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2018.06.27

読んでみてください!!

スポーツ健康科学部では、「スポーツ」をキーワードに
横断的に、自然科学から人文社会科学まで、広い領域を
学ぶことができます。

私たちの学部で学ぶ学生は、一人の例外もなく、
いろんな意味で、「スポーツの好きな学生たち」であると
言っても過言ではないと思います。

それは、私たちの学部の大きな魅力であり、強みです。

では、スポーツとは何でしょう。

広瀬一郎著『「スポーツビジネス論」講義─スポーツは
いかにして市場の商品となったか』創文企画 2012年


この本は、スポーツビジネスをテーマとする私のゼミで
今、テキストとして使用している本です。

この本の著者、広瀬一郎さんは、大変残念なことに、昨年、
急逝されましたが、広瀬さんは、本学スポーツ健康科学部の
創設から5年間、客員教授を務められ、この本はその時の
大学院での講義録をもとにまとめられたものです。

この本では、スポーツの成り立ちからその意義を紐解き、
今日の社会において、スポーツに期待される使命、課題までが
述べられています。

スポーツマンシップ─高校野球の選手宣誓の際に必ず使われる
言葉ですが、高校球児はスポーツマンシップの意味を理解
しているでしょうか。
高校球児だけではなく、私たちはみな、スポーツマンシップの
意味を理解しているでしょうか。

それは甚だ疑問だと言わざるを得ません。

スポーツはそもそも、19世紀におけるイングランドのパブリック
スクールでのエリート教育の教材として完成されました。
オックスフォード大辞典によれば、スポーツマンとは、
「Good Fellow」であると定義されています。

すなわち、スポーツとは、人を「良き仲間」、「良き社会人」
として育てるものなのです。
そして、スポーツマンシップの基本にあるものは、「尊重」の
精神です。

お互いを尊重しあう。
対戦相手を尊重し、ルールを尊重し、審判の判断を尊重する。
それは、お互いが相互に認め合い、理解し合い、高め合うことを
意味します。

ですから、スポーツマンとは、こういうことを理解し、体現している
人たちであると言えるでしょう。
したがって、より良い社会の実現の中心的存在であってしかるべきです。
何という誇らしいことでしょう。

スポーツは深い。
その意味を知った時、その素晴らしさに目の前が大きく拓けるに
違いありません。

健康問題など肉体的な意味だけではなく、そういう社会的な意味でも、
スポーツは今日の社会で必要とされているのです。

みなさんもぜひ、この本、読んでみてください。
少し難解ですが、挑戦のし甲斐がありますよ。
素晴らしい本です。
お薦めします。


Apollo

2018.06.20

インターンたち、頑張る!!─ルートインBCリーグインターンシップ

こんにちは。


先日、大阪北部を中心とした大きな地震がありました。
被害に遭われたみなさま、お見舞い申し上げます。
引き続き、余震等にはご注意ください。
さて、先週の週末、ルートインBCリーグインターンシップに参加する
インターンたちの激励に今回の実習地である新潟に行ってきました。


先週末の新潟は天候にも恵まれ、絶好の実習の舞台でした。


彼らは土曜日、日曜日、ハードオフエコスタジアムで行われた、
新潟アルビレックスBC 対 巨人軍三軍の試合を実習のフィールドに、
スタジアムコンコースで、運営の全てを任せていただいて、
GIANTSグッズ販売の店舗運営にあたりました。


彼らは先月、福井での試合で最初の実習を経験しており、今回は
その経験を踏まえ、観客の導線を考え、長机の配置や商品の陳列方法を考え、
どのように顧客を呼び込むのか、その他、あらゆる点を考えて努力し、
日曜日の売上は土曜日の2倍以上になりました。
金額的にも相当な額の売上です。


観客動員数は、土曜日が2,412人、日曜日が3.110人ですから、土曜日の
反省を生かして日曜日に臨み、かなり改善されたことがわかります。


そして、彼らは店舗運営にあたりながら、ジャイアンツのファンイベントの
進行を手伝ったり、入場ゲートでの業務に就いたり、グラウンドでの
イニング間のイベントを手伝ったり。


インターンたちはいろいろな業務に就くことで、プロスポーツのゲーム運営を
さまざまな側面から学んでいます。
もちろん、インターンたちの実習は、全面的にルートインBCリーグにサポート
されています。
BCリーグのみなさん、貴重な学びの機会をありがとうございます!!


また、独立リーグであるBCリーグの展開は、NPBとは異なったあり様として
大変勉強になりますし、地元の人々のレジャーの選択肢としての役割も
果たしています。
スタジアムを訪れているみなさんの顔には笑顔が溢れていました。
BCリーグ、頑張っています!!

インターンの4名の学生たちは、今回の経験の積み上げを踏まえて、来月、
今回のインターンシップでの実践の集大成として、石川県での巨人三軍との
三連戦でのイベント運営にあたります!!

彼らの成長が本当に楽しみです。

私は、新潟間の往復、空路でした。
復路、空から見る夕焼けと夜景がとても綺麗でした…

2018.06.13

「全国女子相撲選抜大会」

こんにちは。
この間の日曜日に「第4回 全国女子相撲選抜ひめじ大会」の
応援に、卒業生たちと行ってきました。


立命館からは、スポーツ健康科学部の卒業生で立命館大学
職員の山中未久さん、スポーツ健康科学部4回生の野崎舞夏星
さん、1回生の松本渚さん、国際関係科学部3回生の今日和さん
の4名の選手が出場しました。


彼女たちの相撲は、勝ちへの執念を感じさせる取組みばかり
でした。
結果にはその気持ちが表れています。


素晴らしい結果でしたが、一人ひとり、今日の結果に対する
気持ちは様々でしょう。
しかし、過去の上に今日があり、今日の努力が明日を創るの
ですから、新たな明日に向かって力強く進んでほしいと願います。


次の舞台は7月1日、東京でのインカレです。
インカレでは山中さんはコーチとして、団体戦には野崎さん、
今さん、松本さんの3名で女子相撲大学日本一のタイトルに挑み
ます。
立命館大学相撲部のインカレでの大健闘を祈念します。


彼女たちの力強さと気持ちに大いに励まされた一日でした。
彼女たちに学ばなければなりません。
これからまた、新たな気持ちでぼくも頑張ります。


インカレ、応援に行きます。
みんな、ありがとう‼︎

2018.06.06

「スポーツビジネス論」特別講義

こんにちは。

先週金曜日の「スポーツビジネス論」は、もう長年の友人、
NYで日本のクライアントを対象にスポーツに関する様々な
ビジネスを展開するトランス・インサイトを経営する
鈴木友也さんの特別講義でした。



鈴木友也さんには著書もたくさんあり、日経ビジネスオンラインを
はじめ、様々な媒体で友也さんの文章を読むことができます。
私も友也さんから、アメリカを中心に、最新のスポーツ
ビジネスの情報をいただいています。
ゼミでも友也さんの著書を使っています。

さて、今日の講義…
「米国スポーツの4つの”超える”」
①スポーツは「競技」を超える
②スポーツは「言葉」を超える
③スポーツは「個人」を超える
④スポーツは「スポーツ」を超える

アメリカにおけるスポーツと社会、生活、文化、民主主義、平和…

まさにスポーツが人々を団結させ、励まし、社会に貢献し円滑に
機能させていくという重要な役割が語られました。

私たちがそこから学ぶものはたくさんあります。

今日講義を聴いた学生たちは、無限の可能性を持った、これからの
日本のスポーツの担い手です。

彼らが社会におけるスポーツの使命を深く考える契機になってくれる
ことを望みます。



スポーツ健康科学部では、ビジネスの第一線で活躍するビジネスパーソン
からの講義を聴く機会もあります。
ぜひ、スポーツ健康科学部で一緒にスポーツビジネスを学びませんか。


Apollo

2018.05.30

みんなで応援!!─硬式野球春季立同戦─

こんにちは。

プロスポーツビジネスを学ぶ私のゼミには、硬式野球部で関西学生野球連盟学生委員総務のカズキ、ラグビー部で体育会本部役員のトモ、アメリカンフットボール部マネージャーののミカさん、三人の体育会所属学生がいます。

彼ら、彼女たちは、自らがそれぞれの実践の場で頑張りながら、プロスポーツビジネスに、
自分たちが取り組む競技がさらに発展し、より多くの学生を励まし、
また応援してもらえるようになるヒントはないかと日々、勉強しています。

そんな私のゼミ生たちは、当然、みんなで彼らを応援しています。

それで、先日はゼミ生たちと関西学生野球春季リーグ戦、立命館大学 対 同志社大学の試合に立命館大学の応援に行ってきました。




立命館大学 対 同志社大学の試合は、私が立命館大学の学生であったもう40年ほども前から、
伝統の一戦、「立同戦」としてみんなから親しまれています。

本当は、私たちが応援に行った試合で立命館大学は優勝を決めるはずでしたが、
その前節の近畿大学戦で優勝を決めてしまいました。
ちょっと微妙な感じではあります。。(笑)

けど、みんなで大いに盛り上がりました。
なんと試合は、9回ウラ、6対5で逆転サヨナラ勝ち!!

熱い!!
みんなで我が大学の爽やかなスポーツを応援する・・・
グラウンドでプレイする選手たちは、私たちみんなの代表です!!
そして、彼らも、みんなに応援されて、日ごろの努力の成果を発揮する。
それが学生スポーツの醍醐味です。

学生スポーツにおける一つの事件が、学生スポーツの意義に疑問を投げかけたり、
議論を呼んでいますが、私たちが学生スポーツのあるべき姿を忘れることは決してありません。

ゼミ生のカズキは試合には出ていませんが、彼らのマネジメントでの努力があって、
この盛り上がりがあり、勝利があるのです。
また、多くの学生の応援が勝利を呼んだとも言えます。

立命館大学硬式野球部の神宮での大活躍をみんなで応援しています!!

またみんなでラグビーやアメリカンフットボールの応援に行くのが楽しみです!!







2018.05.23

パナソニックオープン2017で観戦者調査!!

おはようございます。
Apolloです。


今日は1ヶ月ほど前のお話です。


4月18日から22日に、茨木カンツリークラブ西コースで、パナソニックオープン2017が
開催されました。



プロスポーツにもいろんなものがありますが、そのそれぞれに独特の仕組みがあります。
そんな仕組みを学ぶのもスポーツビジネスを勉強する楽しみです。


スポーツには、「観るスポーツ」と「するスポーツ」がありますが、いずれのスポーツも
スポーツの原点は楽しむこと。
したり、観て応援したりすることで、笑顔になったり、一体感を感じたり。。
それこそがスポーツが社会に果たすことのできる大きな使命です。


今回は、ニールセンスポーツジャパンから、お声掛けいただき、学生たちが観戦者調査を
行いました。


種目によって、観戦するファンの属性もいろいろ。
それを知ることによって、ファンのニーズを知ったり、もっとファンの層を広げたりする
ヒントを得ることができます。


学生たちも興味津々です。

今回の観戦者調査では、ファン層は比較的高齢の方が多く、SNSの活用はあまり効果がない
とも考えられますし、若年層のファンを広げるためにはSNSを活用するべきだという考えも
成り立ちます。


調査の後、観戦者調査に参加した学生たちがゼミで報告し、今後のプロゴルフの発展をテーマ
に活発な議論を交わしました。


スポーツ健康科学部には、いろんな学びのチャンスが溢れています!!

2018.05.16

「事業の目的は顧客の創造である」-ドラッカー-

おはようございます。
Apolloです。


12日に、東京の明治大学でドラッカー学会の総会と大会が開催されました。
ピーター・F・ドラッカー、知ってますか。



私は経営学の立場からスポーツビジネスを研究しています。
スポーツのビジネスとはいえ、その基本はあらゆるビジネスに共通しています。


一般に、企業の目的は利益の追求、最大化であるといわれます。
しかし、ドラッカーによれば、企業、事業の目的は「顧客の創造」です。
つまり、今の社会がどのような社会であるかを知り、その問題を解決するモノや
サービスを商品として提供することで顧客ができる。
顧客を創造するためには、社会に貢献することが求められるのです。
そして、顧客ができると、結果として利益が得られる。
その利益を、また新たな顧客の創造に投下する、ということです。


ドラッカーは、「顧客の創造」という、利益にいたるプロセスこそが重要であって、
利益は社会への貢献の結果であることを示したのです。


スポーツに翻って考えると、今日の社会は企業社会でも、私生活でも「個」が重視される
社会です。
しかし人は一人で生きていくことはできません。
そういう社会状況で、スポーツを一緒にしたり、みんなで応援したり、人と人との繋がり
をスポーツは提供します。


人が、人と人との繋がりを求めるという意味では、サッカー日本代表チームのゲームの
パブリックビューイングや、ハロウィーンの仮装をして、渋谷のスクランブル交差点で
みんなとハイタッチすることと同じ思いがこめられているとも考えることができます。


こんなスポーツビジネスに興味はありませんか。


今、日本のスポーツビジネス界は、マネジメント能力のある人材を求めています。
あなたもぜひ、立命館大学スポーツ健康科学部でスポーツビジネスを学びませんか。

2018.05.09

朝日レガッタ!!

こんにちは。
GW、明けましたね。
みなさん、どんなGWをお過ごしになりましたか。


私は、ボート部長を務めておりまして、5日、6日の二日間、3日から6日まで
四日間の日程で滋賀県立琵琶湖漕艇場で開催されていた「第71回 朝日レガッタ」
に行ってきました。


朝日レガッタは関西で開催される伝統のある全国規模の大会で、中学生、高校生、
一般、マスターズの各カテゴリーで熱戦が繰り広げられました。


5日は強風で大荒れの天気で、レースの距離を500mに短縮してのスタートダッシュが
勝負を決する、駆け引きのしにくいレースとなりしたが、各カテゴリーの決勝が
行われる6日は天候にも恵まれ1,000mレースを行うことができました。
最終日の6日には大勢のボートファン、市民のみなさんががそれぞれのクルーの応援に
駆けつけました。




立命館大学ボート部は、女子舵手つきクオドルプルは横綱相撲で、男子舵手つきフォアは
ゴール直前で接戦を制する大逆転で、それぞれ優勝を飾ることができました。


立命館の出艇するレースには、海老先生ご夫妻とゼミの友人のみなさん、たくさんのOB
のみなさん、いつも応援いただいている近隣のみなさん、部員のご父母のみなさんが
応援に駆けつけてくださいました。
その応援は部員たちの力になりました。
ありがとうございます!!




ボートは自らと闘う個人競技であるとともに、クルーのチームワークが重要な集団競技
でもあり、レース中の駆け引きが大きな意味を持つ戦略的な競技でもあります。
そこには、一人ひとりが人として成長できる要素が詰まっています。
ボート競技に取り組むことを通じて、部員の一人ひとりが成長してくれることを強く
願っています。


今年のシーズンはまだ始まったばかり。
8月の関西選手権、9月のインカレ、10月の日本選手権での勝利に向けて、みんなで一丸
となって努力を重ねます。


11月には、学生のみなさんや一般のみなさんにボートを経験していただける「Ritsレガッタ」
を開催します。
みなさんも、そんな魅力いっぱいのボート競技を経験してみませんか。


Apollo

2018.05.02

Artistic Swimming Japan Open 2018

4月27日から30日までの4日間、東京辰巳国際水泳場で、第94回日本選手権水泳大会
アーティスティックスイミング競技 JAPAN OPEN 2018が開催され、私は29日、30日の
二日間行ってきました。


アーティスティックスイミングはこれまで、シンクロナイズドスイミングと呼ばれて
いましたが、世界的には昨年9月に、日本では今年の4月から、その競技の特徴を
より正確に示す「アーティスティックスイミング」という呼称に変わりました。


アーティスティックスイミングにはミックスデュエット、フリーコンビネーション、
ハイライトルーティンといった新しい種目が近年、導入されています。


それぞれの種目にその特徴がありますが、中でもフリーコンビネーションが面白い!!


ソロ、デュエット、トリオ、グループを自由に組み合わせて演技し、3名未満のパートを
最低2回、8名から10名のパートを最低2回含んで泳ぎます。
制限時間ももっとも長く4分30秒で、見せ場が満載です。


現在、日本チームのトップスイマー、乾友紀子さんは、立命館大学の、そして私のゼミの
卒業生です。
さらに堂々たる貫禄が出てきました。


東京オリンピックに向けて、リーダーとして、選手として努力する中で、人として大きく
成長されることを強く願っています。



私はこの大会を、20年以上、毎年観てきましたが、新しい種目が追加される以外にも
スポンサーシップの有りよう、観客を意識した演出、審判の構成の変化など、いろいろな
ことを学ばせていただいています。
また、関係者のみなさんとの意見交換も大変勉強になります。


毎年、お招きいただき感謝しています。


一つのスポーツイベントも、ビジネス、マネジメントという視点で見るといろんなことが
見えてきますよ。
みなさんもぜひ、そんな視点でスポーツイベントやプロスポーツを見てみてください。


Apollo





2018.04.25

「学部長と朝ごはん」-海老先生の朝食実習

こんにちは。


スポーツ健康科学部では毎年、4月に入学した1回生が、水曜日1限の基礎演習の時間を
利用して、学部長と朝食を一緒に摂ります。
「学部長と朝ごはん!!」


伊坂忠夫学部長と語り、スポーツ栄養学の海老久美子先生、そして海老研究室の院生の
みなさんから食事と栄養の大切さを学ぶ。
そして、クラスの仲間がさらに仲良くなる…


私の担当するAクラスに始まり、これから毎週、9週間にわたってすべてのクラスの1回生が
「海老先生の朝食実習」を経験します。


みんなで「ちゃぶ台」を囲んで栄養バランスの取れた朝食の後は、後片付けと「サッと
システム」を利用して、朝昼晩、何をどれだけ摂取すれば「あなたに最適なバランスの
取れた食事になるのか」を学びます。


みんな、興味津々。
瞳がキラキラ輝いていました。



健康にとって、バランスの取れた食事は欠かすことができません。
平均寿命と健康寿命のギャップを埋めるためにも食事と栄養についての正しい知識を身に
付けるとともに、自らが健康的な食事を摂らなければなりません。


加齢とともに基礎代謝も落ちてきているのに、いつもカロリー摂取過多の私も大いに勉強
させていただきました。
問題は、実践が伴うか…
学生に言うばかりではなく、自身も努めなければなりませんね。(笑)