが最終的には皆必死で形にしてくれたと思います。早い時期から着々と進めた学生さんも、最後の最後に泊まり込みで仕上げた学生さんもいました。反省するべき点は素直に反省し、良かった点は成功体験として今後の糧にしてください。

akgm君:kdu君と共に最も早くから研究に着手していました。これまで4回の学会発表をこなして来ており、その中にはスコットランドでの口頭発表もあります。大学院での活躍にも大いに期待します。

udnさん:部活動と同時進行でコツコツ進めてくれたと思います。学生日本一おめでとう御座いました。4月からの社会人としての生活でも粘り強く頑張ってください。

oosgさん:膨大な量のデータを取ってまとめてくれました。大変な作業だったと思います。考察も良く練れており、長い間努力を継続した事が一目でわかります。ご苦労様でした。

okzk君:最後の追い込みには感心しました。もう少し早めに始めていれば・・・、と説教したい所ですが既に身にしみて解っていると思います。助けてくれた皆への感謝を忘れずに。

kts君:研究が軌道に乗り始めてから高いパフォーマンスを見せてくれました。ポテンシャルは高いと思うので新たな進路でも頑張ってください。また迷うことがあったらいつでも相談に乗ります。

kdu君:2年間を通じてゼミ長として素晴らしい仕事をしてくれました。卒論に関しても、内容も進め方も申し分ありません。今後にも大いに期待しています。まずは英語で論文化していきましょう。

ngo君:自ら設定したテーマについて、よく調べ、理解し、考えて研究を進めてくれたと思います。ほぼ自力でまとめ上げた事に感心します。新たな進路でも活躍してください。

nkmr君:面白いテーマに取り組んでくれました。スケジュールの都合等で学会発表する機会が持てなかったのは残念ですね。キャリアについて基礎演習の授業で話して貰い、私も感心しました。将来が楽しみです。

ymmt君:アメフト部の主務として学生日本一に大きな貢献をしながら卒論を書き上げました。立派な内容に仕上がっています。学会発表にもすぐ出せる内容だと思います。ご苦労様。

君達の指導教員であることを嬉しく思います。I am proud of you all.

(写真は畏れ多くも 敦 先生が撮影してくださいました。有難う御座いました。)


2015.12.18

翻訳サイト

私はこれまで翻訳サイトを使ったことがありませんでした。英語の文章を読むのがそもそも好きでしたし、私が学生の頃には翻訳ソフトとかサイトが存在していなかったので身近に感じる機会もありませんでした。学生さんにも、最初は苦労しても自力で読み・書きをして実力を付けて欲しいので翻訳サイトの使用は勧めません。この種のサイトを使っている間は次のレベルに上れないと思うので、スポ健の学生さんには一切使って欲しくないと思います。

ですがそれはそれとして、どの程度のクオリティの結果が得られるのか?興味があったので実験してみました。

方法としては英文の記事(私の博士論文から改編・抜粋しました)を某翻訳サイトを使って「翻訳」してみました。以下がその入力と出力です。

【原文】
One of the most distinctive characteristics of human locomotion is bipedality. This is the only case in which full-time bipedal locomotion is observed in existing mammals. There is little doubt that human ancestors started walking on two legs rather than four between 5 and 3 million years ago, as this statement is supported by the evidence in fossils and footprints.
【翻訳】
人間の運動の最も特徴的な特徴の一つはbipedalityです。これは、フルタイムで二足歩行は、既存の哺乳動物で観察されている場合のみです。この文は、化石や足跡で証拠によってサポートされているように、ヒトの祖先は、400万5~3年前の2足歩行ではなく、開始ことは間違いありません。

【原文】
Research on prehistoric remains indicates the sudden appearance of a very unusual higher primate, one that walked on two legs rather than four, in the Pliocene epoch. These new higher primates, the australopithecines, first appeared in East Africa around 5 million years ago and in South Africa around 3.5 million years ago.
【翻訳】
先史時代の遺跡の研究は、鮮新世に、二本足ではなく4に歩いた非常に珍しい高い霊長類、1の突然の出現を示しています。これらの新しい高等霊長類、australopithecinesは、最初の約5万年前に東アフリカでと約3.5万年前に南アフリカで登場しました。

【原文】
Among all, the skeleton of Australopithecus afarensis A.L. 288-1 (better known as “Lucy”), recovered in 1974 from the Hadar area of Ethiopia, is by far the most complete record of locomotor morphology of early hominids currently available.
【翻訳】
中でも、エチオピアのハダル領域から1974年に回収された(より良い「ルーシー」として知られている)アウストラロピテクスafarensis AL288から1の骨格は、現在利用可能な初期の原人の運動形態のこれまでで最も完全なレコードです。


さすがにそれっぽい単語が並んではいますが、文章としては非常に読みづらく、全くダメダメな出力と言えるでしょう。そもそも「翻訳」というのは非常に知的な仕事だと思います。原文の意味を完全に理解したうえで、内容を翻訳先の言語の構造にあてはめなくてはなりません。また読者の前提知識や意欲、目的意識等を想定しなければ適切な翻訳はできません。現時点では翻訳サイト等のサービスはそのレベルに達していないと考えて良いでしょう。

語学を習得する一番の楽しみはコミュニケーションの幅が広がる事だと思います。読む・書く・聞く・話す能力を高めることでコミュニケーションできる相手の数も増え、意思の疎通も深まります。矢張りそのコミュニケーションは翻訳サイトやアプリに頼らず、自力でリアルタイムに出来る様になって欲しいと思います。ということで、皆さん、語学の力をつけましょう!

(写真は私が愛用しているシソーラス(類義語辞典)です。文章を書いていると、使っている単語がイマイチしっくり来ない、という事が良くあります。その際に類義語を調べてより良い表現を考えなおします。)


2015.12.16

SOYDELI〜京の豆戦士〜Rマーク入り発売。

<RecOだより>
 以前よりご紹介している、京都の老舗の皆さんととことんおいしさを追求して作り上げたアスリートスイーツ
 SOYDELI〜京の豆戦士〜。
 吟味した材料で、大豆丸ごとの粉で作った、フィナンシェです。
 一本で大豆60粒分のたんぱく質を取ることができます。

 この度、Rマークの入ったフィルムに包まれて、各キャンパスの生協に再登場です。




 今は、プレーンとチョコのみですが、定着すれば、更においしくなった抹茶も並ぶはずです。
 別売りですが、こんな箱もありますので、お好きな本数をパッケージして、おみやげにぜひご利用ください。



 今日はこのアスリートスイーツSOYDELIのミーティングの日。
 RecOからまた、いろんな可能性が生まれる日です。
 びわ湖放送さんから「滋賀経済NOW」の取材も入ります。
 放送日が決まりましたら、またここでお知らせします。

 アスリートスイーツの新たなる展開、どうぞご期待下さい。
 ab

2015.12.11

卒業論文

卒業論文の提出〆切りが来週に迫ってきました。今まさに追い込みに入っている4回生も多いのではないでしょうか。あと数日しんどい思いをする学生さんも多いと思いますが、頑張って良い論文を書き上げてください。

卒業後に「研究」とは異なる進路に進む学生さんが大多数な訳ですが、そもそも何のために卒業論文を書くのか?改めて考えてみましょう。学部のカリキュラム上はその意義を下記の様に定めており、シラバスにも記載しています。
===
卒業論文は、4年間の学びの集大成として、研究成果を論文として作成する必須科目である。特に専門演習を通じて深めた問題意識を発展させ、新たな知見を得ることを目的とする。卒業論文を作成するためには、現在の研究の到達の状況を知るために参考文献にあたり、実験や実習を行うことで証拠を集め、これらの内容を考察した上で、文章として作成する必要がある。このような論文作成の過程で論理的思考力や客観的に物事を見る力、また継続・靭性力を高めていく。
===
これを読むと、大学院に進学する学生さんは勿論、社会に出て行く学生さんにとっても重要な能力を培うトレーニングを目指している事が解ると思います。社会人として仕事をするにあたっても、

・課題を明確化する
・課題の解法を考える
・既存の知識を取得する
・証拠・根拠となる情報を収集する
・得られた情報に基づいて考察する
・上記プロセスを文章等で表現する

といった仕事を日常的に行う事になります。それをトレーニングする事を目指しているのが「卒業論文」です。

この意義と到達目標を念頭にあと数日全力で頑張ってください。
スポーツのトレーニングと同じで、しんどい時間の後には超回復が起こります。超回復を繰り返して強くなりましょう。

(写真は私が指導してきた学生さんの学位論文の一部です。)

2015.12.10

スタンフォード大学にて打合せを行いました!@ただいま帰国中です

この度、アメリカ屈指の大学であるスタンフォード大学(カリフォルニア州パロアルト市)に訪問しました。

広大な敷地に、多数の学生や大学院生が学んでいます。
また、研究大学として22名のノーベル賞受賞者を輩出しています。 





It's me
が指差しているのは、
これまでのスタンフォード大学ノーベル賞の次はIt's meだとと夢見ていることをしまします。
一方、表紙の写真は、スタンフォード大学のこれまでのオリンピック出場選手のリスト、
これもその次はIt's meになればいいな思っているとことを夢見ていることを示しています。


立命館大学スポーツ健康科学部も研究の発展と競技力の向上を目指していますが、
スタンフォード大学は、本学部の目標の一つです。


スタンフォード大学訪問の目的は、
It's meを含む本学部とスタンフォード大学医学部との
共同研究の詳細打ち合わせでした。
内容は、世界中の最大酸素摂取量が非常に高い(男性では75ml/kg/min、女性では65ml/kg/minより高い)人
の遺伝子を網羅的に探索して、それらの方々の持つ遺伝子特性を明らかにするというものです。


これらの結果は競技力向上に役立つことは、明らかですが、
そのようなsuper athletesの持つ遺伝子は健康にもいいだろうということで
健康増進の研究にも有効だろうということも視野に入っています。

 
まさしく健康とスポーツを対象としている本学部の理念にあった共同研究です。

2015.12.09

「食とスポーツを育む会」第4回指導者セミナー。

<RecOだより 140>

 RecOを拠点に、滋賀県・京都府の中学高校運動部指導者が自主的に運営する「食とスポーツを育む会」が年一回主催する、若手を中心とした指導者に向けたセミナー。今年で4回目となりました。
 今年のテーマは
 「障害・故障と食の関係を探る」
 ー障害・故障を防ぐ食のあり方、障害・故障からの復帰を目指す食のあり方ー
と題し、会員皆さんからお声がけいただき34名が参集しました。今年は中高教諭、管理栄養士の他、社会人チーム指導者、チアリーディング指導者、医師、理学療法士、スポーツファーマニスト(薬剤師)等、多方面からの参加者の集いとなりました。

 第一部では「障害・故障と食の関係ー特に疲労骨折の予防と対処について」と題し、スポ健D院生kさん、Iさんから、事前行なったアンケートの結果報告、疲労骨折についての先行研究と食の関係についての発表、会員からの具体的な事例報告が行なわれ、これらについて参加者全員でディスカッションが行なわれました。



 第二部はこれらの発表、ディスカッションを受けてのグループワーク。疲労骨折を中心とした、障害・故障と食の関係のみならず、障害予防のための練習方法やトレーニング、早期発見のための指導者の工夫等々、各班それぞれ、白熱した議論が繰り広げられました。



 この結果も受けて、食とスポーツを育む会では、年明け、2月27日(土)14〜16時半、BKC(コラーニングC109)において、第4回食スポシンポジウムを開催します。
 今年のテーマは「食べて美しく。食べてたくましく。〜成長期アスリートの食を考える〜」。
中学・高校生アスリート、男女それぞれの食に関する課題について、ソフトボール、野球、シンクロ、競泳等、様々な事例から考えます。
 毎年、県内外のジュニアアスリートの保護者、指導者を中心に200名を超えるご参加をいただいているシンポジウム。今年もどうぞご期待下さい。

<今週の別腹>
 私の研究テーマである「地元の食材で地元のスポーツを育む」活動の一環で、草津市の農家、アグリケーションさんを訪問。
 築地の市場でも取引されている、自家製堆肥をベースに土作りをし、森のように微生物が活発に働く環境を整えて丹念に栽培した「養土育ねぎ」のアグリケーションが、次に手がけているのがこのさつまいも。
焼き芋にすると皮染み出た糖分が表面でカラメルの様に焦げとなり、ジューシーな甘さの中身と一緒に食べると絶品です。
「ぜひRの焼き印をつけて、生協で販売を!」 と考えてしまいました。



ごちそうさまでした。
ab

2015.11.28

オープンイノベーション

今日の写真は、秋なので紅葉の写真。
滋賀の湖東三山の金剛輪寺での紅葉です。

いつもどおり、本文とは全く関係がない・・・
でも季節だからねぇ(笑


さて、本題は・・・何にしよう??
そういえば、誰かに聞こうと思いながら、ネタを聞き切れていません・・・

そうそう、オープンイノベーションにしょうっと。

最近、色々と面白げなものを買っているのですが、
オープンイノベーションに基づくようなものが増えているなぁ、
と思います。

今まで、イノベーションはクローズドで、ある企業や組織が中心で何でもやっていましたが、
それ自体をオープンにしてしまって、新しいモノを生み出すスピードを上げよう、
また仲間を増やそう、というものがオープンです。

例えば、Googleが開発したAndroidもそうですし、
Androidの基になったLinuxもそうです。
社会的に、興味を持った人が新しいアイデアなどを加えて、
どんどん新しいモノを生み出していく、こんな活動が増えています。

また、行政サービスも、今までは囲い込んで行くモノが多かったのですが、
巻き込んで行く形に変わりつつあります。
本来は、住んでいる人のための仕組みだったのですが、
いつの間にか、仕組みのための仕組みが存在するようになりました。
そこで、オープンにして、巻き込んで行こうとしています。

そのための仕掛けとして、場があって、場に色んな人が集う事で、
イノベーションが生まれていきます。
そんな場は、ネット上でもリアルでもかまわないのですが、
リアルの方が、非難などが起きにくく、
より建設的にできていくようです。

そうそう、大学での学びもオープンになろうとしつつ、
まだまだオープンになり切れていないのが現状です。
知識と思考をわけて、
知識は自分で身につけてね
思考を大学の講義で鍛えよう
という理想があるのですが、
知識そのものを授業外で身につけようと言う意識がなく、
(ニワトリか卵か、に近いですが)
そのため、思考の訓練ができ切れていない、と思います。

そんなこんなですが、何かを変えていくために、
がんばっていこう、という日々でした。

ではでは。
みち
今日、学生にすぐ書けるでしょ、と言われましたが、やっぱり20分ぐらいはかかるなぁ、と。テーマが決まるまでの悩みが長い・・・ついでに、最近思った自分自身として、新しいモノを作るのが好き、作ったら飽きる、というタイプだなぁ、と思いました。そして、素材は何でも良くて、面白さが全て(笑

2015.11.27

スポーツパフォーマンス研究棟@鹿屋体育大学

先日のトレーニング科学会大会の折に、鹿屋体育大学に作られた「スポーツパフォーマンス研究棟」を見学させて頂きました。様々なメディアを通して概要を見る機会はこれまでにもありましたが、実物を見学させて頂いて大きな感銘を受けました。今回のトレーニング科学会の参加者でも、スポーツパフォーマンス研究棟を見学するために来た、とおっしゃっている方が複数名いらした程です。

研究棟は遠目にも解る大きな建造物です。中には野球の内野、サッカーコート半面(フットサルコート一面)、テニスコート一面、50メートルの走路、等が配置されています。これらが全て研究用とのこと。

野球のエリアにはモーションキャプチャーシステムが配置されていました。またピッチャーマウンドの下にはフォースプレートが埋設され床反力を測れる様になっています。サッカーコートにはワイヤレスな位置測定システムがあり、複数の選手の動きをリアルタイムにトラッキングできます。当日は現地にはありませんでしたが、テニスボールの位置や回転を常時計測するシステムも使っている、との事でした。

50メートルの走路にはフォースプレートが並べて配置してあり、走行中の床反力を50メートル分全て計測出来るという物凄いシステムになっていました。例えばスプリント走の加速期に足で地面を蹴る力等を、このシステムを使えば常時正確に計測出来ます。ここならではの新しい成果がこれから出てくるのだろうなと感心しました。

その一方で我々の強みを活かして何が出来るか?というアイディアも湧いてきました。帰ってからアイディアを練って予備実験を行い、近々本実験に入る予定です。こちらの成果もまとまり次第報告させて頂きます。

2015.11.25

アグリビジネス創出フェア2015。

<RecOだより 138>
 11月18〜20日、東京ビックサイトで開催された、アグリビジネス創出フェア2015に、研究成果物を2点出品しました。

 一つは立命館大学ブースにて、アスリートスイーツとして開発した、SOYDELI。



 写真に入っていただいたのは、リサーチオフィスでスポ健ご担当のMさん。
 一緒にアスリートスイーツSOYDELIを創出していただきました。
 いつもありがとうございます。
 今回は紹介ビデオも作成して、紹介をいただきました。
 サンプルが全てなくなる大盛況で、大手コンビニ、百貨店関係から問い合わせをいただいたとのこと。

 SOYDELI、今はネット販売のみですが、12月初旬には「R」マーク商品として、大学、付属校生協でも再登場となります。
 同時に学内のいくつかの部活動で補給食としても導入される予定です。
 
 アスリートの補食として、立命館のお土産として、ご利用いただけるとうれしいです。
 現在、アスリートスイーツ第2弾も開発中。こちらもどうぞお楽しみに。

<今週の別腹>
 もう一つの研究成果物は志摩市のブースにて。
 あかもくのレシピの紹介です。


 
 レシピ集の完成はまだですが、撮影を終えたレシピの一部を紹介しました。
 正面上に漂うきれいなあかもくの写真も、先日レシピ撮影時にJeroさんが撮影したものです。
 こちらの出来上がりもご期待下さい。
 ab

2015.11.24

国際学会の最新展示

 先週に引き続き、アメリカ・フロリダ州オーランドで開催された「American Heart Association Scientific Sessions 2015:アメリカ心臓病学会」でのお話をしたいと思います。


学会に参加するとその学会に関連する機器や展示などがあります。AHAのように非常に大きい学会ともなると展示会場も大きく、100社以上の展示があります。製薬会社や医療機器だけでなく、栄養食品や運動機器など様々でした。その中でおもしろかった最新展示を紹介したいと思います。

 まず、心臓病学会ですので、救命救急に関する展示がありました。これは体験型の展示で、心肺停止になったときにどのような処置をすべきかを説明を受けて、実際に人形を使って救命救急法を実習します。私たちが以前行った人形はヒト型でしたが、写真のように、最近のは非常にコンパクトになっていました。アメリカらしく?みんなで「UP!UP!, Save a Life! Save a Life!」と歌を歌いながらの胸腔圧迫のリズムを教えてもらっていました。


 次に、最新テレビゲーム?の展示がありました。画面に出てくるイヌにフリスビーを投げて上手くキャッチさせるゲームで、リアルな大型画面で家でも運動を気軽にできるゲームがありました。最近のデータではテレビゲームで身体活動量を増やすようなソフトが開発され、実際にその効果も認められている、というデータもあります。


 年々、高度な技術で開発された展示を見て、驚くことばかりですが、スポ健も最新の情報が提供できるように頑張りたいと思います!

Moto