[ Thu ] の記事一覧

2017.05.18

今日は特別いい天気ですね

こんにちは、shinoです。

最近いい天気が続いていますが、今日はまた特別いい天気ですね。
どこかに出かけたくなるような天気ですが、残念ながら今日は授業が朝から詰まっていました。



今週は、スポ健に関係する教員や職員の交流を深める『あいコア会』が大津プリンスホテルでありました。
年数回しかありませんが、日ごろは業務の連絡のみで、なかなか会話ができなかったり、
普段はお世話になっているのにお目にかかれない人たちと、いろいろな話をすることができるいい機会です。

詳細は、ブログ用の写真を撮りまくっていた明日のHitomi先生にお任せするとします。

すごいきれいな景色と、おいしい食事を堪能しました。
このレストランの食事をプロデュースされた、わが学部のab先生と、レストランのシェフに感謝します。
ありがとうございました。



全く話は変わりますが、
私は、スポーツ医としていろいろな仕事をしています。

数年前から奈良県理学療法士協会のスポーツ勉強会で、年に1回、講義をさせてもらっています。

これまでは、専門である『足・足関節のスポーツ傷害』について話をしていました。
昨年は、この勉強会に、うちのゼミ生が、はるばる奈良まで聴講しに来てくれました。

先日、スポーツ勉強会を担当されている先生から依頼があり、今年も講義を行うことになりました。
今年の内容は『脳震盪(のうしんとう)』についての話となりました。


脳震盪(のうしんとう)は、昔のイメージだと、

ラガーマンがタックル後に脳震盪で倒れた後に、
やかんの水(魔法の水なんて呼ばれたことも)をかけたら、スクッと起き上がり、何事もなかったようにまたプレーする。

なんていうことを想像しがちですが、現在では、とんでもない話なんです。

続けて2回、脳震盪を受傷すると、セカンドインパクト症候群(second impact sybndrome)といって非常に危険な事態になる可能性があると言われています。
したがって、今のスポーツ現場では、脳震盪の発症をいかに早く見抜き、適切に対処するかが、選手の今後にとって非常に重要だと考えられています。

特に、私が主に携わっているラグビー競技では、日本ラグビー協会が、試合に関係するチームドクター、マッチドクター、トレーナーなどを対象に脳震盪や救急処置に関する多くの講習会が開かれています。
昨年より、ラグビートップリーグでは、脳震盪を含めた救急処置に対する資格を、定められた講習会に参加し、習得しないと、試合中にピッチ内に入り、処置を行うことができなくなりました。

2019年日本開催のラグビーワールドカップに向けて、メディカル部門も着々と準備に取り掛かっています。
まだ整備されていない競技もたくさんあるかと思いますが、どの競技でも脳震盪は起こる可能性があります。

奈良県理学療法士協会では、高校野球のサポートを毎年されているようで、その中で脳震盪の勉強が必要だと感じられたようです。

私がスポ健で行っている基礎スポーツ医学II(外科系)の授業でも、『脳震盪』の話は少ししますが、競技に携わる人は、みなさん是非とも勉強して、適切に対処して欲しいと思います。


2017.05.11

久しぶりに

こんにちは、shinoです。

GWもあっという間に過ぎちゃいましたね。

ここ最近は日差しも強くなり、だんだん暑く感じるようになってきました。
皆さん、体調は崩していないでしょうか?

さて、私はGW中に、自宅近くの奈良公園にある若草山を歩いてきました。
若草山は皆さんご存知だと思いますが、麓には大仏で有名な東大寺があり、
毎年1月には山焼きという、奈良の早春を告げる伝統行事があるところです。
菅笠のような形の山が三つ重なって見えることから、三笠山なんて呼ばれることもあるそうです。
山頂には、清少納言の枕草子にも出てくる鶯塚古墳があります。




山なんて言ってますが、高さ342mなので、登山というより、散歩という気分です。
約1時間ぐらいかけて、ゆっくり歩いていきました。
しかしながら、歩き出すと、なかなかどうして、
思っているより傾斜があるので、結構な山を登っている気分になってきました。

山頂まで到着した時には、そこそこ疲れてしまいました。
でもしっかり歩いた甲斐があって、山頂では、風がとても爽快でした。




奈良公園なので、当然のごとく、鹿があちらこちらで歩いています。
ちょうど今は、鹿の子供が産まれる時期なので、小さなかわいい鹿にも出会えます。



途中は、新緑や、山藤が色鮮やかできれいでした。


久しぶりにのんびりした時間を過ごすことができました。

2017.05.04

GWの1日

こんにちは、shinoです。

GW真っ只中ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

この3連休は大学の授業も休みです。
基本的に大学の授業は決まった期間内で計15回の授業を終えないといけないため、
祝日も授業日となっていることが多いのですが、
GWだけは休みになっています。何だか嬉しいですね。いい天気ですし。

ちょうど新学期が始まって1か月経ちました。
疲れが少し出てくる時期ですし、ここで一発リフレッシュして、
次週からの授業を乗り切って下さい。

GW初日の先週土曜日は、大学の統一補講日となっていました。
その日に6月の休講に先立って、僕のクラスは補講を行いました。

祝日で土曜日ということだったので、どのぐらいの人数が来てくれているか心配だったのですが、
いざ教室に入ってみると・・・





何と、ほとんどの人がちゃんと授業に来てくれていました・・・安心しました。

授業に参加することは、当たり前なので、ビックリしていたらダメなのですが、
やっぱり授業に参加してくれているみんなを見るとちょっと感動しますね。

スポ健の学生は、みんな真面目に熱心に授業に取り組んでくれていることが、改めて実感しました。


残念ながら都合が悪く授業に参加できなかった人も、心配する必要はありません。
補講の内容も、しっかり復習してもらえれば大丈夫ですよ。

このまま続けて頑張ってほしいと思います。

2017.04.27

先週土曜日の講習会

こんにちは、shinoです。

早いもので、もう4月も終わりますね。
新緑がきれいな季節ですなんが、最近、花粉症で目が痒いのが辛いです。

花粉症も蕁麻疹と同じくI型アレルギーなので、花粉にさらさないようにするのが一番ですが、
花粉に全くさらされない生活を送るなんてことは無理ですよね。
仕方がないので、この時期は、点眼、点鼻薬を使用しながら、何とか乗り切ろうと思っています。

先週の土曜日に、2017年度の放射線業務従事者教育訓練講習会が行われましたので、参加してきました。
スポ健には、研究用にDXA(Dual-energy X-ray Absorptiometry:デキサ) と呼ばれる身体組成を計測する機器があります。
DXAとは、体の中の骨や筋肉、脂肪の量を、極微量のX線(放射線)を使用して計測するものです。
一般的なのは、病院での計測で、骨粗しょう症の診断をするために主に使われています。

スポ健の研究は、身体組成の評価をすることが結構あるのですが、DXAの測定は誰でも行えるわけではなくて、放射線業務従事者の申請をしないといけません。
その教育訓練講習会がありました。

講習会はBKCキャンパス ローム記念館 5Fの大会議室で行われ、放射線を扱った研究を行う予定をしている職員、院生、学生達が多数受講していました。





内容は放射線の人体に対する影響と、放射線障害防止に関する法令についてでした。
私は午前中のみでしたが、午後からはさらに専門的な取り扱いについて行われていました。

ちなみに、放射線は『radiation』と英語で表記するのですが、
この『radiation』はやさいの『大根=radish』が語源だそうです。
放射線が放射状に広がる様子を、大根が地中に根を張る様子に例えられているかららしいです。

・・・なるほど。

普段あまり耳にするような内容では無かったので、なかなか難しかったですが、非常に新鮮で興味深かったです。

2017.04.20

ゼミの風景

こんにちは、shinoです。
先日の雨ですっかり桜も散ってしまいましたね。
今年は天気が悪かった。。。
僕も残念ながら、お花見に行くことはできずに、車中からチラッと眺めただけでした。

ということで、
本日は、ゼミの様子を紹介します。

うちのゼミは、主にスポーツ傷害に関することを勉強します。
スポーツ傷害に関するゼミってなかなか想像がつきにくいかもしれませんが、
実際どんなことをしているかというと、スポーツ傷害に関係したいろいろなこと(要因、治療、リハビリ、予防など)を勉強しています。

ゼミ生達は、

すでに学生トレーナーとして活躍している子
トレーナーとして働きたいと思っている子
医療や福祉関係の仕事を考えている子
子供や学生にスポーツを指導する立場になるために傷害の知識を持っておきたいと思っている子
自分自身が怪我を経験したためスポーツ傷害について知りたいと思っている子

などなど、様々な理由はありますが、
スポーツ傷害に対する知識と、実際に使える技術を何か一つでも習得したいと思ってくれています。
その中でも何を学びたいかをしっかり考え、みんなで相談しながら、自分達で進めていけるようにしています。



写真は3年生のゼミの風景ですが、1,2回生で勉強した知識をフル動員しながら、ディスカッションしているところです。
上手くまとまったのでしょうか??

彼らは、まだゼミ3回目と始まったばかりなので、ギクシャクしたところもありますが、試行錯誤しながら頑張っています。

今まで勉強してきた知識と、スポーツ傷害とのつながりを考えることはなかなか難しいですが、
そこがつながってくると、これまで辛かった記憶しかない解剖学なんかが非常に面白くなり、
さらにスポーツ傷害に対する興味が湧いてくると思います(湧いてくることを期待しています)。

こんな感じで日々勉強しています。
ゼミ生みんなで作り上げていく楽しいゼミです。

2017.04.13

やっと晴れました。

こんにちは、

本日から木曜日を担当することになりましたshinoです。
よろしくお願いします。

さて、4月も2週目に入りましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
大学の授業も先週の木曜日から始まり、今日でちょうど1週間です。
新1年生はこの1週間の授業を受けただけでも、どっと疲れたのではないでしょうか?
高校の授業と違って、大学の授業は主体性、自主性が強く求められます。
自らが行動を起こさないと、なかなか前に進まず、やりたいと思っていることがうまく出来ません。
大学生活の4年はアッという間に過ぎてしまいますので、いろいろなことに興味を持って、積極的に取り組むようにして下さい。
とはいえ、上級生たちも1年生の時は皆さんと同じだったと思います。
肩肘張らず、リラックスして、まず、新しい生活を満喫してみるぐらいの余裕があってもいいのかもしれませんね。

桜も先週末ぐらいから、かなり咲いていますが、あいにくの雨続きでした。
本日はやっと晴れ、桜もまだ散らずに残っていてくれているので、今週末は是非とも桜を見に外に出かけましょう。



写真は先週末にマッチドクターとして出務した女子なでしこサッカーの試合です。
この日も天気は悪かったのですが、スコアボードの後ろにも桜が綺麗に咲いていたので、試合前に撮りました。
試合自体は、逆転に次ぐ逆転で、なかなか面白かったです。
ドクターとしての出番は、ほとんどありませんでした。よかった。
やっぱりテレビより生で観戦する方がいいですね。
女子サッカーに限らず、皆さん是非ともスタジアムに足を運んで、スポーツの良さを体感して下さい。

スポーツドクターとしていろいろなことに携わっていますので、その様子もどんどん載せていきたいと思います。

では、1年間、皆さんよろしくお願いします。

2017.04.06

前期授業開始!

いよいよ前期の授業が今日から始まりました。
入学式でも新年度の始まりを感じることができるのですが、授業が始まると一気に学内も活気づきます。

先週、どうしても撮ることができなかった桜の花もようやく開花し、現在は木によって、まちまちですが5分咲きぐらいでしょうか。
早いものでは、7分咲きぐらいの桜の木もありました。


昼休みになると桜の下で花見をしながら昼食をとっている学生もちらほらです。

インテグレーションコア(学部棟)の近くの枝垂れ桜はまだまだですが数輪咲いていました。


一気にキャンパスの中も”春らしく”なってきました。

追伸:
1年間このブログの木曜日担当をしておりましたが、次回より新しい担当の先生に交代です。新しい木曜日担当の先生は誰なのか、、、楽しみにしていてください。

新しいい木曜日担当者は、篠原先生です!


1年間、ありがとうございました。またお会いしましょう!

naru

2017.03.30

新年度まであと2日

先週は卒業式について書きましたが、あと2日で新年度が始まり、新入生が入学してきます。せっかくですので、春らしく桜の写真をブログに載せたいと思い、学内にたくさんある桜のほとんどを見た気がしますが、まだ1輪も咲いていませんでした。ただ、入学式には間に合わないとは思いますが、つぼみは大きくなってきましたので、授業開始頃には咲いてくれると思います。
下の写真は学部棟であるインテグレーションコアの近くのソメイヨシノと枝垂桜のつぼみの様子です。




その他、学内では新入生入学の準備もちゃくちゃくと進んでいます。3月の卒業式後は一時的に学内から学生が減ることもあり、少し静かになりますが、やっと新入生を迎える新年度の雰囲気がでてきました。


スポーツ健康科学部でも、4月2日の入学式前の4月1日に行われる学部の式典などの準備も進んでいます。その他、私自身は学部のパソコンルームのリニューアルのため、PCの環境づくりやネットワークの構築など、新年度に向けた準備をしながら、4月1日に新入生に会えるのを楽しみにしています。

naru


2017.03.23

卒業式・修了式(その2)

昨日のippo先生の予告通り、引き続き昨日の卒業式についてです。

卒業生、修了生の皆さん、卒業/修了、おめでとうございます。

うれしいような、寂しいような複雑な気持ちにもなりますが、
やっぱり立派に卒業していく姿をみるとうれしい気持ちが勝ります。

これからも様々なキャリアに進んでいく卒業生たちですが、
是非がんばって欲しいです。

また、たまには元気な姿を見せに帰って来てくれたらうれしいです。

昨日の卒業式では優秀卒業論文の発表もありました。
少し遠目からの写真ですので、分かりにくいですが、前に整列している学生たちが受賞者です。



私の研究室からはI君が受賞しました。


卒業式の後には、スポ健恒例の卒業/修了記念パーティーがありました。
毎年、学生が主体となって企画をしてくれているのですが、凝りに凝った演出で、そのクオリティに驚かされます。
今年も完成度の高いムービーから始まりました。プロ並みです。
以下はムービーの一場面ですが、かっこいいロゴまで作っていました。



もっと他にもみてもらいたかったのですが、暗くて私のカメラでは他にはうまく映りませんでした、、、

このパーティーでは、いつも感動させられます。

他にも書きたいこと、紹介したい写真※はたくさんありますが、今日はこの辺で。

卒業式に関連するブログ、まだまだ続く予感です。

※写真は連写モードで撮影したのもあったのですが、588枚撮りました。使える写真は少ないですが、、、

naru

2017.03.16

河内川ダム建設現場でスマートウェア検証実験

先日、福井県三方上中郡若狭町の河内川ダム建設現場でスポーツ健康科学部で開発しているスマートウェア検証実験を行いました。



いつもは実験室という一定の実験用に整備された環境で実験を行うことが多いのですが、実用化を考えた場合、実験用に統制された環境だけではなく、実際の環境や生活場面で検証することも重要です。

実験室でも厳しい環境や状況を再現して実験を行っていますが、人工的な環境であったり、被験者の方にもあらかじめ指定の動作のみを行ってもらったりと、起こることがある程度予想できます。この方法では、データの解析や課題点の抽出がしやすい利点があります。開発当初は、この方法の方が効率的です。

一方で実際の環境では、被験者の方もどんな動作を行うのかも分かりませんし、天気、気温も統制できませんので、実験室の実験と比べて厳しい試験になることもあります。ただ、その結果は、これまでの見落としの発見や本当の意味で社会で役に立つか否かを判断する材料にもなります。

建設現場にも色々な方が働かれています。

現場で働かれている方、



オフィスワークが多い方


下着なので見た目には分かりませんが、様々な方に着ていただきました。


今回は、スマートウェアで計測された心電図などのバイタルデータをインターネットを介して、データを約50km離れた滋賀県草津市リアルタイムにサーバーに送ることで、いつでもどこでもユーザーの状態を確認できるシステムの開発も行い、スマートウェアや被験者の方の状態をダム建設から少し離れた建設事務所と立命館大学の両方で同時に遠隔で確認しました。

私も立命館大学から自分のスマホやオフィスのPCで確認していました。まだ、詳細の分析を行う必要がありますが、安定してスマートウェアも遠隔管理システムも安定した動作が確認できました。

まずは一安心。

このシステムがどのように役に立つのか。どんな応用が考えられるのか。

今後の展開にご期待ください。

naru