naoです
日本バスケットボール学会大会(日本体育大学世田谷キャンパスで開催)に参加してきました。
3年目ですが、論文集も発刊されており、事務局のご苦労に感謝する次第です。
今回の学会大会では、戦術(勝敗)に関する発表が多く、フロアーからどうすれば指導に応用できるのかといった質問に対し、研究発表者からコーチの顔に変わる雰囲気が特徴的でした。
質問する方も、研究者というよりも、「私の指導経験では・・・」といったコーチの顔で議論されている雰囲気がありました。
さらに発表内容を確認するために、「実演してくれませんか?」といった質問が出され、発表会場が体育館のような雰囲気になることもありました。
指導現場の立場から「○○の練習を取り入れたら勝った」という報告なども、私は興味がありました。
特に研究結果を実践現場に取り入れることができるのかという視点でディスカッションする雰囲気は、競技種目学会の特徴だったと感じました。
日本バスケットボール界の競技力を向上させるためにも、本学会は重要な役割を担うのではないかと思い参加していました。
立命館大学の張君(スポーツ健康科学部研究科M1)は、アメリカ、中国、日本の代表チームの試合分析結果(リオオリンピック大会&予選大会の試合から)を報告しました。
各チームの動作数に対する得点の関係から、効率よく得点を得るアメリカの特徴を示した報告に、指導者らは興味を示していました。
ところで、日本体育大学世田谷キャンパスといえば、テレビ番組で取り上げられる集団行動で有名です(エッサッサも有名)。
もう一つの特徴は、最寄駅(桜新町)からサザエさん通りを通り抜け、閑静な住宅街の中に大学が位置しています。
このサザエさん通りとは、漫画サザエさんの原作者である長谷川町子さんが住んでいたことから、名付けられたようです。
商店街にある交番近くに長谷川町子美術館があり、商店街の多くの場所にサザエさんをはじめとするフグ田家の絵やモニュメントが設置されていました。
日体大の集団行動のワンシーンに、テレビのエンディングで見られるフグ田一家の行進を組み入れたら、どのような雰囲気になるのかなと想像しながら東京の名所である桜並木の街を歩いてきました。