[ Wed ] の記事一覧

2015.12.23

栄養教育論成果発表会。

<RecOだより 142>
栄養教育論の授業では、グループワークとして、対象に合わせた栄養教育媒体を作成します。
条件は、A3裏表のスペースに、対象に必要な栄養・食生活に関する情報を内容を具現化したレシピと共に形にすること。紙の使い方は自由です。

今年の対象は「ジュニアアスリート」。
各班、選択したアスリートに対し最も有益な情報を、対象者が最も興味を示す形の栄養教育媒体に仕上げます。
その成果発表会が先週から始まっています。
先日の中間発表会では、例年に比べ少し仕上がりが遅かったので心配しましたが、杞憂でした。

わくわくする成果の一例を、ご紹介します。

クリスマスを前に、イチゴのショートケーキを模した折り紙。


開くと、体型管理に気を使うために栄養バランスを崩しがちな、ジュニアフィギアスケート選手へ向けての栄養、食事に関するメッセージが、クリスマスデザインで、わかりやすく整理されて、ぎっしり詰まっていました。


裏面は、フィギアスケート選手のための、クリスマスケーキのレシピと、その工夫したポイントや素材の力を、写真やイラストと共に、丁寧にまとめてあります。



一方、こちらは、世界で活躍する女子相撲選手がメンバーにいる班の成果物。



かわいい女子相撲選手の紙相撲と土俵。その裏は・・・



力士のちゃんこの意味や必要な栄養情報と、女子相撲選手に向けて考え尽くした、ちゃんこ鍋のレシピを写真とともに掲載。

どちらも中身がぎっしり。
こんなクリスマスプレゼント、選手がもらったら、うれしいですよね。

他にも紹介したい想像以上の力作がいっぱい。
ごちそうさまでした。

明日、クリスマスイヴ、残り半分の班の発表も楽しみです。
3限(13時〜)ラルカディア102、興味のある方、ぜひ覗いて見てください。
ab


<今週の別腹>
先週ご紹介した、SOYDELI〜京の豆戦士〜。
生協の立命館グッズとして登場です。プレーン、チョコに加え、更においしくなった抹茶も間に合いました。
クリスマスプレゼントとしても、いかがでしょう?


2015.12.16

SOYDELI〜京の豆戦士〜Rマーク入り発売。

<RecOだより>
 以前よりご紹介している、京都の老舗の皆さんととことんおいしさを追求して作り上げたアスリートスイーツ
 SOYDELI〜京の豆戦士〜。
 吟味した材料で、大豆丸ごとの粉で作った、フィナンシェです。
 一本で大豆60粒分のたんぱく質を取ることができます。

 この度、Rマークの入ったフィルムに包まれて、各キャンパスの生協に再登場です。




 今は、プレーンとチョコのみですが、定着すれば、更においしくなった抹茶も並ぶはずです。
 別売りですが、こんな箱もありますので、お好きな本数をパッケージして、おみやげにぜひご利用ください。



 今日はこのアスリートスイーツSOYDELIのミーティングの日。
 RecOからまた、いろんな可能性が生まれる日です。
 びわ湖放送さんから「滋賀経済NOW」の取材も入ります。
 放送日が決まりましたら、またここでお知らせします。

 アスリートスイーツの新たなる展開、どうぞご期待下さい。
 ab

2015.12.09

「食とスポーツを育む会」第4回指導者セミナー。

<RecOだより 140>

 RecOを拠点に、滋賀県・京都府の中学高校運動部指導者が自主的に運営する「食とスポーツを育む会」が年一回主催する、若手を中心とした指導者に向けたセミナー。今年で4回目となりました。
 今年のテーマは
 「障害・故障と食の関係を探る」
 ー障害・故障を防ぐ食のあり方、障害・故障からの復帰を目指す食のあり方ー
と題し、会員皆さんからお声がけいただき34名が参集しました。今年は中高教諭、管理栄養士の他、社会人チーム指導者、チアリーディング指導者、医師、理学療法士、スポーツファーマニスト(薬剤師)等、多方面からの参加者の集いとなりました。

 第一部では「障害・故障と食の関係ー特に疲労骨折の予防と対処について」と題し、スポ健D院生kさん、Iさんから、事前行なったアンケートの結果報告、疲労骨折についての先行研究と食の関係についての発表、会員からの具体的な事例報告が行なわれ、これらについて参加者全員でディスカッションが行なわれました。



 第二部はこれらの発表、ディスカッションを受けてのグループワーク。疲労骨折を中心とした、障害・故障と食の関係のみならず、障害予防のための練習方法やトレーニング、早期発見のための指導者の工夫等々、各班それぞれ、白熱した議論が繰り広げられました。



 この結果も受けて、食とスポーツを育む会では、年明け、2月27日(土)14〜16時半、BKC(コラーニングC109)において、第4回食スポシンポジウムを開催します。
 今年のテーマは「食べて美しく。食べてたくましく。〜成長期アスリートの食を考える〜」。
中学・高校生アスリート、男女それぞれの食に関する課題について、ソフトボール、野球、シンクロ、競泳等、様々な事例から考えます。
 毎年、県内外のジュニアアスリートの保護者、指導者を中心に200名を超えるご参加をいただいているシンポジウム。今年もどうぞご期待下さい。

<今週の別腹>
 私の研究テーマである「地元の食材で地元のスポーツを育む」活動の一環で、草津市の農家、アグリケーションさんを訪問。
 築地の市場でも取引されている、自家製堆肥をベースに土作りをし、森のように微生物が活発に働く環境を整えて丹念に栽培した「養土育ねぎ」のアグリケーションが、次に手がけているのがこのさつまいも。
焼き芋にすると皮染み出た糖分が表面でカラメルの様に焦げとなり、ジューシーな甘さの中身と一緒に食べると絶品です。
「ぜひRの焼き印をつけて、生協で販売を!」 と考えてしまいました。



ごちそうさまでした。
ab

2015.12.02

2024滋賀県国体記念講演会。

<RecOだより 139>

 11月21日(土)大津市のびわ湖ホールにおいて滋賀県体育協会主催の2024滋賀県国体記念講演会が開催されました。
 昨年、一昨年に続き、今年で3回目となります。
 今回は、来る2024年滋賀国体の開催を控え「スポーツが持つ力」を見つめ直し、その力で地域を活性化するためには、いま何が必要なのかをテーマに、記念講演講師としてお迎えした、スポーツジャーナリストの二宮清純さんと共に考える講演会となりました。

 第一部はまず、札幌医科大学名誉教授、武田秀勝先生より「運動が心身に与える影響」と題し1)運動と健康づくりの関係 2)心地よい運動と脳の関係 3)笑いと免疫能の関係 4)楽しい食事と免疫能の関係 についてそれぞれの研究成果の報告があり、続いて記念講演として、二宮さんより「勝つリーダー・負けるリーダー」について、ラグビー日本代表のヘッドコーチを努めた、エディ・ジョーンズ氏や川淵三郎氏を例に、21世紀のレガシーを残すリーダーとしての3つの条件として、情熱(Passion)理念・使命( Mission)行動(Action)を掲げ、その重要性についての話がありました。

 私はその後のパネルディスカッションに参加させていただき、スポーツの力で地域を活性化するために何が必要か、をテーマに先生方と共に話をさせていただきました。
 想像以上に色々な発見があり、有意義な時間を過ごさせていただきました。
 この詳細につきましては、後日毎日新聞の紙面にて紹介される予定です。

 素敵な時間を、ごちそうさまでした。
 ab

2015.11.25

アグリビジネス創出フェア2015。

<RecOだより 138>
 11月18〜20日、東京ビックサイトで開催された、アグリビジネス創出フェア2015に、研究成果物を2点出品しました。

 一つは立命館大学ブースにて、アスリートスイーツとして開発した、SOYDELI。



 写真に入っていただいたのは、リサーチオフィスでスポ健ご担当のMさん。
 一緒にアスリートスイーツSOYDELIを創出していただきました。
 いつもありがとうございます。
 今回は紹介ビデオも作成して、紹介をいただきました。
 サンプルが全てなくなる大盛況で、大手コンビニ、百貨店関係から問い合わせをいただいたとのこと。

 SOYDELI、今はネット販売のみですが、12月初旬には「R」マーク商品として、大学、付属校生協でも再登場となります。
 同時に学内のいくつかの部活動で補給食としても導入される予定です。
 
 アスリートの補食として、立命館のお土産として、ご利用いただけるとうれしいです。
 現在、アスリートスイーツ第2弾も開発中。こちらもどうぞお楽しみに。

<今週の別腹>
 もう一つの研究成果物は志摩市のブースにて。
 あかもくのレシピの紹介です。


 
 レシピ集の完成はまだですが、撮影を終えたレシピの一部を紹介しました。
 正面上に漂うきれいなあかもくの写真も、先日レシピ撮影時にJeroさんが撮影したものです。
 こちらの出来上がりもご期待下さい。
 ab

2015.11.18

WCBF少年野球教室。

<RecOだより 137>

 先週末、今季最後のJA全農WCBF少年野球教室開催のため、佐賀県佐賀市に行ってきました。



 WCBF(World Children's Baseball Foundation )は、王貞治(理事長)とハンク・アーロンの提唱により、野球を正しく全世界に普及、発展させ、世界の青少年に友情と親善の輪を広る趣旨から始めた、世界少年野球大会(第一回大会は1990年ロサンゼルス市で開催)を契機に設立された財団です。

 
毎年開催している世界大会にはおよそ15の国・地域から約150名の少年少女が参加。これまでに日本やアメリカ、カナダ、プエルトリコ、台湾で開催されています。

 また財団では、この世界少年野球大会の他、全国各地で少年野球教室や指導者講習会を開催しており、
JA全農共催の野球教室は今年で26年目とのこと。
 私も世界大会期間中の指導者講習会や、このJA全農野球教室等に関わって、20年以上になります。



 今まで、こんなふうに、かわいい球児達と記念撮影へは毎回参加しつつも、自分の写真を撮ったことはほとんどなく、今回初めてあいコアの掲載を相談したところ「どうぞ、どうぞ」と理事長からもご快諾いただき、紹介することにしました。


 
 JA共催の野球教室では、毎回色々な地元の農畜産物の紹介があり、今回は佐賀牛の牛丼や佐賀みかんの試食ブースも出展。上の写真はその関係者の皆様です。
 
 私が担当するのは、球児と一緒に来場した保護者の皆さんを対象に開催する栄養学講座。



「その土地で育った食べ物が、その土地の球児を育てる」
 この意味を、栄養学の視点からじっくりご紹介するセミナーです。
 お母様方にもJA全農よりお茶や卵のサンプリング提供があり、これ程、野球と食を身近に感じる事のできる野球教室は他にないと思います。
 実は、先週ご紹介した「キャリアセミナー」でお世話になっている雪印メグミルクのG部長と最初にお会いしたのもこの野球教室でした。
 スポ健ができるだいぶ前の出会いが、今のRecOに繋がっている事をとてもうれしくとてもありがたく思います。

 今年6月末、この教室は滋賀県大津市でも開催されました。
 こちらの様子は既に財団のHPにレポートが掲載されていますので、是非ご覧下さい

<今週の別腹>
 


 王理事長の誰に対しても丁寧、真摯なご対応、お人柄がにじみ出る立ち居振る舞いに、いつも魅了されています。
 佐賀の幸、佐賀牛のために作られたワインを素敵な会話と共に皆さんといただきながら。
 せいろの湯気のような、ふんわり温かいひととき、ごちそうさまでした。
 ab  

2015.11.11

キャリアセミナー。

<RecOだより 136>
11月10日(火)16時半より、大阪ガスさんとメグミルクさんのご協力により
第4回RecOキャリアセミナーが開催されました。
大友副学部長ご挨拶の後、第一部の開催です。

大阪ガスY様より、会社説明、RecOスタジオ誕生並びにスポ健との関わりについての説明の後、ご自身の社会人としての実績をお話いただきました。



その後「社会人として必要な力」についてグループワーク。5つに分かれたそれぞれの班には、大阪ガス、メグミルク各社の社員の方々と、既に進路が決まった4回生がファシリテーターとなって参加(なんて贅沢!)



たくさんのキーワードをグループに分けて、その意味について話し合い、各班の発表会。



これからの就職活動に向けて、色々な発見があったようです。

そして第2部「大人のたしなみ〜チーズとワイン」。
メグミルクGさんより、ご持参いただいたチーズと資料を前に、チーズについての深いお話。


さらに、大阪ガスFさん、ワインエキスパートの資格を持つYさんより、ワインについて深いお話。
そして、それぞれのを合わせてのテイスティング。

ワインとチーズに負けない、大阪ガスさんとメグミルクさんの深い深いお心遣いを、今年もじっくりと味合わせていただきました。

今年は、メグミルクから、スポ健の前身とも言える、サービスマネジメントインス(経済/経営学部)の唯一の海老ゼミ、ゼミ長のH君がOBとして参加してくれました!
後輩となるスポ健3回生の熱心な質問に、丁寧に答えている姿、H君、大人になったね(感涙)。

参加者からも「あまり考えずに参加したけど、こんなに内容の濃いセミナーとは!」等々、想像以上の感想が寄せられました。
みなさま、本当にありがとうございました。
ab



2015.11.04

アメジストセイジ。

<RecOだより135>
びわ湖大津館イングリッシュガーデンのアメジストセイジ。旧びわ湖ホテルを背に圧巻です。


セイジはハーブの一種。フランスでは疲労回復や、胃を守るために古くから乾燥した葉をわかした赤ワインに入れてしばらく置いたものをグラスに一杯のんでいたとのこと。
紅茶と一緒にセイジ茶にしたり、お湯に煮出してうがい薬にもできます。
家庭でも簡単に育てられるようです。時々、庭先でも見かけますね。

さて、こちらもハロウィン。本物のカボチャ。迫力です。

ハロウィン、いつの間に、こんなに定着したんでしょうね・・・。

<今週の別腹>
さて、ハロウィン、みち先生はパンプキンケーキ(あ、去年?)のご紹介でしたが、
こちらは、近江神宮近くで購入した茶団子。本店は宇治駅前。
「お茶!」を満喫できる、小さな串団子です。一本45円。
手前から抹茶、ほうじ茶の団子と、奥は、こちらも小ぶりな、抹茶大福(この抹茶餡も「お茶っ!」です)と、季節の大福(マスカット)。



ごちそうさまでした。
ab

2015.10.28

華麗なる5連覇。

<RecOだより134>

 既に皆様ご存知の通り、
 10月25日(日)に仙台市で行われた第33回全日本大学女子駅伝対校選手権大会にて、女子陸上競技部が史上初となる5年連続10回目の優勝!

(↓2015年10月26日 京都新聞朝刊の記事 左は1面記事)


 abゼミ3回生、大森 菜月さんの1区大会史上初の3年連続区間賞から始まり、2区の関 紅葉さん(経済1回生)、3区、加賀山 恵奈さん(スポ健1回生)、が4区、池本 愛さん(スポ健3回生)と区間賞が続き、5区、太田 琴菜さん(スポ健2回生)は区間新記録! 最終6区、和田 優香里さん(スポ健2回生)もプレッシャーに負けずに区間賞。スポ健生大活躍! 
 史上初となる全区間区間賞獲得での5年連続、大会新記録での見事な通算10回目の優勝でした。
 キャプテンの菅野さんを始めとする、チームの皆さんの笑顔と、ヘッドコーチ十倉さんの「チームみんなが成長してくれて、いい顔で走ってくれました」と選手に負けない笑顔のコメントも印象的でした。

 おめでとうございます!
 記録等、詳しくは、大学HPのPICK UPをご覧下さい。

<今週の別腹>


今年も、うんしゅうみかんの季節となりました!
クエン酸、ビタミンC、機能性が注目されるβクリプトキサンチンを含む、冬の頼もしい存在。
携帯のしやすさから、アスリートの必需品でもあります。
今年もたっぷり味わいたいですね。

写真ですが、6人の選手を前に、後ろに支えるたくさんの皆さんを表そうと、並べてみたのですが・・・おいしく食べた後で、数が全然足りませんでした。
すみません・・・ごちそうさまでした。
ab

2015.10.21

リユース食器。

<RecOだより 133>
とても良いお天気が続いた先週、週末には各地で色々なイベントが開催されていたようですね。

イベント会場で、こんな食器を目にするようになりました。
この写真のコップのマーク、ご存知ですか?



 リユース<Re-use>食器。

 各地のイベントや、スポーツ観戦の会場で販売されている、飲食物。最近は「B級グルメ大会」「○○食の祭典」など、それぞれの地域の食を紹介するイベントや、スポーツ観戦時にそれぞれの選手をイメージしたメニュー等、その種類も増えてきました。そこで使用されているのは、使い捨て容器が主流となっていますが、これからのイベントは、ごみを減らして環境に配慮したいもの。
 そのための3つの対策、①発生の抑制(リデュース)、②再使用(リユース)、③再生利用(リサイクル)の推進が求められています。

  その取り組みの一つである、リユース食器は、使い捨て容器の代わりに導入する、繰り返し洗い、再使用する食器を総称。屋外で使用することが多いため、落とし時、割れにくく、鋭角的に割れない素材として、柔軟性に富むポリプロピレン製 のものが多いとのこと。ポリプロピレン製の容器は耐熱温度が120℃、耐冷温度は-30℃と、色々な食品への利用が可能で、かつ、50回程度の再使用ができる耐久性があるそうです。

 またリユース食器には、自治体から払い下げられた給食食器の再使用や、バイオプラスチック(地上の植物(今は主にでんぷんや糖質の多い、とうもろこしやさとうきびが中心とのこと)から作ったプラスチック)製の食器も。種類もコップの他、どんぶり、皿、椀、小鉢から、箸、フォーク、スプー ンもあるので、これらカラトリー類で、目にしたこともあるかもしれません。

 今回のイベントでは、コップを返却すると、50円が返金されました。
 お店で買う時の「ありがとうございます」で終わらず、食器の返却時のお互いの「ごちそうさまでした」「ありがとうございました」の笑顔が行き交うイベントには、昔、瓶の返却をしていたころの懐かしさと共に、野外での新しい「おいしさ」の誕生を感じました。
 ごちそうさまでした。  

 RecOでも「食から環境を考える」いろいろな取り組みを行なっています。
 これも大切な「スポ健の視点」にしたいですね。

<今週の別腹>
 土、日二日間で大津港で行なわれた「大津ジャズフェスティバル」は今回で7回目。
 今年も大盛況でした。


 最終日、夕焼けの琵琶湖を背(写真では真っ暗ですが)に、
素敵な演奏をいただきました。
 暮れる空には太陽と交代するように三日月の光が。
 素敵な夕暮れ、ごちそうさまでした。
 ab