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2017.01.30

2月のイベント

いよいよ大学受験のシーズン、本番となりました。
体調管理にはくれぐれも注意頂き、実力発揮して大学の門を叩いて下さい。

2月は大学入試、卒論、修論、博論の発表会・公聴会が各学部で開かれています。
さらに、本学部・研究科では次のようなシンポジウムも開催します。
聴講はどなたでもOKです。
興味があれば是非お越し頂き、最新、最先端の「スポーツ健康科学」の研究成果に触れて頂ければ幸いです。

2017年2月1日(水) 13:30〜16:30(開場:13:00)
国立スポーツ科学センターとの教育研究交流協定締結記念シンポジウム
「アスリートサポートのジャパンスタイルを考える」
立命館大学 びわこ・くさつキャンパス インテグレーションコア1F/アカデミックラウンジ
https://www.ritsumei.ac.jp/shs/assets/file/symposium_20161211.pdf

2017年2月6日(月) 14:00-17:00/意見交換会17:30-
「Integrative Physiology of Sport and Health Science」 国際シンポジウム
立命館大学びわこ・くさつキャンパス ローム記念館
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=302273
申込み:下記URLのフォームよりお申込みください。
http://bit.ly/20170206-01

2017年2月11日(土・祝)8:00~17:40
2016年度後期:スポーツ健康科学研究科 修士論文公聴会
立命館大学びわこ・くさつキャンパス インテグレーションコア1F アカデミックラウンジ
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=318409

是非、この機会を活用下さい。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週のブログで紹介いたしましたが、
M1のスポーツ健康科学キャリアプロジェクトの最終課題で作成した、
各班のビデオクリップがYouTubeにあがっております。

10年後の未来のキャリアに基づいて熱心に作成してくれました。是非、ご覧頂ければ幸いです。

4班「プロフェッショナル-田中の流儀-」
    URL: https://www.youtube.com/watch?v=PVbIOoo29fc
3班「プロジェクトR」
    URL: https://www.youtube.com/watch?v=r7EazAvqi8s
2班「七転び八起き」
    URL: https://www.youtube.com/watch?v=AbC_ene2jfg
1班 「恋ダンス」
     URL: https://www.youtube.com/watch?v=5z8nIF6Ovs0

【忠】

2017.01.23

Mの力 「スポーツ健康科学キャリア形成プロジェクト」

立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科には、いわゆる修士号取得を目指す博士課程前期課程とその上の博士号取得を目指す博士課程後期課程があります。

日常的に、前者をM、後者をD と呼んでいます。

表題のMの力は、まさに博士課程前期課程(修士)でつけられる力 ということです。
今年度は、この「Mの力」という言葉で、本研究科のMの魅力をアピールしてきました。その内容は、下記のブログをご覧ください。

パンフレット
https://www.ritsumei.ac.jp/page.jsp?id=120821&date=2016-08-08
【智】先生のブログ記事
https://www.ritsumei.ac.jp/shs/blog/archive/detail/?date=2016-09-03
https://www.ritsumei.ac.jp/page.jsp?id=120821&date=2016-09-10




Mの中では、修士論文に取り組むとともに、コースワーク(授業)にも取り組みます。

私が担当している科目は、 「スポーツ健康科学キャリア形成プロジェクト」です。まさに、キャリアを考える授業です。

シラバスには次のように概要を書いています。
 スポーツ健康科学キャリアプロジェクトでは、身体運動科学領域及びスポーツ人文社会科学領域、並びに、キャリア形成の観点から実践的にスポーツ健康科学を学ぶ。 特に、セミナー等によって、身体運動科学領域に関する内容、スポーツ人文社会科学領域に関する内容、及び、キャリア形成に関する内容を理解する。それを受けて、受講生主体の討論、グループワーク、プレゼンテーション等を通して、実践的にスポーツ健康科学を社会等に適用する。

 各分野のゲスト講師のキャリアを紹介してもらい、そのキャリアを題材にして自らが進んでいくキャリアとの共通点、相違点を出して、自らのキャリアを深めたり、自らの研究内容と隣接分野の研究内容(同級生)と結びつけて新しいテーマを考えたりもしました。さらには、GROWモデルをつくりながらキャリアを考え、そして10年後までのキャリアプランも授業の中で披露してもらいました。

 最終課題は、次のような内容のビデオ作成です。
 ・時間設定は10年後
 ・配役は、10年後に未来予想した自分を演じる
 ・シナリオ、場面設定自由
 ・芝居(ビデオ)時間は6分
 ・衣装自由(ただし各自で)
 ・1グループ4-5名

 先週の最終講義日にて、4つの班から秀逸のビデオを披露してもらいました。院生(M1)は、中間発表の前日にもかかわらず、かなりのレベルのビデオを作成してくれました。何よりも、院生がみずからの10年後をイメージし、視覚化、言語化できているところが素晴らしいといえます。まとめの挨拶でも話しをしましたが、そこまでのレベルまでイメージできればほとんどのことができると確信しています。
 10年後の同窓会での再会が今から楽しみです。思い描いたキャリアへ進めるよう、これからも「Mの力」を充実させていきます。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週は卒業論文の口頭試問、M1の中間発表、今日は、修士論文の締め切り日。来週が修士論文の口頭試問です。以降も次のようなイベントが続きます。
2/03 9:00-16:30 D1,D2中間発表会 アカデミックラウンジ
2/01 JISS との合同シンポジウム  アカデミックラウンジ
2/06 14:00-18:00 スポーツ健康科学研究センターシンポジウム
2/11 8:00-17:30 修士論文公聴会 アカデミックラウンジ

【忠】

2017.01.16

年明け “初実験”

昨日、一昨日は、センター入試でした。受験生のみなさん、ご苦労さまでした。非常に寒い天候でした。これからも入試が続きます。くれぐれも体調には注意してください。

先週、土曜日は、今年に入って、研究室の初実験でした。写真のように、スポーツパフォーマンス測定室で、ウエイトリフティングの実験を行いました。



この実験を行うきっかけになったのは、京都府で長年多くの優秀選手を育ててこられた先生からの相談からでした。ウエイトリフティングは、スナッチ、ならびにクリーン&ジャークの2種目の合計重量によって順位が決まります。自分の体重よりも重い重量を、頭上まで持ち上げます。瞬発的に力を発揮する最もパワーが必要な競技です。

単純な競技のように見えて、持ち上げ方、リフティングスタイル、テクニックは様々あります。先生からの相談は、どのようなあげ方が、高校生を指導する場合に有効か、またどのようなタイプ(体型・体格、筋力など)にどのようなテクニックが当てはまるのか、ということを一緒に研究して欲しい、というものでした。

この相談に基づいて実験計画、実施をスポーツ健康科学部・特任助教 佐藤隆彦先生が、全面的にサポートしてもらい、実験することになりました。もちろん、研究室のM1ならびに4月から研究科のM1になるM0の二人も手伝ってくれました。

実験の詳細な結果は、学会、論文にまとめていくことになります。当たり前ですが、世の中に、スポーツ健康科学研究者として貢献する大きな一つは、論文として知恵を残していくことになります。

20年前に、初めて英文誌に掲載されたのは、次のウエイトリフティングの研究でした。まさに、成人になる期間を経て、もう一度ウエイトリフティング実験ができたことを嬉しく思うとともに、発展してきたスポーツ健康科学の知恵の蓄積に基づいて解析していきたいと感じています。

T. Isaka,  J.Okada,  K.Funato
Kinematic Analysis of the Barbell During the Snatch Movement of Elite Asian Weight Lifters
Journal of applied biomechanics 12(4) · November 1996
DOI: 10.1123/jab.12.4.508

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>


先週の金曜日の昼休みを利用して、BKCの新年懇親会が開催されました。吉田総長より、本学部4回生の梅原紗月さん(女子陸上競技部)と奥井悠子さん(ボート部)の2名が、2016年度の体育会活動にて収めた優秀な成績により表彰されました。二人の活動成果も素晴らしいものですが、二人が大勢の教職員の前で行った挨拶も素晴らしいものでした。学生アスリートのロールモデルとして、これからさらに発展してもらいたいと願っています。
【忠】

2017.01.09

成人の日

本日は成人の日 です。
新成人のみなさん おめでとうございます。

成人は、法律で 「年齢二十歳をもって、成年とする」と規定されており、20歳以上がいわゆる大人となります。

大人になると、お酒が飲めるようになったり、ローンの賃貸契約ができるようになったりします。一方で、国民年金の加入義務が発生し、裁判員に選ばれることもあります。当然のことながら、大人としての責任を負うことが生じてきます。

年始に、「海賊とよばれた男」(百田尚樹著)を読みました。ある日本の石油会社の創業者をモデルに書かれた歴史・経済小説です。ただ、主人公の生き方、考え方は、社員は家族である。信頼に基づいて仕事をするので、タイムカードなし、定年なし、首切りなし、という極めてまれなスタイルである。また、会社のためだけでなく、「日本(社会)」のためになるような働き方を社員に教育しているところに感じ入りました。会社は、社会のための公器である、という思想です。新成人を含め、これから成人に向かわれる方、成人式を過ぎた方にもお勧めしたい本です。

話は変わりますが、先週の土曜日に東京であった大学スポーツに関する研究会で、ある大学のスポーツ強化に携わる方より、「何よりも指導者が第一である」 という言葉を拝聴しました。先の本ではありませんが、リーダー、指導者によって人財は磨かれる機会を多く持てるのでしょう。こちらの言葉も肝に銘じておくものと深く勉強させてもらいました。成人の日からかなり年数が経ちますが、まだまだ修行を重ねる必要性と重要性を感じます。

今年も皆様からのご指導をお願いいたします。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
「一投に賭ける」上原善広著も年始に読んだ本です。ヤリ投げで世界と渡り合った溝口選手の取材を通じた回顧録です。同世代で、大学時代に試合で一緒したこと(記録は雲泥の差です)がありますが、この本を読んで溝口選手の凄まじいトレーニング、そして脳科学を意識した神経系制御への工夫はさすがと感心しました。また、ハンマー投げ・室伏選手のコーチをしていたことも初めて知り、室伏選手のトレーニング、考え方との共通点にも納得がいきました。
【忠】


2017.01.02

初夢

明けましておめでとうございます



今年もみなさまに取りまして、素敵な一年になりますことを心より願っております

受験生の皆さんにとってはラストスパートの時期、くれぐれも体調には気をつけて下さい。

大学生の皆さんにとっては、それぞれの学びをさらに深める年になるでしょう。

大学院生の皆さんにとっては、自らの研究をさらに発展させ、その研究成果を国内外に発信する年になるでしょう。

教職員の皆さんにとっては、それぞれの業務を進化、深化させて、未来につながるイノベーションを創発する年になるでしょう。

酉年(とりどし)の今年は、「取り込む」につながるといわれています。 成果、夢、目標、運などを大いに取り込める年になること祈念しております。

本年も皆様方にとりまして輝かしい年になることを心より願っております。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
初夢は、いつ見た夢をいうのか? 諸説あるようですが、本日の夜に見た夢が有力なようです。素敵な夢をみて、そして現実の夢も叶える年になることを願っております。
【忠】

2016.12.26

卒業生に会ってきました!

早いもので今週で今年も締めとなります。

先日、東京で用事があり、その後、品川で卒業生と会って、食事をしてきました。
学部2期生、3期生のメンバーです。


このような機会を得たのは、12/9に東京・紀尾井町にてシンポジウムを開催した
『超”スマート”になるための健康イノベーション』
http://www.activeforall.jp/topics/167/
がきっかけです。

本学のCOI拠点をサポートしてくれている【Bear本】さんが、インスタグラムで、「今日、シンポを開催します!」という記事をアップしたのを、紀尾井町の会場ビルの上で働いている卒業生の【Wing君】が見つけて、さらに同じビルで働いている同窓生を誘って会いに来てくれました。
そこで、「飲み会でもしましょう!」ということで、品川で懇親会を行いました。

ちょうど忘年会シーズンで、店が開いておらず、たまたま入った店スタートして、LINEを使って【Wing君】がメンバーに場所を通知したところ、同じ場所で別のグループで食事していた【Rumiさん】ともつながり、2次会から合流となりました。

SNSはまさに時間と空間をつなげてくれますね。使い方が大事ですが、便利になったと感じました。

卒業生たちは、それぞれの職場で、目一杯働き、頑張っていることを感じました。同時に、働きながら今後のキャリア像もしっかり思いめぐらせているのを頼もしく感じることができました。

おかげでまた元気になりました。
卒業生のみなさん、是非お声かけくださいね。また、大学にも立ち寄ってください。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
ブログをご愛読の皆さん、今年も残り少なくなりました。良い年の瀬をお過ごしいただき、良い年をお迎えくださいますように。来年もご愛読のほどお願い申し上げます。
【忠】

2016.12.19

卒論提出と口頭試問の発表練習

先週のブログの大半は、「卒論提出」関係が多かったですね。

当方も同様でのネタです。

4回生の当初より、卒論のスケジュールについては周知し、確認してきました。
その上で、研究計画、実験実施、結果の解析、執筆の工程管理をするように、と伝えてきました。そして、卒論提出の開始日を、我々のゼミの締め切りにしよう!と約束してきましたが、今年も全員そのようにすることはできませんでした。

何事も初めて経験することは、躊躇することもありますが、いずれにしても初めてのことであれば尚のこと慎重に、かつ計画的に進めることを改めて確認できたと思います。

写真は、締め切り最終日のゼミにて撮影したもの。全員(!?)、卒論提出済みの受領書を手にしての撮影です。


次年度は、【moto】ゼミのように、1週間前には全員提出をさせたいところです。

4回生ゼミは、今週と、年明けに2回の、のこり3回。最後は、口頭試問なので、あと2回が実質のゼミ活動です。卒論の口頭試問に向けて、最後の最後まで磨いてもらいたいと考えています。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
M2のMiSAKI君が、12月4日にあった、日本野球科学研究会第4回大会にて、「研究奨励賞」を受容しました。講演テーマは次の通り。
『野球打撃におけるインパクト位置の空間的再現性と関節角度の変動の関係
~大学野球選手によるティー打撃を対象とした検討~』
 修士論文の内容を含んでいます。
 これから、いよいよ修士論文の締め切りに向けて、M2がラストスパートです。もちろん、教員も併走して。
【忠】

2016.12.12

ギブ & テイク

いよいよ今週が卒業論文の提出締め切り。もちろん、締め切りを過ぎれば受け取ってもらえません。最後の最後まで粘りながらも、時間は厳守です。何事もそうですが、「余裕を持って進めることが大事!」と感じている卒論生は多いはずです。

卒業論文作成にあたっては、多くの人の協力が不可欠です。同級生はもちろんのこと、後輩の3回生、先輩の大学院生、ならびに先生方、職員のみなさんに多くの協力をもらっています。

ゼミではつねに、「ギブ & テイク」が基本です、と伝えてきました。実験をするときに一人ではできません。お互いに助け合いながら進める必要があります。論文をまとめたり、実験計画をまとめるときも多くの意見をもらい、検討を深めていきます。


写真は、3,4回生合同でのゼミの様子です。「ギブ & テイク」を基本にしたので、まずは3回生が机に座ります。3回生が座った席の前に、1名ないし2名の4回生および大学院が座ります。3回生がまとめた研究計画書を、目の前に座った先輩に渡します。それを先輩たちは2分で読み、そのあと3分間後輩へ質問し、コメントをフィードバックします。そのあと、先輩たちは席をひとつずらし、次の3回生のところへ移動します。これを繰り返します。そしてすべての3回生が、すべての先輩からフィードバックをもらいます。終わる頃には、3回生の研究計画書は真っ赤になります。


後半は、まだ完成していない4回生の卒論原稿を、研究テーマが近い3回生ならびに大学院生が、時間をかけてじっくり読みます。論理展開に矛盾はないか、目的と結論はマッチしているか、誤字脱字はないか、文献リストはフォーマット通りになっているかを、厳しい目でチェックします。3回生にとっては、来年の今頃に逆の立場になることをいやでも意識させられます。また、卒論をまとめる作業に具体的に関われます。大学院生にとっては自らが卒論をまとめた頃を振り返りながら、その後、どれだけ成長したのかを確認することができます。

人は人との関係の中で育てられることを感じます。課題達成に専心すること、その課題達成を補助し貢献すること、その貢献に感謝しお返しできること、このようなことを学ぶ場面でもあります。

あとは全員が無事に提出してくれることを願うばかりです。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
・何度かアナウンスしましたが、12/9に東京・紀尾井町にてシンポジウムを開催しました。『超”スマート”になるための健康イノベーション』
http://www.activeforall.jp/topics/167/
平日の午後でしたが、会場は満席で大盛況でした。詳しくは来週のブログで紹介しますが、スポーツ健康科学部1期生、2期生の訪問もありました。また、多くの再会もあり、かつシンポジウム全体としても、参加者が満足度の高いものになりました。関係者のみなさんの準備のおかげです。ご苦労様でした。
・「KS1 熊本をスポーツの力で1つ」という団体があり、本学部の学生が活動しています。京都の四条通りあたりで、募金活動も行っています。土曜日に、大学時代の同級生より、「立命館・・・、といって募金活動をしていたので、募金して話しを聞いてたら、スポーツ健康科学部やと言ってたので、おまえの名前を出したら知っていたわ」とメールをくれました。募金をしてくれた同級生、募金を募っている学部生、見守ってくれている市民の皆さんに感謝です。
https://www.facebook.com/KS1ritsumeikan/
【忠】

2016.12.05

BASES 2016


先週1週間ほど、イギリスへ行かせてもらいました。
BASES 2016の学会へ参加するためです。
BASES とは、Britsh Association of Sport and Exercise Sciences の頭文字を並べたもので、イギリスのスポーツ・運動科学会といえます。発表領域は、心理、教育、生理、バイメカ、が中心です。2日間で、約200演題の発表があり、それ以外に、基調講演、招待講演などがあります。非常にコンパクトにまとまっており、かつ学際的にスポーツ・運動科学を学べる学会でした。

今回、【AKNR】先生の院生・Ku藤くん、学部生の奥Valeくんの発表がありました。質の担保と幅広い研究室から演題を求めるためなのか、ひとつの研究室から登録できる演題は、2題と限定がされています。面白い制度です。


今回、オープニングの基調講演は次の通りでした。
テーマ: Reflections on Team GB at the Rio 2016 Olympic Games
講演者: Mark England(Team GB chef de mission)

講演者は、今回のリオデジャネイロオリンピックの統括責任者でした。肩書きが、chef de mission というのが興味深いですね。英語で言えば、chef of missionでしょうか。このあたりは言語に詳しい先生に聞かないといけませんが、いずれにせよ、“Missionの料理人”です。

そのMissionは、one team GB です。「英国は一つのチームである:one team GB (Great Britain)」ということを選手、スタッフに常に意識させたということです。選手は、誇り(pride)、 尊敬(respect)、一体感(unity)、責任(responsibility)をもって大会期間中、自らの競技に専心し、自競技がないときには、みずからのTeam GBとして他競技の応援することが徹底されていたようです。もちろん、選手、スタッフの行動には、高い意識と思いに裏打ちされてのことと考えています。

その成果として、開催ホストであった国が、次のオリンピックでの獲得メダル数を増やした史上初のケースを示すことができたようです。

Mission達成に向けた、料理人の腕も良かったのでしょう。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
帰国便が早朝のため、ロンドンに立ち寄り、大英博物館をのぞくことができました。写真は、歴史の教科書で目にしていた、ギリシャ時代の壺で、走跳投の競技が描かれたものです。


ちなみに、案内してくれたのは、語学留学中のゼミ生、Keitaくんです。すっかり語学が上達したようです。地元のサッカーチームでも活躍し、選手間のコミュニケーションも難なくこなせるようになり、日常会話のスピードが遅く感じてしまうほど。のこり3ヶ月さらに磨き上げて帰国してくれるでしょう。


【忠】

2016.11.28

大学スポーツマネジメント研究会

めっきり寒くなりました。
周りでもコート着用している方が増えてきています。私は、寒冷刺激をうえて、発熱し、代謝促進になると考えて、できる限り着ないようにしています。というよりも、車通勤のため、あまり必要でないという状況もあります。ただ、今年は寒波が多くなりそうな感じもあり、コートにお世話になることも出てくるでしょう。

さて、表題のように、
大学スポーツマネジメント研究会
2016年12月11日(日) 9:00~12:00
大阪大学中之島センター
http://daitairen.or.jp/?p=9126



で開催されます。私も立命館大学のこの間の取り組みを説明することになっています。是非、お時間のある方はお越しください。

今、スポーツ庁を中心に、日本の大学スポーツについて急速に議論されています。各大学はこれまで、それぞれの方針と方向性で、スポーツ振興、スポーツ強化を進めてきました。また、各競技団体ごとの縦割りで、競技運営がなされてきた経緯もあります。いずれにしても、大学のスポーツ、それに関わる指導者、学生選手、関係者ならびにスポーツ施設の管理・運営を含めて、諸々の全体像の議論が大きく進んできています。

立命館大学のこの間の取り組みとこれからのあり方、アイデアを報告できればと考えています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
Naru先生が、先週木曜日
https://www.ritsumei.ac.jp/shs/blog/archive/detail/?date=2016-11-24
のブログで紹介してくれたように、COIのシンポジウムを東京で開催します。金曜日の午後1時から、という平日の時間帯であり、集客が心配です。東京近郊の方、ぜひお越しください。体験もできます。
 集客の広報として、この間、名刺交換させていただいた方、メールでも案内させてもらいました。その中で、中学時代の恩師から、ご夫婦で参加する、とお返事いただきました。恩師はいつまでたってもありがたいもので、頭が上がりません。


【忠】