[ Tue ] の記事一覧

2017.05.23

教員採用審査対策

 先週火曜から「五月晴れ」の日が続いており、日差しは次第にきつく感じるようになりましたが、吹く風は清々しいですね。火曜日に「あいコア会(スポ健親睦会)」がありましたが、開会前に琵琶湖畔を歩いていると観光遊覧船の”ミシガン”と遭遇しました。大きな船ですね・・・さすが琵琶湖。

 教職を目指す4回生の皆さんは、教員採用試験(審査)に向けて熱心に勉強をしています。教員採用では、一次審査として筆記試験がありますが、その内容も一般教養・教職教養・教科専門と出題範囲は広く、理解するためには多くの時間を必要とします。それぞれ参考書や問題集と真剣に向き合っています。また、二次審査でも、実技審査・面接審査・模擬授業審査と続きます。昨年度はスポ健から現役で9名が小学校、中高等学校の教員として採用されていますが、今年も一人でも多く現役合格出来るように頑張っています。

 教職を目指す有志が、教員採用対策の「自主ゼミ」を立ち上げて日々勉強に励んでいます。筆記審査対策、水泳やマット・武道など実技練習について場所を確保して取り組んでいます。
 コモンズのプールでは水泳の練習、アリーナでマットの練習、BKCジムのアリーナでは、【O本】先生から柔道を教えてもらっています。


 面接練習では、志願者学生が「教員を志望する理由・自己PR」を1分間で発表し、その中からキーワードを面接官役の学生抜き出して質問を10分間行い、思考を深める練習を行いました。この練習によって、教職を目指した具体的なきっかけや実際に教員になった場合、どのような指導が出来るのかを確認する事が出来ます。何度も練習を繰り返すと、次第にどのような答えをすることが教員採用の場合必要なのかが理解できるようになります。

 模擬授業では、30分程度で導入部分の指導案を作成し、5~10分程度の模擬授業を行います。学習の目標を確認すること、生徒の学び方を確認すること、教員の立ち位置、机間巡視、声の大小、視線の配り方、言葉遣い、表情などに気を付けながら練習をするのですが、初めは慣れないので戸惑う場面が多々見られます。「面接」や「模擬授業」は慣れる事が大切ですので、何度も繰り返し練習を行いましょうね

2017.05.16

頑張れ!! 体育実技指導

 風薫る五月・・・BKCを吹き渡る風が心地よい季節です。学内を歩いていると、ツツジの花が満開で、見とれてしまうほど美しく咲いています。

 南草津駅からバスに乗って大学まで移動しているのですが、道端の水田には植えられたばかりのお米の苗が風に弱々しくなびいています。しかし、これから太陽の光をたっぷりと浴び、分けつを繰り返しながら逞しく育っていくのですね。楽しみです・・・。

 教職を目指す4回生の皆さんは、6月頃から教育実習があります。既に実習校へ挨拶に行って、指導する単元などを聞いてきた学生さんもおり、どのような進め方をすればよいのかと質問を頂きます。普段、人間関係のない実習校の生徒たちを指導するのは大変な事ですが、大学で勉強した事を指導計画に書き、時間をかけて指導過程をイメージしてください。時間をかけてしっかりと準備することで、落ち着いて授業をすることが出来ます。

 さて、前回も書きましたが、教職を目指す3回生の学生さんがスポーツ健康コモンズのアリーナで模擬授業を行っています。本日は、機械運動(鉄棒とマット)の模擬授業が行われました。緊張の面持ちでしたが、懸命に指導内容を伝えようと努力している姿を見て、頼もしく思いました。この積み重ねが教育実習で役に立ちます。
来週は、座学(体育理論と保健)の模擬授業を行います。



 1回生のスポーツ指導実習A(バスケットボール)も、本日から基本的な技能に関しての模擬指導がスタートをしました。受講生全員、どのような技能を習得させるのかを指導案に書き、それに基づいて指導をおこないます。本日は、8名の学生さんが体育指導に挑戦をしました。

 
 初めて人の前で指導を経験する学生さんがほとんどですが、大きな声で頑張って指導をしていました。小さな経験を積み重ねることにより、指導技術が向上してきます。頑張れ未来の指導者たち・・・

2017.05.09

頑張れ教師のタマゴ達

皆さんゴールデンウィークは有意義に過ごされましたか。サークル活動やアルバイトなど忙しく過ごされた方、ゆっくりと休息された方、旅行などで思い出を作った方など様々だと思います。
山々の新緑が眩しい季節となり、BKCキャンパスでも、つつじなど多くの花々が咲いています。良い季節となりましたね。



これは、スポーツ健康科学部がある建物「インテグレーションコア」に設置されているエレベーターに掲示されているものを撮影したものです。「スポーツ健康科学部・大学院研究科のビジョン」「あいコア精神」「スポーツ健康科学プロフェッショナル宣言」「行動指針」が【見える化】されており、各文を確認することで、襟を正す毎日です。


月曜日1限に教職授業である「(教)保健体育科授業研究」が行われています。保健体育科の教員免許取得を目指し、開設されている講義でM尾先生と私、ESのK﨑君で指導をしています。受講者が教師となり指導案を作成し、その指導案に基づき模擬授業を行うというプログラムですが、体つくり運動やダンス・器械運動など中学校・高等学校で実施される領域を学習指導要領に従って学習を進めています。初めての体育指導で戸惑いながらのスタートでしたが、生徒(役の学生)への声掛けや発問など学習内容面でも工夫しながら取り組んでいます。頑張れ、教師のタマゴたち

2017.05.02

スポーツ健康コモンズでの授業

BKCスポーツ健康コモンズ(以下、コモンズ)が2016年9月から使用出来るようになり、体育館・プールでスポーツ健康科学部の様々な授業やイベントが行われています。


現在コモンズのプールでは、スポーツ指導実習B(水泳)の講義が行われており、3回生を中心に60名の学生さんが受講しています。この講義は、スポーツ指導者となるために各種泳法に関する指導法とアクアビクストレーニングの指導法を学んでいます。
各種泳法の指導法は、私とO塚先生、アクアは特任准教授のIM枝先生で指導を行っています。補助としてTAのOK谷くん、ESのAS子さんが加わり、学生さんの熱心な学びのサポートを行っています。


コモンズのプールは屋内25m7コース、屋外50m4コースが整備されていますが、講義では屋内で実習を行っています。室温・水温とも30度前後ですので一年を通じて安定して授業を受ける事が出来ます。ちなみに、昨年度後期の同講義では、外は雪・・・という気象状況でも問題なく授業を進める事が出来ました。

その他コモンズには、スポーツジムやくつろぎスペース、カフェも設置されており、多くの学生さんで賑わっています。スポーツ施設は授業以外に個人利用開放しており、ジムやプールを使って運動を楽しむ学生さんが増えています。皆さんも気持ちよい汗を流しにコモンズを訪れてみては如何でしょうか。

2017.04.25

実ほど頭を垂れる稲穂かな

 寒かった今年の冬から一気に温かくなり、学内を彩った桜も風と共に潔く散り、葉を大きく広げようとしています。本年度も前期セメスターが始まり3週間が経過しましたので、各講義ともより深い内容へと入っているのではないでしょうか。

 私の出身地である高知は、春が駆け足で過ぎ去り、ゴールデンウィーク前後には初夏を感じさせる日々が始まります。昔は米の「二期作」で知られておりましたが(我々が小学校時代は社会の教科書には必ず掲載されていました)、減反政策等により現在は二期作を行う農家はほぼ見られなくなりました。それでも台風襲来に備えて8月収穫を目標に、3月末には田を耕し整地して、4月中には田植えを完了するところが多いです。


 私の前職の学校(高知県中部の中学校)では、校区の水田を借りて米づくりを行い、収穫した米を地域のお祭りや地元の量販店で販売する体験学習プログラムをキャリア教育の一環として行っています。4月初めに地域の協力者の方々と稲作の流れを確認し、地域の農家の方に「特別授業」をお願いし、田植えや収穫までの作業を学習します。4月中旬、地域の幼稚園児や小学生と共に中学生が中心となり田植えを行います(教員も校長を筆頭に率先して水田に入ります)。水温む水田に素足で入る時の泥の感触。足の指の間を泥が「にゅるっ」っと通り抜けるなんともこそばゆい感覚があります。


 生徒全員が水田に入り、苗を片手に植えていくのですが、みんなで協力して横のラインを合わせ、一歩ずつ足場を確認して慎重に田植えをします。全身泥だらけになりますが、熱心に、そして楽しそうに作業を進めていきます。2時間程度で田植えが終わると、水田近くの用水路で泥を落とすのですが、この用水路の水は近くを流れる「仁淀川」から引かれており、江戸時代の土佐藩家老・野中兼山の指揮のもと造られた歴史遺産です。

 季節が進み、7月頃には稲の穂が大きくなり、8月には黄金色になり稲の穂は大きく頭(こうべ)を垂れますので、夏休み、生徒総出で鎌を持ち、一束一束汗を流しながら刈っていきます。乾燥、脱穀、精米と生徒が地域の協力者と一緒に作業を行い、5Kgの袋に詰めていきます。
なぜ、この話を書いたのかと言いますと、私の座右の銘は「実(みのる)ほど、頭を垂れる稲穂かな」です。生徒にも全校集会で稲作の体験を通じてこの格言の意味を話します。成長するにつれ、自分の足りないものを自覚し、他者に敬意を払いつつ、足りないものを身に付ける謙虚な姿勢で人と接しなければならない。私自身そうあらねばならないと、常に言い聞かせている言葉です。
学校や社会で多くの事を学び、多くの人との出会いがありますが、自分を冷静に客観的に見る事を怠らず、自分自身を向上させるために真摯な態度で人と接する人間でありたいと思っています

2017.04.18

教職希望者とゼミの様子

 先日開催された1回生向けの「教職ガイダンス」には、スポーツ健康科学部から100名を超える学生さんが参加をしており、「現時点で教員になりたい」「教員を将来の仕事としての選択肢の一つとして考えている」と考えている学生さんが多数いる事が分かります。免許を取得するには最も恵まれた時期・機会・環境を活かして頂きたいと思います。


話は変わりますが、【智】先生のゼミでは、3回生のゼミの時間の一部に4回生が参加をして「合同ゼミ」を行っています。第1回目の合同ゼミでは、4回生から「卒論プレ発表」の為に作成した内容を3回生に紹介をしました。3回生をいくつかのグループに分け、ローテーションで4回生全員の発表を聞き、質問をするという企画です。

このゼミは、さまざまコースから学生が集まっているため、卒論のテーマも多岐にわたっています。3回生からは「4回生の先輩のプレ卒論を見る事が出来て、大変良かった。先輩方の話を聞き、自分も卒論に取り掛からなければならない時期がきたんだと実感しました。」「4回生の方々のプレ卒論を見て、本当に多くのテーマがあり、何でも学べるのだと思いました。」「【智】先生のゼミのアットホームな空気感に安心しています」など好評でした。ゼミを通じて自分の追求したいテーマを設定して、将来に役立つ内容を深く研究をして頂きたいと思います。がんばれ!!

2017.04.11

学びについて一言

【ken】先生から「火曜日」のブログ担当を引継ぎました【 司 】です。
【ken】先生のように学生さんの活躍を中心として、皆様に立命館大学スポーツ健康科学部の様子をお伝え出来ればと思っています。よろしくお願いします。担当最初のブログですので、どうか気楽にお付き合い下さい。
 この冬、琵琶湖周辺の寒さが厳しく、湖西の山頂にはまだ雪が残っています。その影響でしょうか今年は桜の開花が大きく遅れており、クインズスタジアムをぐるっと囲むように植樹されている桜もやっと咲き始めました。

皆さんはこの人物(写真)をご存じでしょうか。



米沢藩第九代藩主「上杉治憲(鷹山)1751~1822」です。ご存知の方も多いと思いますが、「成せばなる 成さねばならぬ何事も 成らぬは人の 成さぬなりけり」の言葉は有名で、その行政手腕を尊敬する政治家や著名人も多数おられます。私も尊敬する一人であり、学級経営や学校経営の基礎として鷹山の考えを参考としてきました。念願かなって7年前に米沢を訪れる機会を得て、上杉神社や上杉家廟所、春日山林泉寺などを散策しました。(写真はその際に撮影したものです)

 「学び」に関して、新入生(在学生)の皆さんに一言。
鷹山は儒学者の細井平洲から学問を授かるのですが、その中に「学思行相須つ(がくしこうあいまつ)」という教えを徹底して受けています。意味は、「学び、考え、行動することの三つがそろって、初めて学んだことになる」という意味です。学んだ学問の意味を自ら解釈をしてその真理を追究し、そして実践をすることで真の学びがあるという事です。鷹山の行った多くの改革は、この考えが基礎となっていたのだと思っています。

4月1日の新入生歓迎式典で伊坂学部長先生から「未来を拓く力(創造する力)」として、①問題を見つける力(考える力)「総合、学際、分離融合の学び」②解く力(論理的な思考力)「理論と実践」③諦めない人間力(知・徳・体)「小集団教育の徹底」の大切さの話がありました。新入生(在学生)の皆さん、「理論と実践」を大切にして頂き、スポーツ健康科学部の4年間で本当の意味での「学び」を経験して、培った「学びの成果」を社会人として実践される事を期待しております。

2017.04.04

新入生クラス懇談会 その2

他の先生方もお書きのように、キャンパス内は新入生を迎え、新しく出会った学友同士が初々しい会話をしながら歩いている様子がキャンパス各所で見られ、一年を通じてもっともフレッシュな時期となっています。

今年度の新学期の講義は4月6日からですが、新入生にはオリエンテーション企画が盛りだくさん用意されています。特に小集団で行う初年次教育科目である「基礎演習」では、新入学生全員が30人程度の小集団に分かれ、オリター、AAと呼ばれる上回生のサポートを受けながら、大学における学修の進め方、チームビルディング等を身につけていきます。私もこの基礎演習を1年ぶりに担当することになり(Iクラス)、オリター(マイト、ケイヤ、アツタマ)、AA(アヤカ、タロウ)と一緒に新入生の学びの導入を行なっています。








第1回の懇談会となったこの日は、オリターらの企画で、緊張の面持ちだった新入生が、
自己紹介後、アイスブレイクのゲームでさっそく打ち解け、
懇談会の最後では、全員いい笑顔で集合写真に収まることができました。
順調な船出ができたと思います。
この1年の成長を楽しみにしたいと思います。



※追記
次回からの本ブログ(あいコアの星)火曜日担当は、【司】先生となります。【司】先生は、長年保健体育教員として中学校教育に携わられ、その後、教育委員会、文部科学省において教育行政のお仕事を歴任されたのち、学校長として地域と学校を結びつけつつ、多くの優秀な生徒を輩出されてこられました。昨年度よりスポーツ健康科学部へ御着任され、教員を志望する学生に対する講義、演習さらには、それ以外のところでも、懇切丁寧に学生の指導・相談に乗っていただき、初年度に早速学生を学校教員として教育現場へと送り出していただいております。
【司】先生より、「校長時の学校だよりを書いている際に貯めた、とっておきのネタがたくさんあります」とのお言葉もいただいております。次回よりの【司】先生の投稿を楽しみにしたいと思います。

【司】先生へとバトンタッチ!

それでは、読者のみなさま、ありがとうございました。
引き続き、あいコアの星をご愛読くださいますようよろしくお願いいたします。

Auf wiedersehen!



【ken】

2017.03.28

フルマラソンへのチャレンジ

キャンパス内では卒業式・修了式が終わり、新しい年度に新入生を迎える準備が進められています。

以前このブログでも宣言?しましたが、先週末に、プライベートにおける今年度最後のイベントとして、「フルマラソン」へ挑戦してきました。もともと、球技種目の競技歴が長かったため、長い距離を走ることは得意ではありませんでした。しかし、日々の運動不足の解消のために始めたウォーキングやジョギングを経験するうちに、自分の体力に応じて、簡単かつ、じっくりと運動に取り組めるところに徐々に面白さを感じるようになり、「いつかはフルマラソンを」と思うようになっていました。しかし、なかなかチャンスがなかったのですが、郷里の徳島で開催されている「徳島マラソン」が10回の記念大会となったことや、開催が参加しやすい時期に変更になったことから、今年こそエントリーしてみようと思いきって、エントリーしました。

エントリー後には、大会本番に向けて徐々に練習を積んでいこうと思っていたのですが、なかなかそのような時間がとれずに、いつのまにやら、大会当日をむかえてしまいました。
明らかに準備不足であったため、大きな不安のまま、スタートしました。
当日は、1万2千人を超えるランナーが参加し、ゲストのアテネオリンピック女子マラソン金メダリストの野口みずきさんに励まされながら、元気に阿波路へと出発しました。この日は、薄曇りの天気で徳島特有の風もそれほど強くなく、日本三大暴れ川と数えられ、四国三郎とも呼ばれる吉野川も、雄大そして滔々とした流れでランナーを励まします。また、沿道にはあらゆる趣向を凝らした応援の方々がランナーを応援してくれました。阿波踊り、南京玉すだれ、神楽、エイサー、ヒップホップダンス、ロックバンドなどなど、ともすれば単調な景色となりがちななか、ランナーの気を紛らわせるに十分な応援を楽しみながら走ることができました。





ご存じのように、四国は八十八か所の遍路参りが江戸時代より盛んに行われており、徳島の隣県である香川讃岐の国生まれとされる空海(弘法大師)ゆかりの寺を巡礼する人はいまでも多く、四国の道では白装束に身を包み、同行二人と書かれた笠を身につけた「お遍路さん」をよく見かけます。また、そのお遍路さんに対して、街の人は食物や餞別を与える「お接待」を続けてきました。このお接待の精神は、自分は巡礼に出ることはできないが、巡礼者であるお遍路さんをもてなすことで、自分にも功徳があるように願うというものです。

徳島マラソンも、こうしたお接待文化が顕れていて、沿道の方々(老若男女)が、別にエイドステーションでもなんでもないところで、自分で用意したあめ、チョコレート、梅干し、たくあん、レモンのはちみつ漬け等をランナーに配っている様子をあちこちで見かけました。
市民のみなさんは、それぞれの目標に向けてひたすらにゴールを目指すランナーに結願成就を目指す遍路巡礼者を重ね合わせているかのようでした。こうしたお接待文化が、徳島マラソンの完走率の高さ(第9回完走率90.6%)の一因となっているのかもしれません。

さて、肝心の私のランニングですが、かろうじて制限時間ギリギリに、ゴールにたどり着くという、予想通りの展開で幕を閉じましたが、完走した爽快感と全身の筋肉痛は、次回へのリベンジを決意させるに十分なものでした。
次の機会に向けて今度こそ、しっかり準備して臨みたいと思います。


※追記
このブログの担当も今回が今年度最後となります。この1年間、私の凡庸な拙文におつきあいくださった方々、誠にありがとうございました。マラソンと同様、なんとかゴールとなりました。
時々、「読んでるよ!」とお声をかけてくださった方の声が励みとなりました。
次週はいよいよ、新年度です。次年度の火曜日担当の先生(強力な方です)の紹介をさせていただきたいと思います。




【ken】

2017.03.21

卒業式間近

立命館大学では卒業式が、3月20日〜22日にキャンパス別に実施されており、スポーツ健康科学部が属するBKC(びわこくさつキャンパス)では、明日22日が卒業式となっております。
【忠】先生もご紹介されておりましたが、キャンパス内も卒業式に向けて準備が進められており、各方面で活躍している学生さんを紹介した大きなパネルが設置されていました。明日は、多くの卒業生がこのパネルの前で卒業の喜びを爆発させることとでしょう。


卒業は、英語で graduation といいますが、その語源となるラテン語は gradus(グラデュス)で、その意味は「歩み、足取り、階段」などを指すようです。つまり卒業とは、4年間なり2年間という時間をかけて歩んできた道や登ってきた階段を振り返るとともに、たどり着いた先に見えてきた階段を、どのように歩んでいけばよいのかを考える時間なのかもしれません。

明日は、それぞれが歩んできた道をともに振り返り、お祝いしたいと思います。


※週末に岐阜大学にて開催された「第15回日本発育発達学会」に参加してきました。今回の大会テーマは「強い子どもを育むための戦略的ビジョン」であり、スポーツ庁の鈴木長官も出席したシンポジウムや発育発達に関する多くの研究発表があり、大いに刺激を受けました。所用のため、参加できなかったプログラムも多かったのですが、参加された方に伺うと、実技なども公開され、日頃保育・教育・現場等で指導されている方々の熱気を感じる大会となったようです。開催を担当された方々のご尽力に感謝いたします。


会場となった岐阜大学のキャンパス内でみかけた梅の花ですが、花弁の色が白とピンクに分かれていました。この木は、枝により、花の色が違っていたので、おそらく、接木等がなされたことによる、キメラなのかもしれません。
しかし、卒業のおめでたい日にはうってつけの花でした。




【ken】