[ Mon ] の記事一覧

2016.04.25

百黙一言

 先週、修士課程を修了したN塚君が研究室を訪ねて来てくれました。大学院をでた後に、医療機器メーカーに就職して、営業として頑張っています。現在は、本学部にも納入されている呼気ガス代謝装置のセールスを中心に、関西地域を営業しているようです。学会の企業展示も担当しており、スポーツ健康科学研究科での学びを、仕事でも活用できているように聞き、嬉しい気持ちになりました。


 写真のように、地元の銘酒をいただきました。「百黙」という名前がついています。ネットで検索しますと、「百黙一言(ひゃくもくいちげん)」という4字熟語がでてきました。意味は、普段、寡黙な人が、ぽつりと一言発する言葉は、鋭く的を射て、聞く者に強い感銘を与えるということ。この意味から考えてみると、じっくりと落ち着いて仕込まれた作品で、かつ鋭い味わいを持つ、ということでしょう。
 修了生から、「じっくり黙して考えて、切れ味のある一言で教育研究をしなさい」と宿題を頂きました。味わいながら、宿題に答えられるように黙考してみます。
 
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 先週、ゼミの3,4回生ならびにM1の合同でコンパがありました。3回生との親睦、これから世話になることが多いM1とも懇談することをねらいに4回生のゼミ長が企画しました。さらには、4回生のClean Water君が5月から10ヶ月ほどイギリスへ留学することの歓送も含めていました。Clean Water君は、愛知県の高校出身で、彼の恩師は本学出身で野球部でも活動していました。学生時代に出会い、大学院進学の相談にものったりしました。卒業生が教員として活躍し、その教え子にまた巡り会うことができ、“2代続けて”指導に関われるのは本当に素晴らしい出会いと巡り合わせです。さらに3代目まで続けば、と密かに期待しているところです。

【忠】

2016.04.18

Jリーグ・立命館 JHC教育・研修コース

先週の土曜日は、【Jin】先生とともに東京のお茶の水へ出かけてきました。

 表題にあるように、Jリーグと立命館が協力して、プロスポーツ界のスポーツエグゼクティブを育成する研修コース(1年間)をつくっています。その第2期生の開講式がありました。
http://www.jhc-ritsumei.jp/

 昨年は、【みち】先生がコーディネータを務めて、スポーツ健康科学部、経営学部、心理学部の先生方を中心に講座をもち、未来のスポーツエグゼクティブを目指す受講生と熱い授業を展開してもらったようです。一期生のコメントからもそのことが伺えました。

 第二期は、経営学部のstone崎先生をコーディネータとして、経営管理研究科、MOT研究科、スポーツ健康科学部を中心に担当いただき、Jリーグの事務実習を含めて、実践的かつ理論的な講習会のプログラムとなっています。


 このJHC教育・研修コースは、誰でもが入れるわけではなく、選抜されます。Jリーグ・チェアマン、本学の先生も面接に加わります。将来、Jリーグのチームマネジメントを担う可能性もありますので、厳しい観点から審査されます。村井チェアマン(写真 ©J.LEAGUE PHOTOS) が、語られた人事選考の基準は、①アート、②科学、③行動力、④胆力(メンタリティ)、⑤人間力でした。これらの観点からふるいにかけて選考されていたようです。さらに、プロスポーツのマネジメントに関わる行動規範として、「PDMCA」を掲げておられました。通常、Plan Do Check ActionのPDCAサイクルは良く聞きますが、DとCの間にMがあります。これについての説明は「M Missという意味であり、サッカーはミスの連続である。もちろん、人間もミスをする。ただし、許容する仲間であり、成長する仲間である。このことを頭に入れて行動することが求められています。」との説明でした。MissをMissで止めずにより良き改善へどのようにつなげるのか。その方策にも多くの選択肢があり、最善につなげるための評価と行動が求められることを示唆いただきました。開講式に相応しいお話しを頂きました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 バンコクでテニスコーチをされている沢田さんにお会いしお話しを伺いました。大学卒業後に会社勤務をされていて、どうしても再度テニスがしたくなり、オーストラリアへ行き、そこで世界ランキングに関わる大会に参加し、選手としての活動を終えました。そこから帰国のトランジットで立ち寄ったバンコクで、タイ選手権を観たときに、「凄い選手がいる!」と世界を観てきた眼でとらえた選手に惚れ込み、大会事務局に、「俺をナショナルチームに関わらせてくれ!」と直訴。認められて、そのまま、タイのナショナルチームに帯同。タイ選手権で観た選手は当時、世界ランク300位ぐらいだったが、最終的にはトップ10入り。アジア人では、錦織選手より早くトップ10入りした選手に育ったとのこと。現在も沢田さんはバンコクを拠点に、日本人ジュニア選手の育成に奔走中とのこと。前向きに、積極的に活動している方と出会うと、こちも元気になります。興味がある方は、下記を参照ください。
 http://masea.cloud-line.com/
【忠】

2016.04.11

春真っ盛り

各先生のブログにあるように、先週から授業が始まりました。
新入生にとっては、高校よりも1つの授業時間が長く(90分)、
かつ規模の大きい講義、小集団のアクティブラーニング、反転型の授業など、
高校で体験していなものも有るように思います。

学生の学びを深めることを念頭に、この間、
教学システムを練り上げてきた方法で授業実践していますので、
慣れる時間は必要かもしれませんが、しっかり学びの質を高めてもらえると確信しています。



春の良い時期となり、多くのスポーツもシーズンインとなっています。
本学の学生アスリートたちも各大会で活躍しています。
もちろん、本学でスポーツに携わる学生アスリートは、
学業との両立を果たしながら、

「立命館スポーツ宣言」

に掲げられたスポーツの文化的意義と価値を広める役割を担っています。
また、就職活動をおこなっている学年は、リクルートスーツでの活動が本格化しています。
自らのキャリアへ向けて、本格的な取組中です。
「働くこと」の意義も自らに問いながら、目指すべきところへと進んで欲しいと願っています。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週のブログで、学部・研究科のビジョンを書かせてもらいました。
そのビジョンに基づいて、『スポーツ健康科学プロフェッショナル』宣言を作成しました。
この文章の中身にも出てくる「プロフェッショナル」の行動指針は、次のように整理しました。

高い志・目標を持ち(integrity)
飽くなき挑戦(challenge)を
創意工夫(original)と
用意周到な準備・研究(research)

に基づいて
本気で、全力(effort)で取り組むこれらの単語の頭文字をつなげるとi-core(あいコア)となり、
我々の教育研究棟(integration core)のニックネームになります。
おかげで建物をくぐるたびに、このあいコア精神をリマインドすることができます。




2016.04.04

スポーツ健康科学部のビジョン

4月1日から2016年度がスタートしました。桜も満開となって新入生を歓迎しています。

土曜日の【智】先生のブログにあったように、4月1日に、学部の新入生歓迎式があり、学部教職員を代表して挨拶をさせてもらいました。


そのときに、立命館大学スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科のビジョンを話しました。昨年から教職員と議論し、この組織としてどの方向へ進むのか、志、想いを含めてビジョンとしてまとめたのが、

    ヒト・ひと・人を科学し
    プロフェッショナルとして
    未 来 を 拓 く


です。スポーツ健康科学という学際的で総合的科学として人間を扱うときに、アプローチは人文・社会・自然科学の全てからおこない、その知を統合した科学として追求し、その成果を人財養成、研究成果、社会連携(コミュニティ)、国際化へ展開して、未来を拓き、社会に貢献しよう、という意味を込めています。

その実現にむけて、本学部・本研究科に関わる学生、院生、教職員が一致団結してこのビジョンへ向けて進んでいくことを確認するために、『スポーツ健康科学プロフェッショナル』宣言 を一人一人に行ってもらうことにしました。宣言文に各自が署名し、その裏には夢・目標がかけるようになっています。新入生だけでなく、教職員の皆さんにも宣言してもらいます。

宣言文に署名することで、再度、気持ちを新たにし、そして目指すべき目標を文字で書いて具体化することで、その実現可能性はかなり高まることでしょう。スポ健ファミリーのみなさんが、望んだ目標を達成できることを心から願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

写真は、テニス指導が上手い事務室のTsuじさんが設置してくれた、立命館の会見用のボードです。新入生が撮影スポットに使えるように配慮してくれました。ちなみに、撮影されているのは新任助教のMasa先生です。みなさんも良かったら活用ください。

4月1日に【It’s me】先生からバトンを受けました。【It’s me】先生、6年間、本当にお疲れ様でした。今後も、教職員一同で、素晴らしい人財を育て、先端的な研究成果が発信し、社会から喜ばれるための素敵な組織・チームになるようにつとめて参ります。引き続き、学内外の関係者の皆さんには、ご支援とご協力のほどお願い申し上げます。
【忠】

2016.03.28

博士学位授与式

先週の各先生のブログは、卒業式のものが多かったですね。

教員として、教え子たちが学部、研究科での課程を修了し、その達成感と充実感を持って巣立ってくれるのは何より嬉しいです。これからの彼らの飛躍を心から願っています。

さて、今週のブログは、大学院博士課程学位授与式についてです。大学院開設から6年が経ちました。昨年は博士1期生から博士号取得者が2名出ました。今回は3名の博士学位取得者が誕生しました。左から土谷君、治郎丸君、佐々木君の3名です。博士号を取得するには、博士学位請求論文をまとめ上げなければなりません。スポーツ健康科学研究科では、そのための基礎論文を2編以上学術雑誌に掲載(もしくは掲載確定)されなければ、まとめることができません。投稿論文として基礎論文をまとめながら、研究として一定の領域を切り開いたものとして博士論文をまとめなければなりません。その過程全体を通じて、専門研究者として自立、独立できる力量をつけることになります。

写真の3名は、その自立研究者として認定され、これからまさに研究活動へ邁進していくことになります。いよいよこれからが研究者としてのスタートになります。同時に、自らの切り拓きたいフィールドを思い切り突き進んでいくことになるでしょう。大いに期待しています。

下の写真は、当研究室として初めての博士号を取得した治郎丸君です。総長と並んで写真を撮らせてもらいました。社会人院生として時間をやり繰りしながらまとめました。同時に、会社、家庭など多くのサポートをもらっていたことも本人が十分自覚しています。これから多くの方への感謝に応えるべくさらに研鑽してくれるでしょう。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
卒業式の日に、学部1期生がお祝いに駆けつけてくれました。彼が実験、データ整理を手伝ったO塚先生の研究が論文となり、その共著者にもなっています。論文の別刷を誇らしげに持っていました。今後のキャリアにも、生きてくるでしょう。
https://www.ritsumei.ac.jp/shs/news/article.html/?id=205
【忠】

2016.03.21

スポーツメティスンフォーラム

2016年3月13日(日)9:00-16:00 グランキューブ大阪(大阪国際会議場)で行われた、第7回スポーツメティスンフォーラム 「ランニングの医科学-下肢障害予防とパフォーマンスアップのために-」 にて、発表してきました。


写真の右は、今回の担当世話人として大活躍された熊井先生(奈良県立医大・教授)です。本学部の非常勤講師としてもお越し頂いていました。今回は、通常の参加者の倍以上の500名を超える参加者があり、大盛況でした。プログラム構成、内容ともに素晴らしかったため、専門家以外の一般の方の来場も多くありました。

さて、当方が発表したセクションは、「パフォーマンスアップに役立つ知識」のところで、長距離選手に関わる研究室のデータを報告しました。今回は、長距離選手のパフォーマンス(5000mのベスト記録)ならびにランニングエコノミーとアキレス腱の長さ、あるいはアキレス腱と下腿の筋を含んだ弾性特性との関係について話をしました。

いずれも関係性が認められましたが、筋と腱の形態だけで、パフォーマンス、ランニングエコノミーは決定されません。有酸素性能力、ランニングフォームなど複合した要素の総合的なものがパフォーマンスとして現れます。ですので、パフォーマンス向上にむけては、それぞれが興味のある特性にだけ注目するのではなく、全体像を総合的に俯瞰しながら、それぞれの特性がどのような影響を持つのかを見ていく必要があります。剣道でよくいわれる「遠山の目付(えんざんのめつけ)」のように、近距離であるところを焦点にしつつも全体をみておく、ということです。

大局観をもって物事を見ておくことは大事ですね。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
いよいよ、明日はBKCでの卒業式、修了式です。卒業生、修了生の一つの課程を修了した喜びと感激を学部教職員一同でお祝いします。
【忠】

2016.03.14

年度末

年度末のため、会議などがより一層多くなっている感じがします。授業はないのですが、その分、打ち合わせ、会議が多くなっています。


事務局の皆さんも同様で、入試業務などが一段落したと思えば、これから卒業式、修了式にむけての準備、そして4月1日に新入生を迎える準備にと、まさに年度末を感じる働きぶりです。

でも、卒業式、修了式でみせる学生、院生の喜びと達成感、そして来るべき次のステージへの夢と希望と同時に少しの不安。思いっきり羽ばたいて欲しい、と切に願います。また、4月1日に希望に燃えて入学してくる新入生。まさにフレッシュな風をおこしてくれます。彼ら彼女らの成長を後押しすることを喜び、そして鍛え上げる責任があります。このようなことを考えながら年度末の準備を過ごしています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
まだまだ寒い日が続きます。くれぐれも風邪を引かないように注意ください。特に、卒業生・修了生は、大きな節目を万全の体調で臨んでください。
【忠】

2016.03.07

順天堂大学訪問

先日、順天堂大学の「さくらキャンパス」を訪問してきました。

みなさん、「酒々井」という駅名を読めますでしょうか?日本には色んな地名がありますが、今回の訪問で初めて目にした地名です。読み方は、「しすい」です。さくらキャンパスの最寄り駅が、京成酒々井駅です。いま、ワープロで “しすい”とタイプしたら“酒々井”とでました。凄いですね。

ウィキペディアによれば、この町名は親孝行息子の井戸から酒が湧いたという酒の井戸の伝説に由来する、そうです。いずれにしても珍しい地名で、むしろ記憶に残りやすいですね。

さて、今回の訪問は、「スポーツ健康科学部」と同じ名前の学部を有する順天堂大学と立命館大学が、昨年、大学間の学術交流協定を締結しました。そのきっかけは、COIアクティブ・フォー・オール拠点として、両大学が協力して研究を進めているところにあります。
http://www.activeforall.jp/



まずは、同じ学部名同士で連携を図りましょう、ということで今回、現地を訪問して、順天堂大学の先生方と懇談させてもらいました。その懇談の中で、今年の夏に本学スポーツ健康科学研究科で行う特殊講義(夏期集中)にて、海外より著名研究者 Stuart教授を招聘しますが、そのときに順天堂大学院生に聴講してもらい、院生同士の交流を行うこと。2017年度、単位互換科目の開設検討、2017年夏のプログラム、インターンシップ検討。また、学部では順天堂大学が計画している国際記録会に本学部精が参加もしくはインターンシッププログラムとして関わる。さらには、課外プログラムとして、順天堂大学で開催される陸上記録会開催に当たってのボランティア協力、記念対校レースの検討(種目限定)など。
 両大学の名前は、孟子に由来しているところも共通しており、縁を感じます。この縁を大事に、学生の成長のきっかけにしたいと願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 先週の火曜日は、年に2回行っている学部の教職員が一堂に会してのFD研修会を丸一日かけて行いました。教学、研究、進路、将来構想などについての意見交換を行い、情報共有、方向性の共有をはかりました。大事なことはこのような機会をもち、学部・研究科の未来を語り、実行プランを練ることである、と教職員の熱心な議論をみて再認識しました。
【忠】

2016.02.29

特許

今日は、閏日(うるうび)ですね。4年に一度、季節と暦の調整のために、2月29日が追加されます。この閏日がある年は、閏年で、4年に1回のオリンピック・パラリンピック・イヤーとなります。

スポーツの祭典であるオリンピック・パラリンピックでは、アスリートが最高の舞台で最高のパフォーマンスを発揮するために、最善の準備をします。その準備には、最新のスポーツ科学が導入されているのはご存じの通りです。最新の研究成果に基づいたトレーニング、コンディショニング、栄養などとともに、サポートするテクノロジーも急速に発達します。特に、最近の生体センシング、ICTの技術は目覚ましく、スポーツ分野でも大いに活用されています。

このようなテクノロジーの開発には、多くの知的財産が含まれており、代表的なものが「特許」です。ご存じのように、「発明」という人類の叡智への貢献に対して敬意を払い、一定期間その権利を行使できるものです。もちろん、一定の年数が経過すると特許で示された叡智は、人類共有の財産となります。


では、特許として認められるにはどうすればよいか?大学で働いている人は特許を出せるのか?
もちろん、大学の研究者も特許は出せます。論文と同様、特許も研究業績です。それだけでなく、世の中に実装されて活用される可能性が高くなります。

立命館大学では、職務発明として特許を申請する場合、「リサーチオフィース」が窓口になってくれます。まず、このようなアイデアで、このような内容で、このようなことができる、というレベルから相談に乗ってくれます。基本的に、特許申請するためには、学会発表、論文発表したものは出せません。なぜなら、学会発表、論文発表は公に内容を周知するものであり、周知された段階で、人類共有財産となります。もちろん、これも素晴らしい社会貢献です。ただ、自らの叡智を広める手だてとして、特許を取得するためには、「公知の事実」となる前に、申請をする必要があります。つまり、出願を行います。そして次の段階で公開されて、類似特許、既に先行事例があるかどうかなどが審査され、その上で審査が通れば、特許として許諾されます。ですので、出願してから最終の許諾までには、通常1年から数年かかります。

今回、特許の話しをしたのは、この間にポスドク、助教という若手の先生がたと研究を進めていて、あまり特許について、具体的なことを知らないということに気づきました。この間、何人かの先生には積極的に出願するようにそそのかしています。このような経験を積んでもらうことも、若手研究者にとって大きな力になると考えているからです。

特許として出願された研究が、数年後に大きく世の中に貢献してくれることを心から期待しています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
直接会って話すことが大事なことだ、と改めて感じる機会が先々週のハワイ、先週の会議などで強く感じました。そのため、30分しか会えなくても人は遠くまででかけていくこともあります。TV会議は発達して、同一時間帯に議論はできるようになりました。でも、やはり直接対話ができるというのは違いますね。
【忠】

2016.02.22

ハワイ大学訪問

先週の火曜日の夜の便で、ハワイに入りました。
英語での交渉に堪能な【聡】先生、【敦】先生との同行でしたので、
安心した訪問が出来ました。

時差の関係で、現地の火曜日の昼に到着し、
夕方に、ハワイ大学のインターンシップのコーディネイターとしてお世話になっている、
Kaori 先生と Yukiya 先生とビジネスミーティングを持ちました。

翌日の水曜日は、ハワイ大学のKRS(department of kinesiology and rehabilitation science)の
Chair Dr. Murata をはじめ大学院、国際関係のオフィスからも集まって頂きました。
ちなみに、Dr. Murata は adapted PE(アメリカで認定されている障がい者体育)の権威で、
特にハワイ諸島関係に卒業生を多く送り出しているようです。
本学部の【明子】先生も adapted PEの資格をお持ちです。

 今回のメインのミーティングの目的は、以下のような内容でした。
1.現在行っているハワイ大学とのインターシップ(夏2週間、春1週間)のプログラムの継続、
2.大学院の共同プログラムの検討、
3.その他としてハワイ大学のATプログラム(大学院のコース)へ本学部卒業生の受け入れについて。

1については、問題なく次年度も興味を持って進めたいとの返事を頂きました。
2についても、2017年度に大学院生を日本に連れて行く計画があるので、
その時期に同行する先生が、スポーツ健康科学研究科で集中講義を行ってもらうことも検討し、
将来的にはco-teachingできる共同授業の開発を議論していこうとなりました。
また、研究については取り組めるものは積極的に相互に進めようということになり、
教育研究の共同化について大きな前進がありました。

木曜日は、理工学部がハワイ大学と行っている4週間のインターンシップを見学させてもらい、
プログラムコーディネーターと理工学部のパルス教授と懇談させてもらい、
本学部学生の参加の可能性、内容の検討をさせてもらいました
(こちらの詳細は【敦】先生のブログで紹介されています)。

金曜日の昼に帰国便にのり、土曜日の夜に帰国しました。
短期間でしたが、密度の濃いミーティングが出来ました。
それも冒頭に述べたように、アメリカの教育システムを熟知し、
本学のインターンシップを理解し、さらには語学力が素晴らしい【聡】【敦】の先生のおかげです。
お二人のような人材を育てるのが、本学部の「グローバル課題」への解答です。



<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
今回のアメリカ入国の折に、荷物の抜き打ち検査にあいました。
聞くところによると100人に二人あたりをランダムサンプルするようです。
ハワイでは2回目です。他のところでも2回ほどありましたので、
当たりやすい表情をしているのでしょうか!? 
それから驚いたことに、着いた日の昼に、
時差ぼけ解消のためにビーチを歩いていると、
修士を修了した卒業生がビーチでゆったりしているところに遭遇しました。
お互いにびっくりです。
【忠】