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施光恒さんの著書「英語化は愚民化」を読みました。サブタイトルにもあるとおり、教育や産業の分野において英語化を無理に進める事が日本の国力の低下を招く、という立場から警鐘を鳴らす一冊です。
私としては施さんとは若干異なる意見だな、と思う箇所も多々ありましたが、全体的に重要な考え方を明快に主張されている本だと思いました。それは
・日本人にとって日本語は非常に大切である。抽象的思考、論理的思考の礎になるのは母国語である。またこれまで日本語により膨大な文学的・文化的蓄積がなされてきている。
・日本では従来も様々な工夫を通して外来の知識を日本語に翻訳し、文化の中に取り入れてきた。明治維新の際にも外来の知識を日本語化し日本の文化の中に取り込む事に力が注がれた。
・それにより国民の中での「知識格差」の発生を防ぐことができた。(そうでなければ外国語に堪能な一部の層に高度な知識が独占される状態が起きたと考えられる)。
といった考え方です。他にも数々の主張が為されており、基本的に筋の通ったものであると思いました。
私はこれまで5年程米国・英国で生活して来ました。当然周囲は英語のネイティブスピーカーばかりで、「英語が上手い」という意味ではほぼ満点の人ばかりでした。そうすると、考えてみれば当たり前のことですが、英語がものすごく上手いか程々に上手いかといった相違はどうでも良くなります。大切なのは言っていることの内容であったり、話している人の人柄であったり、なのです。
勿論コミュニケーションを成立させるための英語力は必要です。特に研究者にとっては海外への情報発信、海外からの情報収集は非常に重要なアクティビティで、この分野で高い能力を持つことは大きな武器になります。武器としての英語の重要性は幾ら強調してもし過ぎることはないでしょう。
コミュニケーションができるという前提を満たしたうえで、お互い刺激に満ちた会話が出来る様、普段からアンテナを張って知識と教養を高めましょう。私の経験では日本の映画とか文学、文化について質問されることも結構ありました。黒澤明さんとか村上春樹さんの名前を知っている方は海外にもかなり多いと思っておいた方が良いでしょう。和食とか、着物とか、武道とかの質問もよくされると思います。グローバル化の進む現代だからこそ、日本語を大切にし、自分の母国の事をよく知っておく必要があるな、と改めて思いました。
新年明けましておめでとう御座います。
立命館に来て2年目、私にとっては昨年は非常に沢山の大切な出来事のあった年でした。4月には初の大学院生が入学して来ました。前期の学期中にはスコットランドで国際学会があり、研究室の学生さんが口頭発表を行いました。後期にはBKCで学会(シンポジウム:スポーツ工学・ヒューマンダイナミクス)を開催し、また鹿屋体育大学にもお邪魔させて頂きました。そして12月には研究室の一期生諸君が卒業論文をまとめて提出しました。
これらの出来事を通して私自身も非常に良い勉強をさせて頂き、素晴らしい経験となったと思います。立命館で仕事をさせて頂ける幸運に感謝し、最大限の良い仕事を続けていけるように今年も励んでいく所存です。
学生の皆さんも1月早々から卒論・修論・博論の審査会や中間報告会が始まると思います。のんびりするときは存分にリラックスし、仕事に取り掛かる時は気持ちをすっきり切り替えて良い成果を挙げてください。
今年が皆さんにとっても幸多い素晴らしい年となることを祈ります。
2015.12.25
Merry Christmas
本日はクリスマス、昨日はクリスマスイブでした。皆さんはどの様に過ごされましたか?私はいつもより多少早く帰宅したり、今朝子供達にプレゼントを渡したりしましたが他には特に変わらない2日間です。特に今年は大学が本日25日で御用納めになるため、何かと業務をこなしている間に夜になってしまった、という形です。
日本ではテレビドラマや映画等で「特別な日」とされる事の多いクリスマスですが、海外ではどの様に過ごすか、体験したことのある学生さんは居るでしょうか?私はこれまでアリゾナ州フェニックスで、そしてスコットランドのアバディーンでクリスマスを過ごす機会がありました。ニューヨークやロンドンのような大都市ではないので注意は必要ですが、そこで見たクリスマスは日本のそれとはかなり異なるものでした。
ダウンタウンでは殆どの店が閉っていたり、夕方4時とか5時とかまでの営業で、通常よりも遙かに淋しい状態でした。ごくまれにアジア系のレストランが開いていると、そこは逆に1~2時間待たないと入れない程行列していたりしました。友人に聞いたところクリスマスは「家族で過ごす日」と考えているとのこと。友達(彼氏・彼女?)と出かけるのではなく家族で集まってゆっくりする人が多い様でした。そういう意味では日本の大晦日や正月に近い位置づけなのかも知れません。
その他にも感謝祭、復活祭、spring break 等々、アメリカとイギリスに住んでいた時には様々なイベントを体験する事ができました。そういう意味でも留学は良い勉強になりますから、学生さんには強くお勧めします。
写真はアバディーン大学のクリスマスのライトアップです。ご覧の通りかなり落ち着いたライトアップで、派手に盛り上がるというよりは落ち着いた時間を過ごす、という雰囲気が感じられるのではないでしょうか。ちなみに後ろの建物は講義棟で、私もここで授業をしていました。1495 年に創設された大学ですので、殆ど全ての建物が非常に伝統のある重厚なものでした。
私はこれまで翻訳サイトを使ったことがありませんでした。英語の文章を読むのがそもそも好きでしたし、私が学生の頃には翻訳ソフトとかサイトが存在していなかったので身近に感じる機会もありませんでした。学生さんにも、最初は苦労しても自力で読み・書きをして実力を付けて欲しいので翻訳サイトの使用は勧めません。この種のサイトを使っている間は次のレベルに上れないと思うので、スポ健の学生さんには一切使って欲しくないと思います。
ですがそれはそれとして、どの程度のクオリティの結果が得られるのか?興味があったので実験してみました。
方法としては英文の記事(私の博士論文から改編・抜粋しました)を某翻訳サイトを使って「翻訳」してみました。以下がその入力と出力です。
【原文】
One of the most distinctive characteristics of human locomotion is bipedality. This is the only case in which full-time bipedal locomotion is observed in existing mammals. There is little doubt that human ancestors started walking on two legs rather than four between 5 and 3 million years ago, as this statement is supported by the evidence in fossils and footprints.
【翻訳】
人間の運動の最も特徴的な特徴の一つはbipedalityです。これは、フルタイムで二足歩行は、既存の哺乳動物で観察されている場合のみです。この文は、化石や足跡で証拠によってサポートされているように、ヒトの祖先は、400万5~3年前の2足歩行ではなく、開始ことは間違いありません。
【原文】
Research on prehistoric remains indicates the sudden appearance of a very unusual higher primate, one that walked on two legs rather than four, in the Pliocene epoch. These new higher primates, the australopithecines, first appeared in East Africa around 5 million years ago and in South Africa around 3.5 million years ago.
【翻訳】
先史時代の遺跡の研究は、鮮新世に、二本足ではなく4に歩いた非常に珍しい高い霊長類、1の突然の出現を示しています。これらの新しい高等霊長類、australopithecinesは、最初の約5万年前に東アフリカでと約3.5万年前に南アフリカで登場しました。
【原文】
Among all, the skeleton of Australopithecus afarensis A.L. 288-1 (better known as “Lucy”), recovered in 1974 from the Hadar area of Ethiopia, is by far the most complete record of locomotor morphology of early hominids currently available.
【翻訳】
中でも、エチオピアのハダル領域から1974年に回収された(より良い「ルーシー」として知られている)アウストラロピテクスafarensis AL288から1の骨格は、現在利用可能な初期の原人の運動形態のこれまでで最も完全なレコードです。
さすがにそれっぽい単語が並んではいますが、文章としては非常に読みづらく、全くダメダメな出力と言えるでしょう。そもそも「翻訳」というのは非常に知的な仕事だと思います。原文の意味を完全に理解したうえで、内容を翻訳先の言語の構造にあてはめなくてはなりません。また読者の前提知識や意欲、目的意識等を想定しなければ適切な翻訳はできません。現時点では翻訳サイト等のサービスはそのレベルに達していないと考えて良いでしょう。
語学を習得する一番の楽しみはコミュニケーションの幅が広がる事だと思います。読む・書く・聞く・話す能力を高めることでコミュニケーションできる相手の数も増え、意思の疎通も深まります。矢張りそのコミュニケーションは翻訳サイトやアプリに頼らず、自力でリアルタイムに出来る様になって欲しいと思います。ということで、皆さん、語学の力をつけましょう!
(写真は私が愛用しているシソーラス(類義語辞典)です。文章を書いていると、使っている単語がイマイチしっくり来ない、という事が良くあります。その際に類義語を調べてより良い表現を考えなおします。)
卒業論文の提出〆切りが来週に迫ってきました。今まさに追い込みに入っている4回生も多いのではないでしょうか。あと数日しんどい思いをする学生さんも多いと思いますが、頑張って良い論文を書き上げてください。
卒業後に「研究」とは異なる進路に進む学生さんが大多数な訳ですが、そもそも何のために卒業論文を書くのか?改めて考えてみましょう。学部のカリキュラム上はその意義を下記の様に定めており、シラバスにも記載しています。
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卒業論文は、4年間の学びの集大成として、研究成果を論文として作成する必須科目である。特に専門演習を通じて深めた問題意識を発展させ、新たな知見を得ることを目的とする。卒業論文を作成するためには、現在の研究の到達の状況を知るために参考文献にあたり、実験や実習を行うことで証拠を集め、これらの内容を考察した上で、文章として作成する必要がある。このような論文作成の過程で論理的思考力や客観的に物事を見る力、また継続・靭性力を高めていく。
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これを読むと、大学院に進学する学生さんは勿論、社会に出て行く学生さんにとっても重要な能力を培うトレーニングを目指している事が解ると思います。社会人として仕事をするにあたっても、
・課題を明確化する
・課題の解法を考える
・既存の知識を取得する
・証拠・根拠となる情報を収集する
・得られた情報に基づいて考察する
・上記プロセスを文章等で表現する
といった仕事を日常的に行う事になります。それをトレーニングする事を目指しているのが「卒業論文」です。
この意義と到達目標を念頭にあと数日全力で頑張ってください。
スポーツのトレーニングと同じで、しんどい時間の後には超回復が起こります。超回復を繰り返して強くなりましょう。
(写真は私が指導してきた学生さんの学位論文の一部です。)
大学に入学して以来最も良く読んで来たテキストを紹介します。「ファインマン物理学」です。ファインマン博士は言わずと知れた物理学の大家で、1965年にシュインガー博士・朝永博士と共にノーベル物理学賞を受賞しました。このテキストはそもそもカリフォルニア工科大学の授業用に編まれたものですが、世界中で膨大な数の研究者や学生さんに読まれています。
物理学のテキストは世の中に数え切れない程ありますが、この「ファインマン物理学」は類書とは一線を画する素晴らしい著作だと思います。大学での科目やカリキュラムとしての物理学ではなく、自然を理解するための物の見方、或いは自然を説明するための言語としての物理学をテキストにしている様に思えます。そのため章立てからして一般的な教科書のそれとは異なります。例えば第一巻「力学」については、
1章 踊るアトム
2章 物理学の原理
3章 物理学と他の学問との関係
4章 エネルギーの保存
5章 時間と距離
(以下 25章 線形の系とまとめ まで計25章)
という章立てとなっています。
またテキスト中の記述は普通の言語でされている部分が多く、意外と数式が出てきません。恐らくは物理現象の意味を理解する事に非常に重きが置かれており、数式はそのためのツール・表現方法の一つという姿勢が徹底されているのだと思われます。じっくりじっくり読み進めることで、説明されている現象のイメージが形成されていくのを感じます。それが最終的に少数の数式で系統立てて説明されたときに学問としての「美しさ」を感じるわけです。
そもそも古典力学においては、殆ど全ての法則が Newton の力学の法則から導かれます。例えば運動量保存の法則についても、エネルギー保存の法則についてもこれはあてはまります。そのため単純に多くの法則を個別に理解するのみならず、どの法則に立脚して他の法則が導けるのかを系統的に理解する事が非常に重要です。この観点から、ものの考え方や考える道筋を示す著作として「ファインマン物理学」は素晴らしいテキストだと思います。
バイオメカニクスをより深く勉強したい学生さんは是非一度手にとってみてください。読み込むには時間も体力も必要です。読破したときには明瞭なレベルアップを感じられる事でしょう。
2015.11.27
スポーツパフォーマンス研究棟@鹿屋体育大学
先日のトレーニング科学会大会の折に、鹿屋体育大学に作られた「スポーツパフォーマンス研究棟」を見学させて頂きました。様々なメディアを通して概要を見る機会はこれまでにもありましたが、実物を見学させて頂いて大きな感銘を受けました。今回のトレーニング科学会の参加者でも、スポーツパフォーマンス研究棟を見学するために来た、とおっしゃっている方が複数名いらした程です。
研究棟は遠目にも解る大きな建造物です。中には野球の内野、サッカーコート半面(フットサルコート一面)、テニスコート一面、50メートルの走路、等が配置されています。これらが全て研究用とのこと。
野球のエリアにはモーションキャプチャーシステムが配置されていました。またピッチャーマウンドの下にはフォースプレートが埋設され床反力を測れる様になっています。サッカーコートにはワイヤレスな位置測定システムがあり、複数の選手の動きをリアルタイムにトラッキングできます。当日は現地にはありませんでしたが、テニスボールの位置や回転を常時計測するシステムも使っている、との事でした。
50メートルの走路にはフォースプレートが並べて配置してあり、走行中の床反力を50メートル分全て計測出来るという物凄いシステムになっていました。例えばスプリント走の加速期に足で地面を蹴る力等を、このシステムを使えば常時正確に計測出来ます。ここならではの新しい成果がこれから出てくるのだろうなと感心しました。
その一方で我々の強みを活かして何が出来るか?というアイディアも湧いてきました。帰ってからアイディアを練って予備実験を行い、近々本実験に入る予定です。こちらの成果もまとまり次第報告させて頂きます。
2015.11.20
日本トレーニング科学会@鹿屋体育大学
先週鹿屋体育大学にお邪魔させて頂きました。11/12(木)に1コマ特別講義、11/13(金)に新しい実験施設を見学させて頂き、11/14(土)~11/15(日)が日本トレーニング科学会という充実した4日間でした。鹿屋体育大学にお邪魔するのは3度目ですが、今回は今までにも増して鹿屋や周辺エリアを見て回れたと思います。お世話になった皆さん、どうも有難う御座いました。この場を借りて御礼申し上げます。
今回は特に日本トレーニング科学会について書きます。スポ健からは非常に多数の発表が有り、プレゼンスを示せたと思います。私の指導する学生さん達も合計4件の発表をさせて頂きました。準備に際して大変お世話になった【忠】先生、fjmt先生、otk先生、sg先生、大変有難う御座いました。日本トレーニング科学会の一般発表は全てポスターです。皆それぞれ参加者の方からコメントを頂き、刺激を頂いた模様でした。学会発表は場数を踏む程発表にも慣れ、考え方も「研究者」のそれになって行きます。参加する度に現在の居場所を確認し、更に成長していくための糧としてください。
会場以外でも、今回はさつま揚げ・明太子・刺身・トンカツ・芋・焼酎等といった名産品を賞味する事ができました。学会は国内でも国外でも様々な場所で開催されるのでこういう楽しみもありますね。来年の大会(横浜)も楽しみです。
またそれ以前に9月にはBKCで日本バイオメカニクス学会が開催されます。しっかり準備して参加者の皆さんに喜んで頂ける大会にしようという思いを新たにしました。
久しぶりに留学関連の話題を。
私がアメリカの大学院に留学した際にはTOEFLの他にGREという試験を受ける必要がありました。どちらの試験も当時とは少し形態が変わっていますが、現在でも受験する必要があるのは一緒だと思います。TOEFLの正式名称はTest of English as a Foreign Language。つまり「外国語としての英語」です。要するにアメリカへ留学する学生が、大学での講義を理解し問題無く生活する英語力を備えているか?が問われます。それに対してGREの正式名称はGraduate Record Examinationで、ナカナカ適切な日本語訳を思いつきませんが、日本でいうところのセンター試験の大学院版、という感じでしょうか。英語のネイティブスピーカーでない事は全く勘案されず、アメリカの大学生と同じ土俵で受験しなくてはいけません。そしてその中にある「Verbal」の科目、つまりアメリカの大学生にとっての「国語」が、一般的な日本人にとっては最も苦労するところだと思います。
理由は、TOEFLでほぼ満点を取る実力を持っている人ですら一度も見たことの無いような単語が立て続けに出てくるためです。しかも文脈の中から意味を推定する事が難しい問題構成が多く、シンプルに膨大なボキャブラリーが要求されます。
私はこのセクションの攻略のため写真の「Word Smart I, II」を利用しました。GREに頻出する英単語をまとめた単語帳です。高校・大学受験等で使う単語帳のボリュームアップ版と思って頂いて結構です。
最初の2ページに掲載されている単語を列挙してみます。
abase
abet
abeyance
abjure
abomination
aboriginal
abound
abrogate
accede
accentuate
いくつ解るでしょうか(いくつ見たことがあるでしょうか)?
Word Smart I, IIを両方丸暗記すれば、大概の文章は辞書無しで読める様になることを保証します。英語の好きな方、留学を志す方は試してみてください。
「新しい文章力の教室」(著:唐木元)を読みました。車通勤の際に聴いたラジオ番組の中で絶賛されており、興味を惹かれたのがきっかけです。内容は大きく分けると二つで、(1)文章の構成方法について、(2)文章を読みやすくする工夫について、解説がなされています。
(1)については、解りやすい文章内容を構成するためにどの様なステップを踏んで行けば良いかが述べられています。面白い例えだな、と思ったのが、「丸太とノミでガンダムを作る事ができるか?」という話です。ガンダムのイメージが頭の中にある人でも丸太から削り出すのは至難の業でしょう。しかしガンダムのプラモデルを渡されれば、それを容易に組み立てる事ができます。それは既にパーツができていて、説明書があって、完成した際の図(プラモデルの箱の絵)があるからだ、と話が進みます。そしてプラモデルを作るときのように文章を構成するためにはどうすれば良いか?が提示されます。
(2)については文法的な側面からのアドバイスが展開されています。例えば下記の文章はどこがどの様に間違っているか、明文化して説明できるでしょうか?
誤1:4月15日から発売される。
誤2:最新情報を掲載し、グッズ販売のために公式サイトが開設されている。
誤3:この作品の大きな特徴は、ゾンビをモンスターとしてではなく、日常に存在する厄介事として扱っている。
上記の文、どれも違和感は感じると思いますが、何が間違っているか明確な言葉で言えるでしょうか?そして正しい表現に直せるでしょうか?卒論、研究計画書、ゼミナール大会等で文章の執筆に取り組んでいる学生さんが多いこの時期、改めて文章の書き方を見直してみてください。