[ Wed ] の記事一覧

2017.02.15

事務室前の憩いの場

スポ健事務室の前にスペースがあります。
ふだんは、学生たちがいろいろな活動(勉強したり、お弁当を食べたり、語り合ったり…)をしながら過ごしている場所のひとつです。
【表紙の写真のあたりがそのスペース!】

その脇の壁には、1年間の期間限定で、毎年3回生による「ゼミ紹介ポスター」が掲示されます。
その一画は、こんな感じ。



各ゼミ、特徴がありますし、それがまた毎年ちがって登場します。どのゼミも力作揃いです。
ippoのゼミも…!?


(どうしてもタテ置きになりません・・・)

お越しの際には、ぜひ事務室の前をご覧ください。なかなか楽しめるスペースです。

ippo

2017.02.08

未来を描く

先日、Future Mobility 研究会に出席させて頂いてきました。
昨年末にお声かけを頂いて、楽しみにしていました。

この日は、二つの講演、そしてそれぞれについてディスカッションがありました。出席者は、企業の方々(東京ほか、遠方からお越しでした)、本学の複数学部・研究科、職員、学生を含めたメンバーでした。

一つは、「航空宇宙モビリティーの未来」と題して、JAXA 他でのご経歴を持ち、昨年度から立命館大学で研究・教育に携わっておられる湊先生のご講演でした。2050年に向かって、どんな世界・宇宙を描くのか? そんなことを思い描いて、国家、研究機関、企業、学生たちが活動しているというお話を含めて紹介がありました。
とくに、航空宇宙を経営学の視点から捉えられたお話は、とても興味深く、教育や心理学/リーダーシップの分野の広がりをも見せて頂いたように思いました。

もう一つは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の(NEDO)の技術戦略研究センターの砂口先生のご講演でした。
IoT(もののインターネット:インターネットにそれ以外の様々なものを接続すること)関連技術に関する将来像を含めて、国際基準の中での日本という国のあり方等々に話は及び、その後の懇親会にも及び…でした。



どちらのお話も、私にとっては今までにはない世界、研究の話でした。
知らず知らずのうちに、自分の仕事や研究を限定してしまっていたのではないか、もっともっと「こうなったら楽しい、こんな日本・世界になるはず、人間はこんな世界を望むようになるはず」ということを見通していくことが重要だと思いました。

皆さんは、どのくらい先まで、どの世界の未来を思い描いていますか?
2050年・・・ いったい何をしているのでしょう???

表紙の写真:出張先に向かう飛行機の中から… 空はおもしろいですね、大好きな風景です。

ippo

2017.02.01

女子相撲選手のキャリア

少し前のことになりますが、「京の子どもダイヤモンドプロジェクト」で、本学部の現2回生、野崎舞夏星さんがスポーツを通した自分自身の経験・キャリアについて講演してくれました。

このプロジェクトは、すぐれた資質のあるジュニア選手の発掘・育成を行うこと、その経験をもとに社会の発展に貢献できる人材を育成することを目指した事業です。このプロジェクトの一環で「インテレクチュアル・プログラム」を【Jin】先生が担当されているということで、出かけてきました。

この日は、午前中は小学校4~6年生、午後は中学校1,2年生を対象に行われました。野崎さんからの講演、そしてきっずからの質問コーナーという流れでした。

野崎さんのキャリアの詳細は、本人や女子相撲の活躍とともに今後注目して、知っていっていただければと思います。
ただ、その中でも、今回印象的だったのは、その昔、彼女がある試合で負けたとき、お母さんが「勝った子とお友だちになっておいで」と声をかけられたそうです。そして、何よりも、この短い講演時間の中で、彼女が数ある経験・想い出の中で、このエピソードを披露したことに大切なものがあるように思いました。

>> 午前の部:Q&Aセッションの一場面

きっずからは、食に関すること、試合で負けたときや緊張したときの対処の仕方などなど、質問が途絶えることがありませんでした。また、彼女が的確に、分かりやすく対応してくれていたので、きっずにとってもとても意味のある時間になったのではないかな、と思いました。

>> 終わってから、サインの列は長く伸びて…

このプロジェクトが始まったとき、当時4年生だったきっずが、今中学校2年生です。身長も伸び、自分の経験や想いをもって話ができるようになってきました。続けている競技の中で、怪我を含めていろいろな経験をし、想い悩み、どうやって成績を上げようかと挑んでいるようでした。

才能が、その人自身を活かすものとなることを願うばかりです。

ippo

2017.01.25

1回生の節目

15回目の基礎演習(1回生の小クラス授業)が、先週で終わりました。

入学式前のガイダンス 4月1日に、新入生は全員『スポーツ健康科学プロフェッショナル』宣言にサインをしました。この宣言書の裏に、「目標・卒業後の夢」を記入することになっていました。
>>私も4月1日にサイン!見届け人は【Jyo】先生

このシートをAA(2回生の学習面サポーター)さんから一人一人返却してもらいました。
本当は、4月1日当日に学生に戻して保管してもらうことになっていたのですが…AAさんと相談して、私の部屋で熟成させてしまいました。

この15回目の前には、キャリア企画で、先輩たちの大学4年間の学びや自身の変化などを語ってもらい、その後、グループワークで”必要な力、身につけるべき力”について整理し、考えてもらっていました。そのことを踏まえつつ、1年間の総括、次の1年、2年…をどう過ごしていきたいかの目標再設定を、一人一人スピーチしてもらいました。

AAさんのアイデアで、自分の前にスピーチした友だちのよいところを伝えて、次の人へ…と、繋いでいきました。(この1年間で、とても上手なクラス運営をしてくれるようになりました!)



   >> 表紙のMくん、写真上のOさん、写真下のHくんとも、いきいきとスピーチ。みんないい表情だったので、写真選びが大変でした。


”スポーツを通して、人々に勇気と元気と…を与えたいと思っていた。でも、最近は、スポーツだけでなくでも、それができると思えるようになってきた”

”今までと違う、新しい世界を開こうと思った”

”単位を落として、社会に出てから通用するのか!?と考えるようになった(まずは、後期の定期試験はがんばる!)”

”やってみて、当初考えたりイメージしていたこととは違うなぁと思った。他に何があるのか、また探していきたい”

などなど。

最後は、みんなに指名されたMくんが、「僕たちならできるので、頑張っていきましょうッ!!」と一言、まとめてくれました。それを聞いた全員が、「うぉー!」と、拍手とともに盛り上がって、一つの区切りになりました。


   >> スポ健の雰囲気そのものです☆ 学生に誘導され、珍しく真ん中で写ることになりました…

基礎演習の担当は7回目でしたが、とても楽しい授業の一つです。1回生にとっても私にとっても、人間関係構築のトレーニングの場でもあります。また、この学生たちを引き続き見守りつつ、発破をかけつつ、過ごしていきたいと思います。

ippo

2017.01.18

卒業論文 口頭試問 (火曜日版)

4回生の集大成、卒業論文の口頭試問(火曜日ゼミの分)が昨日開催されました。
ippoゼミは、ozawaゼミと合同で行いました。

私が教室に行った時には、4回生たちがいつもとかなり違う身なり(スーツ姿)で、緊張した面持ちで、てきぱきと準備をしていました。
雪が降り積もった寒い朝でしたが、教室はすでにあたたかく、学生たちがかなり早い時間から揃って、発表に備えていたんだろうと思いました。


 (”ゆとり世代”の自分たちに関わっての研究発表中)

最後に、「卒論をやってみてどうでしたか?」とたずねたところ、ippoゼミから「楽しかった!」と即答でした。
思いがけないプレゼントをもらってしまった気分でした。私は、卒論・研究活動は楽しいことなんだと思っている人間ですので。

楽しんで創り上げた力作の卒論。タイトルだけでもご紹介。

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   ・ 時系列的なモチベーションの変化とその促進要因の検討
   ・ 新参者に対するメンターの対応が親密関係の構築に及ぼす影響
   ・ 販売接客における雑談が消費者意識・行動に及ぼす影響
   ・ ”ゆとり世代”の思い込みが自身のモチベーションに及ぼす影響

   ・ スポーツチームにおけるハーフタイム中のムードがチームパフォーマンスに及ぼす栄養
   ・ 動機スタイルの違いが野球のスイングスピードに及ぼす影響
   ・ リーダー継承がフォロワーに及ぼす心理的影響
   ・ リーダーのフィードバックがチーム・パフォーマンスに及ぼす栄養-性差に着目して-

   ・ チーム内の関係性の時間的変動と競技成績との関連分析-ダブルダッチを対象として-
   ・ 複数リーダーのリーダーシップスタイルがフォロワーの帰属意識に及ぼす影響
   ・ 下位チーム選手のモチベーション向上に有効な条件の検討-ラグビーチームをケースにして-
   ・ 選手層別にみた効果的なフィードバックの解明
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 (口頭試問が終わって…良かったと思う発表をお互いに投票中・・・突然はじまってビックリ!)

ゼミ生には、ずっと、卒論の経験は社会に出てからも役に立つことだと伝えてきました。卒論で培ってきた物事の捉え方、作業の進め方、周囲への感謝や仲間との協力が大切だという気持ち、などなど。
自分たちが一生懸命にやってきたことには自信をもって、社会に出てからも突き進んでほしいなぁと願っています。

ippo

2017.01.11

年明けて、学生が学び舎に戻ってきました

今日のBKCは、いっそう寒中らしい朝でした。
学生たちもこの寒さの中、キャンパスに戻ってきています。

早速、ゼミが再開。
新年1回目のゼミは、来週行われる卒業論文の口頭試問に向けた発表準備。そして、卒業アルバムの写真撮影、学部のHPを一新するとのことで、そのムービー撮り、とにぎやかなスタートとなりました。


卒業アルバム用の写真撮影中。手前のプロのカメラマンさんに、表紙のゼミ集合写真を撮っていただきました。やっぱり仕上がりが違う!大切な記念の写真になりました。ありがとうございました。


こちらは、学部HPのムービー用の撮影中。ゼミ学生からのメッセージも組み込まれるようです。NG少なく、私よりもはるかにスムーズに終わっていました。私は学生から「先生、がんばって~」と言われながらの撮影になりました(苦笑)。


今日は、午前中に1回生向けのキャリア企画が予定されていますし、夕方以降には新4回生向けの就職活動決起集会が行われることになっています。
人の生き方に正解などはないと思いますが、学生・卒業生たちが(そして私も…)、何か思いがけない出来事を経験したときに、戻ってこられる場所がこのスポ健であればいいなと思います。一緒に考えて行こうね!というメッセージを伝える機会になることを願っています。

ippo

2017.01.04

2017年新春

あけましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

どこに向かって羽ばたくか、どんな研究、教育をしていくか、これからぼちぼちと考えていこうと思います。


 (酉年…この鳥は、このあとどちらへ?)

去年よりはもう少し余裕をもって、どーんと構えて・・・過ごしていきたいものです。

☆表紙のポインセチアの花言葉は、「祝福」、「幸運を祈る」だそうです。みなさんにとって楽しい、思い出に残る1年となりますように!

ippo

2016.12.28

後期に入ってから(その2):専門ということ

今年も押し迫ってきました。

さて少し前のつづき・・・(その2)

京セラやKDDI、JAL再生に関わった「稲盛経営」について、学際研究プロジェクトとその成果発表のための国際シンポジウムが今月終わりましたが、今年はほとんどすべての研究活動を費やした感じでした。

この研究プロジェクトに関わり始めて、はや2年。
今年10月中旬にデータができあがり、およそ1ヶ月の間に、分析・検討、企業向け資料作成・報告会、シンポ事前報告・会議、資料提出…出張もかなりの頻度で続きましたが、いい意味で”終わり”はやって来るものです。


 (アンケート作成のための分析資料の一部 : こんな時期もあったっけ…!)

当日のシンポジウムには、国内外の研究者、企業、一般・大学院生・学部学生、マスコミほか、様々なバックグラウンドの方々が集まり、朝から夕方(夜?)までの長丁場でしたが、盛会のうちに終わりました。

後日、このシンポジウム1回目からお世話になり、海外からお越しの先生とのやり取りの中で、「このシンポジウム、本当に楽しむことができたよ」とのメールを頂きましたが、今回さらに充実した内容だったと私も思いました。何よりも、ひとつの経営手法や「利他」という一つの概念を、それぞれの”専門”的な視点でみると、こうも展開するのか!と、学問というパワーや先生方の”智、専門性”に驚かされました。


 (アンケートでの現場調査を実施。無事になんとか発表へ)

このシンポジウムが終わって、自分の右手のことが気になり出しました。痛みがここのところ1か月以上続いていたので、学部の【篠☆】先生(頼りになる整形外科学・スポーツ医学がご専門の先生です!)に診て頂いたところ、腱鞘炎とのことでした。腫れているでしょうと言われて、これを腫れているというのかと思いましたが、自分のことは案外気づいていないものだなぁと再認識させられました。

心もそうですが、原因が分かると、それだけで少し治ったような、治せるような気がするので不思議なものです。学部に”専門”の先生がいてくださって、とても助かった瞬間でした。

☆表紙のどんぐり、12月になって大学構内でみーつけた!コナラというブナ科の植物のどんぐりの花(?)言葉は、「勇気」「強い道徳」だそうです。この心意気、持ち続けたいものです。


今年もありがとうございました。みなさん、少しでもゆっくりほっこり年末年始をお過ごしください。

ippo

2016.12.21

ゼミナール大会ファイナル

今朝は濃霧でした。

 

この霧の中を歩いて、プリズムホールへ。このホールで、今日は朝から、1回生の集大成「ゼミナール大会 ファイナル」が行われました。
先週の分科会で、評価の高かったチームがこのファイナルのステージに進んできました。

スーツ姿で舞台に上がり、同回生、上回生(オリターやAA)、教職員の前で自分たちがまとめた研究の成果を発表しました。
堂々としたものです。発表に臨む姿勢、ことばの使い方、スライドの見せ方…、1回生の成長をうれしい思いで見せてもらいました。上回生のサポートも充実していること、職員の方々の陰ながらの支えがあってのことです。

 (英語部門のプレゼンテーション)

表彰されたチームもそうでないチームも、そしてファイナルには惜しくも進めなかったチームの研究の中にも、ユニークなものがありました。これをきっかけに、ものごとを探ること、本質に迫ろうとすること、身の回りのことをより深く理解することにどんどん興味を広げてほしいものです。来年のさらなる飛躍に期待!

(クリスマスまで、あと少し☆)

ippo

2016.12.14

後期に入ってから(その1):学ぶ誇りと楽しさ

今日の午前中は、1回生のゼミナール大会・分科会(スポーツマネジメントの発表会場を担当)でした。ここで選ばれたチームは、来週のファイナルのステージで発表を行います。みんな、なかなかしっかりと発表をしていて、年々レベルが上がってきていることを感じます。

(分科会の一幕)

ゼミ4回生もがんばって、ようやく卒業論文を提出しました!
ippoのゼミは、提出前の1ヶ月間は、1期生の時からの恒例の「エポック合宿(エポック21という宿泊施設があります)」。ゼミの4回生が自主的に卒論合宿を行なっています。

そこでは、分析を教え合うこと、お互いに眠いこすりつつ起こし合って本文を書きあげること、結果を見せ合って考察すること等々をやってくれています。体育会系も一定数所属してくれているゼミですので、まだシーズン中の学生もいます。途中、海外遠征に行く学生もいますし、大風邪をひく学生や入院する学生も…。

この合宿では、「語る」ことを伝えています。自分が出した結果をネタに、自信をもって分かりやすく語ること、考えを出し合うこと、それを自分の言葉に紡いでいくこと。そうしていると、翌朝「語りました!盛り上がりました!」と報告してくれます。うれしい一報です。


(ゼミナール大会の論文、卒業論文、いずれを提出した学生たちもその表情をみると、教員がかなりほっとします)

師走も半分過ぎようとしています。そんなこんなで大きなイベントが一つずつ終わっているので、かなりおだやかな日が戻ってきています。
今年あとわずか、ほっこり楽しんで過ごしたいと思います。

(クリスマスはもうすぐ☆)

※ 表紙は、分析途中の一幕。大きなものに書くとき、ひとは、楽しくのびやかになるときがあるようですね。

ippo