[ Mon ] の記事一覧

2016.07.04

校友会未来人財育成基金

いつも上着のバッチホールには、徽章(きしょう)をつけています。もちろん、立命館のコミュニケーションマークのエンジに「R」(写真右)。本学部の先生方の徽章(きしょう)着用率は1番ではないかと自負しています。このえんじに「R」は、大学生協で購入できます。院生、学部生も、学会の時につけて、プライドを持って発表してくれています。嬉しい限りです。


写真の左の徽章は、先日、頂戴したものです。これには少し経緯があります。いつも、東奔西走で超多忙のスポーツ振興担当の部長【haru】 先生と朱雀キャンパスの会議で同席し、そのままランチへ行った折、校友課の職員とお話しされていて、「校友会未来人財育成基金に寄付します」と寄付金を手渡しされました。その後、校友課担当職員から、写真左の徽章を記念品としてもらわれていました。「Beyond Borders」の文字が刻まれていて、『かっこいいなー』と単純に感じ、私も校友課へ少しですが基金へ寄付させていただきました。

そのときにパンフレットなどでどのように使われているのかの説明も頂きました。パンフレットには、今年3月に卒業した林君(モータースポーツのATCを目指して渡米)もこの基金からサポートしてもらっているのが分かりました。まさに、未来へ贈り物をする『Gift』の精神です。この精神に共感される方、バッチを欲しい方、などなど色んなモチベーションがあってもよく、是非ご協力ください。詳しくは次のサイトに上がっています。

未来人財育成基金情報サイト
http://gift2r.info/

*私の斜め前の声の大きい【jin】先生に、徽章をみせたら、「欲しい!」となって、すぐに基金へ寄付を申し込んでいただきました。ありがとうございます。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

2年前に修了した伊藤君(写真中央)が訪問しに来てくれました。『大学院修士の2年間の学びは、いまのキャリアを進める上でコアとなっています』と語ってくれました。在学中、本当に熱心に研究し、英語論文も掲載されました。
http://link.springer.com/article/10.1186/s40064-016-2291-5
【忠】

2016.06.27

褒める

 以前にも紹介しましたが、スポーツ健康科学部では、1回生基礎演習で、0時限目の運動と学部長との朝食会を1回経験します。ab先生と私は、この間、毎週楽しく参加させてもらっています。その朝食会の冒頭で、今朝のひと言の挨拶をさせてもらっています。既に、朝食が用意されているので、1分程度の短い挨拶を、今朝のひと言に連動させて話しをさせてもらいます。


「褒める(ほめる)」が先週のひと言でした。

みなさん、褒めてますか、と冒頭で質問しました。
一十百千万で考える健康法というのがあります。それは、
一:1日1回自分を褒める
十:1日十回腹の底から笑う
百:1日百回深呼吸する
千:1日千文字書く
万:一日一万歩あるく

ですので、まず何でも良いので、朝起きたら自分を褒めてください。その上で、周りの人も是非、褒めてあげてください。


例えば、このクラスは、S浦先生のクラスなので、「S浦先生を褒めてみてください」というと
“かわいい” “きれい” “かしこい” “おもしろい” などなど一杯でてきました。

でも、いつもいつも同じ言葉ばかりだと褒められた方も褒められた感じがしなくなってきますね。しっかり褒めようとすると相手のことをしっかり理解して、観てあげることが必要になります。つまり相手に関心をもって、良いところは何かとしっかり観ることになります。そのように、周りの人に適切な関心を寄せて、良いところを褒める(フィードバックを与える)ことは、褒められた当人だけでなく、褒めた側も気分が良くなります。そのような素敵な気持ちで、朝食を食べるとより美味しくなりますので、しっかり食べましょう!
 
 と、話しをさせていただき、私も美味しく朝食を頂戴しました。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
この日の0時限目のエクササイズは、若手職員3名の参加がありました。かなり頑張っておられましたが、少しきつそうな表情もありました。それを横目に、「結構動けている」とほくそ笑んでいましたが、それがたたったのか、膝を痛めてしまいました。スポーツ整形外科医のYasu司先生に診てもらいましたが、大したことがなさそうで安心しています。身体は正直です。無理は禁物ですね。
【忠】

2016.06.20

Head Athletic Trainer来校

 ここ数週間の間に、アメリカのAthletic Training関係の来校がありました。1つめは、ニューメキシコ大学の学生と引率の先生が来校し、学内のセミナーハウス・エポック立命21を利用してもらい泊まってもらいました。本学部のGATプログラムの参加学生も泊まり込み、ホストしながら積極的に交流していました。


 もう一つは、本学卒業生で、現在、アメリカの大学でHead Athletic Trainerとして勤務している松野ATCの来校がありました。オハイオ州のWilmington Collegeを卒業してATCの資格を取得し、その後、さらにGA(graduate assistant)をしながら、修士号を取得しました。その後はアメリカの大学で教員として勤務していました。今年の1月から、ケンタッキー州のSpalding UniversityにHead Athletic Trainerとして勤務しています。おそらく、本学出身者で、アメリカの大学で、Head Athletic Trainerとなった第1号です。

 松野ATCは、本学のサービスマネジメントインスティチュート出身(スポーツ健康科学部ができる前に、スポーツ科学が学べたプログラム)で、バスケットボールのトレーナーとして活躍していました。在米は既に11年となっており、体格も「アメリカンサイズ」に近づいています。


 今回の松野ATCの来校を、GATプログラムの学生に直前でしたがアナウンスしたところ、私の研究室に入りきれないほどの学生が集まってくれました。松野ATCに熱心な質問を繰り出し、彼の発言を食い入るように聞いていました。学びたい、国際舞台に立ちたい、アスリートをサポートしたい、ATCの活躍できるフィールドを広げたい、などATCを目指す学生たちの熱心な姿をみることができました。このような高いモチベーションの学生をさらに大きく伸ばすために、このようなネットワークをつくる機会を設定することは、教員としてサポートできる一つと強く実感しました。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先日、愛知県東郷町へ行ってきました。立命館大学と順天堂大学が共同して進めている文科省COI stream「運動の生活カルチャー化により活力ある未来をつくるアクティブ・フォー・オール拠点」の社会実装検証実験に、鈴木大地スポーツ庁長官の視察がありました。詳しくは下記をご覧ください。
http://www.activeforall.jp/topics/92/
【忠】

2016.06.13

20歳のころ

 先週あたりから、1回生のキャリア形成科目「スポーツ健康科学セミナーⅠ」の受講生たちがグループをつくって、先生方のところを訪問しています。授業内で、先生方の研究内容、ゼミ内容に興味を持った学生たちが、さらに先生のこと、先生の研究のことを深く掘り下げるために、訪問インタビューを行い、キャリアを深めるものです。


 私のところにも、写真の皆さんが訪問してくれて、色々と質問を受けました。
 20歳の頃、何をしてましたか?
 20歳の頃の夢や目標は?
 20歳の頃、何が楽しかったですか?
 などなど、随分昔のことを思い出すことが多かったですが、その頃と同年代の1回生からみれば、先生方の大学時代はどうであったのか?非常に興味のあるところなのでしょう?

 かなりの年数を過ぎ、記憶も定かではなくなってきましたが、その頃の友人との出会い、議論、会話、読んだ本、観た映画などは、断片的ではありますが印象深いものがあります。内容そのもの記憶は疑わしくなっていますが、どんな気分・感情をもたらしたかの印象はより強くなっている気がします。


 いずれにせよ、身体・運動能力の充実期であり、感情の起伏も幅広い20歳の頃に経験、体験したことは、その後に大きな影響を与えることは間違いありません。是非、より多くの経験・体験を積んで欲しいと願っています。
 何よりも20歳の頃、大学生の頃の特権は、社会から大事にされていること です。多少の失敗は大目にみてもらえ、本気でお願いすれば願いをきいてあげよう!という大人が周りにいることです。ですので、目指すべき方向に足を踏み入れて、社会と関わる経験をして欲しい。話しの中で、知り合いの知り合いの知り合い、というようにつないでいけば、大抵会いたい人に会えるよ!と話しました。私自身もそのような経験を持っているからです。本学の客員教授をお願いしている宇宙飛行士の山崎直子さんにもそのようなきっかけでお会いできました。
 是非、多くの人、書物、体験から学び取ってください。
 
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
山口県父母教育懇談会に参加してきました。文学部の荒木先生、職員の長田さん、中島さん、加藤さんと同行させてもらいました。写真は、帰りの時に新山口駅で撮影しました。直接、保護者の方と懇談でき、大学への思い、お子様への愛情をひしひしと感じる機会でした。そのような想いを受け止め、よりよい教育、よりよい卒業生へ育てる気持ちをリマインドしてもらいました。


【忠】

2016.06.06

修行中

 前期も中盤にさしかかってきました。この間、文献レビューを中心に進めてきた3回生ゼミは、「論文で書かれている実験の実際を知る」ということで、パフォーマンス測定室を使って、動作解析を体験的に学んでいます。このパフォーマンス測定室を利用するには、事前に講習とレポートによって、一定水準の基礎知識と安全配慮の確認が行われます。ゼミ生は、特任助教のS藤先生によるみっちりとした講習を受けて無事に認定を受けています。


 もちろん、講習を受けただけですぐに実験できるほど簡単なものではありません。実際に測定するとなると、機器操作、被験者へのガイド、指示、マーカーつけ、キャリブレーション、カメラケーブルの巻き方など、覚えるべきことが山のようにあります。この間の先輩方のおかげで、一定のマニュアルが用意され、かつ大学院生、4回生の先輩からも直接指導を受けることができます。時代とともに進化できるのは、このような先輩諸氏の蓄積の上に乗っかかれるからです。ですので、先輩(前の時代)を上回る責任が、次の世代にはあるということでしょう。

 ということで、パフォーマンス測定室での修行を3回生たちは積んでいます。昨年末より、カメラが8台増設されたことにより、固定カメラが16台となり、通常の撮影範囲ではカメラ設定の時間がほとんど必要なくなりました。これも凄いことです。写真は、カメラを移動しようと思ったところ、ケーブルが絡んでいて慌てて止まったシーンです。うっかりすると事故、故障につながります。


 また、下の写真はバスケットボールのシュートの撮影中です。まわりに人がいるのは、ボールが跳ねたときに、周りのカメラにボールが当たるのを防ぐためです。結構高額なカメラで、かつ修理にも時間がかかると、共用の部屋ですので、他の研究室・実験に影響を与えます。そのため、大事に、そして安全に使うことが求められます。このようなことも実際に実験をして、体験することで身に染みて理解できます。やはり、現場で実践することが非常に大事になります。文献だけでなく実際に触れることでデータへの愛着、見方が変わってきます。3回生ゼミ生の修行が順調に進むのを期待しています。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週は、全国体育スポーツ系大学協議会ならびに全国体育系大学長・学部長会議のため、東京へ行ってきました。今回の当番校は、日本女子体育大学でした。おもてなしの精神で、随所に「日女体大」の良さを見せていただきました。来年は、本学が当番校でホストを引き受けることになっています。多少のプレッシャーを感じつつ、来校いただく皆さんに喜んでもらえる内容を、学部の教職員で考えていきます。
【忠】

2016.05.30

Beyond Borders

JRの東海道線の車両の大阪側の広告のところに、
“Beyond Borders”のポスターを見かけられた方も多いのでは?

これは、立命館憲章の精神に則り、
2020 年における立命館の学園像として「学園ビジョン R2020」を掲げました。
そのときのコミニュケーションロゴです。
その説明は次の通りです。

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Creating a Future Beyond Borders
自分を超える、未来をつくる。
人類と地球の、持続可能で平和な未来をつくるために。
私たちは、私たち自身の、組織の、地域や国の、制度の、
さまざまな“ B o r d e r ”を超え、その力を発揮し、
未来に貢献するスピリットあふれる学園になることをめざします。
自分を超える「自分」とは、一人ひとりの個であり、個が所属するさまざまな集まりでもあります。
立命館学園での学びを通して、互いの価値を認め合いながら、
それらが抱える境界や限界など既存の枠を超えて踏みだすことで
私たちの可能性をひろげていきます。

未来をつくる
私たちは、多様なコミュニティをつくり、つながり、新しい価値を創造しながら、
一人ひとりが自らの未来をつくりだすとともに、
一人ひとりが未来の確かな力となる学園をつくります。
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いくつかの事例は次のビデオで紹介されています。是非ご覧下さい。
https://www.ritsumei.ac.jp/bb/

この想いを常に大事にし、
この想いにコミットするために、学部事務室と学生がよくたむろしている場所に、
特性のアクリル板に入れて先日、ポスター掲示しました。是非ご覧下さい。

多くの人は将来を現在よりも低く評価し、
不確実な未来よりも確実な現在の欲求を選ぶ傾向にあります。

でも『未来』を高い志によって挑戦すべき確かな目標にできると、
それぞれのBeyond Bordersにチャレンジできると確信しています。
本学の関係者のすべてが、それぞれのレベルで、未来を拓くことを願っています。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先日、祇園・高台寺周辺に行く機会がありました。
そのあたりに、「庚申堂」があります。



写真はその屋根上にある焼き物(見ざる 聞かざる 言わざる)の猿が置かれています。

この三猿は、日光東照宮が有名ですが、発祥は京都の庚申堂のようですが、
そのことを知る人は少ないです。私もその一人でした。

本家よりも爆発的な広がりを見せたところが有名になるのは、この話に限ったことではありません。
良し悪しもありません。
発信すること、広めること、について考える切っ掛けになりました。

本学部も発信しつづけ、
「スポーツ健康科学」については、『立命館』に聞け、となるように精進します。

2016.05.23

 写真の円陣(輪)は、5月12-15日の間、長居陸上競技場で開催された関西学生対校戦(関西インカレ)後のものです。


 ハーフマラソンを入れて、計5日間の大会です。各種目の決勝上位8名が得点(優勝8点から8位1点まで)をもらえて、その総合得点で学校対校の順位が決まります。今年の成績は、男女とも総合準優勝でした。

 大会前の壮行会に話しをさせてもらう機会がありました。そのときに話したのは、出場する選手、サポートする部員、大会運営に回る部員、チーム関係者の全員が一丸となって取り組む大会にして欲しい。そして、大会に集中する中で、「○○の大会にしたい」というように、○○にキャッチフレーズがつけられるようにして欲しいと話しをしました。そのキャッチフレーズは、個人のレベル、パートのレベル、チーム全体のレベル、そして立命館大学のレベルのそれぞれで考えてつけてみてくださいとお願いしました。大会後の集合の時にも同様の話しをしました。陸上の試合結果は、客観的な物理量で表現されます。ただし、そこへ至までのプロセス、個人・チームの想いは表現されません。だからこそ、キャッチフレーズがつけられるほど、想いの詰まった、記憶に残るような大会にして欲しいといつも願っています。


もちろん、部員のそれぞれには大きな思い出と記憶になっているのは間違いありません。その一つの表れとして、きれいな輪(和)がみえました。チーム一丸となった想い、記憶に残る出来事、経験知として高まったことなど、各自の引き出しを常に整理しながら、次の大会、次のライフキャリアにつなげてくれるでしょう。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
3回生ゼミは、1週間の出来事30秒スピーチの後、各自が読んできた論文の抄録をつくり、3分間でプレゼンすることを行っています。短い時間で、ポイントを押さえて要領よく説明するには、練習と工夫が要ります。そのトレーニングを積みながら、「論文」について勉強をはじめています。

【忠】

2016.05.16

朝食実習とその前のエクササイズ

 先週の中盤から急に暑くなってきました。気候の変化が著しいので体調にはくれぐれもご注意ください。

 スポーツ健康科学部では、1回生の小集団クラス「基礎演習」において大学での学び、学部での学びの導入を行います。本学部では、学部開設以来、基礎演習のクラスにおいて朝食実習を入れています。それから、大型機器であるMRI装置の実習とその原理を習います。9クラスあるので、週ごとに入れ替わりながら、これらの実習を体験します。


 先週から、【ab】先生の指導のもと朝食実習が始まりました。その朝食実習の前に、7:40から『0時限運動プログラム』があります。運動と栄養摂取の組み合わせ効果を理解してもらうのと、クラス全員のチームワークを高めることもねらいです。運動プログラムにはアメリカで流行している「INSANITY」と呼ばれるプログラムを使って30分程度行います。高強度な運動が、少しのインターバルを挟みながら続きます。サーキットトレーニングのようなイメージです(写真)。汗だくになりながらも、上級生の指導のもと、声を出しながら元気に運動させてもらいました。


 その後、朝食の準備を行って、【ab】先生ならびに院生の皆さんから、配膳の仕方、その理由、朝食の栄養内容などの説明を聞き、ゼミ長の「いただきます!」で朝食を頂きました。新入生のみなさんと卓袱台を囲んで、私も美味しく頂きました。朝から、しっかり動いていただく朝食は格別です。身体をつくってくれる感じがします。新入生との懇談の中で、大学生活に馴染んでいる様子も聞けました。「課題が多くて・・・」という話しも聞きましたが、栄養と同じで好き嫌いなく、自分のためになると頑張ろうね、と励ましておきました。

 
 これからの8週間、朝食と新入生との懇談が非常に楽しみです。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
『0時限運動プログラム』のおかげで、3日間、臀部から大腿部、特に内転筋の筋肉痛が続きました。日常的にトレーニングをしているのですが、普段と強度ならびに使用筋群の違いからでしょう。今週は、バッチリ動けるように、日常のトレーニングのバリエーションを変えてみました。その成果が出るかどうか、楽しみです。
【忠】

2016.05.09

卒業生は ありがたき哉

皆さんは、大型連休を如何お過ごしでしたでしょうか?
 私の方は、休みの日にしか打ち合わせがしづらい共同研究者、社会人院生との研究打ち合わせで、研究の進捗を充実させてもらい、そして卒業生にかかわる行事で嬉しく、楽しい想いにさせてもらいました。


 5月5日に、1期生の卒業生、茉由さんの結婚式が京都でありました。1期生の入学はまさに、教職員が心待ちにしていた新入生です。茉由さんの卒業論文は、本人が長年習ってきた、「クラシックバレエの動作解析をテーマにしました。バレエの動き中で、習熟が難しい回転系動作、の左右差に焦点をあててまとめました。学生時代には、学部授業、中高の保健体育の免許を取るための教職の授業、さらには小学校免許をとるために通信教育。加えて、大所帯のアメフトのマネージャ・会計も担当しており、本当にすごい活動量でした。でも、決して弱音をはかない、頑張り屋でした。現在、小学校の教員(体育専科)として、いつもこどもたちの成長と発達を願って授業に工夫を凝らしています。さらには早朝からのランニングトレーニングも実践して、こどもの持久力アップと忍耐力向上にも貢献しています。結婚式&披露宴も本当に素敵な時間を頂きました。新郎は英語の教員として情熱と素晴らしいスキルを持った方と伺いました。そして二人を育んだご両家のご両親、その親族、友人たちが素敵な方ばかりで、同じ空間、時間を共有でき幸せ一杯でした。教え子に招待いただけたこと、本当にありがたいです。


 また、今回、同級生も大勢駆けつけてきて、プチ同窓会のような雰囲気もありました。早いもので彼女たち1期生も働き始めて3年目となり、仕事でも充実している感じがヒシヒシと伝わってきます。本当に、キラキラ輝いていて、仕事に、人生に思う存分邁進しているのを感じさせてもらい、関わった教員として、「素敵な学生と出会えた」そして「成長し続けてくれている」と心から嬉しくなりました。

 連休中にもう一つ、卒業生たちとのイベントがありました。4月29日のGW初日に、2005年ごろからの修了生、卒業生が集まってくれました。2010年のスポーツ健康科学部・同研究科が開設される前は、理工学部に所属していました。そのときに、ロボティクスの川村先生とともに多くの学部生、院生と研究する機会をもらいました。理工時代の修了生からは、「我々の頃と違って、随分と指導が柔らかくなったのですね」との指摘も受けました。学生・院生への指導の心は同じですが、年齢とともに表現の仕方に工夫ができるようになったと自己判断しています。いずれにしても、既に、それぞれの家庭、職場においても中心的な役割を担われており、これからの活躍が益々楽しみです。


 大学の使命にはいくつかありますが、その中心には、社会へ有為な人財を送り出すことであることは間違いありません。教員は適切な刺激を与えて、その教育効果により学生の可能性を広げること、が最大のミッションであるとGWにリマインドしてもらいました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週は、この間、受託研究でお世話になっている企業との打ち合わせがありました。実はこの担当者の方は、私が本学で最初の頃に教えた教え子の弟さんです。私が教えた教え子のお姉さんは極めて優秀な研究者で、現在、京大で助教をされています。こちらも教え子の活躍とそのつながりを改めて感じた話題です。
【忠】

2016.05.02

山崎直子先生

 大型のGWに入っていますが、大学は先週の金曜日は授業日、今週の月と金も暦通り授業があります。

 先週は、バタバタとすることが多く、月曜日と火曜日にそれぞれ日帰りの東京出張がありました。「大変ですね~!」といわれますが、新幹線に乗っての移動で、座席指定で席に座れるので、本を読んだり、書類を書いたりと快適に過ごせます。毎日でも東京まで通えることができそう、と変な自信もつきました。


 今回の出張で、本学の客員教授をお願いしている、宇宙飛行士の山崎直子先生と打ち合わせすることができました。既に何度かお会いさせてもらっていますが、いつも「あがって」しまいます。常に謙虚な言動、礼儀正しい振る舞い、そして聡明な発言に、「人間としての素晴らしい魅力」のオーラに魅了されてしまいます。おそらくお会いされた方は、必ず魅了され、そして元気をもらわれているように感じています。

 さて、今回の打ち合わせは、何度となく紹介していますが、びわこくさつキャンパスでにて、9月12日(月)から9月14日(水)まで第24回日本バイオメカニクス学会を開催いたします。この学会大会の特別講演をお願いしました。大会テーマは、『未来のバイオメカニクスを解く』であり、この大会テーマに沿って、「宇宙から考える未来のバイオメカニクス」の演題で講演をいただくことになりました。打ち合わせで、火星へいくようになったらどのようなことが必要で、どのような身体の適応がおこるのか、コミュニケーションはどうなるのか、など色々と面白いお話しを伺いました。是非、興味のある方はお越しください。山崎直子先生の講演は、9月12日(月)の予定です。詳しくはHPにて案内いたします。
 http://www.ic.fc.ritsumei.ac.jp/JSB2016/TOP.html

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

先週の出張で、JISS(国立スポーツ科学センター)を訪問したおりに、受付の奥から「先生~!」と声をかけられました。振り返ると2期生のShip木君がJISSの社員証をつけていました。彼は学部を卒業した後に、大学院公務研究科を1年修了し、JISSの親組織であるJSC(日本スポーツ振興センター)に採用され、JISSに配属されたようです。本人の希望するところへ配属され、思い描いたワークキャリアをスタートしました。JISSに行かれる際は、是非、声をかけてください。

相撲の国際大会で大活躍された山中未久さん(今年3月本学部卒業、現在、スポーツ強化オフィス所属)が、吉田総長からお褒めの言葉を常任理事会にてもらわれました。そのあと山中さんがお礼の挨拶をされましたが、実に素晴らしい挨拶でした。
【忠】