皆様いかがお過ごしですか。
忠先生が、スポ健で快挙がありましたとこの稿で書かれておられましたが、
その快挙 を成し遂げたスポ健生を紹介したいと思います。
今回紹介したい学生は、Daichi 君です。
(写真中央が、Daichi 君です。左は、スポ健開設以来
大学院担当で頑張ってくれ、今期から衣笠へ異動となった
Tamaki さんです)
彼は、Kiyoshi 先生のゼミ所属の三回生ですが、
この度、難関で知られる 公認会計士試験 (合格率約10%)に合格 しました!
今年、立命館の三回生で、公認会計士試験に合格したのは彼だけとのことです。
今回、そんな Daichi 君にインタビューしました。
Q: 「まずは公認会計士試験合格おめでとうございます。」
A: 「ありがとうございます」
Q: 「公認会計士とは、どんな仕事ですか?」
A: 「公認会計士は、経済の番人とも呼ばれていて、
大手企業の財務諸表や内部統制をチェックする仕事です。」
Q: 「そもそもスポーツ健康科学部に入学して、
公認会計士を目指そうと思ったきっかけは何ですか?」
A: 「中学の時はテニス、高校ではサッカーと、スポーツが好きだったので、
立命スポ健に入学しました。もともとは一回生の時に、
スポ健の授業である「簿記入門」を取ったのがきっかけです。
授業を受けて簿記三級に合格したのですが、三級では履歴書に書けないと言われて、
エクステンションセンターで行われていた簿記講座を受講しました。
その時の講師の先生に、『スポ健初の公認会計士となって、
スポ健の星になってみないか』と言われ、公認会計士を目指そうと思いました」
Q: 「どうやって試験勉強したのですか?」
A: 「BKCキャンパスで開設されていた公認会計士講座
( https://www.ritsumei.ac.jp/extension/accountant/ ) を受講していました。
学期中は、月〜金の18:00-21:00まで講座で学んで、
休み中は、ほぼ毎日10:00-13:00まで講座を受講して、
それからは自習勉強をこなしていました。」
Q: 「一般的に公認会計士試験は3000時間以上勉強が必要だと言われていますが、
一日どのくらい勉強したのですか?」
A: 「講座を受講したのは1回生の12月からですが、2回生の初めに
過去問を集中的に解く講座があってその成績が振るわなかったことから、
8月くらいから本気で気合いを入れました。
合計では、3000時間弱集中的に勉強したと思います」
Q: 「将来は、どんな公認会計士を目指しますか?」
A: 「周りに起業したいという学生がいるので、
『夢のサポート』をしたいと考えています。
大手のクライアントの監査で経験を積んで、
将来的にはベンチャー企業の支援をしたいです」
Q: 「受験生、後輩へのメッセージをお願いします」
A: 「人との関係、周りとの関係、講師との関係が重要だと思います。
私も、周りからの支援があって、試験勉強が厳しい時も支えてもらっていました。
人との関係が一番重要なので、大切にして下さい。
またスポーツ健康科学部だから「簿記」は直接関係ないから取らないのではなく、
企業に就職するにせよ簿記を取っておいて損はないので、
ぜひ可能性を広げるという意味で簿記に興味を持って下さい」
日本のスポーツ健康科学系の学部で「簿記」を開設しているのは、
立命スポ健ぐらいだと思います。
普通、「スポーツ健康科学部で簿記?」と不思議に思う人が多いと思うのですが、
マネージメントの学びに簿記の知識が重要であるとの信念から、
学部設置以来、「簿記入門」を開講しています。
スポーツ健康科学は、「ヒトを中心として、遺伝子から社会まで」を扱う
文理融合の学際的な研究分野です。
今回、Daichi 君が、スポーツ健康科学から「社会」への
新たなアプローチを生み出してくれました。
ぜひ受験生の皆さんやスポ健の後輩学生も、
続いていってもらいたいと思います。
それでは、また。失礼致します。
良い休日を
敦