[ Tue ] の記事一覧

2017.12.19

教員採用対策2

 BKCのバス停から北の方向に目を向けると、山頂に多くの雪が積もっているのが見られる季節になりました。琵琶湖周辺と言っても、湖南と湖北では随分と気候が異なり、湖北では先週木曜日の降雪でかなりの積雪があるようです。滋賀県内のスキー場でも全面滑走が可能なところもあり、昨年と比べても冬の訪れが早いように思えます。

 
 今年も残すところ後2週間。世間では、クリスマスや年末・年始の準備で賑わっています。
京都駅の階段広場には、大きなクリスマスツリーがディスプレイされ、自宅近くの大型量販店は多くの買い物客で賑わい、駐車場も長蛇の列です。慌ただしい時期ですが、事故などには注意したいものです。


 教員採用を希望する3回生の「自主ゼミ」は、今日が今年最後の活動となりました。来年度の面接試験に備え、冬季休業中に「教育課題」について自分の意見をまとめてくるように宿題を出しました。ゼミの代表が教育課題を皆に振り分け、一人が三問ずつ解答を作成して、年明けにみんなで模範解答をつくる作業を行います。
 面接で何を聞かれてもすぐに対応できるように、多くの「引き出し」をづくり適切に答える事ができるように練習をしましょう。


【司】

2017.12.12

年末に思うこと&スポーツ指導実習

 先週あたりから寒い日が続いています。
 BKCでは、広葉樹の葉が落ち、風に吹かれてインテグレーションコアの入口付近に落ち葉の吹き溜まりが出来ています。

 今年も残すところ20日程度。
 幼少期を振り返ってみると、年末に家族が協力して新年を迎える準備をしていたことを思い出します。破れた障子に新しい紙を貼ったり、母親がかまどでもち米を蒸し、父親と兄が臼と杵を使って餅をつき、母と私が鏡餅やお供え餅、お雑煮に入れる四角の大きな餅を作りました。また、ストーブの上で小豆を煮てぜんざいを作り、お節料理は自家製が当たり前でした。正月はほとんどの店舗が休みだったので、家族で正月用の食材を買い出しに行き、初もうでが終わったら家族みんなで食べる事が楽しみでした。最大の関心事は、「お年玉」でしたが・・・。現在は年末年始、大型量販店は平常営業、お節料理はインターネット通販・・・便利ですが正月の風情が失われていくような感覚を持つのは私だけでしょうか。
 高知では、大きな長方形の餅(縦30cm、横50cm、厚さ3,4cm)を縦横に切った長方形の餅を味噌汁に入れて「お雑煮」として食べていました。全国的には餅が丸かったり、すまし汁だったりするようですが、地域でお雑煮文化も違うのですね。

 スポーツ指導実習(機械体操)では講義も終盤を迎え、受講生の模擬指導が始まりました。昨日は「鉄棒」の指導を行い、各自が教具を工夫したり、補助の仕方を考えたりして実践に取り組んでいます。体育館が寒いので、金属製の鉄棒は冷た~くなっていますが、指導者が真剣に頑張っているので受講している学生も寒い中ですが真剣に取り組んでいます。来週は「マット」、再来週は「跳び箱」の指導を行う予定です。



【司】

2017.12.05

体育授業実践

 昨日の雨の後、グッと気温が下がってきました。南草津駅で電車を待っていると、琵琶湖を渡って吹く風が一段と冷たくなってきましたね。
 先日、家族を連れてインフルエンザの予防接種の為に病院に行きましたが、「ワクチンが不足」しているため予防接種が受けられませんでした。とりあえず帰宅後は、うがい手洗いをしっかりとしましょう。

 先週の水曜日、先日訪問させて頂いた大阪府の小学校の体育授業と研究協議会に参加しました。
 小学校6年生の器械運動(跳び箱)の授業実践では、色々と工夫された練習の場が設定されており、児童が自分の課題に応じた場所で練習が出来るようになっていました。


 また、掲示物を有効に使って「技のポイント」の説明があり、友だちの技を見る際の評価の視点が明確にされていました。授業中、友だち同士の教え合いの場面が多く見られ、練習を通じて課題が改善していく様子を見る事が出来ました。

 スポ健3回生の(教)保健体育科授業演習でも、受講生が頑張って体育指導に取り組んでいます。今週は「球技領域:ゴール型(サッカー)」の指導が行われました。球技では、「ボールを持っている者」と「ボールを持っていない者」を分けて動きを指導する事とされていますが、今回の授業では、「空いた空間に走り込む」動きを理解する事を目標として授業が展開され、ボールを持っていない者が空いた空間に走り込み、その動きを予測して正確にパスをする練習を行いました。

 教材や練習場所の設定、学習カードも工夫されていて、良い授業だったと思います。

 体育授業を通じて何を思考し、どのような場面でどのように判断し、仲間とコミニケションをとりながら戦術を表現していく。学習者にとって有意義な「学び」のある授業を展開していけるように頑張りましょう。

【司】

2017.11.28

教職の授業

 11月中旬寒波も幾分和らぎ、少し暖かく過ごしやすい日々が続いています。
 学園祭も終わり、学年末に向けて勉学に勤しむ日々が続くのでしょう。4回生は卒論の追い込みで忙しい日々を過ごしている事と思いますが、体調管理には気を付けて悔いの残らない論文を仕上げて下さい。

 後期セメスターも終盤に入り、講義もまとめの段階に入ってきましたね。

 教職を取っている3回生対象の(教)保健体育科授業研究でも、後半の模擬授業が行われています。
 「学習目標」「学習の流れ」「学習の約束(決まり)」を提示し、学習者の「学び」がスムーズに進行する指導者の指示などが自然に出来るようになりました。また、学習目標を達成するためにどの様な教材を用い、どのように展開すれば効果的かを考える学生も増えてきました。


 (教)保健体育科授業演習では、授業実践のレベルの向上が見られるようになりました。最も嬉しく感じたのは、受講者の「授業を省察する眼」が成長してきたことが実感できるようになったことです。
 頼もしい限りです。
 後数回の授業となりましたが、最後まで頑張って取り組みましょうね。

【司】

2017.11.21

教職を目指す

 週末の寒波は結構強く、11月中旬なのに琵琶湖北岸の山頂付近は積雪で白くなっています。これからの季節、北風はこれらの山々を越えて吹くため、BKCは寒い季節を迎えます。キャンパスの木々も多くは葉を落とし、木枯らしに震えているように感じます。皆さんも風邪などひかれませんように気をつけましょう。
 昨日、キャンパスを講義に向かうために急ぎ足で歩いていると、保健センターからの放送が流れていて、インフルエンザ予防接種のお知らせをしていました。今年は既に各地で流行の兆しがみられていますので、気をつけましょう。

 先日、大阪府のある小学校に体育授業の研修のために行ってきました。小学校6年生の器械運動(跳び箱)の授業が実践されていましたが、先生の指導に対して、児童全員が真剣に取り組んでいて、とても勢いのある授業でした。「台上前転」から「首跳ね跳び」へと発展する技に挑戦する内容で、練習する場(教材)が多く用意され、各児童が自分の課題に応じた場で練習に取り組んでいました。iPadも有効に活用されており、各自の技の出来栄えをチェックして、技の改善に取り組んでいました。何よりも感心したのは、跳び箱やロイター板、マットなどを全員で動かし、場の設定や後片付けに取り組んでいたことです。日ごろから、担任の先生が全員で協力して取り組む事の大切さを指導されていることが良くわかります。また、月末に同校の違うクラスの授業を見せて頂けるので楽しみです。

 教員を目指す3回生が自主ゼミを立ち上げて、教員採用に関する勉強を行っています。本日のゼミでは、「教員の志望動機」「教育時事問題に対する対応」について勉強しました。教員の志望動機は、各自漠然とした思いは持っているのですが、それを活字に起こしてまとめる作業に苦慮していました。自分の思いを箇条書きで良いので文字に起こし、それをブラッシュアップする事が効果的です。

 また時間の許す限り、教育問題に関する多くの書籍や答申などに目を通しておきましょう。また、管理職試験問題などにも目を通し、校長・教頭に求められている資質・能力を知ることで、教員としてどのような事を大切にしなければならないのかを知ることが出来ます。
 筆記試験対策も大変だと思いますが、体調管理をしっかりとして有効に時間を使いたいものですね。



【司】

2017.11.14

嬉しい出来事

 過日、私が元勤務をしていた学校のPTA役員さんから、京都に来られるとの連絡を頂いたので、「どこか観光ですか」と伺うと、「息子 (元勤務校の卒業生)が、立命館大学を志望しているのでBKCを下見に行きたいと思っています」との事で、先週末に来られました。
 大学のキャンパスを見学して、充実した施設とキャンパスの広さに感嘆し「是非、進学をさせたい」との事でした。残念ながら志望学部はスポーツ健康科学部ではありませんでしたが、教え子が立命館大学を志願してくれることは大変嬉しい出来事で、是非合格してもらいたいと思っています。
 その後「北野天満宮」へ一緒に出かけ、合格祈願をしてきました。


 先週末の京都の紅葉は、まだ少し先かなと思う程度でしたが、観光客の数は凄く多かったですね。特に京都駅は、新幹線が到着するたびに多くの方が改札から出てこられて、バスターミナルの方向へ向かっていました。京都駅には、巨大なクリスマスツリーが飾られていました。

 後期の教職の関する授業「保健体育科授業研究」では、先週までコモンズで実技の模擬授業を行っていましたが、今週は教室で、保健と体育理論の模擬授業が行われています。各自が作成した指導案に基づき授業を行うのですが、学習資料や学習ノートなどもよく工夫されていて、指導内容に明確な意図を感じさせる内容も見られました。人前で指導をする事には慣れてないと思うのですが、中には「既に教員を数年かやってるのではないか」と思われるほど堂々と落ち着いて模擬授業をしている学生さんもいて、頼もしく思っています。

【司】

2017.11.07

体育授業勉強会

 先日の台風通過以降、一段と秋が深まった感があります。
 先週の三連休、京都には多くの観光客の方々が訪れ、東福寺・清水寺・嵐山など紅葉の名所を含め、多くの観光スポットで「秋の京都」を楽しまれた事だと思います。私の故郷の方々数名も京都観光を楽しんでいたようで、Facebookにはその様子が掲載されていました。嬉しいですね。
 BKCの木々も紅葉して美しい季節となりました。キャンパスを歩いていると、紅葉と青空のコントラストの美しさに、思わず立ち止まって見上げしまいます。


 先日、正門から少し離れた歩道脇に「あけび」を見つけました。幼少期、あけびは私たちのおやつの様な存在で、野山に入り競って見つけたものでした。少し赤身かがった(私たちは「リンゴあけび」と呼んでいました)のが果実が透明で甘みが強く一段と美味しいので、見つけた場所は極秘にして、次の年も取りに出かけました。子どもの頃、山々で作った「基地」やあけび・野イチゴ・山菜のとれる場所は仲間だけの秘密の場所であり、異年齢集団の中で代々引き継がれる場所でもありました。遠い昔の出来事です。

 【智】先生のゼミ(3回生)では、体育実技について指導法の勉強を定期的に行っています。先日はバレーボールの指導法を【智】先生が指導している様子をお伝えしましたが、今回は学生二人が先生役となって、サッカーの指導法について勉強を行いました。

 基本的なスキル(パス・ドリブル・シュート)の習得では、上手く行うためのコツを指導する事により、学習者が上達する事を体感する事が出来ていました。
 また、簡易ゲームでは、学習指導要領にも示されている「ボールを持たない人」の動きに着目して、空いたスペースに入り込んで有利な状況を作り出す事に焦点を当てた指導法を行っていました。

 一時間の体育授業の中で、どのような「学び」があったのかを学習者がしっかりと理解(認識)する事が必要で、獲得した知見(技能や戦術)を確認できる評価が必要です。
 指導後の意見交換では鋭い意見が出され、指導した者も参加した者も多くの事を学んだ時間となったようです。

【司】

2017.10.31

秋のBKC

 二週続けての「週末台風」・・・。皆様被害等はありませんでしたか。
 月曜日の講義の事を考えて、ヒヤヒヤしながら台風の動きを見ていました。
 高知県で生まれ育った私にとっては、台風そのものは特別なものではなく、平素からそれなりの備えを当たり前としていました(停電の時の備え・避難場所・道路が寸断された時の迂回路の確認)。高知県は昔から「台風銀座」と呼ばれていて、毎年それなりの規模の台風が襲来し、洪水・堤防決壊・土砂崩れなど身近な場所で発生してきました。高知県内市町村の発展の歴史は、まさに自然災害との闘いの歴史であり、災害から雄々しく立ち上がる人々の歴史でした。
 近年、関東や東北北海道に巨大台風が上陸する事が多くなり、日本全国、台風に対する「備え」が必要だと思っています。「備えあれば患えなし」。日頃から「最悪の状況を想定して」備えをしておきましょう。


 今日、31日は「ハロウィン」ですね。巷では仮装した人々が楽しい時間を過ごしているのではないでしょうか。

 台風一過の影響でしょうか、昨日関西地方に「木枯らし一番」が吹いたとの報道も。
 急激に寒くなった、BKCの情景を撮影してきました。


大学院ウィークのフラッグも。

ウエストウイング(セントラルサーカス方向)

先週、教職員の定期健診がありました。体重は30代とほとんど変化は無いのですが、医師から「メタボですかね・・・」と言われました。体内組織の老化が進んでいるのか、筋肉(ほとんど脂肪??)が重力に勝てなくなりつつあります。
写真はレントゲン車です。
 
 皆さん、毎日忙しい日々を過ごしている事と思いますが、たまには上を向いて歩いてみませんか。

【司】

2017.10.24

各種研修会への参加

 「台風21号」・・・10月中旬以降にこんな巨大台風が日本直撃するなど、やはり地球温暖化(海水温の高温化)が原因なのでしょうか。また、台風が発生するかもしれないと言われています。大阪・京都・滋賀は、日常生活をしていると交通の便も良く、距離的にも近い感覚がありますが、昨日の様な状況では、高速道路は大渋滞で全く動かず、JRは不通(大幅な遅延)、一般道も大渋滞。各所で大きな影響が出ました。

 今回は、一週間中に参加した研修会の様子をお知らせします。
 19日の木曜日、【智】先生の3回生ゼミで、「球技(バレーボール)」の授業づくり演習が行われました。バレーボールの特性や用具の準備、基本的なスキルの指導法などについて実技を入れながらの講義でした。参加する生徒の体格や運動能力を考慮した単元計画の立て方や授業の進め方について大変勉強になりました。


 20日の金曜日、立命館附属中高等学校(長岡京・宇治・守山・慶祥)の保健体育科を担当されている先生方(30人を超える)の研修会に朱雀キャンパスに行って来ました。このような教科単位の研修会は初めての取り組みということで、まず各附属学校の体育授業の取り組みや生徒の実態等を交流し、次に新学習指導要領では体育授業がどのように変わるのかなどについて研修しました。
その後、グループに分かれて意見交流が行われ、附属学校の課題を明確にして、体育授業の活性化を図る方向の意見が出されました。
[私と【智】先生が講師として参加しておりました。写真を撮ることを忘れていて、文字のみですみません]


 21日の土曜日、京都市教育委員会主催の第12期「京都教師塾」が京都市総合教育センターが開催され、視察に行って来ました。大学3回生・大学院M1の中で、京都市の教員を希望している学生を対象として行われている講座で、今回は250人が参加しているとの事でした。午前中は入塾式、午後からは講演とグループ討議が行われました。

 講演会は、大谷大学教授(元堀川高校校長)の荒瀬克己先生から、「教師に求められるもの」と題して話があり、参加者は熱心にメモをとりながら真剣に聞いていました。その後、グループに分かれ講演会の振り返り、また「どのような教師になりたいか」をテーマに討議が行われました。
(内部の撮影は控えさせて頂きました)


【司】

2017.10.17

朱雀キャンパス2

 秋雨前線が日本列島に横たわり、先週末から雨が降っています。また、フィリピンの東海上を北上している「台風21号」の影響が今週末から日本列島にも影響しそうな予報が出ています。

 天候が悪いので気温も上がらず、肌寒い日が続いています。実技を伴う講義で運動する学生さんにとっては、体調管理が難しい季節ですね。実技が終わったらしっかりと汗を拭きとり、乾いた服に着替えておきましょう。

 先週末に朱雀キャンパスに行く機会がありました。以前、ブログで少し紹介しましたが、今回は第二弾とさせていただきます。

 千本通に面した入り口から入ると、まず立命館大学の創設者「中川小十郎」先生の胸像が目に入り、胸像の上には明治二年に「藤原(西園寺)公望」公によって書かれた書が掲げられています。


 胸像の後ろには、円形の展示ブースがあります。その中には、「孟子像」が立っています。


 立命館大学の「立命」は、中国の古典「孟子」(盡心章)の一節、「殀壽貳わず、身を修めて以って之れを俟つは、命を立つる所以なり」(人間には、若死にする人もあれば、長生きする人もある。それはすべて天命で決められていること。だから生きている間は、わが身の修養に努めて天命を待つのが人間の本分を全うすることなのである)という考えに由来しています。「立命館」は、人間がその本分を全うするために懸命に勉強に励む場所を意味しています。学問に携わる者として身の引き締まる言葉ですね。

また、西園寺公望公の写真とレリーフが展示されています。


 朱雀キャンパスに行く事があれば、展示ブースの中に入ってみて下さい。

 朱雀からの帰り道、自宅の最寄り駅で電車から降り、西の空を見るときれいな夕焼けを見る事が出来ました。
 
【司】