[ Mon ] の記事一覧

2017.08.28

嬉しい知らせ

助教のO塚先生が、夏期休暇中、研究室にひょっこり顔を出してくれて、満面の笑みで、「入籍しました!」と報告してくれました。左手には、真新しい指輪が輝いていました。
            
素敵な方とお付き合いされていると話しには聞いていて、陸上部関係者の飲み会があった折に、パートナーの女性、Hirokoさんを連れてきてくれました。とてもチャーミングで心根の優しい素晴らしい女性、というのが私の印象です。
           

O塚先生は、本学に2011年に着任して以来、非常に教育、研究に熱心に取り組んでくれています。実践的な研究を中心に、バイオメカニクス分野から教科教育分野まで幅広くかつ大きな成果を出してきています。今後さらに研究成果を高めることが期待されています。

今後、さらに人間力をたかめられ、教育、研究にも磨きがかかるでしょう。

同僚の教員、同じ分野の研究者として、今後ますます活躍してもらい、かつ幸せになって欲しいと願っています。

「我が友の喜び、我が喜び」

   嬉しい知らせでした!

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
若手の先生方を中心に、O塚先生のお祝いの会を開きました。本当に嬉しい顔ばかりです。
 

【忠】

2017.08.21

ASB2017 in Boulder

ASB(America Society of Biomechanics)、アメリカバイオメカニクス学会が、コロラド州ボルダーで、8月上旬に開催されました。コロラド大学ボルダー校が会場でした。

 写真にあるように、ロッキー山脈を眺めるところにあり、1600mの高地です。マラソン選手の高地トレーニングのキャンプ地としてもよく知られています。
  
 プレコングレス・チュートリアルでは、「リーダーシップ」のセッションがありました。バイオメカニクス学会におけるセッションには馴染みがないテーマですが、リーダーシップを備える人財を送り出す学部としては、非常に興味があり参加しました。開催者の意図は、「我々、指導的立場にあるシニア研究者は、それぞれの経験を積んで組織、研究グループをマネジメントしている。しかし、理論的に学んできておらず、学会としてもリーダーシップをしっかり押さえておく必要性を感じているので、このセッションを設けました」とのこと。
やはり、どの組織、グループを運営するにあたっても、リーダーシップを理論と実践で学ぶことは極めて重要であることを示唆しています。ここでの内容は、省略しますが、ippo先生の『リーダーシップ論』で十分カバーされているものでした。

 学会の初日のオープニングレクチャーは、非常に興味深く、動物の動きを2台の放射線カメラで撮影し、骨格の動きを3次元解析して、皮膚の上からでは分からなかった動きのメカニズムを明らかにするものでした。今後、この手法を用いた人間の動作解析も進むようです。実際に、膝の動きについての解析ビデオも紹介されていました。ただ、放射線を使うのでどの程度の被爆線量かが気になります。いずれにしても、計測技術は年々進歩しています。

 学会では、色んな出会いと、旧交を温める機会も得られます。
 少し紹介すると、次の写真は、ジョージア工科大学で研究させてもらったときにお世話になったGregor博士です。20年以上のつきあいとなりました。いまも本当に快活で、「先日、神経制御に関わる長い論文をまとめたよ!」と話してくれました。この写真を撮影してくれたのは、Kuri先生がUSCでお世話になったKulig博士です。
  

 もう一人の出会いは、Eakin博士。テキサス大学で研究させてもらった時に、実験などで大変お世話になりました博士号を2つ(たしか物理学と情報工学)もつ俊才で、ピンチングに関わる研究で数多くの論文をまとめています。12年ぶりの再会でした。
  

旧交を温められ、元気をもらいました。
  

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 映画を観る機会は、今はほとんど海外のフライトの時のみになっています。今回のフライトで、『ビューティフル・マインド』(ロン・ハワード監督)という、2001年のアメリカ映画を観ました。ノーベル経済学賞を受賞した、実在の数学者を扱った映画といわれています。作品の構成に引き込まれてしまいました。
 1期生のAyakoさんが先週の土曜日に、ふらっと大学に来てくれました。夏休みのため帰省していて、その途中にわざわざ立ち寄ってくれました。長距離ランナーとして実業団でも活躍し、いまは南船橋のららぽーとにあるユニクロで勤務されています。お近くのスポ健OB/OGは是非立ち寄って下さい。
   

【忠】

2017.08.14

アクティブでいこう!

みなさん、夏休みはいかがお過ごしでしょうか?

暑さが年々増しているような感覚がありますが、これは年を重ねているせいでしょうか?
いずれにしても体調管理には、より一層注意を配る時期です。

あまりクーラーが普及していなかったこどもの頃、夏は窓を開け放ち、すだれ越しの風でしのいだものでした。

若い頃には暑さには強い、ということで30になるまでは、クーラーをかけて寝たことはなく、団扇、扇風機でがまんできました。今は、とうてい難しいですね。

夏にはついつい、うでーっとなり、そのままの勢いで、秋もウダウダしてしまい、ついついものぐさが身についてしまいます。そのようにならないための朗報が一つあります。

 

表題にありますように、
アクティブでいこう! ものぐさ→アスリート化計画

というテーマで、日本科学未来館で、COIの研究成果を展示してもらっています。

下記のHPならびに、紹介の動画をご覧下さい。今年の11月22日まで、開催されています。
     

受験生の皆さんには追い込みの夏ですが、日本の科学研究の最先端に触れてもらい、モチベーションを上げてもらうのもよろしいかと思います。

暑い夏をそれぞれのスタイルで乗り切っていきましょう!

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
   
先日、上記のことで、日本科学未来館へ訪問した折、館長の毛利 衛さん(宇宙飛行士)にお会いする機会を得ました。毛利さんは研究者でもあり、今は館長として日本の先端科学を世界へ発信し、こどもたちの未来をより良くする研究を広めることをミッションに活動されています。お会いできて感激し、さらに科学研究の発展に尽くすことを励ましてもらいました。
【忠】

2017.08.07

オープンキャンパス

先週末の土日は、オープンキャンパスでした。

暑い中、たくさんの高校生、保護者の方に参加いただきました。ありがとうございました。

オープンキャンパスでは、普段、なかなか接することのない大学の教員、学生、院生と直に触れることができます。模擬講義、個別説明、施設紹介、入試の案内など、きめ細やかに、スポーツ健康科学部の学びと研究を体験できます。

            

スポーツ健康科学部の教職員にとっては、直接、高校生ならびに保護者の声(ニーズ、学部の印象など)を聴くチャンスであり、毎年大事な機会として全力で取り組んでいます。

学部紹介で、いつも強調しているのは、「この先生たちのいる学部へ行きたい!」と願って大学を選んで下さい。私どももそのような学部づくりを目指しています。

そのためにも、学部がめざしている人財づくりを発信し、理解してもらい、共感してもらう必要があります。その大きな機会がオープンキャンパスです。今回もそのような機会と出会いを頂きました。ご来場のみなさん、本当にありがとうございました。

都合で参加できなかった方は、この学部HPにて近日中にダイジェスト版のPVを公開しますのでそちらもご利用下さい。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
8/2に東京キャンパスでGATプログラムのプレスセミナーを行いました。卒業生の平井さんにも来ていただきました。
https://www.ritsumei.ac.jp/shs/news/article.html/?id=315

スポ健の先生方で長縄とびに挑戦しました。回数にチャレンジするということを聞いていなかったので、仲良く跳ぶことを意識していました。それにしても同期して、弾むのは楽しいですね。ワイワイいいながらのトライでした。
https://twitter.com/koho_st_RSWEB/status/892536597131829249
【忠】

2017.07.31

長縄跳び

 いよいよ今日は7月最後の日。定期試験もほぼ終わりに近づき、学生は夏期休暇に突入します。 
 思い思いの夏を過ごすでしょう。でも、急激な天候の変化、ならびに体調には気をつけて、素敵な想い出と出会いも含め、充実した夏になることを願っています。

 ご存じの方も、ご存じでない方もおられると思いますが、
このブログは学部開設前の2009年7月27日からスタートして、1日も欠かさず更新されています。つまり丸8年間続いています。これも年ごとに各曜日を担当いただいている先生方のおかげです。これからも、スポーツ健康科学部での日々の活動をできるだけ、スポ健ファミリー目線でお届けしますので、受験生、在学生、卒業生、保護者、関係者のみなさん、ご愛読のほどお願いします。

 さて、先週は会議の多い週でした。7/26-27は常任理事会サマーレビューがあり、2日間、缶詰状態で、これからの学園にとって重要な情報共有、将来展望について忌憚のない意見交換がされました。かなり充実した議論となり、今後の学園政策に反映されていくことになるでしょう。

 その長いサマーレビューが終わり、午後の会議までの昼休みに、学部長の先生方にお集まりいただき、長縄跳びを行いました。
      (整列の時の写真)
     

      (跳ぶ前の写真)
     

 先週のブログで、2019年が校友会設立100周年、という話しをしましたが、その100周年に向けて、学部長先生にアピールしてもらうために、協力してもらいました。先生方、暑い中、本当にご苦労さまでした。怪我人がでずに、ホッとしています。
    校友課のインスタグラム
    https://www.instagram.com/p/BXEhCZrlBKK/?taken-by=r.alumni100th

 立命館大学14学部、立命館アジア太平大学2学部の計16学部の学部長が、2列に並んで、長縄を、「せーのっ」のかけ声をかけながら跳ぶ様は見事なものです。普段、あまり運動されていない先生方が多いにも関わらず、みんなで息を合わせて、気合いを入れながら共通の運動をするのは楽しいものでした。多くの先生方より、「2日間の会議の清涼剤となりました」、「縄跳びを跳んだのは何年ぶりでしょうか。楽しかったです」などのコメントを頂きました。


 ある運動を同期して(同じタイミングで)、行うのは共通性があり、協調性が引き出されるようです。
是非、どこかでお試し下さい。ただし、くれぐれもケガのないように。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 いよいよ今週末、8/5月-8/7火は、オープンキャンパスです。スポーツ健康科学部は例年以上に“熱い”内容で行います。学部紹介、模擬講義、施設紹介、そして個別相談もあります。直接、在学生、先生方ならびに施設に触れ、我々学部での「成長力」、特徴、良さを実感しに来て下さい。詳しいことは下記のHPから。
お待ちしています。
    https://ritsnet.ritsumei.jp/event/2017/opencampus/b/faculty/sp.html
【忠】

2017.07.24

1%の力


 先日、東京出張の折に、学部1~3期生の卒業生ならびに研究科修了1期生から5期生あたりまでと職員(Dan野)のみなさんと、新宿で楽しく食事させてもらいました。

 卒業生・修了生の元気は、明日の活力。みなさんから、パワーを頂きました。

   

 そのときに、最近読んだ、表題の本、『1%の力』(鎌田 實著)について、少しお話ししました。
 
 何かに取り組むときに、急激に大きく変えるには、相当に頑張らないとできません。ただ、ほんの少し、1%だけなら気楽にやれるので、その程度の気楽なところからやってみましょう! という話です。

 ですので、1%変えてみよう、頑張ってみよう、与えてみよう! の精神で少しずつでも積み重ねながら発展していってください、とお話ししました。でも、塵も積もれば山となる、と同じで1%というのはすごく大きなものになります。計算だけですが、もし、毎日1%ずつ向上すると仮定すると、1年後には、もとの40倍近い力になります。計算してみてください。

 いずれにしても、ほんの少し、気がついたときに、やってみる。ほんの少し、続けてみるの精神です。

 大学の行事でみてみると、
2019年は、校友会100周年  http://www.100th-ritsumeialumni.jp/
2020年 大学創立120周年 そして
スポーツ健康科学部・大学院同研究科10周年です! 

 これらの行事に向けて、色んな取り組みをしていますが、
 校友課が中心となっている、「未来人財基金」があります。

本学部の学生も在学中に、この基金から奨学金を受けて成果を上げてきています。また、すてきなことに、奨学金を受けた卒業生が、この基金に寄付もしてくれています。

こちらも、『1%の力』 で、新宿で集まった卒業生、修了生に、アナウンスいたしました。そうすると、すでにほとんどの方が申し込んでくれたようです。

 世の中、ギブ&テイクで、「ギブ」が先に来ます。 チャンスを与えると、チャンスが来ます。
 気持ちをこめた「ギブ」 「ギフト」を未来に届けていただければ、未来からみなさんへチャンスが舞い降りてきます。
 関係者の皆さんも、『1%の力』で、
 未来人財基金の方もお願いします。
      (お申し込みは下記からできますので)
       http://gift2r.info/about_gift.html

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 今週は、定期試験真っ盛りです。学部生のみなさん、頑張ってください。先週の木曜日は、M1の中間発表がありました。M2、ドクターの学生、先生方も集まり、熱心な議論が交わされました。M1は研究計画をまとめましたので、夏にその計画を実行してくれて、秋にその研究成果を示してくれるのを楽しみにしています。
【忠】

2017.07.17

ライフ・シフト (Life Shift)

先週の朝食実習は、基礎演習のAクラス(【Hitomi】先生担当)でした。(Hitomi先生は、金曜日担当のブロガーです。いつも視点が面白く、毎回楽しみに読ませてもらっています!)


このクラスが、朝食実習の最後。いつも切り身の大きな鯖が印象的で、美味しく頂いてきました。Ab先生始め、Ab研のみなさん、ありがとうございました!お礼申し上げます。

さて、最終回の『今日のひと言』は  ライフ・シフト (Life Shift) です。
グラットン・スコット著(池井訳)の本です。副題には、100年時代の人生戦略とあります。

日本人の平均寿命は世界的にみて、トップの水準にあります。日本に限らず、平均寿命は、各国とも年々延びてきています。もうすぐ、平均寿命が100歳になることもそう遠くありません。この本は、そのような、人生100年を迎えるにあたって、従来のような3ステージ型(教育を受けるステージ、働くステージ、引退のステージ)のような発想では、うまく人生を過ごせなくなるので、「新しい生き方」の考え方を示した本といえます。是非、読んでみてください。

 その中で、これからテクノロジーの進化も急激におこります。そのような変化が起これば、当然、仕事(職種)も変わり、仕事のやり方も変わります。そのような時代にあって、「仕事の未来」を考えると、

人間しかできないこと(人間固有の能力) を伸ばすしかありません。
では、それは何かというと、2つのことをあげていました。
①複雑な問題解決の能力 専門知識 帰納的推論 コミュニケーション
②対人関係と状況適応の能力

 ①については、「経済的価値は製造ではなく、イノベーション」という指摘もありました。iPhoneについて説明しましたが、この製造コストは全体の20-30%と言われています。部材の費用、組み立て費用です。残りはというと、このiPhoneを考えたアップル社の利益とその他です。つまり、イノベーションを起こした方が、経済的価値が高くなっていると言うことです。アップルが工場を持っていないといことは有名ですが、知らない学生が意外と多かったです。さらに、iPhoneの部材などの7割ぐらいが日本製とも言われています。

 日本もこれから、イノベーションを起こせる人財がますます求められます。そのような人財に、スポ健学生もなってくれるでしょう。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>


朝トレから研究室に戻る途中で見つけた、写真撮影の様子です。
私は上手く撮れなかったので、Joe先生から写真をもらいました。良い写真です!おそらく、学部紹介のパンフレットなどで使われると思います。
【忠】

2017.07.10

シェフ・デ・ミッション (chef de mission)

先週の朝食実習は、基礎演習のIクラス(【Kenji】先生担当)でした。

   

『今日のひと言』は  シェフ・デ・ミッション (chef de mission)  です

語学堪能な、【Kenji】先生に、これは何語でしょうか?とお尋ねしたところ、

「フランス語です!」  さすがです。

英語で言えば、chef of mission  となります。

chef て何? と学生に尋ねたところ、「料理人です」と明快な答え。

そのとおり、chef de mission は、
いわば、 “ミッションの料理人”です。

何でこのような話しかと言えば、実は、chef de mission というのは、
リオデジャネイロ・オリンピックの英国統括責任者の肩書きでした。

この責任者のミッションは、『one team GB』。  GBはGreat Britain のことで英国をさします。すなわち、英国代表は一つのチームになろう!というのが、責任者のミッションでした。
そのために、選手、スタッフに対して、
誇り(pride)  尊敬(respect)  一体感(unity)  責任(responsibility)
を求めて、見事に成果をあげました。
オリンピックホスト国は、当該の開催大会で大活躍します。でも、翌大会ではパフォーマンスが低下するのが常でした。ところが、唯一、パフォーマンスを高めたのが英国チームです。ロンドンからリオにかけてメダルを増やすことができました。

 物事を進める上で、ミッションをかかげ、それに邁進することの大事さを示唆しています。

 このような話しをして、「1回生のみなさんも、それぞれのミッションをかかげ、それを完遂するには、何よりも健康で活動できなければなりません。そのためには朝食を元気に、機嫌良く、楽しく食べることは大事です。」と締めて、美味しく朝食を頂きました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
   

先週の火曜日に、西園寺育英奨学金(成績優秀者)ならびに+R Challenge奨学金の授賞式がありました。写真は、授業の関係で全員写っていませんが、それぞれの今後の決意をメッセージにしたボードを手に、写真に収まってくれました。学部のロールモデルとしての活躍を期待しています。
【忠】

2017.07.03

エコシステム

先週の朝食実習は、基礎演習のGクラス(【Joe】先生担当)でした。

今回は、出張のため、大変残念ながら欠席となりました。集合写真はab研M1の宮Kさんにとってもらいました。


ということで、『今日のひと言』は、「なし」であったかというと、そうではなくて、パワーポイントに音声ファイルを貼り付けて、メッセージを送らせていただきました。
(ab研の皆さん、いつも無理なご対応に感謝しています。)

『今日のひと言』は  エコシステム   です
最近、良く聞くようになった言葉に、エコシステム(ecosystem)があります。
もともとは、「生態系」を意味する言葉ですが、ビジネスで使われるエコシステムは、「収益活動協調体制」「特定の業界全体の収益構造」として定義されているようです。言い換えると一つの企業単独で収益を考えるのではなく、業界全体を俯瞰した上で、関係する複数の企業が協調することで、業界全体の収益構造を維持、発展させていこうという考え方です。

 例えば、プロ野球を例にとって考えてみると、球団ごとに、それぞれの特色があり、異なるファン層があります。球界全体の発展を考えると、1つの球団だけが毎年毎年、優勝することを想定すると、その球団関係者、ファンにとっては、喜ばしいでしょうが、球界全体としての力が弱まり、プロ野球人気そのものにかげりを見せ、毎年優勝するチームにとっても業績悪化につながります。
そうならないように、戦力の均等を考えたドラフト制度、セリーグ・パリーグともに盛り上げるための交流試合など、球団同士が協調することで、社会全体がプロ野球への関心を高めることになり、プロ野球界全体の盛り上がりに貢献することになります。
 このように、「生態系」を意識した、大きな連関と循環を考えてみることは、その業界、分野、組織の長い目でみた発展のためには必要です。もちろん、生態系が大きな環境変化による影響を強く受けるように、世の中の大きな流れ、社会環境の変化にも意識した対応(適応)が常に求められます。

 ものごと全体を大きな俯瞰図に描き、さらにその中での関連性、外的環境、時間経過などを考えて、「系」としてとらえることは、今後益々重要になってきます。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
その1 B-Labメンバーのメンバー増加。昨年から始まりましたが、新規に1回生を迎え賑やかになりました。金曜日の朝、楽しく身体を動かしています。


その2 ISPGR2017(フロリダ州 フォート・ローダーデール)にて、研究室のM2 S寶くんがポスター発表を行いました。初の国際会議で緊張したようですが、しっかりと議論できたようです。

最後の写真は、今回参加の本学関係者です。

【忠】

2017.06.26

トビタテ

今週は、表題に関わってのブログです。

詳しくは下記の文科省のHPをみてもらいたいのですが、日本の若者を、海外へ送り出しグローバルな人財になってもらうことをねらいとした奨学金制度です。

この制度は、非常に充実した内容ですので、留学を考えている学生のみなさんは、チャレンジして欲しいです。

今回、見事にこの奨学生となった4回生のN田君からメッセージをもらいましたので、紹介します。


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こんにちは。
私は今回、「トビタテ!留学Japan日本代表プログラム」という留学支援の奨学金に第7期生として採用して頂けることになりました。

このトビタテという奨学金は、文部科学省が日本の企業の支援を受けて行う留学促進キャンペーンで、産・官・学が連携して日本人学生の留学者数を増加させることを目標にしています。
トビタテの特徴は、独自性の高い留学計画を積極的に採用することで、なので、トビタテの面接には独自の留学計画と考えを持っている変人ばかりが集まります。そんな世にも面白い奨学金がトビタテ!留学Japanです。

僕は4回生の夏季休暇と春期休暇を使って、オランダで「フィジオセラピスト」というトレーナーの下でインターンシップさせて頂けることになり、その留学計画に対してトビタテから支援を頂けることになりました。

今では、海外留学の奨学金は増えて来て立命から応募できるものも増えてきましたが、僕のような独自の計画を支援してくれる奨学金はなかなかないので、そういった独自なことにチャレンジしたい人にはおススメの奨学金です!

特に、スポ健の学びはもうそれがすでに独自なもので、トビタテには持ってこいなので、スポ健の学びを使って何かにチャレンジしたいなーと思っている人は、トビタテの制度を使って海外に行っちゃうのも面白いと思います!!
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N田君がこの留学での成果をあげて、さらにスポ健での学びと合わさって、さらにグローバルな視野と活躍ができることを期待しています。
留学を検討している皆さんは、是非、下記をご覧ください。

トビタテ!留学Japan HP
http://www.tobitate.mext.go.jp

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 COI拠点での研究成果の一部を、お台場にある日本科学未来館で展示されることになりました。半年間展示されますので、お台場に行かれる方は是非、お立ち寄りください。詳細はまた別の機会で紹介します。


先週はその展示に使うビデオ撮影のため、日本科学未来館へ行ってきました。その帰りの新幹線は、「大雨」のため、小田原で約3時間停まってしまいました。人生2度目の新幹線停車でした。
【忠】